1. 心の砂地#
  2. 『あなたの好きなもの遍歴』
2025-01-28 47:40

『あなたの好きなもの遍歴』

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《あなたの好きなもの遍歴、つまりはあなたの美学についての話を聞かせてください。》ゲストにポッドキャスト番組『⁠別冊うつつばなし⁠』の川端さんをお迎えしております。「好きなもの遍歴」と題しまして、どのようなものを好きだったのか、いまの自分が美しいと思うことが、どこで、何によって形成されていったのか、という話をしております。今回はそれぞれの「好きなもの遍歴」メモを共有し、収録しました。家庭、漫画、演劇、「サブカル」、お笑い、忘れてしまった熱量……。カルチャーとの関わりや周囲の影響。あなたはどんな遍歴を辿り、いま、どんなものを美しいと思っていますか?

◆川端七成 (かわばた・ななせ)

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98年生(早生まれ)。漫画とお笑いが大好き。文学フリマなどにも出展しています。人生のバイブルは椎名軽穂先生の『君に届け』。ポッドキャスト番組『別冊うつつばなし』配信中。


・『別冊うつつばなし』

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【架空の雑誌『別冊うつつばなし』の編集部員たちが、ネタ集めをする過程をお届けする番組。いろんなものに「うつつ」を抜かしながら、つらい「現実(うつつ)」をやさしく、楽しく過ごすためのカルチャー誌です。】


《ー芸術について僕が思うのは、それはスーパーマーケットで買い物をするようにアレとコレを買ったからカゴの中はこうなるというものではなくて、アレもコレも買ったけど結局は向こうから走ってきた無限大がフュッと忍びこんで決定的な魔法をかけて住みついてしまったどうしましょう、というようなものではないかということだ。》(小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』ライナーノーツより引用)

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00:00
シャークくんです。今回は、ポッドキャスト番組、別冊うつすばらしの川端さんにゲストとして来ていただいております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お久しぶりです。
今回はですね、好きなもの遍歴というシリーズ、シリーズ何のかわかんないんですけど、その人の好きなものの遍歴というものをですね、
川端さん、僕はバタヤンって呼んでますけども、バタヤンのどんな好きで育ってきたのかっていうことを聞いてみたいなと。
あとまあ自分でも書いてみたりしたんで、バタヤンが気になるとこがあったらそこも自分で話しながら、どんな感じのね、好きなもの遍歴を辿ってきたのかっていうことを喋っていければなと思っております。
はい、なんかシャークさんは仲良くさせていただいてから好きなものが盛り盛りある方だなというイメージがすごいあるので、改めて聞いてるのめっちゃ嬉しいです。
そうね、なんかね、心のすなしじゃもうテーマテーマではいろいろ喋ってるんだけど、喋らない話もあるけど、結構自分の中で大きいものとかって多分あったりとかするよね。
わかります。
簡単になんだけど、ラレッズみたいな年代別のメモみたいなの作って、それをお互い共有してるっていう状態で今収録してるって感じでございますが、
これ難しいんが、たとえばこれ幼少期からってずっと始めたら一生できるんやけど、
そうですね。
初恋の話とか言われて幼少期の話されたらすごいなえることない。
あります。そういうことじゃねえんだよっていう。
実際、たとえばすごくダサいもの好きだったりとか、それはそれで味のある話なんで、
それはそれでね、今思うとダサいなんで好きだったんだろうって思うものを見つめるっていうのも面白いし、そういう話もできたらなと思うんだけど、
好きなものの話が聞きたいっていうのは、ようやくするとあなたの美学についての話を聞きたいっていうことを僕は聞きたいなと思っていて、
だから自分が今美しいと思うものがどうやって形成されてきたのかっていう話っていうところにフォーカスを当てて今日はやっていきたいなと思っているという感じでございますね。
そんなところなんですけれども、バタヤメモの中に好きなものがなかった瞬間が人生の中でほぼなく日常になっているためいざ列挙しようとすると逆にないみたいな現象って書いてあるんですけど、
この感覚がすごく僕もよくわかるなと思って。
嬉しい。改めて自分の好きなものを今回話すにあたっていろいろ列挙したんですけど、思い出すことが多くて、そういえばめっちゃ好きだったのになんで忘れてたんだろうみたいなものがいっぱいあって、
食べる、寝る、好きなものみたいな異色獣の中に組み込まれすぎてて、すごい忘れてるものが多かったなっていうのをめっちゃ思いましたね。
僕も全く同じような感覚になるというか、書けてないやつでもたぶんもうちょっとたどったら絶対あるはずなんだけど、なんかないなみたいな。
03:01
そうなんですよ。
とか思ったりとか、あとは自己紹介とかで何が好きなんっていうことをパッと言いたいんだけど言えないみたいな現象って僕もあって。
わかる。好きな漫画何?って聞かれたときに、選択肢がありすぎるから、逆にえっとみたいなつまんない人みたいになっちゃう。
はいはいはい。難しいんだよな。
めっちゃ難しい。
だから結局今流行ってるものとかの話にしたほうが早いから、オーディション番組の話しちゃうっていう、今だったらタイプロの話しちゃうっていうのが起きると思ってて、
それはそれで今起きてることに対して感謝もあるし、その話もしたいから全然いいんだけど。
そうわかる。
あるよね。
小学生の頃から今日に至るまでブリーチが一番好きですみたいな人ってキャラ付けとしてすごくいいじゃないですか。
ブリーチの人になるみたいなのがすごい私的に羨ましくて。
わかるよ。
でも逆にそういう人って逆にブリーチ以外はあんまり見てないみたいなパターンが多いんですよ。
確かにな。
だからそうなりたいけどみたいな複雑な気持ちありますね。
わかるわかる。
多分それ世代感もあって、僕が91年生まれで、バタヤンが97年。
そうです97の学年です。
6つ違うからそこの世代感みたいなのも多分すごいあって。
僕の時とかってまだメディアが少ない。
テレビ雑誌もまだあるみたいなところとかと流行ってるもんみたいな。
携帯サイトでありウェブが出てくるっていうのがあるけど、
それでもまだみんな均一的なもんを見てるんやけど、
6つ違うと多分そこの感覚だいぶ違うっていうか。
そもそもコミュニケーションとしてのツールみたいなもんで、
好きなもん、カルチャーっていうものがどういう距離感にあるかっていうのも違ったりもするんだろうなみたいなことは思ったりもするんですけどね。
具体的にどうかっていうところで言うんですけど、どうかな?
なんかすごいシャークさんの遍歴を読んでて、
シャークさんは本当なんか生まれた時からカルチャーに囲まれて育ったんだなっていう感じがすごいしました。
でも正直書いてそうだとは思うよ。
すごい羨ましくてそれが。
僕のメモは小学5年生から始まるんですけど、
いっぱいあるんだけど、小5になった時に、
いわゆるバンドをやり出すきっかけみたいなのとかが始まってるから、
今も好きだから、結構そう言われてみたらすぐラッキー。
だったけど、言ったらでも本屋さんとかも近くにないし、
すごい田舎のところだったから、だから逆にのめり込みやすいみたいな。
はいはいはい、そっか。
06:00
っていうラッキーさ。
ご両親がもうめっちゃ映画とか音楽とか本とか好きだったっていう感じ?
全然全然。
親父がオーディオ好きだったけど、音楽は全然詳しくないし。
そんなパターンがあるんですね。オーディオ好きでもみたいな。
うちの親父くらいの世代、今60、半ば70くらいの人ってオーディオブームっていうのがあって、
言ったらでっかいステレオとかスピカ作ったりみたいな、マジで流行った世代っていうのがあるのよ。
へー、そうなんだ。
音楽がすごい大きいもんだったからそういうんだったんだけど、
そのソフト、音楽の中身に関していろんなものがめっちゃ詳しいかっていうと全然そうでもないっていうか。
へー。
どっちかっていうと機械オタクっぽい感じの人だったかな、親父は。
そうなんですね。両立しないというパターンがあり得るんですね。
そうそうそう、っていうことがあり得るんですよ。
おかんもどっちかっていうと、2人とも大阪のど真ん中の出身の人だったから、感度としてはもしかしたら高いのかもしれへんけども、
でも、いつも本読んでるとか漫画読んでるとか、おかんとかは多分忙しすぎてなかったし、
親父の棚からおかんの棚からみたいな、本棚みたいなのはあったけど、そういうもんではなかったかな。
へー。
でも姉が2人いて、4つ上の姉からの影響っていうのはかなりあるわ。
何がお好きだったんですか、お姉さんは。
これはでも漫画、少女漫画と、ボーイズラブ、あとはビジュアル系とか。
あ、じゃあなんかこうオタクって感じですね。
あ、そうそう、わかりやすくオタクっぽいカルチャー。
うんうんうん。
なんかそういう姉ちゃんが買ってる漫画、姉ちゃんの棚にある漫画、姉ちゃんが借りてくる漫画とかは結構転がってたから、
そういうのですごい読んだり、流行ってるもんも、ちょっとディープなもんも。
テニスの王子様の同人誌とかも、そこでそういう風化があるんだとは知ったから。
すごいですね。
私逆に、両親も全く音楽も本も映画も全く何も好きじゃないというか、趣味がない人、典型的なだったのと、
2個上の兄がいるんですけど、兄も全く同じタイプで、だから家に本棚がないみたいな家庭を育って。
で、兄ちゃん本当に読まないから漫画とかを。
私がその中学生の時に、スケッドダンスとか青のエクソシストとかを読んでたら、
お前オタクじゃんとか言って、すごい軽蔑的な発言を受けたことがあって、
っていうぐらいノーカルチャーの家で育ったので、
なんかよく親の影響でサザン好きですとか、
そういう人見るとすごい羨ましいなって思うんですよね。
確かに確かに。だからユーミンとか、それこそ今シティポップみたいな感じで言われるものの音楽とかって、
09:05
親父が聴いててとか親父のレコードがあってみたいな感じで、
っていう都会の子っていうのは結構存在してるなってすごい思うし。
そうですよね。
っていうのはあるよな。
そうね。だから書いてくれてるとこで面白いなと思ったのは、
そのディズニーやジブリ、ハリーポッターやセーラームーンなど、
必修科目系はごっそりないっていう。
そうなんです。親が見せてくれないというか、
親が多分何見せていいかわからなかったのか。
そうね。
なんかそういうのは見せられなかった。
どうですか?今は僕の中ではバタヤンは漫画がすごい好きな人っていうイメージがあるんですけど。
はいはいはい。そうですね。漫画がすごい好きな人です。
一番やっぱ漫画が小さい頃に触れて今もより好きが深まってみたいなもんで。
そうですね。一番は漫画で。
一番最初に読んだのは本当に私たちの世代そういう人多いと思うんですけど、
キラリンレボリューション。
はい。キラリンレボリューション。
そう。初めて読んだんですけど。
だからチャオの世代やんね。
そうです。で、多分チャオ派が多かった世代。
多かった世代やんな。
めっちゃモテ委員長とか、見るもデポンとかその辺がやっていた時。
当時目玉がものすごいでかくなっていってる時のチャオ期。
まさに。
だよね多分ね。
キラリンレボリューションはアニメも多分2006年ぐらいからやってるはずなんで、それも見てる?
見てました。だからバラライカとか。
バラライカとかね。
ド世代ですね。
℃-uteの大きな愛でもとなしてとか。
はいはいはいはい。そうですね。
当時キラリンレボリューション読み始めた時は、漫画が読みたいっていうよりは、当時の将来の夢が女優だったので、
芸能界の女の子の漫画として読んでた。
そのキラリ、自分のことキラリだと思って読んでたみたいなところはあるかもしれない。
これ俺ちょっと思うんやけど、今のリボンとかチャオはどうなってるのかわからんけど、この芸能者ってあるよね。
ありますね。
少女漫画の一つの方として。
うん、確かに。そうですね、私の時は結構。
でも今で言うとあれかもですね、自分が芸能人になるってよりは、芸能人と恋愛するとかのは増えたかもしれない。
ああ、になってんのか。
そうね。夢が女優だったっていうのは、ドラマ見てとかそういうわけではなく、なんか女優だったんですか?
そうですね、なんかとにかく目立つことが好きだったので。
ああ、そういうタイプだったのね。
人前で歌ったり踊ったりみたいなのが、すごい好きだったので。
言ったらでも、ヒラリン・レボリューションは必修科目でもあるよね。
そうですね、もうみんな読んでるって感じでした。
プラス女優っていうものもあって、みたいなところって感じか。
そうです。で、なんかチャオから年代的に流れてくるじゃないですか。
12:01
上がってくるよね。
で、だいたいチャオの後に、別冊マーガレットとかに行く。
別冊マーガレットだろうな。
もう亡くなっちゃったんですけど、当時チュチュっていう、チャオのお姉さん誌みたいなのがあったんですよ。
もう休館になっちゃったんですけど。
で、チュチュをめっちゃ読んでて、そこに矢渕優先生っていう方が結構ご活躍されてた年なんですけど。
そこで初恋しなんっていう作品があって、それが漫画家目指してる女の子みたいな話だったと思うんですけど。
そこに漫画編集者のお姉さんが出てきて、そこで漫画編集者という仕事があることを知ったんですよ。
っていうのをめっちゃ未だに覚えてて。
でもなんかそういうのって結構デカかったですよね。
意外と教えてくれへんか。
そうなんですよ。
どんな仕事があるってことを学校とかでやったりはするけど。
だからなんか小学生のタイミングで漫画編集者っていう仕事があるよっていうのを知れたっていうのはある意味運命的な出会いだったかもしれないとは思いますね。
なんか今そういうお仕事をしてるので。
なるほどね。じゃあもうまさしく自分の今の美学に通じるもんっていうのが矢渕優先生の作品からあったっていうのは結構あったかもしれないね。
あったかもしれないです。出会ってなかったらみたいなのはあり得ますよね。
それもバタヤムはプロフィールとかにも書かせてもらってるんやけど一番のプロフィールに書く漫画って君に届けって書いてるよね。
そうですね。
その辺は?
君に届けはそれこそ小学生終わって中学生になった時に別札マーガレット時代が私たちの世代では到来するんですよ。
その時たぶん伝採されたのが別マだと君に届けとか高校デビューとかだったんですけどその2つは私の中で今でもすごい好きな作品で
君に届けに関しては当時はもうただただ胸キュンストーリーとして読んでたんですけど
今読み返すとすごいなんかヒューマンドラマ寄りな恋愛物を書いてるなっていうことに気づいたのでなんかダブルで面白いなっていう感じで今一番好きな漫画としてあげてるって感じなので。
でもプロフィールに書く作品としていいよね君に届けて。
そう言ってもらえて嬉しいです。
知らねえってなんないし。
確かに確かに。
割と深く漫画読んでる人の中でも君に届けていい作品だよねっていう感覚もあるし。
私それこそ小学生の時からコツコツ漫画を集め始めてたぶん高校生の時のタンプレーとかに本棚を作ったんですよ。
高校生のタンプレーにカラーボックスを6個ぐらい買ってもらって。
おかしいだろ。
3段じゃないですかカラーボックスって。
15:01
それを横にして中央に仕切り入れると8段になるんですよ。
それを重ねて巨大本棚を作ってその中に1000冊ぐらい入れてたんですけど。
買っては増えてっちゃうからパンパンになるから定期的に入れ替え作業をするんですよ。
起きるよね。
やっぱ当時の本棚と比べたら9割ぐらいは入れ替わってるんですけど。
やっぱ君に届けは読み始めてから今日までずっと目に見える位置に置いてあるっていう感じです。
30巻ぐらいあるよね。
そうですね。
それでも残り続けて。
勝ち残り続けた結構数少ない作品ですね。
君に届けは僕とかはすごい直球の漫画、そこそこルネッサンスじゃないけどやってきたみたいな衝撃だったの。君に届けって。
そうです。なんかもうタイトルから全部の少女漫画そうじゃんって思うじゃないですか。
名前負けしない内容というか。
4つ上の姉の影響を受けてるから、僕とかってやっぱりリボン主観なので。
ちょっと背伸びしてる感じと、暗めの話も多かったのよ。小花先生とかが描いてるような作品とかって。
で、ちょっと背伸びして見てるで、そういうのでクッキーとかの作品とかが。
ちょっと大人だね。
大人だねっていう。それこそナナがやってるっていうのはめっちゃでかいんだけど。
で、ナナっていう衝撃があって、そういうのやってる中、君に届けがドンって来た時に。
いやもうこういう直球が結局みんなでワイワイをやる最高だよねみたいな感覚があるなって高校生の時思った。
読んでる時に。
多分君に届けで始まった人もいるけど、僕からするとすごい直球の新人みたいな感覚。
別マがすごい洗練されてるルネスさん好きだったなっていう感じの。
かなり前世紀な気がします。あの時期が別マの。
と思うね。
今は結構デザートとか別触れとか高段車系の少女漫画の方が来てるので。
シーが強いんやんね今はね。
そうですね。
ちなみにシャークさんは漫画とか本とかは結構シャークさんの中で軸になってるなみたいな感覚ってあります?
あるし、結局心の砂地あってても一番ずっとやってる特集って漫画特集で。
そのイメージありますね。
でもこれは僕のバランス感覚みたいなのもあるし、それこそ少女漫画の特集をやってるんやけど、昔の漫画から。
自分が好きなことと他の人がこれやってるなって消してった結果、少女漫画が残ってんだよ、僕の中で。
そう、少女漫画について語る人全然いないですよね。
18:02
いないのよ。
めっちゃ思います。
漫画でも進撃の巨人とか、ハンター×ハンターとか、ジャンプの門とかっていろんな評論も出るし、呪術回戦とかそうだし、語ることにすごい向いてるし、それをやってる人とかそういうのを軸にした評論本とか出るんだけど。
そうですね。
少女漫画ってなかなか出ない。
本当に思います。
今の富山由紀子先生とかが結構少女漫画評論とかですごく面白いもの書いてるなと思ってるし、すごいいいなと思ってるんだけど、っていうのはあるかな。
なんかね、もっと語られてもいいですよね。
そうそう、漫画の中でも少女漫画が一番僕の世代でやってる人もいないし、語りとして、批評として必要なんじゃないかなと思って選んでるっていう感覚はあるかな。
うん、恋愛感の変化とかも見えますもんね、少女漫画って。
そうだね、面白いし、でもそれこそさ、君に届けも、青原井戸とか高校デビュー青空ヘルとか、あとは佐紀坂先生のストロボエッチとか。
そうですね。
とかって、めっちゃ売れててめっちゃみんなが読んでたはずなのに、誰もそこについてちゃんと喋ってないって結構めっちゃもったいない。
え、今度やりましょうよ、それの。
と思ってて。
全然語りたいけどな。
僕としては、まず矢沢あいだろみたいなところがあって、だから、矢沢あいの評論から始めるっていうところで、ココスナーの評論も始まってるんやけど。
本当に好きなものとやってないのの消した結果みたいな、音楽語ってる人いる、映画語ってる人いる、そういうの消してった結果、漫画かな。で、漫画の中でも少女漫画かな、みたいな。
わかります。年々少女漫画の本屋さんの売り場の広さが年々小さくなってってる問題が。
小さくなってて、商業BLはめちゃめちゃ増えてる。
そうなんですよ。BLも大好きなんですけど、BLに侵食されてるんで今、少女漫画売り場が。
わかるわかる。
ちょっと辛いですよね。
それこそ僕世代とかが背伸びしてたね。
面白い少女漫画みたいなもんって、オンブルーとかでやってるとか、そういう感じになってるっていうか。
読みたい漫画みたいなのがBLに移行してるなみたいな感覚はあって、でもそっちは結構好きな人も語る人も一生懸命いるから。
そうなんですよね。フィール・ヤング・オンブルーは語られやすいと思いました。
そうそう。やっぱそこはやりたいけど、まあまあ僕が選んでもいいかみたいな感じで、結局昔のもんとか。
昔のもんが好きだし、っていうとこからやってることが多いかなって感じかな。
なるほど。
心の砂地。心の砂地。
最近の私を作ってるっていう意味では、やりたいなと思ってるのは演劇について喋ることなんですよ。
21:05
はいはい。めっちゃ見ますもんねシャークさん。
最近はもう毎週基本的には行こうみたいな感じでやってるんですけど、
バタヤの中で演劇っていうものがどういう感じであるのかなっていう話をちょっと聞きたいなと思うんだけど。
結構今見るのは小劇場でやっているような演劇が多いんですけど、実は演劇をすごい興味持ったきっかけって2.5次元なんですよ。
私高校生の時からずっとハイキューが好きで、ハイキューキャラだったんですよ。高校から大学にかけてっていうくらい好き。
ハイキューキャラでやってた時期がちゃんとあるんですね。
やってた時期があるんですけど。
大学生の時に菅健太さんが主演してた、もう初演の初演のハイキューの舞台、いわゆるハイステが始まって、それを見に行った時にめちゃめちゃ衝撃を受けて、
原作の世界観がそのまんまで、役者さんとかもすごいいいし、よく2.5で舞台俳優さんハマったっていう方めっちゃ多いと思うんですけど。
それもあるんですけど、私それ以上に演出だったりとか、舞台装置みたいな方にすごい惹かれてしまって、舞台側からの景色見たいみたいな気持ちになったんですよ。
バンドやりてーみたいなことやもんね。
そうそうそう、そうですそうです。
っていう気持ちになって、当時2年間かけて演劇作りますみたいなプロジェクト、一般の演劇団体のプロジェクト募集してるのを見て、ちょうど大学2年とかだったんで、
じゃあ2年だったら4年までに終わるなと思って応募して受かったので、2年間そこの演劇をやるところで演劇勉強してたんですけど、
ワークショップなんで自分でお芝居したりとかして、劇場劇場のエチュード出たりとかしてたりとか、
あと衝撃場B1でやった舞台の演出助手とかやってたりして、やっぱその下北界隈の演劇のユニットだったんで、
おのずと情報が入ってくるようになって、そこのやつ面白いよみたいなの聞くようになって、そっからじゃあ見てみようって言ってみるようになって、
めっちゃ面白いじゃんと思って今も好きっていう感じ。
面白いね。だったら大学2年生だから20歳とか、ある程度大人になってからガツンと新しく始めたことでっていうことやんか。
そうですね。でも小学生の時から、それこそさっき目立つの好きだったみたいなのに繋がるかもしれないんですけど、
ヤマハ音楽教室のミュージカルコースに通ってて、
そんなんがあるんですね、ヤマハで。
そうなんですよ。あってそれでミュージカルっぽい舞台に小学校高学年ぐらいの時に出演するみたいなのをやってたりしたので、
24:05
5、6の時に小学校の演劇クラブ入ってて、そこで脚本書いたりみたいなことをしていたことを忘れてたんですけど。
確かにそうだな。思えばみたいな。
思えば。なので元々演劇みたいなのは興味があった上で、大人になって改めて見たら面白いみたいな感じで、っていう感じですかね。
そうなんですね。ちょっと話戻るけど、さっきの言ってた演劇のプロジェクトみたいなんで、今映す話をやっている2人とも出会ってるってことですね。
そうなんです。
必殺映す話の作りにもそういう演劇のそういうことがあったっていうね。
のわりには演劇の話しないんですけどね。
逆にっていうのはあるよね。
ちなみにシャークさんはどういうひっかけでめっちゃ演劇見るようになったんですか。
なんだったんだろう。でも半分仕事の関係で演劇をやっている団体さんとかのところに出入りするようになってからかな。
関西だし、それこそ下北沢小劇場っていうのは界隈がある。
下北にはライブハウスとかよく行ってたからめっちゃ通ってたんだけど、下北で演劇見たのって本当に2、3年前が初めてみたいな。
いや、でも1回、2回くらいは行ってんのか。でもそんな感じ。誘われて行ったとかって感じだった。
自分でチケット取ってみたいな、そんなんで。
で、なんかポツポツ行くようになって。
これも本当僕のバランス感覚の話になるんやけど、今東京に住んでる意味みたいなこと考えたりするわけ。
30代になってくると。
で、そこでやらなければ、そこでしかできないことをやらなければならないって思ったときに、東京に住んでるんだったらそこでしか見れないもの見なあかんよなみたいな。
っていうので考えた結果、演劇やっぱりいっぱい見といた方がいいなってなったよね。
でもずっと東京暮らしでも、その感覚はわかります。東京住んでるし、ある程度社会人でお金もあるから、せっかくだったらヒリヒリする体験したいなっていうのがあって、毎劇見たりとか。
それこそ映画とかもそうですけど、行ったりしますよね。
いやそうよ、やっぱね。もうちょっと詳しく聞きたいんやけどさ、いわゆる2.5次元舞台みたいなもんと、下北沢衝撃場的なもんって、大きな乖離があると思ってて。
そうですね。
客層も基本かぶってないし。
全然違いますね。
それはさ、配給の演劇とか見て、そういうもんに移行するっていうときに、別に何のあれもなかったのかな?
そうですね。言われてみれば全然普通にいけて、そもそも漫画が好きだったりとか、物語みたいなのがすごく好きっていう前提があったので、まだ見ぬ話を見れるならもう何でもいいみたいな。
あー、でもそうか。ジャンルが違うからあれやけど、バンドやりたいって、アジカンとかバンプとか好きでも、バンドやるってなったらちっちゃいライブハウスで休むもんな。
27:04
そういうもんか。
ちょっと気を使って言葉を選ばないといけないんですけど、2.5次元界隈のファンの方々とちょっと馴染めなかったっていうのはあるかもしれないです。
2.5というもののこの正義感というか、独特の文化圏に今なってる感っていうのは難しいよね。
そうですね。衝撃場界隈の居心地が良かったっていうのはありますね。
あー、でも分かるなー。それこそライブハウスとかもそうなんだけどね。下北山のライブハウス出てる人らのバンドの居心地の良さと、ちょっとカメラ引いてみると何やってんねんって感じで、それが気にくいみたいな感じに見える感じっていうのも、これはもう演技にも置き換えられるしっていうところもあるんだろうなー。
原作ありのドラマよりも、ドラマオリジナルのやつの方が好きみたいな感覚ともちょっと似てるかもしれない。
あー、いやでもそれは結構いいこと言ってるかもな。俺も基本さ、やっぱ原作ありのドラマちょっと見る気なくなるもんね。
うんうん。原作読めばいいじゃんってなっちゃいますね。
うん。オリジナルが見たいなっていう気持ちになるもんな、全てにおいて。
そうなんです。アニメとかもそうですよね。アニメ化するなら、アニメでしかできない表現みたいなのを見たいのに、なんかあれ、そのままじゃ意味ないなーみたいなのはあるかも。
あるかもね。
しかも、僕は深夜アニメとかって結構でかい存在だったと思うんだけど、何も書いてないんだけど、その辺って、どっかで多分アニメに対して熱くならなくなった時期があるのね。
うんうんうんうん。
だから2000年代って、それこそ僕らとかって春日とか直撃だから、もうその深夜アニメの革新的なやつ全部ちゃんとリアルタイムで見ていってるみたいな感じはあったんだけど、
どっかでなくなってて、でも多分それって、そのアニメが正直その一番新しいものと一番クオリティが高いものみたいなのが変わっちゃったっていうか。
確かにね。
窓かマギかとかって、新しいもんだったと思うのね。
はいはい。
100%アニメで最先端だったけど、今って呪術回戦のアニメが一番すごいと思うけど、呪術回戦の話をもう一回見てるやんか。
そうなんですよ。だから私も窓マギを多分中学生でリアルタイムで見てた世代なので、
2011年。
そういうオリジナルの面白さみたいなのをずっと追求してるから、それこそあの彗星の魔女とかは結構喰らいましたね。
最高。
でもやっぱあれもガンダムっていうでかいIPが保証してるから攻めてみるとか。
確かに。それはそうですね。
あるよな。
でもやっぱシンテっていうのは評価したいから、オリジナルの作品っていうのは頑張ってみるようにはしてるんだけど。
いや、わかります。
30:01
でもそれってやっぱ名前がある人か、どっかでっかいIPがあるかっていうものしかちょっと出てこなくなっちゃってるのかなっていうのが、
アニメの数多いけど熱くなれてないってそういうとこなのかな。
マジでそうだと思います。
でも呪術回戦のアニメはめちゃめちゃ面白いんでみんな見た方がいいと思います。
いや、ほんとニッキー最高ですよね。
ニッキーね。ぜひみんな見てください。
アニメの方がすげえっていうのが起きるっていうのが。
そう、なんかアニメって業界を読むことなんだなって思いました。
そのアニメ化のアニメ。
いや、ほんとそうね。
まあ、なんかそういう楽しみ方はできるんだけどな。
そうですね。でもやっぱ原作には勝てないっていう前提がどうしても。
っていうのは思っちゃうよね。
そうですよね。
あとはまあちょっといろいろ喋れるんやけど、サブカルみたいなもんへの距離感みたいなのちょっと聞いてみたいなと思ってて。
いや、なんかよくサブカルだよねって言われるんですけど、恐れ多いと思ってて。
はいはいはい。
私全然サブカルには程遠いんですよ。
私の中でシャークさんってもう真のサブカルの方だと思ってるから。
そんなことはないんやけど、オールドスタイルのサブカルでできた人っていうのを目指そうとしてる不足はありますよ、僕は。
なるほどね。そうですよね。
でも私も全然岡崎京子とか読んで育ってないので、キラリンレボリューション読んで育ってるので。
あのね、それもむずくて、みんなそうなんやで。
そうですか。
みんなそうなの。だからどういう匂いを出すかっていうだけの話じゃん、それって。
あー、なるほどね。
ちょっと初めの前提に戻ると、やっぱその中でもキラリンの方が自分の中で大事かって言えるか、
大人になってから殴られた岡崎京子に今の俺にとって大事かっていうのをどっちを出していくかっていう。
その説明を上手くできる人はまとえるみたいな話だとは思ってるんやけどね。
そっかそっか。
そうね、僕はサブカルって言われると、それをあえて引き受けようとしてる説はあるんやけど、古き良きオタクでありたいみたいな。
あー、なるほどね。
たぶん私がサブカル育ちじゃないっていうのがコンプレックスにつながってて、
なんだろう、フジファブリックとかナンバガーとか聞いてないし、逆に日誌のカナとかミワを聞いて育ち、
携帯小説の魔法のアイランドの赤い糸とか恋空を結構自分の中のバイブルとして育ってきて、
大学生ぐらいからバイト先の先輩にサブカルを叩き込まれて、その中で全部はハマらなくて進められたサブカルに。
でもポツポツ、あ、いいかもって思ったものを突き詰めていったのが今みたいな感じなので、
その様相だけを見たときにサブカルっていう印象になりやすいのかなっていう気はしてますね。
33:02
まあでもみんなそうなんだけどね、本当は。
まあそうですよね。
みんなそうよ。それこそインスタとかTikTokで流れてきた岡崎ひょうこだったりするし。
あーなるほど。
聞いてて気になったのは、これあかんかったなってやつちょっと気になるんですよ。
そのサブカル道場があったわけよ。
はいはいはい。
そのときにさ、たとえばたぶんパンパン屋の漫画とかってイケだと思うのよ。
そうですね、大好き。
いろいろあるやん。いわゆる本物のガロとか、そのマルオスエヒロとかになったときにちょっとこれきついみたいな。
私、アキラを何回読んでも入ってこないですよ、内容が。
アキラね。
そのでっかいオシャレな全巻セット買ったんですよ、あるじゃないですか、サブカルの家に。
僕たちの世代は全員ないとあかんかった。アレとナムシカはないとダメでした。
そうですよね。
あれ何回も読もうとするんですけど、アレが入ってこなかったのと、アレとハチミツとクローバーも何回も全巻買って何回も読めないんですよ。
ハチクロダメか。
そう、めっちゃ好きになりたい気持ちはあって、何回も本当に挑戦してるんですけど、本当に内容が入ってこないんですよ、何回読んでも。結構これコンプレックス。
3月のライオンも難しい?
3月のライオンは好きなんですよ。
確かに俺らの時でも上の人のものではあったんだよ。
そうなんだ。
ちょっと上なのよ、本当は。
そうなんですね。
でもクラシックになってるから全然、みんなブックオフとかで全巻買ったやつを私のもんだって思ってるみたいな感じだったんだよね。
なるほどね。
でもあきらは正直ね、俺ら世代のもピンときてないよ。
そうなんですか。
それは意外でした。みんな大好きなのかと思って。
いや、大友克洋は正直僕ら世代はみんな分かってないと思う。
そうなんだ。なんか安心しました。
大丈夫です。逆にドームとかあきら以前のやつの方が多分いけんねん、本当かもしれない。克洋って本当は。
そうなんだ。
そのハイウェイスターとかその短編書いてるやつとかの方が多分好きだったりするんじゃないかなとか思う。
僕も家にあきらなくてあきら以外の漫画全部あんねん。
そうなんだ。
アイコンになってるけどわかんないみたいなやつはあるよね。
あとなんかこうファッションあきら好きみたいな人がすごい多いからみんな好きって錯覚してるのかもしれない。
なんかこう元ネタ知らないであきらっぽいTシャツ着てる人めっちゃいるじゃないですか。
そうね、ブートのね。
私も大学生のとき持ってたし。
あるよね。あとあのパルペフィクションのTシャツとか。
あの頃の映画のね。
あとニルバーナーとかもね。
ニルバーナー。今高くなってるからな。
いやでもまあそういうの面白いよな。あきらやっぱおもんないって。
あきらおもんない。
36:01
あきらおもんないってちゃんと言った方がいいみたいな。
お釈迦さん的にはどういうサブカル街道をたどってきたなっていうのはありますか?
いやでも結構コツコツと。
でも自分だったらもちろんヴィレッジバンガードあったし、イオンモールにあるヴィレッジバンガードもあったし。
今よりよりサブカルっぽいヴィレバンだった頃ですよね。
だからそういうところで買ったりもしてたし。
そうね、古本屋さんとかだったかな。
でもまあやっぱりそのA5版の漫画買うっていうのがかっこいいみたいな感じだったんじゃないかな。
だから松本太陽とか。
ピンポン。
ピンポンでかいわ。ピンポンめっちゃでかい。
なるほどね。
だから実写版のピンポンで大体の話がつくっていうか。
あれでスーパーカー知ったし、原作の松本太陽も知ったし、それで原作読むとなんか俺らが読んでるジャンプの感じじゃないなっていう。
いわゆるサブカル好きの人ってみんな松本太陽とかピンポン好きじゃないですか。
そうね。
それってなんでなんですかね。
いやだからやっぱ必修科目だったと思うよ。
あの時の必修だったと思う。
でも俺松本太陽にそんな熱くなれたかっていうとそんななってない。
あ、そうだった。
だからそこでいろいろ読んでった時に僕はどっちかっていうと英語の魚喃キリコとか岡崎京子とかの漫画の方がバシッときたのよ。
でもわかります。なんか合わないなーってものを摂取するたびに自分が好きなものの形がだんだんわかっていくみたいなことありますよね。
だからそこでどっちかというとやっぱ少女漫画の尖ったやつの方が向いてんなーみたいな感覚はあったかなとかかな。
あとでも俺らの時まだ漫画雑誌がそれこそもうちょっと攻めたもん。一輝とか。
一輝でかいし。
え、てかあれですよね。シャークさんきっとLFを知っている世代ですよね。
エロティックスFはもうすごい。
めっちゃ羨ましくてそれが。もう私終わった時に知ったんだよLFを。羨ましいと思って。
そうね。エロティックスFと一輝ととかその辺があったね。だからLF結構でかいかもな。
そうですね。中村飛美子さんの初期作品とかね。
詩村孝子も描いてたし。
そうですね。
で、もちろんその主催の山本直樹先生の作品とかあったけど、そのLF描いてる人もどっちかというと女の人の作品の方が好きだったんだよな。
うん、なるほどなるほど。
っていうのはあるかなー。
へー。
やったかなー。
なるほど。
まあね、なんかでも、今ってこのサブカル必修科目みたいなさ、これ見てるのかっこいいみたいなのってマジでなくなったと俺は思ってるんだけど。
サブカルという概念が破壊されましたよね。
39:00
まあもうないし、てか俺らの時からサブカルって何やねんって話ずっとしててんけどね。
うんうん、はいはい。ほんとサブカルって何って感じ。
いやないよねっていう話までして、でそこのサブカルチャーっていう言葉の何かっていう現代思想とかに出てくる勉強までして、何やっていうことまで最後気づくみたいな。
なるほどねー。
そこまでやったんやけど。
でもなんか必修科目的なものはあってもいいですもんね。
うーん。
それがなくなってますよね、それすらも。
なくなってるし、なんかそれこそでもちょっとハイブロウだったり尖ったもん読んでる自分かっこいいみたいなんてもうないのかなー。
あー。
それ絶対あったよ。
なるほどねー。
僕にとってはその昔のレコード聞くとか昔の漫画読むっていうことが、いや今一番かっこいいのこれでしょっていう感覚ですよ。
なんかあれじゃないですか、昔は尖りが多分星ぐらいの数だった、五角形ぐらいの数だったのが、今もう意外がぐらい尖りのバリエーションができちゃって、もう尖ってないみたいな感覚なんじゃない?
尖ってないかなー。
うーん。
まあそうなんだろ、みんなもお金もないし、みんな漫画もアプリに移行して、って感じよなー。
なんかそう思うと、マガジンハウスさんがやってるシュロってレベルで、めっちゃサブカルですよね。
なんかそうやり直そうって感じはほんとあるねー。
ありがたいですよね。
なんかあれもでもうまくいってほしいけどね。
そうですね。
まあそれこそエロティック政府もまた始まるし、クリエイティブとしてはアプリになり変わってるけど、でもまあそういうもの作ったらっていう、エアポケットになってた10年だったかもしれへんね。
そうですね、確かに。
そんなとこですか?
そんなとこですか?
映画の話とか文字物、本とかの話とかあんましてないから。
そうですね、お笑いの話とかもしてないですね。
お笑いもしないね。
ラジオとか。
お笑いはさ、結構ね、チロはもっと熱いんかなって思ってたけど、そうでもない?
でもそれこそラジオって、私も家事しながら聞くから、ほんとに生活の一部なんですよ。
あー、なるほどね。
だからわざわざ好きって思うタイミングが結構なくて、たぶん私が一番摂取してるお笑いがラジオなんで、あとあれか、バラエティーもめっちゃ見るんですけど、それもご飯食べながら見るから、生活なんですよ。
なるほどね。
今正直僕たちの周りとかって、もともと僕ら2000年代前半はバンドフェスとかが増えてて、KM部とかでバンドしながら、一番好きなバンドのライブにめっちゃ行くっていうのをすごく楽しんでた人たちっていうのが僕の周りに多いんだけど、
そういう人らがたぶん10年代後半になって、バンドがたぶんちょっと思んなくなってきて、アイドルに移行したのね。
はいはいはい。
で、この人らがたぶんそのとき好きだったアイドルとかもまたちょっとたぶん変わってきて、今みんなお笑いだもん。
えーそうなんだ。
42:00
そういうそうって、もうみんなお笑い。
えーなんでだろう。
ずっと好きなんだけど、今たぶん一番お笑いが盛り上がってて、ちょっとライブ行ってみようかなみたいな。
そういうバンドのライブとか行く経験があるから、お笑いのライブもすっと行けるみたいな感じもあって、
アイドル的な熱量みたいなんてお笑いに今いってんだなって思ってるんだけど、
なんかでもバタヤンはそういう感じでもないよね。
ライブで見たいとか、お笑いの芸人の人らも言ったらアイドル的な感じの、言ったら関係性萌えでみんな見てるんだなって感じが僕はしてるんだけど。
はいはいはい。
そう私なんか芸人さんに対してあんまそういうのがなくて、面白いから好きなんで、それ以上のことをあんまり求めてないんですよ。
あーそういうことね。
で、私という人種はオタクかオタクじゃないかに分けたら、たぶんオタクの方だと思うんですけど、熱からのオタクではないと思ってて、
例えば今みたいにお笑い芸人さん好きだけど、推し的な好きのなり方というよりは本当に好きっていう感じ。
なんか全ての情報を得たいとかっていうわけではなく、ただ面白いな素敵だなって思っているって感覚と同じ感じで、漫画のキャラとかもそんなに推しがいないんですよ。
はいはいはい。
階級も高校生の時からずっと好きなんですけど、どのキャラ好きなのって聞かれると、いや全員好きだけどなみたいな感じになるし。
少ないけどね、そういうタイプの方が。
そうなんですよね。なんかすごい熱からのオタクみたいなのはすごい羨ましいなって思います。
あーでもやっぱりそこにもいろいろレイヤーがあるんだね。
うんうんうん。
なんか話聞いてるとどっちかというと、そういうちょっと前のめりな熱量って割と自分の作るとか、自分がやるプレイヤーっぽいところに意外と持ってきてるものの方が多いのかなっていう感じがあるのかな。
いろいろパターンあると思うんですけど、オタクすぎると作る側に回らないような気がしてて。
うん、そうね。
ですよね。なんかある程度客観的な視点、割とプロデューサーだったり編集者とかやってる人って、実は押し勝つみたいなのをしたことないんですよねって人多くて。
ないっていう人多いよな。うん、わかるわかる。
完全にそうではないんですけど、そっちよりの人種なのかもしれないとは思いますね。
まあそうね、感情と自分の適性ってまた別やからな。やれてること的にそれがあるってなったらそうなのかなって思うってことやんな。
そうそう。
まあでもわからん。こういうこと言ってていきなりものすごい熱量が襲ってきて。
そうなんですよ。
持っていかれることってめっちゃあるから。
そう、あれ前言ってましたよねってなりかねないので、断言はしたくないんですけど。
それは別になんとでも、あれかなこれかなみたいな感じで。
小沢賢治のファーストアルバムのライナーノーツに、音楽の素晴らしさみたいなのに、スーパーマーケットであれかなこれかなと言ってカゴに入れていってこうしようかなって行こうとした時に、
45:11
向かい側からブワッと来た無限みたいなものに飲まれてできるみたいなものが一番いいよねみたいなことを書いてるんですけど。
すごい素敵な表現ですね。
でもそうやね。あれかなこれかなって言って選んでできたもんってやっぱ思んないっていうか。
自分が好きになるならこれかなって言って推しを決めるもんってやっぱそんな大したことなくて。
なんか急な熱量みたいなものに襲われて。
出会っちゃうものですよね。
が一番強いし、やっぱそういうものは残るのかなっていう感覚はあるよね。
それと出会いたくて、いろいろ手探りで探してるみたいな。
だからまずはでもその売り場とかその現場みたいなところに立っておかないと、
急に現れる無限みたいな熱量には出会えない。
そうなんですよね。
そのために本当に毎日宝探しの。
分かる分かる。
その辺感覚がめっちゃ近い。
僕もだから広く張ってるのってやっぱそれだもんね。
どこにあるかわかんないじゃないですか。
どっかでめちゃめちゃすごいものが俺を襲うみたいな。
そこにぶっ飛ばされたいからめっちゃ広く買ってるんよね、その件を。
めっちゃわかります。本当にそう。
だから映画館行ったりとか本屋行ったりすると、
一生で見れない映画とか読めない本がこんなにいっぱいあるって悔しいなみたいな気持ちになりますよね。
めっちゃわかる。
でもなんか俺は正直読めると思ってる節もある。
すごいですねそれは。
ちゃんと計算してないっていう。
まあ重いやつは全部読めるやろって。
一生かかって読めるやろって。
一生かかって見れるやろって思ってる部分があるんやけど。
すごいわ。
そうね。
まあそんなとこかな。
なんかまあそういう好きのコアみたいな話までできて、いろいろおもろかったですね。
楽しかったです。
なんか正直この忘れちゃった系みたいなのね、あんま話しできなかった。
そうですね。
逆に忘れたやつみたいなのでできたら面白いかもしれないですね。
そうですね。ぜひぜひ。
じゃあそんな感じで。
楽しかったです。
ぜひお便りとか皆さん書いていただいたら、好きなもの返力自分でガッと書いて送っていただいたら、
僕一人で読み上げる回みたいなのもね、やれればなと思いますので。
ということで、バタヤン今日はお話しいただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは皆様ごきげんよう。
47:40

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