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2021-07-17 24:22

5杯目 ~『インスタグラム: 野望の果ての真実』を読みました。

今回のブックレビューの本のリンクはこちらです。

『インスタグラム: 野望の果ての真実』
サラ・フライヤー (著), 井口耕二  (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4910063188/
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私が読んでいて一番楽しかったのは第1章でしたので、そこだけお聞きいただけましたら…。

~ ご挨拶
~ 本のご紹介
~ 本の概要
~ 第1章
~ 第2章
~ 第3章
~ 第4章
~ 第5章
~ 第6章
~ 第7章
~ 第8章
~ 第9章
~ 第10章
~ 第11章
~ 第12章
~ エピローグ
~ 個人的な感想、最後のご挨拶
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本のご紹介の中でお話していた本。

『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』
ローレンス・レビー (著), 井口耕二  (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4866511133/
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長いエビソードになってしまいました。
今回は小説をレビューするような難しさがありました。
短くまとめられるようになりたいです。

読書メモ・マインドマップです。
https://twitter.com/kokeshi_bungu/status/1416212637508014080?s=21

https://twitter.com/kokeshi_bungu/status/1416212891435298817?s=21 

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いらっしゃいませ、ミコ店長のこけし文庫カフェです。
アメリカの小さな町にある架空の文具店から、大好きな文房具、本、コーヒーについてお話ししています。
いかがお過ごしですか?
こちらは相変わらず暑い日が続いていまして、最高気温が34℃から40℃くらいの日が続いています。
ちょっと暑いのを通り越してというか、暑いせいなんですけれども、山火事が頻発しているところであります。
なのでちょっと日によっては天気予報がスモーキーだったり、あとはエアクオリティという外の空気の状態を示す指標があるんですけれども、そちらがちょっと高めだったりします。
でも時事についてお話しすると、ちょっとあまり楽しいお話にならないので、ここまでにして早速本編に入りたいと思います。
今日は長くなりそうでちょっとドキドキしているんですが、今回もブックレビューになります。
本のタイトルは、インスタグラム野望の果ての真実、令和3年7月発行、著者ソラフライヤー、役者井口浩二、発行所株式会社ニューズピックスですね。
こちら、著者紹介のソラフライヤーさん。
配読しますと、ブルームバーグ氏主役者、サンフランシスコを拠点にフェイスブック、インスタグラム、ツイッター等の創業者らを取材し、関東記事を多数執筆。
彼女のフェイスブック取材記事は、同社CEOマークザッカーバーグを召喚した、米議会校長会でも引用され、大きな反響を読んだ。
本書インスタグラムは、初の著書ながら英語圏の名だたる報道機関の年間ベストブック賞を受賞し、世界20カ国まで観光が決定している。
役者紹介、猪口浩二さん。
翻訳者、東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士、家庭修了。
大手石油会社勤務を経て、技術・実務翻訳者として独立。
主な役所に、アイザックソン、スティーブ・ジョブズ、イノベーターズ、共に講談者。
ガロ、スティーブ・ジョブズ、表裏のプレゼン。
ストーン、ジェフ・ベゾス、果てなき野望。
共に日経BP、レビィ、ピクサー、文教者、パリザ、フィルターバブル、早川書房、ほか。
本を読み終えて、改めてこちらを読み出した時に、この役者紹介の中にピクサーの本があったんですね。
元CFOの方だったと思うんですが、その方がピクサーの株式上場、その後もちょっと出てるんですが、それについて書いてあるお話なんですね。
スティーブ・ジョブズ氏のお話、会話もふんだんに盛り込まれた本だったんですけども、
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ちょうどその人間模様というか、スティーブ・ジョブズ氏のキャラクターの強さと、今回お読みしたマーク・ザッカーバーグさんのキャラクターの強さというのが、
読んでいて何か記事館というか覚えがあるなと思ったら、そうだピクサーだと思って、ちょっと雰囲気が似てるんですが、
ただちょっとピクサーのように、ハッピーエンドというふうにはならないようなお話でした。
では早速本の内容についてなんですけれども、この読書メモを見ながら、一体どのようにまとめてお話をしたらいいのかなと、ちょっとまだわからないままなんですが、
まずは本は第1章から12章まであります。順番にお読みしますと、
第1章 プロジェクト・コードネーム
第2章 成功の混沌
第3章 驚き
第4章 天国と地獄の狭間の夏
第5章 さっと動いてどんどん打ち破れ
第6章 君臨
第7章 新たなるセレブの誕生
第8章 インスタ映えの追求
第9章 スナップチャット問題
第10章 トモグイ
第11章 他のフェイクニュース
第12章 CEO
そしてエピローグと続きます。
本の内容、本当に本当にざっくりお話ししますと、
インスタグラムの始まりから、CEOのシストラムさんと共同経営者の方、プリーナーさんが去るまでのお話なんですけれども、
その中で最初の本当に小さいところからお二人で立ち上げられて、そこからどんどんフェイスブックに買収後、いろいろな葛藤があって、最終的には去るという決断をされたという話ですね。
一番最初がシストラムさんが大学卒業あたり、2010年ですかね、2016年10月、アプリがTOAに公開された日ですね。
なので少しその前からになります。
そしてインスタグラムをさらえたのは2018年ということになります。
第1章なんですけれども、こちらがですね、私一番、読書メモをたくさん書いていて、1章だけ1枚使ってしまったので、12章まで12枚使うのかとちょっと戦線恐怖をしたんですけれども、そんなことにはなりませんでした。
私が一番楽しかったのがこの1章だったんですね。
シストラムさん、CEOになるシストラムさんが大学を卒業された後の動きについてなんですけれども、その卒業のところでもうすでにザッカーバーグさんとは面識があって声をかけられています。
同じスタンフォード大学なんですね。
フェイスブックに誘われているわけですけれども、ご自身はそれをお断りしてフィレンツェの方に留学されます。
そのエピソードでとても印象的だったんですけれども、先生からとても高級なカメラを持って行ったんですが、イタリアの先生からそんなものを使わないでこのカメラを使いなさいという風に言われてホルガというカメラを渡されます。
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これはですね、2005年のことだから、そうかだいぶ2005年、インスタグラムができたのが2010年、結構経ってるんですね。
2005年の話で、このホルガというのがですね、とっても遠いカメラというんでしょうか、それにしては結構しっかりしたというか、私も使ったことはないんですけれども一時憧れていたカメラでした。
レンズがですね、ガラスバージョンもあると思うんですがプラスチックのものもありまして、とてもボケて雰囲気が出るフィルターが用意されているんですね。
とても、うまく言えないですが雰囲気が出るような感じのカメラで、その時の言葉として残っているのが、技術的に高度であってもそれは良いものとは限らないということで、このホルガを評価しての言葉なんですけれども、とても私はこのお話が印象的でした。
というのもですね、インスタグラムは最初に搭載されていたフィルターがとても印象的だったんですね。
後々恋人、最終的には結婚される方のお話なんですけれども、シストロムさんがインスタグラムの前身になるアプリを使っていた時に、その恋人の方がおっしゃるんですが、私は多分このアプリを使わないわというふうにお話するんですね。
で、どうしてっていうふうに恋人にお聞きした時に、私はなんとかさんみたいに、そのシストロムさんのお友達みたいに、私はカメラ、写真撮るの上手じゃないものってお話するんですね。
そのシストロムさんはそのお友達について、彼はいろんなフィルターを使って加工してるんだよって言うんです。
そしたらその恋人さんが、だったらフィルターもアプリにつけたらいいじゃないっていうふうにお話して、でシストロムさんはなるほどと思ってフィルターをつけることにするんですね。
でそのフィルターの名前のアーリーバードだったりとか、当時ライバルとして出ていたヒップストマティックっていうのを私使っていたんですけれども、
それが本当にですね懐かしくって、このフィルターをいろいろ使って自分の写真が全く違うものになるっていう体験がとても楽しかったんですね。
なのでこの話を読んで、私は本当にインスタグラムが好きで楽しかった時のことを思い出したんです。
そしてシストロムさんが短期のフィレンツー留学から帰ってきて、まずバリスタとして働きます。
その後グーグルに入社するんですけれども、お仕事がとてもつまらなかったらしくですね。
バリスタ時代に習ったエスプレッソマシンでラテアートを作るのを後輩に教えていたりします、社内で。
そしてその後2008年ですね、リーマンショックが起きまして、
シストロムさん、買い取り部門にいらしたんですね。
どの会社もそういった状況ではないので、同僚にもうどうしたらいいんだろうっていうふうに聞いた時に、ゴルフでもしたらどうだいっていうふうに言われて、本当に悪になく言われたらしいんですけれども、
09:03
自分がまだ25、6で、ゴルフなんて習うには早すぎると思って、会社を決めて辞めました。
その後、ネクストストップなどアプリ作成会社に勤務された後に色々ありまして、インスタグラムの事業、その前はバーブンというアプリだったんですが、
共同経営者を見つけて、その後インスタグラムとしてアップストアで1位となります。
それが主に第1章の話ですね。
第2章以降なんですが、本当にこちら簡単にお話します。
2章、成功の混沌。
こちらは本当にどんどんどんどんユーザー数が増えて、サーバーがダウンしたりとか、上昇中の課題について色々大変だったという話ですね。
あとは著名人が入ったことで、コミュニティとか文化もどんどん広がるような感じになっています。
そしてそのコミュニティが広がるにつれ、やっぱり良くない投稿も増えていて、それに対応することがとても大変になる様子ですね。
投稿が削除するだけで済めば良かったんですけれども、これについては、例えば今自殺する可能性がある女の子についてはスコットランドのポリスに通報するんですけれども、
でもやっぱりインスタグラム側としてはその女の子の住所はわからないわけですよね。
そういうことについての葛藤であったりとか、あとはメンタルヘルスに関する各国の電話相談所の電話までつけてメールを送るんですけれども、
それがどういった効果があるのかというのはちょっとわからない葛藤の葛藤であるとか、結構人を介して対応するような感じですね。
これに対してFacebookやTwitterは基本的には自分たちの会社としてはそれは仕事としてやることではないということで、
通報も個人的にユーザー本人がそれぞれすべきというスタンスだったんですけれども、インスタグラムはそちらに手を入れたということですね。
そういった動きもありまして、どんどんボランティアなどにお手伝いしてくださる方も増えていくというような感じです。
そして第3章は驚き。
こちらはFacebookに10億ドルで買収されたことの詳細についてですね。
4章、天国と地獄狭間の夏。
無事にFacebookに買収されたことのお祝いと、Facebook親会社がですね、当局の調査を受ける、
A行政取引長と米連邦取引委員会、後ほど出てくるんですけれども、調査を受けるということだったんですが、
インスタグラムについては誠実で嘘を偽りがないと信じられるというふうなコミュニティの評価があったということですね。
5章、さっさと動いてどんどん打ち破れ。
こちらはFacebookのスローガンになります。
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買収後の対ユーザーであるとか、Facebookとの大変な葛藤について書いてありますね。
とにかくFacebookはライバルは潰すと。
真似て同じようなものを作れれば良し、それが作れなければ九州合併するというようなスタンスということです。
この時12月にですね、ユーザーの写真についてすべて権利がインスタグラム側にあるという報道がされていたようなんですけれども、
こちらにユーザーがかなり反発しまして、説明不足ということもあったんですけれども、
ユーザーがインスタグラムをスタートしているほどその怒りが大きくて、どんどんインスタグラムから離れていったという事件がありました。
これを見ると本当にFacebookがちょっといかにユーザーからあまり信頼されていないかということと、
そのインスタグラムが愛されていたということのギャップがとても大きく感じられる印象的な事件でした。
私は当時ですね、たまたま海外の方、特にITエンジニアさんが集まるSNSに迷い込んでというか入っていたんですけれども、
とてもFacebookに対して厳しかったんですね。
こちらの本を読んでなるほどと思ったんですが、そのユーザー情報の管理について甘いということであるとか、
そのユーザーの考え方というものを情報操作している節があるということ、
インスタグラムがFacebookにワイバーされたということで、
インスタグラムもちょっと信用できなくなっているということで厳しかったんですけれども、
この事件を読んでその中のユーザーさんたちの話を思い出しました。
第6章、訓練についてはですね、スナブチャットが出てきています。
13から24歳を対象にしたとても若いアプリということで、他にもあるんですがちょっと省略。
第7章、新たなセーブの誕生。
こちらは、ECOのシストラムさんがですね、積極的に有名な著名人の方に接触して使い方を教えていったりとか、
そういうこともあってどんどん増えていくというような感じですね。
そちらFacebookとは違って本当にCEOさんが直接行くということでした。
ただちょっとですね、私もアリアナ・グランデさんとか、お名前は存じ上げているんですが、
ヒルトンさん姉妹の方もですね、あまりセレブについて私が詳しくないので、読んでいてそこまで惹かれるところではなかったのでした。
Vogue氏にも紹介されてユーザーがさらに伸びて参加になったということですね。
アカデミー賞受賞式で自撮り、セルフィーというのがされるようになって、
オクズフォード英語辞典で流行語大賞を取ったということです。
次は第8章、インスタ映えの通知ですね。
こちらはユーザーさんがどんどんエスカレートをすることで、最先端を目指そうとするとそれが肩にはまってしまって無個性になると。
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そうするとですね、香港のカメラマンさん、こちら2015年なんですが、ビルからぶら下がるというような極端に走るような投稿も出てくるということですね。
そしてこちらは、確かに一時ニュースになったのを思い出したんですが、フォロワーを買うという、そういうスパーマーも自動出てくるということですね。
あとは正方形問題、正方形しか最初投稿できなかったんですが、皆さん様々なアプリを駆使して長方形の写真を、そういえば投稿していたなというのを思い出しました。
第9章、スナップチャット問題。
こちらはですね、インスタグラムがどんどん世界の美が並ぶ場ということで、EOのシストロムさん、結構完璧主義者で美しいものを追求される方なんですが、
その完璧な写真がインスタグラムに並ぶことで若いユーザーさんがプレッシャーを感じるようになったんですね。
それを10代の方に直接聞き取りをするという会も会社側で設定されたんですが、
そういった中でスナップチャットというのは、私はすいません、アカウントを持っていないんですが、
24時間で動画が消えてしまうということで、それがとても若者のプレッシャーがないという、
24時間で消えてしまうし、おふざけしても安心できるという、残らないということで、とても流行っていったんですね。
ただそれが伸びてきているので、フェイスブックとしてはちょっと感化ならないということで、どのように対応していくかということですね。
なので、フェイスブックとしてはそれがどんどん伸びてくることが脅威だったことと、
10代のユーザーさんのプレッシャーということと、それをどうやって緩和したらいいかということで、頭を悩ませるということと、
最終的にはインスタグラムもストーリー機能というものをつけることになります。
本気な動きとしては、ローマ教皇さん、教皇フランシスコさんに会いに行って、インスタグラムアカウントを作るということになります。
こちらが2016年の話ですね。
第10章、トムモミ。
こちらはですね、フェイスブックは何でもデータを分析する会社なので、箇所分時間についてフェイスブック親会社が厳しいはず見えるんですね。
なのでインスタグラムが伸びれば伸びるほど、フェイスブックの箇所分、フェイスブックを見てもらう時間が減るんではないかという、
同じ会社内でありながら危機感を持たれるようになります。ザッカーバーグさんから。
そして2016年10月に大統領選があるわけですけれども、
こちらでロシアがフェイスブックの方に介入、様々なアカウントによってその情報操作したという疑いがかけられるんですね。
これが一つ大きな事件で、
もう一つ2017年末、このインスタグラムのどんどんユーザーさんが伸びていって、
フェイスブックがどんどん人気もそうですし、見られる時間も落ちているということに危機感を持って、
18:05
インスタグラムからフェイスブックに行くリンクについてはそのまま残したんですが、
フェイスブックからインスタグラムに誘導するリンクが、こちらカットされるということになります。
そして11章、他のフェイクニュース。
こちら大きな問題としては、インフルエンサーが自分の写真の中で、
そうですね、例えばナイキのシューズを履いて、これが素敵だよという風に言うことが、
これがどこまで広告になるか。
自分がナイキから依頼されてお金を支払われて広告として出しているのか、
それとも単に自分がお金を払って購入して進められているのかという、
そういうそこの境目がとても曖昧ということで、
そこで米連邦取引委員会が広告であるからには、
しっかりとそれについて一番最初にちゃんとそれを明記するようにということを、
ユーザーに対して、インフルエンサーに対して、通告します。
あとはそうですね、写真のどんどん加工に対する期待がアップされるということですね。
現実のものより良いものに見えるということの課題についてですね。
そして12章、CEO。
こちらはIGTVという新しい機能ができるんですけれども、
新しいトップとしてFacebook側からコックスさんが入るようになります。
トップとしてはファミリーブリッジとして、
FacebookもInstagramもWhatsAppも全部一つのものにしたいという、
ザッカーバームさんの考えなんですけれども、
その葛藤があります。
そしてInstagramでもオピオイド、麻薬バイバーについて、
Instagram内でそれが行われるということの問題であったりとか、
それに対応する様子ですね。
そして最終的にはそのFacebook親会社との葛藤も色々ありまして、
9月末に退任されます。
買収後6年のことでした。
最後エピローグですね。
創業者2人が去ってからについて書いてあります。
思い切ってチャンスを掴み、世の中にとって価値のある何かを作り、
さらにそれを使って社会的な意味で恩返しをするのが大事なんだと思います。
成長することができて大きな価値を持つ何かです。
我々はそうしたいと思って頑張りました。
善の力になりたいとシストロムさん入浴誌に載った言葉でした。
こちらの本を読んで、個人的にどのような方にお勧めの本だろうと思ったんですね。
私自身は本当にiPhone4の時にアプリのフィルター機能を使って、
その前の3GSから比べれば本当に段違いに綺麗な写真が撮れたんですけれども、
それでもフィルターを使ってそれが見違えるような写真になって、
21:00
それを世界に投稿できることのワクワク感を思い出した、
懐かしく思える、そのインスタグラムの内側がどうだったのかということを知ることができる本という意味で、
アプリのファンですね。
他にはこれから起業したいと思われる若者の方々でしょうか、
あとはマーケティング、SNSを使って広く広告をしたいと思われている会社の方、
あとはアーティストの方々ですね。
美を追求される側と、それをビジネスとしてどんどん押し上げたい、
そのインスタグラムのCEOのチストロムさんと、
Facebookのザッカーバーグさんのその思いの違いとか葛藤とか、
そういうことは大きいなというふうに思いました。
あとはもう一つ、改めてこの本の表紙を見た時に、
この本の内容をすごく象徴しているなというふうに思ったんです。
こちら、英語のタイトルは
No Filter, The Inside Story of Instagram とあるんです。
とてもこのノーフィルターというのは、私がお話ししたように、
そのフィルターを使ってもともとある写真が見違えるほど良くなるというその最初のワクワクした体験から、
さらにどんどんどんどんエスカレートして、
実物よりもより良く見えてしまうという葛藤があって、
で、その後にノーフィルターというハッシュタグができたほどだったんですね。
これはフィルターを使っていません、このままの写真なんですっていう、
それがこのタイトルにとても私は滲み出ているというふうに思っていまして、
一方、日本語のタイトルは
インスタグラム、野望の果ての真実ですよね。
これ全然違うんじゃないかなって私は思ったんです。
でもインスタグラム、これどういった読者の方が読むんだろうと思ったんですけども、
インスタグラムを使ったことがそれほど思いがない方にとっては、
その英台をそのまま訳したとして、多分響かないんだろうなっていうふうに思ったんですね。
この表紙、いろいろ、世界のビジネス書の頂点、
フィナンシャル、タイムズ、マーキンゼ、ブラブラブラ、
ビジネスとB式は両用するか、などなどなど、いろいろ、
もうこの本自体が広告のような感じですよね。
なので、本としては売れないと困るというのがすごくわかるんです。
でも一方で、これは美しいだろうかと思った時に、
私は、うーん、ちょっと考えるところがありまして、
それを持った時に、やっぱりインスタグラムの美を追求する美しい場っていうことと、
一方で、フェイスブックの広告も美しさとか品質とかではなくて、
いかに多くの広告主から多くを得ようとする、
世界でトップになるんだという、
そういう文化の違いというか葛藤がこの表紙に現れているなというふうに思いました。
24:04
今日はこれまでにしようと思います。
閉店までお付き合いいただいてありがとうございました。
またのご来店お待ちしています。
美子店長でした。
それではまた。
24:22

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