っていうラッキーさ。
ご両親がもうめっちゃ映画とか音楽とか本とか好きだったっていう感じ?
全然全然。
親父がオーディオ好きだったけど、音楽は全然詳しくないし。
そんなパターンがあるんですね。オーディオ好きでもみたいな。
うちの親父くらいの世代、今60、半ば70くらいの人ってオーディオブームっていうのがあって、
言ったらでっかいステレオとかスピカ作ったりみたいな、マジで流行った世代っていうのがあるのよ。
へー、そうなんだ。
音楽がすごい大きいもんだったからそういうんだったんだけど、
そのソフト、音楽の中身に関していろんなものがめっちゃ詳しいかっていうと全然そうでもないっていうか。
へー。
どっちかっていうと機械オタクっぽい感じの人だったかな、親父は。
そうなんですね。両立しないというパターンがあり得るんですね。
そうそうそう、っていうことがあり得るんですよ。
おかんもどっちかっていうと、2人とも大阪のど真ん中の出身の人だったから、感度としてはもしかしたら高いのかもしれへんけども、
でも、いつも本読んでるとか漫画読んでるとか、おかんとかは多分忙しすぎてなかったし、
親父の棚からおかんの棚からみたいな、本棚みたいなのはあったけど、そういうもんではなかったかな。
へー。
でも姉が2人いて、4つ上の姉からの影響っていうのはかなりあるわ。
何がお好きだったんですか、お姉さんは。
これはでも漫画、少女漫画と、ボーイズラブ、あとはビジュアル系とか。
あ、じゃあなんかこうオタクって感じですね。
あ、そうそう、わかりやすくオタクっぽいカルチャー。
うんうんうん。
なんかそういう姉ちゃんが買ってる漫画、姉ちゃんの棚にある漫画、姉ちゃんが借りてくる漫画とかは結構転がってたから、
そういうのですごい読んだり、流行ってるもんも、ちょっとディープなもんも。
テニスの王子様の同人誌とかも、そこでそういう風化があるんだとは知ったから。
すごいですね。
私逆に、両親も全く音楽も本も映画も全く何も好きじゃないというか、趣味がない人、典型的なだったのと、
2個上の兄がいるんですけど、兄も全く同じタイプで、だから家に本棚がないみたいな家庭を育って。
で、兄ちゃん本当に読まないから漫画とかを。
私がその中学生の時に、スケッドダンスとか青のエクソシストとかを読んでたら、
お前オタクじゃんとか言って、すごい軽蔑的な発言を受けたことがあって、
っていうぐらいノーカルチャーの家で育ったので、
なんかよく親の影響でサザン好きですとか、
そういう人見るとすごい羨ましいなって思うんですよね。
確かに確かに。だからユーミンとか、それこそ今シティポップみたいな感じで言われるものの音楽とかって、
でもそれってやっぱ名前がある人か、どっかでっかいIPがあるかっていうものしかちょっと出てこなくなっちゃってるのかなっていうのが、
アニメの数多いけど熱くなれてないってそういうとこなのかな。
マジでそうだと思います。
でも呪術回戦のアニメはめちゃめちゃ面白いんでみんな見た方がいいと思います。
いや、ほんとニッキー最高ですよね。
ニッキーね。ぜひみんな見てください。
アニメの方がすげえっていうのが起きるっていうのが。
そう、なんかアニメって業界を読むことなんだなって思いました。
そのアニメ化のアニメ。
いや、ほんとそうね。
まあ、なんかそういう楽しみ方はできるんだけどな。
そうですね。でもやっぱ原作には勝てないっていう前提がどうしても。
っていうのは思っちゃうよね。
そうですよね。
あとはまあちょっといろいろ喋れるんやけど、サブカルみたいなもんへの距離感みたいなのちょっと聞いてみたいなと思ってて。
いや、なんかよくサブカルだよねって言われるんですけど、恐れ多いと思ってて。
はいはいはい。
私全然サブカルには程遠いんですよ。
私の中でシャークさんってもう真のサブカルの方だと思ってるから。
そんなことはないんやけど、オールドスタイルのサブカルでできた人っていうのを目指そうとしてる不足はありますよ、僕は。
なるほどね。そうですよね。
でも私も全然岡崎京子とか読んで育ってないので、キラリンレボリューション読んで育ってるので。
あのね、それもむずくて、みんなそうなんやで。
そうですか。
みんなそうなの。だからどういう匂いを出すかっていうだけの話じゃん、それって。
あー、なるほどね。
ちょっと初めの前提に戻ると、やっぱその中でもキラリンの方が自分の中で大事かって言えるか、
大人になってから殴られた岡崎京子に今の俺にとって大事かっていうのをどっちを出していくかっていう。
その説明を上手くできる人はまとえるみたいな話だとは思ってるんやけどね。
そっかそっか。
そうね、僕はサブカルって言われると、それをあえて引き受けようとしてる説はあるんやけど、古き良きオタクでありたいみたいな。
あー、なるほどね。
たぶん私がサブカル育ちじゃないっていうのがコンプレックスにつながってて、
なんだろう、フジファブリックとかナンバガーとか聞いてないし、逆に日誌のカナとかミワを聞いて育ち、
携帯小説の魔法のアイランドの赤い糸とか恋空を結構自分の中のバイブルとして育ってきて、
大学生ぐらいからバイト先の先輩にサブカルを叩き込まれて、その中で全部はハマらなくて進められたサブカルに。
でもポツポツ、あ、いいかもって思ったものを突き詰めていったのが今みたいな感じなので、
その様相だけを見たときにサブカルっていう印象になりやすいのかなっていう気はしてますね。
そういうそうって、もうみんなお笑い。
えーなんでだろう。
ずっと好きなんだけど、今たぶん一番お笑いが盛り上がってて、ちょっとライブ行ってみようかなみたいな。
そういうバンドのライブとか行く経験があるから、お笑いのライブもすっと行けるみたいな感じもあって、
アイドル的な熱量みたいなんてお笑いに今いってんだなって思ってるんだけど、
なんかでもバタヤンはそういう感じでもないよね。
ライブで見たいとか、お笑いの芸人の人らも言ったらアイドル的な感じの、言ったら関係性萌えでみんな見てるんだなって感じが僕はしてるんだけど。
はいはいはい。
そう私なんか芸人さんに対してあんまそういうのがなくて、面白いから好きなんで、それ以上のことをあんまり求めてないんですよ。
あーそういうことね。
で、私という人種はオタクかオタクじゃないかに分けたら、たぶんオタクの方だと思うんですけど、熱からのオタクではないと思ってて、
例えば今みたいにお笑い芸人さん好きだけど、推し的な好きのなり方というよりは本当に好きっていう感じ。
なんか全ての情報を得たいとかっていうわけではなく、ただ面白いな素敵だなって思っているって感覚と同じ感じで、漫画のキャラとかもそんなに推しがいないんですよ。
はいはいはい。
階級も高校生の時からずっと好きなんですけど、どのキャラ好きなのって聞かれると、いや全員好きだけどなみたいな感じになるし。
少ないけどね、そういうタイプの方が。
そうなんですよね。なんかすごい熱からのオタクみたいなのはすごい羨ましいなって思います。
あーでもやっぱりそこにもいろいろレイヤーがあるんだね。
うんうんうん。
なんか話聞いてるとどっちかというと、そういうちょっと前のめりな熱量って割と自分の作るとか、自分がやるプレイヤーっぽいところに意外と持ってきてるものの方が多いのかなっていう感じがあるのかな。
いろいろパターンあると思うんですけど、オタクすぎると作る側に回らないような気がしてて。
うん、そうね。
ですよね。なんかある程度客観的な視点、割とプロデューサーだったり編集者とかやってる人って、実は押し勝つみたいなのをしたことないんですよねって人多くて。
ないっていう人多いよな。うん、わかるわかる。
完全にそうではないんですけど、そっちよりの人種なのかもしれないとは思いますね。
まあそうね、感情と自分の適性ってまた別やからな。やれてること的にそれがあるってなったらそうなのかなって思うってことやんな。
そうそう。
まあでもわからん。こういうこと言ってていきなりものすごい熱量が襲ってきて。
そうなんですよ。
持っていかれることってめっちゃあるから。
そう、あれ前言ってましたよねってなりかねないので、断言はしたくないんですけど。
それは別になんとでも、あれかなこれかなみたいな感じで。
小沢賢治のファーストアルバムのライナーノーツに、音楽の素晴らしさみたいなのに、スーパーマーケットであれかなこれかなと言ってカゴに入れていってこうしようかなって行こうとした時に、