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2021-10-24 14:47

9杯目 ~『世界「失敗」製品図鑑』を読みました。

それぞれの失敗を回避するのは、とても難しかっただろうな…という事例ばかりでした。

録音中に数字が出なかった iPad の重さはこちら。
iPad Pro 12.9" (2021) 682 g
iPad Pro 11" (2021) 466 g
iPad mini 8.3" (2021) 293 g

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今回のブックレビューの本のリンクはこちらです。

『世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道』
荒木 博行 (著)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09HXDSTSQ/

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『世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道』の読書メモ・マインドマップです。

https://twitter.com/kokeshi_bungu/status/1453065273833971715?s=21

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いらっしゃいませ、ミコ店長のこけしブームカフェです。
アメリカの小さな町にある架空のブーム店から、大好きな文房具、本、コーヒーについてお話ししています。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
こちらは、ほどほど涼しく、良い天気な1週間でした。
前回からあまり日が空いてないのはですね、と話したフライヤーブックカフェの荒木さんの発信力養成講座の課題を祝々と行おうと思いまして、こまめにブックレビューをしているところです。
それでは今回は前置きなく、早速ブックレビューを始めようと思います。
著書名が、世界失敗製品図鑑、せめた失敗20例でわかる成功への近道。
著者、荒木ひろゆき。発行、日経BP。2021年10月18日の発行になっています。
著者紹介なんですけれども、荒木ひろゆきさん。株式会社、学びデザイン代表取締役社長。
住友障子、グロービス、経営大学院副研究課長を経て、株式会社学びデザインを設立。
フライヤーやニュースピックス、のぎどなど、スタートアップ企業のアドバイザーとして関わるほか、絵本ラビの社外監査役。
武蔵野大学で客員なども務める。
著者に、笑う手に旅に出よう。文芸春秋。見るだけでわかるビジネス書図鑑シリーズ、ディスカバー21。
世界倒産図鑑、日経BPなど多数。
ボイシー荒木ひろゆきのブックカフェ、毎朝放送中とのことです。
この本を手に取ったきっかけなんですけれども、ボイシーで聞いているブックカフェの中でですね、
何回かに分けて荒木さんからご紹介されていて、それで早速読んでみようと思いまして、注文予約しました。
予約注文した時点で、アマゾンのサマリーというんでしょうか、それをさっと読ませていただきたんですけれども、
その失敗例の企業として大企業が多かったんですね。私でも知っているような企業ばかりで。
それで資本が大きいと思われるような企業がどうしてそれほどの大きな失敗に至ったのかという理由を知りたいと思いまして、今回読み始めました。
この本の中で主なメッセージとしては、まず一番最初にあったんですけれども、チャレンジと失敗はセットであるということですね。
そして時代の流れに乗りつつ、あとはお客さんの視点を持ちつつ、さらに経営側が納得するプロジェクトを維持・推進することは難しいということ。
難しいんですけれども、失敗を少しでも防いで成功をつなげるために、相反する複数の視点を持つ必要があるということでした。
それでは本の中に入るんですけれども、こちらは大きく2つに分かれています。
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授業の構造編と授業を取り巻く力学編の2つですね。
そして最初の授業の構造編の中に、ユーザー視点を学ぶ、競争ルールを学ぶ、社内風情を学ぶとありまして、次の後編、授業を取り巻く力学編の中に、大きな力学を学ぶという項目があります。
ビジネス書を読む中でこんな風に可愛いイラストが書かれています。
プレゼンで見るような図であるとか、グラフであるとか、そういったものは見かけるんですけれども、とても手書きな感じが溢れている、それぞれの商品がキャラクターになっていまして、グラフで最初頑張るぞという感じで始まったのが、最後打ち切りだーみたいな感じで、ガックスな感じのイラストになっています。
そういった可愛いイラストがあることで、それぞれの商品がとても頭に残りやすいと言いますか、というのもほとんどの商品がですね、私はその時代が違ったりとか、あとは車にあまり関心がなかったりとか、実際に触れたりとか見たことがないような商品も多いんですけれども、
私はその時代が違ったりとか、あとは車にあまり関心がなかったりとか、実際に触れたりとか見たことがないような商品も多いんですね。そのためこのイラストというのはとても想像をするのに、私にとっては大きな助けになりました。
そして私があまり知らない商品の中でも、なんとなく聞いたことがあるとか、縁があるものについて3つほど取り上げようと思います。
1つはGoogleプラスですね。こちら2011年に公開されました。
当時は私は知らなかったんですが、AKB48もこのGoogleプラスの中に入ることで大きく知られたようです。
先にFacebookの方が先行していて、その後私もGoogleプラスの方を登録したんですけれども、もちろん実名での申し込みは必要だったんですが、
サークルというものが作れまして、その自分の趣味の範囲とか友達の範囲とか家族の範囲という風に投稿をうまく分けることが簡単だったんですね。
それで私はどちらかというと趣味の方とつながって楽しんだ覚えがあります。
もう一つFacebookはどちらかというと本当に皆さん入ってきたので、なかなか何でもかんでも投稿するのがちょっと躊躇したような感じなんですけれども、
むしろこちらGoogleプラスはですね、周りで参加している人が少なかったのでそういった意味でのびのび使っていた思い出があります。
それでこちらの失敗した理由としてはですね、Googleプラス側がその様々なGoogleのプロジェクトというのでしょうか、
GmailであるとかGoogleマップであるとかそういうものと連携して、それがどちらかというと企業の都合でユーザー側に押し付けになったような感じが失敗の原因として挙げられていました。
そのSNSというのは生活に定着するまでが時間がかかるのと、あとは提供する企業側がこうやって使うものだというふうに明確に詳細なものを提示するというよりは、
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ユーザー間でそれぞれあれこれ試行錯誤というか楽しみつつそれがどんどん定着しつつ楽しみ方が広がっていくというものがSNSであるのに対して、
Googleプラスは押し付けるような感じになってしまったということですね。
そしてもう一つこちらが致命的だったのは2015年の段階で個人情報が50万人分が外部からアクセス可能になっていたらしいんですね。
それを3年間気づかないままだったということで大きな流出はなかったという発表ではあるんですけれども、2015年からそのデータが危なかったということで3年間気づかなくって、その気づいたのが2018年で幕を落としたのが2019年ということでした。
もう一つはAiboこちらはソニーの商品で一番最初の初期型は1999年6月に発表されていたということです。
こちらは犬型のロボットですね。
当時5000体を用意していて、その5000体でさえも売れるかどうかということが危ぶまれるような高額な20万から25万だったと記憶しているんですが、販売開始後15分でソロドアウトということでした。
最終的に1.5年で4万5000体が販売されたということです。
その後2世代についても企画されていたみたいなんですけれども、2003年4月に挿入ショックというものがありまして株価が大きく下がりまして2006年1月に生産中止ということになりました。
こちらは可愛がるロボットということで短期的に収益が難しい商品ということですね。
販売がマーケットに浸透するまで時間がかかるということと、それを経営人側がちょっと待てる状況ではなかったということが、その初任ショックから来る生産中止ということになったということです。
ただこちらはですね、2018年の1月に大文字のアイボから小文字のアイボになりまして、また企画生産されたということで、私が見たことがあるのはこちらのアイボなんですね。
家族がソニーのカメラがちょっと壊れまして、それでソニーの修理センターに行った時に他のフロアにアイボがあったような覚えがあります。
ただ私はこちら最初5000体で経営人が高価格であるし売れるのかどうかを懸念したということで、私もそうだろうなと思ったんですね。
20万か25万円ということで、私はペット、金魚しか飼ったことがないので、犬を飼うという感じもわかりませんし、ましてそれをロボットで体験するということもちょっと想像がつかないというか、惹かれるところまではいかなくて、何が売れるのかというのはわからないものだなぁと思いながら読みました。
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そして最後にニュートンですね。こちらアップルで1992年5月にPDAというものが発売されたということです。
当時は電子手帳というふうにも呼ばれていたみたいです。
こちらを取り上げたのは私が手帳やノート、文房具類が大好きということなんですけれども、ただ手帳にしては480gはずいぶん重いなというふうに読みました。
ペットボトル1本分ですよね。iPadぐらいなんでしょうか。すいませんすぐに数字が出ないんですけれども。
こちらはかなり期待されて出たみたいなんですけれども、実際に手書き文字の認識機能が遅れていたりとか、このニュートン自体も高額だったんですけれども、さらに通信機能のモデルも高価だったということ、価格面ですね。
それに加えてですね、主力のPCの売り上げがどんどん落ちていまして幕離れということで、ニュートンにかかわりっきりでは難しい状況になったんですね。
その時点ではもうスティーブ・ジョブズ氏はAppleを去られていたんですけれども、なかなかAppleが立ち行かないということで、1996年12月にネクスト社を買収ということで、そこでスティーブ・ジョブズ氏が帰り咲いて、いらっしゃらない間のプロダクトは開発中止ということで、1998年3月に中止となりました。
なので、1992年5月から6年ほどの期間ですね。
失敗理由としては、先ほどお話ししましたが、パソコン本体が立ち行かなくなったということと、あとはニュートンという製品自体がですね、新しくて馴染むまで、市場に広がるまで時間がかかる商品だったということですね。
でもそこにはちょっと時間がかけられなかったということで、タイミングも合わなかったということですね。
ただ後日談としては、ニュートンのOSでご活躍された技術者さんお二人が、その後iPodのOSにも携わられたということで、その完全に流れが断ち切られるのではなくて、その技術とか思想とかはAppleの中で受け継がれているということでした。
これまでお話しした3社については、企業の意図がちょっと強すぎたということであるとか、市場はとても期待していたけれども、挿入ショックであるとか、あとはAppleのパソコンが立ち行かなくなったとか、タイミングがちょっとずれてしまったということの失敗もあるんですけれども、
その他の企業の失敗としてはですね、新しい商品が発売されたとしても、その部品であるとかそのもの自体が品切れになってしまって、広く流通が難しかったということであるとか、あとはNintendoのゲーム機のように、ゲーム本体だけではなくてソフトのサードパーティーの企業も一緒に巻き込む場合、
そちらのサードパーティーが参入が難しくなるような構成の多さであるとか、コストがかかるようなシステムになってしまったり、あとはナオキさんのゴルフ用具ですね、こちらは強みが生かせないままということだったりとか、あとはサムソングループの自動車プロジェクトについてはアジア通貨機器によって継続が難しくなったりとか、もう様々な理由があるんですけれども、
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ただその中でもですね、例えばコカ・コーラの例であれば3ヶ月で切り替えて車載してリカバリーをするであるとか、あとはユニクロの野菜事務が失敗した事例では次のGUの事業でお近所さんや若手スタッフに意見を聞くであるとか、
トヨタのパブリカであればこちらが売れなかった理由を考え直すことで次のカローラというとても人気になった車につなげることができたという失敗しても次につなげることができたという例もいくつか書いてあります。
失敗したとしてもそこから学んで謙虚に次の手につなげる柔軟性が必要であるという風には思うんですけれども、一体それがどうやったらモテるんだろうというのは改めてどうしたらモテるんでしょう。
この中の失敗例としてイリジウム、大きな携帯電話についてなんですけれども、1998年11月ですね、とても画期的な通信衛星まで打ち上げた多額の費用をかけたものだったんですが、課題からアイデアを思いついて10年設備投資にかかったんですね。
でもその10年の間にその課題が解消してしまったということで大きな失敗になったということなんですが、これはこれだけのお金を使って中資という判断が切り落として幅広い視野と学ぶ姿勢があってもどうなんだろうという風に思うような、とても痛ましい事例でありました。
どうしたら相反する複数の視点を持てるのかという問いについてはですね、わからないというのが正直なところなんですけれども、ただ一つ言えるのは様々な事例を知ると言いますか、本を読むのもその一つかなという風に思います。
なかなか生きている中でそれほど多くの方とお話しすることは難しいですし、でも本を読むことで大きく補うこともできるのではないかなという風に思いました。
今回のブックレビューはこれまでにさせていただきます。閉店までお付き合いいただきましてありがとうございました。またのご来店お待ちしています。美子店長でした。
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