1. 心の砂地#
  2. 第34回『違いが分かる男』
2023-04-10 37:52

第34回『違いが分かる男』

「食べ物の話は(ポッドキャストで発信するのが)難しい」というてらださん。

そこから転じて、今回のメインテーマは「違い」について。

コンプレックス商材溢れる街からお送りする本配信、かつてはネスカフェゴールドブレンドの名コピーとして使用されていた「違いがわかる男」という言葉から(今となっては完全に嫌でしかない)「男の嗜み」的マッチョイズムを発見したりなど、「違いがわかること」の再定義を試みています。


◽️エピソードのための音楽 Original Love『ムーンストーン』(2002)⁠

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◆第34回の⁠⁠⁠用語集、詳しい解説、補足のnoteはこちら⁠。⁠⁠

https://note.com/lnt91/n/na43a3c61e275


《イベント告知》

ネオ五条楽園×心の砂地

『天使だったなら』

https://note.com/lnt91/n/nfc4ea4954c03

【日時】5月20日(土)

OPEN

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会場 APOCシアター@千歳船橋

通常チケット ⁠¥2,000⁠ 限定Tシャツ付きチケット ⁠¥4,000⁠

(2023年4月6日収録) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 番組Twitter:https://twitter.com/kokosuna 感想など、ツイートしていただける場合のハッシュタグは#kokosuna でお願いします! ここすなリンク集→ https://lit.link/kokosuna 番組感想、お便りは kokoronosuna@gmail.com  ⁠⁠⁠もしくはこちらのフォームまで!⁠⁠⁠ 2023 artwork:⁠⁠⁠セキヤ@urosiita⁠⁠⁠

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00:01
食べ物の話、難しいですね。 そうかな。
いや、ことポッドキャストにおいては、食べ物の話って難しいなって、個人的には思ってるんですけど。 そうかな。
結構僕ら、映画とか漫画とか音楽の話はしてると思うんですけど、 食べ物の話ってあんまりしてないような気がするんですけど、
僕は結構料理とか食べ物とか好きなんでしたいんですけど、 自分の回でやろうかなーと思って結構踏みとどまってるっていうことが多いんですよね。
なんかその理由として、一つ思ってるのが、食べ物って品質っていう問題、 腐りやすいとか流通しやすいとかそういう別の問題が出てくるんで、
流通しているものって、チェーンとかコンビニとかスーパーとかで売ってるものとかだったらいいんですけど、
例えばなんかその、ある個人経営とかの店に行って、これめっちゃ美味しいなーみたいな話をしたとしても、
僕の家とか行った店の周辺にいる人しか伝わらないじゃないですか。
だからなんかその、食べ物の方って、むしろなんか良いものの方が数が少ないというか、 例えば個人経営でそこでしかやってないとか、
やっぱり数が全国にない感じがするんですよね。 インディーが多い。
ムズイな。でも例えばさ、チャーハンの話したとするやん。 チャーハン食べれるとこはいっぱいあるくない?
それはそうなんですけど、なんだろうな、そのジャンルなんですよね。チャーハンっていう。 それってなんかこう、映画のことを喋った時に、その作品を喋ってるっていうよりは、
なんかホラーというジャンルについてだけ語ってるみたいな感じなんですよ。 その僕が食べてる味と、
あんま味わうことは多分できないじゃないですか。 僕がある店で食べた味と。
ああ、その全く同じものっていうのが、テラダにとっては話したいことっていう、誠実さみたいなことってことね。 そういう全く同じものが食べれる、シェアできるってものになると、
チェーンとかコンビニで流通しているものだけに限られちゃうじゃないですか。 なるほど、なるほど、っていうことやな。
だからまあこの、ある一つの料理とかだったら話せるんですけど、 例えば映画音楽だったら全く同じものを共有できるけど、料理だとこの店の料理みたいな特定のものをシェアしにくいっていう。
おー、なるほどねー。 なんかむずいな。それを食べ物の話が難しいって括るとなんかちょっとずれてくるっていうか、あれやな。捉え方、細かい言葉で表現したい感覚やな。
要するにデータになっているものを10日に共有できるんですけど、そうじゃないもの。例えばライブとかも言ったらそうですよね。配信とか映像に残ってたらあれやけど、そうじゃないものってやっぱり品質が変わっちゃうものやから、生物っていうのは基本的には全く同じ状態では共有しにくいなっていうところがあるんかなっていう。
03:25
やっぱりそういう変化するものとか、ここでしか見れないものとか、そういったものの話題を恐れてしまう系があるんですかね、自分の中に。
うーん、なんだろうな。まあでも、またこの間話した東京論みたいなのに戻るけどさ、それこそマガジンハウスとか出してるブルータスとかポパイとかが、そういうおいしい飲み屋の特集みたいなのするけど、基本東京の店ばっかりみたいな。だからそれを俺は地方にいる身として、なにこれって思ってたよ。
そう、やっぱりそこがあるんだと思うんですよ。僕が何か訳知り顔で東京のこの店がいいんですよみたいなことをさ、話す時に絶対イラッとしちゃうと思うんです。僕がもし東京以外に住んでたら。
うーん。
っていうのもあって、その気持ちがとてもわかるから、何かあんましたくないと思ってんのかなっていう。
ああ、余計。しかもその東京っていうのは、東京というローカルにいるっていうことをすべて忘れてしまう街でもあるからね。だから東京の人って東京の話しかせえへんっていう状態になってるっていうことに、そこから出られへんみたいなところもあるもんな。
うーん。
なるほどなぁ。
いやなんか俺も寺田が初めしゃべりだした時全然、まあそりゃそうやろうとか思いつつもよくわからんかったけど、まあちょっとずつわかってきたかな。
うん、そうなんですよ。でまあちょっと食べ物の話は難しいかなと思ってたけど、ちょっと別の切り口で今回は話してみようかなというふうに思ってまして、いろんな食べ物を食べておきたいなっていうフェーズになんか入ってて。
例えばその中華料理、いろんな中華食べておきたいなとか、いろんな種類の陣飲んでおきたいなとか、なんかそういうことが面白いなっていうふうに思ってるんですけど。
なんかその一方で、なんかそういう同じ種類の食べ物、同じジャンルの食べ物ばっか食べたりしたら、全然違うなこれみたいなこの違うなっていうフレーズめっちゃ出るんですよね。
はいはいはいはい。
なんかこの違いがなんかわかってることに対してすごいテンション上がってる自分みたいなのを感じることがあって。
はいはいはい。わかるわかる。俺あのクラフトビールの店みたいなのにたどり着くこと多いんやけど。
06:03
いやいいですね。
多分今東京多いんですよ。ちょっとこうスタンドで飲めてちょうどいい場所みたいなのが大体8タップとかその、なんやねんタップってっていう感じじゃないけど、その大体クラフトビールを押しててサーバーが8個あるよと。
でそれがその時々によってその時々のクラフトビールが入ってるよみたいな店がめちゃめちゃ多いんですよ。
あれって俺ほんまコンプレックス商材やなって俺こないだ言ってて。飲みながら。これコンプレックス商材ですよみたいな。違うみたいなことを楽しんでんしょみたいなこと言ってて。
そうそうそう。そういう話をね。なんかその違いに対してテンション上がったりしてることとか、なんか自分のこの心の奥底にくすぐられてる部分があるなっていうのを今回ちょっと解体していきたいなっていう風に思っております。
この番組心のすなじは様々な文化や日常の築きをヒントに考え続けることで言葉の記憶装置を目指す教養バラエティ番組です。私寺田です。
シャークンです。よろしくお願いします。
ということで本日も始まります。心のすなじ。
君のこと好きだって気づいてた。だけど僕は怖くて言えなかったんだ。
春の青さと夏の輝き。君と二人ずっと歩きたいだけ。
まあその違いがわかること、違いがわかっていることっていうのが結構世間では良しとされている。プラスのことと思われてるじゃないですか。
なんかその理由みたいなところを僕は3つぐらい大きく分けてあるなー感じてて。
3つも見つけちゃった。
現状3つなんです。まあ増えていくかもしれないけど。
一つ目がまず自分自身の味覚とか嗅覚の能力を保持しているという感覚。
これは何言ったらですね、例えば分かりやすいところで言うと、なんかウイスキーとかワインとか、まあさっき言ったシャークンさんが言ったお酒とか嗜好品とか。
なんかそういったものの違いがわかることが、なんか言ったらその男のたしなみ的なさ、マッチョイズム。
わあすごい嫌や。
なんかすごい嫌じゃないですかこれ。
すごい嫌。
そこ絶対あるなーっていうふうに思ってて、なんかやっぱ分かる方が偉いみたいな風潮があるじゃないですか。
僕は結構それを象徴しているようなフレーズだなと思うのが、違いがわかる男っていうフレーズなんですけど。
09:04
この違いがわかる男っていうのは、1967年に日本初のフリーズドライ製法っていうのを取り入れて、
イエスカフェゴールドブレンドっていうインスタントコーヒーが作られたんですけど。
インスタントコーヒーなんだけど、結構ちょっと高級嗜好というか、贅沢ですよっていうのをアピールするために、各界の著名人。
なんか山本関西とか、遠藤修作とか、そういったいろんな小田和正とかね。
そういう人たちが毎回出て、CMで一息つくみたいな。
で、違いがわかる男みたいな感じのフレーズが出るっていう。
まあ、まさにそういう能力が高い人間はわかるんです、この味の違いが。みたいな感じのCMなんですよ。
で、これをなんで僕がどこで見たのかわからへんけど、これすごい覚えてて。
こういう嗜好品に関して違いがわかる方が能力として優れてますよ、みたいな感じのものって、昔から僕らの中に埋め込まれてるなっていうふうに思ってて。
さっきも言ったけど、完璧にコンプレックス障害じゃないの?
いや、そうなんですよ。
だから、これも東京住んでる人しかわかんないんですけど、東京の電車乗ってたら脱毛してないと、もう人間じゃないみたいな意識になってくるんですよ。
そう、脱毛してることが普通。だから、「え?してないの?」みたいなさ。
そう。あと、英語喋れないのはあかんしね。
脱毛、英会話、転職、この3つあたりはね、東京では常にコンプレックスをくすぐられてるんですけど。
それと一緒やな。
そうなんですよね。僕が幼少期に見たもので、すごい覚えてるのが、これはどっちかっていうと僕の好きな方なんですけど、
これまたバラエティ番組なんですけど、ダウンタウンのガキの使いやあらへんでっていう番組がありまして、
これは年末の笑ってはいけないで知ってる人の方が多いと思うんですけど、一応年末以外も毎週企画やってる番組なんですけど、
その中の企画でキキシリーズっていうのがあって、キキっていうのはキキ手とかキキ指とかのキキですけど、
これどういうものかっていうと、キキオレンジジュースとかだったら、オレンジジュース2,30種類くらい用意してきて、
まずプレイヤーが目隠しした状態でオレンジジュースを一口飲んで、目隠し外して、
自分がさっき飲んだオレンジジュースがどれかを残りのオレンジジュース2,30種類飲んで、
キキオレンジジュースをして、これが自分の飲んだやつだっていうのが当てれたらOK、当てられなかったら罰ゲームっていう、いかにもバラエティっぽい企画なんですけど、
僕はこのキキシリーズで一番好きな瞬間っていうのは、まず一口目、例えばオレンジジュースだったらオレンジジュースを飲んで、
それで目隠し外して、残りのオレンジジュースの一口目を飲んだ瞬間に、
12:04
全然違うって絶対言うんですよ。これは決めてるわけじゃなくてマジで全然違うっていう、テンション上がってる瞬間の人間が見れるんですよ。
違いわかりますよみたいなね。これは絶対わかるわって言って、最終外して罰ゲーム受けるっていうのが様式名的にはなってるんですけど、
違いがわかってめっちゃテンション上がってる瞬間の映像が見れるっていうので、僕はそれがめっちゃ好きだったんですよ。
そこはマウント的なものじゃなくて、単純にテンション上がってる。なんか嬉しいよなっていう。
それってあんま言語化されてなかったけど、確かに違いがわかった瞬間ってなんでこんなテンション上がるんやろっていうのを俯瞰で映像として見て、すごく印象に残ってるんですよ。
違いわかること、マウント的な意味以外で普通に面白いことなんやなみたいな。楽しいことなんやなーみたいな印象が結構ついたっていうのがありますね。
2個目の理由なんですけど、2個目はさっき言った能力としてではなくて、自分の好きなものを追求していくっていうポイントとして違いがわかる方が良しとされてるかなーというふうに思ってるんですね。
結構最近そういう風潮も強くなってきてるのかなというふうには思うんですけど、ホワイトコーヒーっていうサービスがあるんですけど、ご存知ですかね。
知らないです。
知らないですかね。僕もこれやったことはないんですけど、最近ちょうど教えてもらって、それでたまたま僕が話したかったことと一致してたんでキューブ入れたんですけど、
これは厳選されたコーヒー豆3種類がShintime Kitっていうのに入ってるこのセットを送ってくれるらしいんですよ。
で、その3種類って一切情報が書いてない3種類が入ってて、その3種類を飲んでどれが好きだったかみたいなことを登録するとアプリで、
例えばその焙煎が深いものが好きか浅いものが好きかみたいなこととか、あと豆は酸味が強いものか苦味が強いものが好きかとかそういったことを診断してくれるっていうアプリらしいんですけど、
これの違いがわかるとかっていうのはどっちかというと能力的なもんじゃなくて自分の好みを知りたいっていう部分としてなのかなっていう感じがしてて、
ただちょっとこのホワイトコーヒーのサイトとか読んでると、ホワイトコーヒーが意識してることとして、情報を飲むっていうことに対しての対抗みたいな意識がかなり強いみたいなんですよ。
うーん、だからやっぱ深入りがやっぱ好きやなみたいなことに対して、なんかそのほんまに好きなんかもしれんけど、深入りって言いたいだけやろみたいなことに対してアンチってことってことやな。
15:04
うーん。
とか、まあ例えば喫茶店とかに行くとコーヒーの細かい種類の、なんかいかにこのコーヒーがいいかみたいなことが書いてあったりするわけじゃないですか。
あるな。
それを見ながら読むことで、ああなんかやっぱ美味しい気がするなみたいな、そういうものを置いといて、情報ゼロの状態で本当に自分が何が好きかっていうのを知ってほしいみたいなところから始まってるみたいなんですが、
ちょっとサイトの方には、そういう店の雰囲気とかブランドとかうんちくっていうものについて情報を飲んでることに対してそれはちょっと残念かもみたいな表現をしてて、
ちょっとそこまで言い切るのはどうなのかなと僕は思うところもあるんですけど、
うーん、まあな。
まあなんかそこも含めてのコーヒーではあると思うので。
うーん。
まあただ作り手の人からしたら、もっとこう真っさまな状態で本当に味わってほしいっていうのも当然あるのかなと思うので。
まあな、だからホワイトっていうのはそういうホワイトってことやね。
そうそう、頭を真っ白にしてっていうところのホワイトっていうことみたいなんですけど。
ああ、まあ確かにな。
なんか言いたいことは分かるけど、そこはそこのやだみあるよっていう感じになってくるよな。難しいもんで。
うん、そうなんですよ。やっぱそのアンチ情報みたいになったときに、なんか否定しすぎるとちょっと打ってきちゃうみたいな。
うーん。
ものもあるなあっていうふうに思っていて。
確かになあ、頭空っぽの方が夢詰め込める言われてもなあっていうことやなあ。
ちゃらへっちゃら。
うーん。
なんかそう、それによってこう、頭詰まってるやつあかんのかいみたいなね。
そうそうそう。いやそうだと思う。その、悟空とかルフィみたいなやつじゃないとダメなんかっていうわけやからな。
ちゃうやんっていう感じするよな。
そっちを肯定するためにさ、ガリベン君を否定してはいけないと思うんですけど。
それこそ何回もコンプレックス商材ってわざと言ってるけど、ある程度はかまさなさ、お金になれへんっていうのはあるからね、やっぱね。
うーん。
うーん。
そうなんですよね。なんかやっぱそういう、そう、商売としてこうやっぱ対極に位置したりとか、そういうちょっと一つ上のフェーズに進んでる感を出すためにそういう体制をとってるっていうのはあると思うんですけど。
そうねー。
さっきシャークさんが何度もおっしゃってるクラフトビールについても、えっとですね、まあここらへんは詳しい人とかいっぱいいるので、ちょっと言葉選ばないと難しいと思うんですけど。
えっと、ヤッホーブルーイングっていう会社ってご存知ですかね。
そんなふざけた会社はありません。
いや、あるんですけど。
あるわけないやろ、そんな。
これ聞いたら絶対わかると思うんですけど、ヨナヨナエールって聞いたことはありますか。
18:03
あるわー。
あるでしょう。ヨナヨナエール作ってる。
あれが、何だっけ、ヤッホーコーポレーション?
ヤッホーブルーイングですね。
ヤッホーブルーイング。
コーポレーションにしたら急にうさんくさくなるから。
うーん。
あとまあ、インドの青鬼。
青鬼な。
インドの青鬼とか、水曜日の猫とか、コンビニに置いてるね、クラフトビール。
ああ、あれってクラフトビールなんや。
そう、ちょっとクラフトビールについてちょっと詳しく言っとくと、
クラフトビールってまあ明確な定義はないとは言われてるんですけど、
一応、共通認識としては、日本の4大ビールメーカー、朝日麒麟札幌サントリー、
プラスしてオリオンビール以外の、実際醸造所で作ってるようなものは、
まあ基本的にクラフトビールというふうにね、指し使えないかなという。
えー、あ、ほんとにその4大メジャー以外は全部クラフトビールなんや。
だから、
そうですね。
新日前日のはみたいなだけをメジャーとして、他のはインディ団体みたいな言い方みたいな感じと一緒やな。
ああ、でもほんとにそういう感じです。
あの、インディロックとか、そういうインディーズって言葉が一番しっくりくるかなと僕は思ってるんですが、
昔は2000リットル以上ビール作ってないと工場立てんなっていう法律があったんですけど、
1994年に、ま、くしくも僕が生まれた年に、何リットルだったかな。
えーと、ちょっと待ってください。
ちゃんと喋らないとね、この辺危険なんで。
あ、60リットル。60キロリッ…あ、間違えた。60キロリットルね。
60キロリットル作ったら、60キロリットルから工場作ってもいいよっていうことになったんですよ、法律が。
うん。ちょっと待ってな。
そこから…
ちょっと待ってくれ。少し時間を巻き戻したいんやけど。
はい。
あの、くしくも自分が生まれた年、94年が、っておっしゃられたんですけど、
それは、僕はクラフトビールの寄稿子なんですが、っていうこと?
違いますよ。そういうわけじゃなくて。
そういうこと。僕が生まれたのと同じようにクラフトビールが始まったんですよ、みたいな。
僕はクラフトビールの寄稿子なんですが…
そういうわけじゃないですよ、別に。
違う、ただクラフトビールと同い年っていうだけです。
カートコバーンの生まれ変わりなのですが、くしくもカートコバーンが亡くなった年いえば94年なんですけど、
そこまで言ってないでしょ、別に。
僕はクラフトビールの寄稿子で、カートコバーンの生まれ変わりなのですが、っていうことやな。
いいよ、じゃあ別にくしくもじゃないよ。たまたま、たまたま、94年に法律が変わって最低60キロリットルから作って良くなったと。
そこからは、どっちかっていうとジビールっていう言葉の方が馴染みがある。
あー、ジビールって言ってたな。
ニッキービールっていうものがたくさん作られるようになって、
例えば観光地とかだったらいっぱいありますけど、そういうちっちゃい醸造所でビール作るようになったと。
なんですけど、2000年代にアメリカの方で、そういうクラフトビールブームみたいなのが来て、
21:00
ちっちゃい醸造所でアメリカ産のホップを使って、IPAとかアメリカンIPAとかウエストホーストIPAみたいなね、
そういったものを作ろうっていう流れができて、
それでクラフトビールって言葉が日本でも2010年ぐらいに使われるようになったっていうところで、
急にクラフトビールっていう言葉が日本でもジビールの代わりに使われるようになったっていう経緯らしいんですけど。
確かにジビールって言ってたな。忘れかけてたなぁ。
そう。
たぶんお土産屋さんとかのビールは今でもクラフトビールとはあんまり言ってないんじゃないかなと思いますけどね。
昔ながらのところは。
で、ちょっと話戻るんですけど、さっき言ったヤホーブルーイングっていうところは創始者の人がね、
海外に留学に行って、海外でエールビールっていうのを飲んだと。
日本ってラガービールばっかなんですけど、初めてそこでエールっていう種類のビールを飲んで、
エールめっちゃうまいなってなって、日本でもエール作りたいなって言って作ったのがヤホーブルーイングなんですけど、
ヤホーブルーイングってね、ヨナヨナエールの缶とか見てもわかるんですけど、缶にクラフトビールって書いてるんですよね。自分から。
だからインディーロックバンドが自分らのことをインディーロックですって言ってるみたいな。
なんかこう、自分で言っちゃうみたいなさ。
まあそれによってクラフトビールって言葉がコンビニとかでも見れるから広まったっていう功績はめちゃくちゃあると思うんですけど、
ただやっぱりそのヤホーブルーイングが普通のビールにさよならみたいなさ、そういうフレーズを出したりとか、ちょっとやっぱりアンチメジャービールみたいな姿勢をとっているあたりがある。
やっぱちょっとホワイトコーヒーとかもそうなんやけど、
そういういいものを作りたいみたいな時に、やっぱり売れるために使われているものに対する批判的な切り込みっていうのを見れる。
まあ何でもね、ロックの歴史でも全部そうですから。
そう、あるんかなーっていうふうに思ってみて。
あとその、シャークさんが最初言ってたタップでサーバーでクラフトビール飲める店とかいっぱい増えてきてると思うんですけど、
めちゃめちゃ増えてんのよ。
都内特にめちゃくちゃ多くて、
まあそのあたりからして、さっき言った男のたし並みではないですけど、
そういうビールがウイスキーとかワインみたいな感じで、
試行品化していってるなみたいな感覚めっちゃ感じるんですよ。
あるよな。
高えぇもんだってあのクラフトビールさ。
ハーフでさ、なんか980円とかかき上がってさ。
そうそうそう。
なんか頼んじゃうけどさ。
そうなんですよね。普通にミドルで900円とか、その中ぐらいのサイズで1000円、ギリいかないぐらいの値段が普通に。
全然あるよね。
缶ビールとかだと、クラフトビール、海外のものとかだと600円から800円ぐらい普通にしますんで。
なんか卓球感あるよな、1200円とかさ。
あるある。
24:00
950円も最近チェラホイルミビルだったんですね。
全然あるよな。
そうなんですよね。
試行品的なところで言うと、やっぱり日本酒とか飲み比べで、おチョコでちっちゃく並べて飲むみたいなのがあると思うんですけど。
それみたいな感じで、ビールもテイスティングって言って小っちゃいコップにビールが何種類も入って、6種類とか8種類とか、そういった感じのテイスティングセットっていうのを出すところが増えてきてて。
えーそうなんや。
本当にメジャーなところで言うと、スプリングバレーブルワリーっていうところがこのビールのテイスティングセットっていうのを出してて、僕これ飲みに行ったことあるんですけど。
スプリングバレーはコンビニとかの缶で、3年前ぐらいからかな、3、4年前ぐらいから起き始めてると思うんですけど。
これもちょっとややこしくて、スプリングバレーってちっちゃい醸造所だったんですけど。
そこをキリンと一緒に建て直してやってるんで、バックにキリンさんがついてるんですよ。バックっていうかほぼキリン。
なので、だから広告にさ、キリン渾身のクラフトビールって書いてある。意味不明なこの、キリンがクラフトビールっていう意味不明なフレーズが出てるんですけど、それはそういう意味なんですよね。
もともとクラフトビールの醸造所なんだけど、キリンがバックについてますねっていう。だからそういうところもテイスティングセットとか出してるんですよね。
なるほどね。今DDTっていうインディーの団体がサイバーエージェントグループなんやけど、そういう感じやな。
格闘技か何かで例えられました。
プロレスの団体、インディーの団体。普通にでっかいところでもやるんやけど、今はサイバーエージェントに変われて、バックサイバーエージェントになったのよ。
急にでかいのついてるんや。
そうそうそうそう。
でもね、本当にそういう感じです。
うん。まあでも音楽でもあるよな。そういうでっかいレーベルが、そういう尖ったレーベルをこうやってるみたいなところってあるもんな。
結局何々何回?みたいなさ。
いやそうですよ。そういうのも、たぶんもっとこれから増えていくんじゃないかなという感じがしますよ。やっぱでかい会社が小っちゃい醸造所買い取って、うちで全国に館出しましょうやみたいな。増えんじゃないかな。
わかんないですけど。
あとですね、テイスティングセット出してるところで言えば、小江戸ビールですね。これは知ってる方多いんじゃないですかね。小江戸ビール。
なんか聞いたことあるかもしれんな。
うん。結構置いてる店多いと思うんですけど、関西とかにもね、ちらほら置いてる店あると思いますけど、埼玉の川越のクラフトビールなんですけど、ここはちょっと変わってて、母体が共同生地っていう有機農業をやってる会社なんですよ。
へー。
70年代からそういう有機農業をやってたんですけど、1996年に川越で取れるさつまいもを使ってビールを作ることに成功して、そこからクラフトビールもやってるっていう。
27:08
へー。
この東京ビアホールとかでテイスティングセットを出してますね。なんかこういう飲み方をビールもし始めてるんかって感じがするな。
これってさ、俺はやっぱこういう飲みクラブセットみたいなの頼んだことないんやけど、人生で。
うん。
そのやっぱ違うみたいなのがテンション上がるってことやろ?
違うもテンション上がるし、見た目も違うし、あとまぁ映えるっていうのもありますよね。写真に映える。
場合ね。
そうですね。やっぱ日本酒とかさ、ウイスキーとかと比べるとビールって黒もあれば、ラガー、エール、バイツェンとかさ、いろんな色のもあるから映えるし可愛らしいっていうのはあるよね。ビールがちっちゃいコップに入ってるっていうのは。
確かにな。
うん。そうなんですよね。
うん。
でまぁさっき言ったちょっとオシャレな雰囲気の店とかさ、あとまぁ値段も高くなっていってるし、結構そっちの方向に入ってきてるなっていうクラフトビール飲んでて、それの波を感じますね。
なんかちょくちょく俺も最近行くから、本当に、「わぁ違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
言った自分の好きなビールとか自分の好きな味 まあビールってめちゃくちゃ種類あるんでエールラガーに対別してまあ特にエールとかはクラフトビール種類多いです
からその中でサクっていくっていうのも面白いんですけど これがちょっと3つ目の
その違いがわかる良さみたいなところなんですけど いろいろそのビール飲んだりとかしててお店の人と話したりとか
あとまあ展示でこう 例えばコイドビールとかは1回展示に出してるのを見て作り手の方とちょろっと話せたり
とかはしたんですけど なんかそういった中で思うのは自分の好きなものっていうのはとりあえず置い
といてこの自分なんだろうな 作り手に対して違いがわかる誠実さをちょっと持っておきたいなっていう部分
うんあるなあっていうふうに思ってて まあビール好きやからこそそれを作ってる人とか店の人とか作り手の人と話した
時に向こうはこだわり持って作ってるわけなんで ちゃんとそれを受け止めるという意味の
この違いがわかるしたっていうのを持っておきたいなっていう部分 これはほと何ここ何ヶ月かぐらいで
30:01
湧いた感情ですね ずっとこの自分の能力とか
自分の好きなものが知りたいみたいな自分自分だったんですけど 好きな店とか好きなメーカーとかができてちゃんとその人らの作っているものを
組みたいなっていう 意味で違いがわかるようになりたいなっていうふうに
思いましたね なるほどねー
なんかこのあたりはまあ 最近本当に人と関わるようになったりとかして
まあ当たり前ですけど食べ物なんですけど人間が作ったものなんでここにそこに行こう 人間というものが出てきたときにやっぱり
おいしいまずいだけの物差ししか持ってなかったら自分の好きなものに対しては特に ちょっとこう
やっぱりこう礼儀じゃないけどなんて言うだろうな やっぱりちゃんと言葉にもしたいし
わかるようになっておきたいっていう中ファンとしての姿勢みたいな感じですねどっちか っていうところは
なるほどな
そういうところとしても間違いがわかることっていうのは良いことなのかなというふうに 思ったんですけどまぁさっき
2人で話したみたいにまあその中でまあなんかマッチョリズム的な話であったりとか コンプレックス詳細的なものもあるのでこうやっぱ惑わされないようにしたいな
っていうのは そうねー
確かにやっぱ情報 クラウンってやっぱ
気持ちいいしなぁ
そこはあるよなぁ
明日の情報を並べてみて飲んであー違う っていうのがこう気持ちいいっていう段階もあるんだけど
なんかそこからもうちょっと深く 考えてみたいなっていうのはそうね
やっぱでやっぱ違うっていうことに興奮するみたいな やっぱその興奮って怖いなんて最近すごい思ってて何でも
正常な判断ができなくなっている状態ですからね そうだからやっぱ
学ぶことって僕すごい興奮だと思うし 知るっていうことは興奮だと思ってて
やっぱそれが楽しいっていう時ってその基本的なまあトランス状態っていうかさ 分かった嬉しいみたいな感じになるからだからそれが他の人にも伝えたいとか行こうどうなった
時にその興奮で伝えちゃうと まあ言ったらこのマウンティングじゃないけどそういう感じになっちゃったりとか
人とのボーダーライン超えちゃったりとかそういうことってそう起きるなぁと思ってて そこに興奮の理由っていうのは
人と違うものを知れたっていう時の興奮 っていうのが結構ブーストされているところがあったりするなぁとか思ってて
33:03
そうなまあ特にさあそういう興奮ってやっぱさ 中学校とか高校生くらい覚え始めるよね
そうね俺だけが知ってる何かみたいな それ一歩先を行ってる感覚みたいな
そういう興奮そうそうまあそれはもうずっと大人になってもずっとだと思うし でもその興奮がないと知れないことがあるしそこの興奮を覚える気持ちとか気持ち
ことを別にやることに対して 何かを思えって言ってるわけじゃなくて
なんかそこって難しいなぁと思うね学ぶことがおもろいなぁと思う分と興奮してるなぁ っていう自分ていうのは絶対生まれてくるし
そことの距離感っていうのはねことにね 自覚的でありたいですよね
そうですねまぁちょっとクラフトビールに関してちょっと批判的な感じというか あとまあ内製的な感じで喋っちゃいましたけどあの今クラフトビール飲むの
めちゃくちゃいいと思いますいろんな種類が本当に手に入るし 美味しいビールめちゃくちゃ多いので
そうねでも確かに俺もあんまりわからへんないけど 言ったらそのスーパードライとかしかさ
飲んでないから基本飲んでなかったからビールってビールって俺の中でスーパードライ だったから
関西の特にね朝そそ強いんですよで なんかこう
やっぱ違う全然違うもんなんやなぁみたいなの面白さっていうか うん
なんて言ったらいいんかなぁ なんかそういう感覚よね全然同じもんやけど全然違う
もんを目指してるみたいな オモロイなぁとは思うなぁ
そうですねまぁ特にちょっとさっき言いそびれたんですけどさっき言った日本の 4代メーカーとかってほぼほぼラガービールしか作ってないんですよね
ラガーってこう キレがあって辛みが強くてキンキンに冷やして強炭酸で飲むみたいな
感じなんですけどそれと別でエールビールっていうのがあってそっちは結構常温で 飲むようなものになって
まあコーボとか発行のさせ方が違うんですけどそのエールビールがクラフトビール は多いんですよどっちかっていうとエールビールの方が有機化合物のエステルとか
フェノールとかそういう香りが立つようなものがいっぱい出すので クラフトビールの方が多分そういうちょっと癖が強かったり幅が広いものが多いので
日本のビールとはまた全然違うものが味わえるんじゃないかなと思うのもあるので今 流行ってる今のうちにですねいろんなビールの味を知っておく
あとまあ日本でなかなか飲めないエールビールをねたくさん飲むことを僕は個人的には お勧めしますはいまあね面白いはなぁ
でもこれもいつか終わりを迎えてくるんかなそれこそ スーパードライみたいなさ強いクラフトビールみたいながどっか
36:01
あの 蛇のように食い散らかしていくっていう現象が起きていくんでしょうか
どうなんどうなるんだろうね スプリングバレー的なそういう大手がバックについてそういうものに結局落ち着くみたいになっちゃう
と個人的にはつまらないなと思うけどそういう流れになりそうな予感 まあ今は拡散してるとこやからね
その辺の流れももしかしたら見ていっとくと面白いかもしれないな 2023年時点ではなんかまだいろいろあったけどみたいな
気づけばみたいなねことあったりするからね どこどこしかないやんそうみたいな
はい そうですねはいというわけなので
今回はそんな感じの食べ物飲み物の会でした 心の砂地は引き続きお便りをお待ちしております全ての宛先は ko ko ro n o f u n
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嬉しいですまた本編で出てきたこういう名刺などはノートに応募集がありますので そちらもご覧ください
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それでは皆様ごきげんよう
37:52

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