この番組、心の砂地は、様々な文化や日常の築きをヒントに考え続けることで、言葉の記憶掃除を目指す教養バラエティ番組です。
私、寺田です。今回は、2023年年末企画として、
ここすなベスト3、あなたの2023年のベストを教えてください、という企画を行います。
本日のゲストは、たつまさんです。よろしくお願いします。
たつま「どうもー、お邪魔しまーす。ポッドキャスト番組、喫茶ほぼ八をやっております。たつまでーす。」
心の砂地「ありがとうございます、ほんとにー。」たつま「どうもどうも。」
心の砂地「いや、ほぼ八には、結構あの、シャークさんの方はゲストで、何度か行かせていただいてると思うんですけど。」
たつま「そうですね。だいぶお世話になっております。」
心の砂地「たつまさんがこちらに出ていただくというのは初めてですよね。」
たつま「そうですね。配信でお邪魔するのが初って感じですかね。」
心の砂地「ただ、ほぼ八も2020年からされてますよね、確か。」
たつま「うん、2020年の6月とかかな。」
心の砂地「ほとんど心の砂地と同期という。」
たつま「ほぼほぼ半年ずれないぐらいかな。」
心の砂地「そうですね。ゲストとして出ていただくのは初めてなんですけど、去年と今年のイベントでね、ほんとにたつまさんには裏方のドンというか、ほぼすべての裏方のことをやっていただき、
本当に心の砂地にとってはもうなくてはならない存在ということで、ありがとうございます。」
心の砂地「楽しかったですね。ありがとうございます。こちらこそいい機会で。」
たつま「どうせなんで、ほぼ八の普段どんなこと配信されてるかとかもぜひ教えていただきたいですね。」
心の砂地「ありがとうございます。喫茶ほぼ八、僕の番組は雑談番組で30代男子2人が日々の気になるあれ頃をとりとめもなく話しているんですが、
毎週それに加えて喫茶店紹介ということで、僕ら2人とも喫茶店に行くのが好きなので、毎週のようにどこかに行っては紹介をしているっていう形で進めています。
で、今月11月はね、僕の相方の翔太郎くんが徳島旅行に行ったってことで、徳島の喫茶が3週連続かな?ぐらい紹介されてます。」
たつま「おーいいですね。そういう遠征で喫茶店も紹介されるっていう。」
心の砂地「なるほど。」
たつま「喫茶に行くために旅行に行ってる節もあるくらいになってきたので。」
心の砂地「いやでも結構旅行先とかでもね、フラッと入る機会ありますからね。喫茶店はね。」
たつま「そうそうそう。どこにでもあるもので、それでいて全部違うっていうのが面白いところで。」
心の砂地「ほぼ八さんのグッズのコースターとかもね、めちゃめちゃ可愛らしい。喫茶愛を感じる。」
たつま「ありがとうございます。」
心の砂地「あれとかもね、ずっと私は持っています。本田が飾ってありますけども。」
心の砂地「そんな感じで本当に喫茶愛強いたつまさんのですね、今回はベスト3を聞いていこうと思うんですけれども。」
たつま「そうですね。なんか一個気になるのは、ウェス・アンダーソンはこれについてどういう態度なのかっていうのも結構気になりますね。」
たつま「それが唯一の救いというか、巡路回って最後のところにウェス・アンダーソンからのコメントがあって、別にその否定的なこともなければこういうコミュニティがあるのは嬉しいことですみたいなことが書いてあったから、そこでようやく良かったって思えたんだけど。」
たつま「それはちょっと安心しますけど。」
しょうた「そう。とて安心止まりで、自分の金はどこに払ったんだみたいな。」
たつま「なんかね、うまいこと商売してる誰かがいるぞって感じ。」
しょうた「そうなのよ。作品に払えてない感じがしちゃってどうしても。」
たつま「そうですね。」
しょうた「例えば自分がウェス・アンダーソンっぽい写真を撮って、これ使わせてくださいって言われて、まあなんとなくいいよって言って展示されて、なんか嬉しいかって言われるとなんかフツッと後から腹立ちそうな感じするなって。」
たつま「なんかね、そんな風にいいように使われたんだって感じになっちゃうかもなと思ったよ。」
しょうた「なるほど。確かになんかこれまでないんじゃないですか、そんなパターンのハッシュタグで投稿された写真をたとえんじしてるっていうね。」
たつま「なんかこれが無料展示とかでね、駅構内とかだったらまだわかるというか納得できるんだけど、寺田倉庫って結構多分場所代も高いのかな。ぼちぼちの値段もしたし。」
しょうた「そうですね。」
たつま「これ今の渋谷の文化村からいくらかちょっとわかんないですけど、まあどっちにしろ有料は有料で、作品がわからないというより企画?運営?みたいなところへのわからなさが募った初めての体験でしたね。」
しょうた「あーなるほど。まあなんか違和感というかね、ちょっともやっとみたいな感じでもありますねそれはね。」
たつま「そうそうそう。」
しょうた「でもまあ言ってしまえばそういうウェスアンダーソンっていう言葉にバーンと引かれた人が満足する内容には出来上がってはいそうな感じですよね、そういう。」
たつま「そうですね。」
しょうた「そういったものに飛びつく人たち、まあなんか馬鹿にしてる意味じゃなく、そういったものがただ、すんごい馬鹿にしてる感じになってる。そういったものがただ見たいっていう欲求は満たせるような作りにはなってるけど、果たして展覧会の構造としてどうなんだっていう、やっぱそこがね浮き彫りになったところですかね。」
たつま「まんまタイトル通りウェスアンダーソン過ぎる風景はそこにあるので。」
しょうた「そうですね。」
たつま「何も間違ってないタイトルで、内容も何も間違ってないって言うんだけど。」
しょうた「なるほど。なんか突っ込みづらいですね、そうなるとは。」
たつま「そうなんです。」
しょうた「釈然としない部分もありますけれども、確かに面白いですね、今年生まれたものとして。」
たつま「続いて、2つ目はですね、K-POPアーティストニュージーンズです。」
しょうた「あー、ニュージーンズで大ヒットしたんであれ、今年でしたっけ?」
たつま「今年の頭だと思う。去年、2022デビューで、今年の頭の方にDITとかOMGを出して、もう一個乗っかるようにブレイクした感じかな。」
しょうた「あーなるほど。じゃあまあ、今年かなり一番飛躍した年ではあるという。」
たつま「そうそうそう。ココスナでもニュージーンズ界があったから、聴いてる方はなんとなく覚えてるかもしんないけども。」
しょうた「はい、シャークさんがK-POP本当に大好きなので。」
たつま「僕は音楽的な背景がないので、音楽の話はそのココスナ過去回に譲るんですけども。」
しょうた「ありがとうございます。」
たつま「今までにないわけでもない感じ。なんかすごい表現が難しいんだけど。」
しょうた「騎士感がなんとなくある感じがありますね。はい。」
たつま「で、他のグループと比較しながら話すと、2022とか21にデビューした他のガールズグループって結構強いコンセプト。
強いっていうのはそのガールズクラッシュ的強い女の子ですみたいなコンセプトが多くある中で、それがより最近砕けてきた。
大元で言うと多分21とかブラックピンクとかがすごく強くやってて、またちょっと細分化したガールズクラッシュのコンセプトを持っているグループが出てきているみたいなところが流れとしてあって、
例えばルセラフィムが大きくフィアレスって言って、恐れ知らずみたいなニュアンスのコンセプトを打ってて、
他にスターシップっていう事務所が出てきたアイブっていうグループ、ここもめちゃくちゃ売れてるんですけど、ここはもうナルシズムでコンセプトを打ってやってて、
強い女の子、ガールズクラッシュっていうところからまたちょっと細分化してそれぞれの強みを見出してるみたいな感じなんですよね。
まあ単純に強いっていうその先にナルシズムとかそういう自分自身を愛する部分にも繋がってくるかもしれないけど、
そういうふうにいろんなストロングさを追求していってるような状態なんですね。
ある中でニュージーンズの跳ねたところDITとかOMGとかって、日本の青春、日本っていうと2000年代の日本の青春みたいなところのオマージュで作られていたところがすごく大きくあって、
そうですね、僕もPV見た時にかなり強く感じましたね。
ちょっと荒めの画質で制服っぽい衣装を着て廊下走ってみたいな感じで、これが今こんだけ爆発的に跳ねるのは何でだったんだろうって言われて思う。
そうですね、なんか不思議な感じがしますね。言ったらその強さみたいなものとはビジュアルイメージだけでは結構ちょっとかけ離れてる感じがする、逆行してる感じがしますね。
何ならこのプロデューサーがミンヒジンっていう女性の方なんですけど、この人が元いた事務所はSMエンターテインメントって少女時代とか東方新規とかいたところで、そこでも割と日本のアイドルに影響を受けて作ってた面が多かったから、
すごい荒く雑に解釈しちゃうと、そういう見方もあるかと思いつつ。
そうだとしたら、なんかちょっと悲しい感じはしますけどね。明らかに戦略として逆張りをしたっていう、中でもそれだけじゃない気もやっぱりするんですけどね。
エモいとかレトロっていうのももう使い古されてるぐらいになってきてるから、そうじゃない方であってほしいなっていう願望もありつつ。
そうですね。あとは、結構僕ら世代が感じているニュージーンズに対する既視感というかノスタルジーみたいなものを若い人たちがどういうふうに受け取ってるのかっていうのが結構気になるところなんですよね。
新しい、本当に今他にない雰囲気のグループだっていうので目が惹かれているのか、
こんだけいろんな面ですげえ分かんない分かんない思ってるけど、出たら見るし、曲出たら聞くし、ライブ出たらなんなら行きたいしぐらいの好きなんですよね。
ちなみにニュージーンズはここでハマったというか、分からない部分がいっぱいあると思うんですけど、どういう瞬間に一番いいなってなりました?
ニュージーンズは去年、2022の年末に韓国の歌謡祭、音楽イベントで現場で見て、
現場で?
現場で見て複数のアイドルが出るようなやつで、やっぱりそこでも異質だったから。
えーすごい、じゃあかなり結構早い段階でもキャッチしてたんですねダンスモードさんは。
そう、ニュージーンズ自身もBTSがいるレベルでデビューしてるから結構何者入りでというか。
じゃあ業界では注目されてた存在で良かったと。
だから来るんだと思って見に行って、他のガールズグループが結構強めのパフォーマンスしてる中で、
ふわっとしたというか可愛い方のパフォーマンスして、あっちげーこと今やってるって思って。
で、そっから見てたらDITとOMGでもう一個跳ねて、うわ売れたなと思って。
すごい、じゃあちゃんと定点観測を今もし続けてるという。
なんでだろうと思いつつ、めっちゃ好きっていう不思議な状態。
なるほどなー。でもシャークさんと話してても思いましたけど、
一番90年代とかの空気を知ってる僕たちがハマることにちょっと抵抗がある意味あるアイドルかもしれないですよね。
知っちゃってる分ね。
確かに。
それを別に知らないものとして、なんか雰囲気がやっぱかっこいいとか可愛いっていうのでスッて入れたらいいんですけど、
知っちゃってる分ちょっと飲み込むのにね、時間かかっちゃってるっていう。
前情報というか他情報が入っちゃってる分っていうのもあるかもしれないですね。