個性についての思考
アートの片隅で、こじらせシアター。
始まりました。
お願いします。
というわけで今回のテーマ、個性について第2回目、船原さんの回です。お願いします。
はい、お願いします。
私、船原孝路が思う個性とはなんですけども、
自分ですね、結構昔からこれ考えてたことがあって、
ちっちゃい頃から、なんていうんですか、
身体的特徴っていうか、
低身長だったし、テンパだったし、顔も濃いし、
今以上に色黒だったし、
そうなんですね。
目もちょっと茶色だったし、髪の毛も結構茶色だった。
で、それがすごいコンプレックスだったんですよね。
身長なんて、小学校入るまで1メーターなかったし、
中学校入学の時は130センチなかったし、
30キロなかったね。
結構コンプレックスで、それが。
特に男の子はね。
結局そういうのが嫌で、
モテたいなと思ったわけですよ。
どうやったらモテるかなと思って、
有名になったらモテると思って、
ダンスやベースやらいろいろやり始めて、
結局長続きしたのが演劇だったんですけど、
結果的に言うと、モテてはないんですけど。
そこはね。
本来の目的。
本来の目的を達成は全然してないんですけど、
未だに見込んだし。
で、それをずっと演劇と出会って思ったんですけど、
この小さいからこそもらえる役、
テンパーだからこそもらえる役、
顔がこんな感じだからもらえる役とかっていうの結構あって、
それがなんか個性的だよねって、
よく言われるようになってきたんですよ。
若い頃はそれもちょっと嫌だったんですけど、
俺はもうほんと普通の俳優になりたかった。
そんな小ささで売りたくないとか、
テンパーまで売りたくないと思ってたんで、
でもそれでね、お金がもらえるようになってきて、
自分が大人になってきて、
いろんなことを許せるようになってきて、
思ったのが、コンプレックスが個性なのかなと思いました。
コンプレックスと社会
だから、今ね、小学校とか中学生の時とか、
たかんな時期なんていじめがあって、
俺、このニキビが嫌なんだとか、
それこそね、身長がちっちゃいとか、
髪の毛がくるくるしてるから、
ずっと毎日、毎朝ドライヤーかけてるとか、
アイロン、ヘアアランしてるとか、
で、悩んでる子たち絶対いると思うんですけど、
俺、その個性でいいと思うんですよ。
全然。
別に、くせ毛でいいじゃんって、
ちっちゃくていいじゃんっていうのが、
大人になって思って、
俺、これを母校で講演会したいなって、
ほんと思ってます。
売れたら。
売れたらですけど。
でも、それはほんともう、
今回、この個性とはっていう題材もらって、
伝えたいなって思ったんですね。
でも、やっぱ、ありますよね。
コンプレックスって。
ありますね。
コンプレックスの塊ですね。
ほんとに。
でも、そんなことはないのよ。
そっか。
中井ちゃんも。
歯茎見えたっていいのか。
いや、そうよ。
それがかわいいんだから。
そうなのよ。
でもね、そういうのが、コンプレックスが嫌だから、
それを隠したりとかさ、
そこは、大げさに言うと、
手術したりとかさ、
なってくるわけで、
俺は、それは別に隠さなくていいんじゃないかなって思うんだよね。
個性だから。
これ、日本人だけなのかなって感じもするんですよね。
すごい思いました。
それを気にして、
直さなきゃとか、直したいって思ってしまう、
環境とか、社会情勢とか、
日本の特有のものもあったりするのかなって。
いや、そうだ。
もちろんね、ホモサピエンス的に言えば、
思春期は絶対来るわけで、
たかんな反抗期とかもあったりするんだろうけど、
それはみんなあっていいんだろうけども、
日本人のマイノリティを嫌う、
マジョリティが大好きみたいな感じあるじゃないですか、
みんなと一緒がいいみたいな、
流行り物は絶対取り入れるみたいな、
俺、世界だけだと思いますよ。
世界で唯一、日本ぐらいじゃないですか、
こんな流行り物に流されてる。
どうかな。
その、精査する必要はいないからなんだけど、
今、うなちゃんの話を聞いてて、
コンプレックスの話なんだけど、
基本的にマイノリティであることの、
弱さみたいなところじゃないですか。
平均値よりこう、みたいな。
平均値、みんながやってることと違うみたいな。
かといって、でもあるとこに行くと、
みんなと一緒にされたくないとも思ったりするわけじゃん。
そうですね。
その矛盾が自分の中にある状態が、
これにあるんだけど、
それは理解できるんだけど、
マイノリティであることを、
認めるっていうだけの話であって、
それとはそれと、
マジョリティの強さが強いのは、
でも、たぶん日本だけじゃなくて、
例えば人種とかも。
でも差別って割とそっからくるから。
そうですね。
マジョリティの強さとか、
仲間意識の話なんだよなと思って。
仲間意識と昨日聞いたあれだと、やっぱ倫理観の話だから、
平均と身体的特性
別に悪いことしてるわけじゃないからね、コンプレックス。
背が小さいとか背が大きいとか。
だからそこを話すと割と長くなるなぁと思いながら、
でもなんか思うことはすごく、
ふなちゃんの話をきっと思ってて。
一つ、身体的なコンプレックスってみんな抱えてるんじゃない?
割と多くの人が。
で、思い出したのが、
それ、第二次世界大戦かな?
飛行機、戦闘機を作るとかがあって、
コックピットを作らなきゃいけないから、
これは一人乗りじゃない?
そうすると、コックピットの大きさを決めなきゃいけないから、
身体検査をすると。
身体測定をするから。
単純な身長と体重。
平均値を出して、それで大きさを決めて、
作んなきゃいけないじゃん。
だからそこで初めて身体測定で出てきたんだって。
そうなんですか。
そうなんですね。
だって、そうしないと測るメリット何もないじゃん。
そうですよね、確かに。
軍服とかはあるんだろうけど、
別にそれまで制服ってないわけだから。
国民国家になってから、
制服って国民服とか、
みんなで一緒にこれを着ることによって一体感を出すみたいなことのインセンティブがないじゃん。
そうですね。
みんなそれまで、
自分の服着て、自分の鎧着て、
自前の鎧着て戦ってた。
そうですね。
そこで国民国家になって、
一日これを着なさいみたいなことになってくるんだけど、
それはあれだけど、
その時に、
もっと細かい足の長さとかいるじゃない、
コックピットとか、手の長さとか。
そこで初めて身体測定を行われたらしくて、
そうすると平均値は出るんだけど、
平均的な人間って何人くらいいたと思う?
そこにハマる人っていうことですか?
平均値の中に収まる人。
でも結構少なさそうですね。
ゼロ。
ゼロなんだ。
ゼロなんですか?
全てがその平均値に収まってる人。
そっかそっかそっか。
逆にいないってことですね。
いないのよ。
平均的な人、平均値は出るわけ。
平均身長、平均体重、平均視力、
平均手の長さ、足の長さ、体重、
全て出るんだけど、
じゃあ平均的な人間っているのか?
って言ったら、いなかったんだよ。
身体的な。
ゼロ。
ゼロ。
へえ。
そうだよね、思って。
まあそうですよ。
お手本みたいになってことですよね。
企画化するためにその情報がいるんだけど、
じゃあそれがみんなにフィットするかって言うと、
誰もフィットしなかった。
でもなんかそういう話を、
それこそ中学生のたかんな時期に、
ちょっと聞けたら、
なんか違ったかもしれない。
違うと思うね。
そうですよね。
なんか、やっぱそういうことを話す機会っていうのが、
ないですよね。
そうだと思うよ。
そうですよね。
それはここに集約されちゃってて、
校を伸ばすとかね、教育のあれであるけど、
そういうことじゃないじゃん。
まずね、前提としても。
そうですね。
平均って何って話をしなきゃいけないから。
平均がなぜ生まれたかみたいな話じゃない。
そこで身体測定生まれたんですね。
確かにだって江戸時代とかまでは着物とかですもんね。
あれはもう誰しもがフリーサイズみたいなものですもんね。
フリーサイズとか、
物資とかは自前にあつられていたわけじゃない。
そうですね。オーダーメイドですもんね。
とかほら、今はあんまりないけど、
その仕立て直せるわけだからさ。
みんな和裁をやって。
着物は仕立て直しやすい作りになってるから、
自分で仕立てたりとか。
超汚れるからさ。
そんなにこだわってなくてもいいわけじゃない。
身体的な。あってようが、あっていなかろうが。
そんなとこにこだわっていらんないっていう時代から、
そこで第二次世界大戦。
まあその説を取るならね。世界大戦中以降だから。
それまで別に平均とかどうでもよかったわけ。
でも一つの指針として平均がないと企画化できないから、
し、そこを目指そうってなんないから。
だから偏差値とか生まれたわけだと思うんだけど。
ああ、そういうことですね。
そうしないと何がいいかわかんないじゃんって話になるから、
日本語の共通言語、共用語?共通語?
共通語。
もうほら、別にそれが正しい日本語ですっていうわけじゃないんだけど、
海外から日本に来ました、日本語を学びたいですって言った時に、
いや、東北弁もあるんだけども、とか大阪弁もあるんだけども、
それが日本語弾兵衛ってなった時に困るじゃん。
これが一応日本語ですっていうふうに提示できないと困るから、
共用語、共通語を設定したわけじゃん。
そうですね。
平均的な。一応これなら伝わるでしょ。日本国内どれでも。
みたいな平均があるわけじゃん。
まあ標準語ってことですよね。
っていうふうに使われたものを、それが正しい日本語だっていうと、
よく考えたらそんなことなくねっていう。
そうですね。
でもNHKのアナウンサーは全国放送するから、
全国の人に伝わらなきゃまずいから、
共通語を使わなきゃいけないよねっていうのがあって、
国としてもまあそれをやりますよっていうのがあるから、
それがみんな使えたらいいよねっていうので、
正しいっていうことになってるわけであって、
その正しさとかがどっから来てるのかっていうのをきちんと捉えると、
それは別に何弁だろうが、
なまっていようが伝わることのほうが重要なんだからみたいな。
いやそれこそもうほんと、
自分佐賀県出身なんですけど、
そうなんだ。
佐賀なまりはもうほんと学校行ったときはもう、
ほんとにコンプレックスで大変でしたね直すの。
なまりはね、我々特にね、
共通語にアクセント直さなきゃいけない。
直さなきゃいけない。
感覚もなまってるんですよね。
なんていうのかな。
佐賀弁でいう、
ドッペースっていう言葉があるのよ。
聞いたこともない。
ドッペースは標準語で言うと、
なんていうのかな。
なんか考えようよ。
ドッペース。
たっぷり、多分お椀にたっぷり盛るとかそういう意味だと思う。
ドッペース、でもなんかすごい、
こういう感じ。
全然ラジオで伝わんない。
超好きみたいなこと?
いや、
甘ったるいみたいな。
のっぺりとか。
のっぺりとか。
もっちゃりとか。
もっちゃりとかに近い感じなんですけど。
でもニュアンス100%は伝わんない。
伝わんないんですよ。
コンプレックスと個性の関係
でもなんかその、
うわーこれドッペースとかって言うと、
何それみたいな。
でもこう、なんか標準語に置き換えれないっていうのがあって、
でもなんかその、
なんか役の中で、
このセリフ読んでると、
なんか、
うわーこれドッペース言い方がいいなみたいな、
とかと思うんですけど、
でもそれが、
標準語でどうやってやればいいんだろうみたいな、
っていうのがあって、
そのなんか、
感情の鉛もなんか直さなきゃいけないっていうのが、
大変だったんですね。
でもそれはさ、
言語のあれでさ、
じゃあ例えば、
ラブとさ、
愛は違うじゃん。
はい。
違いますよね、やっぱり。
そうですよね。
っていうのが、
ファミリーとさ、
家族も違うじゃん。
ニュアンスが。
厳密にはどう、
一応そう訳されてはいるが、
ニュアンスとして、
結局、
ニアリーイコールではあるけど、
完璧なイコールにはならない。
けど、
伝えたいものは別にそこの言語の、
意味の整地さではないから、
ドラマであるからね、
我々は。
そういうのあるけど、
でもそういうのって、
結局個人間でもそうよね。
ありますよね。
青っつってます。
みんな違う青を想像するわけじゃない。
そうですね。
海っつってます。
日本海を思い浮かべる人と。
日本海の方で育ったら、
日本海を思い浮かべやすいもあるし、
アメリカが育ったらなんかね、
確かに。
ウエストコーストとかも、
そういうのを想像する人もいるわけじゃん。
そうですね。
それがだから、
その個性、
入れ物としての個性で、
そこに何を入れてきたか、
何が入ってきたか、
環境によって。
前回言った、
環境によって規定されてる。
そこにいたらそう考えるじゃん、
みたいなことに近いよね。
そうですよね。
だから環境の変化とか、
環境によって違うんでしょうけど、
ニューヨークとか行った時に思ったのが、
本当に人の目とか気にしてないんですよね。
なんでここで寝てるんだろう、みたいな。
なんでそんなファッションしてんだろう、とか。
絶対日本じゃいないよな、みたいな。
ファッションの個性的とかね。
ファッションの個性的とか。
ホームレスの人とかもそうなんだけど、
なんでこんな格好してんだろう、みたいな。
とかっていうのが、
多分日本よりすごいんですよね、そういうのが。
だからそれは、
人の目とか気にしないような、
人種とか環境なのかなって思う。
それは本当個性的ですよね。
コンプレックスか。
コンプレックス。
環境の影響
コンプレックスの相方は個性かなって思いますね。
そこからの欲求がね、結構行動を規定すること多いもんね。
もちろんそのコンプレックスを治したい人とか、
もちろんいっぱいいるでしょうけど。
そこの葛藤はね、現代人、誰しもあるだろうなという感じが。
はるさんどうですか、コンプレックス的な話でいうと。
コンプレックスは、
そうですね。
コンプレックス。
自分のコンプレックスじゃなくても、
そういうコンプレックスの堪え方に関して。
でもコンプレックスとずっと付き合っていくものじゃないですか、人って。
で、なんか、
で、そのコンプレックスとの向き合い方も人それぞれで違ってて、
それもそれで個性だと思ってるんですけど。
向き合い方が個性だよね。
だからもうその人が、
そうしたいようにコンプレックスをうまく利用して付き合っていくのか、
もうそれとさよならするのかっていうのも、
その人が生きてきたもしかしたら環境もあるかもしれないし、
っていうのもあって、
それそこまで含めて個性かなっていうふうに思いますね。
なんとなくだけど勝手なイメージだし、
時代錯誤があるのはすごく分かるんだけど、
女性の方がそういうコンプレックスにさらされる場面多そうな気がするんだけどどうなんだろう。
でもやっぱりどうなんでしょうね。
でもやっぱりSNSとかそういうので、
よく見たりはしますけどね、その様子について。
様子はね。
こういう感じが嫌だとか、
なんで私こんな風に生まれちゃったんだろうとか大げさに言えばね。
についてのいわゆるアンチコメントっていうんですかね。
というのもやっぱり女の子の方が付きやすいのか。
様子に対峙しなきゃいけないタイミングが男性より多そう。
多いでしょうね。
我々少なくとも胸の大きさは気にしなくてもいいもんね。
そうですね。
そうですよね。
でもほら、それは別に女性が好きでそうしてるわけじゃないけど、
そういう風に男子から言われるわけじゃない。
そうですね。
そういう年頃ですね。
男子ほんと気持ち悪い。
男子。
そういう目でね。
ほんと気持ち悪い生き物。
ほんとね。ほんと気持ち悪い生き物。
男子って。
生き物。
っていうのはよくあるじゃない。
ありますよね。
そうなのかもしれないですね。もしかしたらね。
とかありそうだけどね。
それも結構環境でね、何がいいかって基準が変わっちゃうじゃん。さっき言ったみたいな。
すっごい海外の人からモテることがいるもんね。
確かにいますよね。
いますよね。
私イスラム圏行くとすっごいモテるんですよ。
よく聞きますよね。
いますよね。
前だってオマーンに仕事で行ったときにね。
オマーンに行ったんですか。
そうそう東京バレエ団の仕事で。
なかなかすごいですね。
日本製のエアコンが売ってたんだよね。
そこにこうなんとか着物の女性のイラストが載ってて。
美しい女性のイラストが載ってるんだけど、それが俺の友達にそっくりな顔をしてて。
向こうでこれが美人なんだ、確かにみたいな。
日本の美人?
じゃなくて。
日本の美人が描かれているんだが、イスラム圏の人たちが美しいと思う顔で描かれていて、それが俺の友達にそっくりだったわけ。
なるほど、これか、このことか。
そのとき分かって、それはお前モテるわ、みたいな。
いわゆる日本人が思う日本のかわいい。
美人の顔とは違うっていうことだよね。
そりゃあそうか。だいぶやっぱり基準違うよね、それは国によってね、と思いながら。
ワンチャン本当に世界全国各国探していけば俺もモテる国があるかもしれないってことですね。
自己受容の重要性
低身長の人がかっこいいとかさ、いくらでもありそうじゃん。
え?
だって。
どっかな、そこ。
その髪は神の使いの証みたいなことってあるわけじゃん。
もうあがめられちゃう。
息をこえちゃう。
インドのね。
レアな人って結局、SSレアな人っているわけじゃん。
はい、確かにね。
動物界だとたまにアルビの白いホワイトタイガーとかって、神の使いだって思えるわけじゃん、これは違うって。
他の一般の生き物が違う。
そうすると神聖っぽかったり、あがめられたりする可能性はすごく高いから。
そうですね。
あるかもしれないですね。
私の父も海外行った時に手を合わせられた。
え?
髪を。
お父さん聞いてたらごめん。
尊い。
恥ずかしいかも。
でもそれは別に悪いことないじゃん。
いいことでしょ。
帰れとか言われたくないじゃん。
確かに。
子供とかに。
すごいね。
オーラ出てたんじゃん。
オーラが出てたんだね。
それどこの国なんだろう。
どこだったかな?
東南アジアとかってこと?
ですかね、どこだったかな。
でもやっぱりさ、要はその基準がさ、あやふやなもんだって理解するほうが大事だよね。
それもなんか、区切られちゃう時期ってあるじゃないですか。
あったなって思います。
あやふやだっていうふうに思えない時期。
世界がね。
これに向かっていかなきゃいけないなって思う時期。
自分の認識が狭い時期だよね。
例えばクラスの中だけの評価基準とか。
これが全てっていう時期があったので。
劇団とかね。
今憎しみこもってた顔だったね。
顔がすごかった今。
宗教とかもそういうのに近いよね。
何に価値があるかっていうのを規定されてるからね。
話戻っちゃうんですけど、
船原さんがコンプレックスこそ個性だって思えた瞬間とかっていうのはあったりするんですか。
やっぱり、俳優をずっとやってきて。
その髪型と出会ってからが多いかもしれないですね。
それまでは結構短髪にしてて、25歳ぐらいだったかな。
ぐらいの時に、
アラブ圏のお芝居みたいな仮想なんですけど、
アラブ圏的なところのお芝居をやった時に、
逆にストレートにしたのよ。
逆に。
伸ばして?
伸ばして。
で、宿盲矯正かけて。
似合わなかったんだけども、
長髪ですか?
そうそう、今の中井ちゃんぐらい。
肩ぐらいの。
全然似合わなかったんだけど、
それを切るじゃない。
またもじゃもじゃが生えてくるわけじゃない。
でも、そのもじゃもじゃがいいねって結構言われて、
それからあんまりセットしなくなって、
今やってるユニットの代表とかが、
それをもじゃもじゃ生かして、主役で行こうよって言ってくれたのよ。
後のうちのメンバーはみんな180cmぐらいあって、
俺だけちっちゃいの。
そうなんですね。
それを軸においてお芝居やっていくみたいな感じなんだけど、
それぐらいかな。
そういう天気があったんですね。
自分の中では嫌だったこと、隠してきたことを、
みんながそれいいじゃん、使ってった方が絶対いいって言われたのか。
結構ミュージカルとかって、
アンサンブルだと、やっぱり身長制限って結構あって、
170とかぐらいないと、ちょっときついんですよ。
悪目立ちしちゃうからね。
そうなんですよね。
でも、そういうところに浮かんないから、
それもほんとコンプレックスだった。
二次審査とかまで行って、ダンス審査とかやるのに、
みんな180cmぐらいで、俺だけめっちゃちっちゃくて踊るわけよ。
で、テレコンになって4人ぐらいで前後になって踊るんだけど、
俺の方誰も見てないから審査員。
じゃあなんで俺ここまで残したみたいな。
どういうこと?って思いながら。
なんかやけくそになって踊ったりもしたんだけど、
そういうのがほんと嫌だったんだけど、
ストレートプレイとかやるようになって、
そのちっちゃいの個性じゃんってなった時に、
すごい楽になった。
俺これでいいんだって。
一回評価されることが必要だよね。
そうですよね。
ルールが違うところに行かないとダメよねっていうのは。
これは結構一般の社会なんかでも、
コンプレックス的なことに関して言われるんだけど、
持ってる手札はもうどうにもならんと。
トランプゲームを例えに出して、
持ってる手札はもうどうにもならんと。
それは前回言った、
骨格レベルとかDNAレベルで決まってるものもあるから、
もうどうにもならんと。
でも参加するゲームは選べるよと。
その手札で。
手札で、例えば大富豪、大貧民あるじゃん。
あれは2が一番強いじゃん。
3が一番弱いじゃん。
そこで8とか5とか9とかしか持ってない手札の人が行ったら、
それ勝てねえわ。
手札動かせねえんだから。
でもそれ7並べのルールのゲームに参加したら、
めっちゃ強くない?
めっちゃ強いですもんね。
めっちゃコントロールできちゃう。
マーケットの重要性
7の回りとか。
それは2とか13の方が不利じゃん。
そうですね。
そのルールのとこに行くのがいいよね。
勝ちたいなら。
でもやっぱりさっき春さんが言ったみたいに、
自分の世界が狭いときと認識の世界が狭いとき、
そのゲームしかない世界に生きてると、
そこでどうやって勝つんだみたいなことをずっと考えて、
落ち込んで生きていかなきゃいけないみたいな感じになっちゃうから。
そうですよね。
ちゃうねん。
自分の手札で勝てる商業、
あれ的に言うとマーケットに行く。
のが大事であって、
それを知ることが、
そのマーケットがたくさんあるってことが知ることが、
社会勉強だったりするんじゃない?っていうのは。
なるほど確かにそうだな。
そうですね。
そりゃそうだ。
ルールを規定してる奴もいるからね。
もっとすごい人は新しいルールのマーケットを作っちゃうから。
もっと面白い、こうしたらもっと面白いゲームがあるぜみたいなことで
マーケットを作ってもそれ面白そうだって、
そこに参加する奴がいっぱいいるっていうのがマーケットだから。
その人が、だいたい人が決めてるルールだから。
人の社会だからね。
そうですよね。
だからね、それこそ自分の手札、
でもそこに行くには自分の手札が何持ってるかってきちんと、
正確に把握しとかなきゃいけないっていうのはあるよね。
5とか6しか持ってないのに、俺2持ってるぜとか、
キング持ってるぜって思い込んでる人もいるじゃん。
そうですね。
いるじゃん。
そうですよ。
いるじゃん。
俺なんてもう、地元行った時なんてもう、
キングとか1ぐらいの最強の手札しか持ってないと思ってたもん。
そうですよね。
東京来て、俺最高だって思って田舎モンガー来たんだけど、全然…。
ジョーカーばっかりで。
全然違ったんすもんね。
世の中ジョーカー持ってる奴多すぎるけどね。
ジョーカーの方が。
ちょっとマーケット覗いたら、ジョーカー4枚みたいな人もいるわけじゃん。
すげーって思いますから。
全然違いましたからね。
大谷翔平みたいな人本当にいるからね。
いますからね。
ジョーカーだよな、あれね。
ジョーカーですよ、あんなの。
藤井壮太さんなんかさ。
そうですよ。
小学校とか中学校でジョーカー4枚みたいなの。
みんなどうやって1対1で勝つつもりなんだろうみたいな。
あれも本当に将棋店マーケットに行ったからいいんですもんね。
だから藤井くんが野球を頑張ってたら、全然普通の子だったかもしれないですからね。
もしかしたら将棋がない国に行ったら、生まれてたらみたいなことだよね。
囲碁しかない世界だったら。
買ったけどちょっと違うなとか。
ちょっと違う。
わかんない。
トップ取れてないかもしれないですね。
わかんない、ああいう活躍ではなかったかもしれない。
でも早い段階で、これ俺は持ってる手札とその欲求がこのマーケットにぴったり合ったっていうのがすごいんだよね。
そうですね。
そこに合わせる環境がある。
じゃあこの子には好きなことをとことんやらせようって思わせる家庭環境とかがあるってことが素晴らしいってことで。
やっぱりまず自分の手札をきちんと理解する。
何を何枚持ってるんだ。
それが自分と対話しなきゃわかんないし、鏡の前でなんで俺ってこんな体なんだろうってずっと思わなきゃいけないわけじゃん。
そうなんですよね。
鏡の前で笑ってみる、まだ平気みたいだよだよって。
うわーそれ何ですっけそれ。
マッキーだけど。
マッキー。
どんな時もだけどさ。
そうだ、どんな時もだ。
でもそういう時間があるわけじゃない。
アルさんが言ったみたいに、自分の世界しかないとき。
でもそれをいろんなことを知りなさいっていろんな人に言われるのは、他のマーケットがあるんだよっていうところでそのコンプレックスを転換できる可能性があるぜっていうのはあって。
それはやってみないとわかんねえ。
手札の理解
ルールは。
知ってはいるが。
七並べ見ててさ、これ8と6強くねって思わないもんね。
思わないっすよ。
まさか。
確かに。
やってみなきゃわかんない。
バワ抜きかもしんない。
俺同じ札しか持ってねえやと思って。
なんか似たようなさ。
そうですね。
あっという間にわかるんじゃない。
わかるみたいな。
そうですよね。
わかんない。いろんなマーケットがしかも今、情報が手に入るじゃん。
スピードやってるとこねえから。
ポーカーやってるとこねえから。
インディアンポーカーやってるとこねえから。
そうですよ。
みたいなことっていくらでも調べられるじゃん。
それは自分のやりたいことと違うマーケットかもしれないが、最初。
でもそれを趣味として持っておくと他の生活が楽になったりするよね。
そうですね。
そういう話はあって。
それを一個持っておくと。
勝てなくても楽しいがあったりするかもしれないし。
それはじゃあ別に置いとこうとかね。
いうふうには考えられるから。
そのマーケットをふなちゃんはうまくこじ開けられたんだよね。
そうだといいんですけどね。
スピアクトは自分自身の中で納得できるマーケットではあるわけじゃん。
そうですね。自分自身では本当にコンプレックスは今ないですね。
社会的な成功とかその辺は置いといて。
少なくとも自分が生きづらいとか嫌だなと思うマーケットではないわけじゃん。
そうですね。
というノード的にチョイスできたことがいいよね。
そうですね。環境の仲間もそうですけど。
そういったところには助けられましたよね。
それを仕事にするかどうかは状況次第だし。
別にやってもいいし、やらなくてもいいし、人によるんだから。
そうですね。それが趣味でもね。
全然いいわけですよ。
これだけで少なくとも生きる支えにはなるだろうし。
そういう感じはあるよね。
個性の選択
だから、ふなちゃんが公演やりたいみたいなこと言って、そういうのが伝わるといいよね。
そうですね。
もうちょっと精査して、そのうち売れたら公演やりますんで。
その時はお二人もゲストでね。
でもあれだな、今話したトランプの話とマーケットの話したら、ちょっと俺10%くらいもらった。
あれとりあえず収録した時に俺が言ったやつだよね。
そっかそっか。
他のように語り始めたらちょっと。
春さんもハグキの話したら5%くらいもらって。
私のハグキの話?
もらおうぜ。
そうですね。8万もらったら3万くらいは、2人に。
俺の個性ひどくない?今の。
やばい個性出てきたな。
横取り。
ガメツインっていう個性が出てきた。
そんな感じですね。
じゃあ今回こんな感じで。
いやー、あっという間。
あっという間。
これね、毎回思うんだけど、自分が話し終わった後、収録したやつ聞いて、
ここもっと話したかったなって出てくるんだよね。
そうなんですよね。
このワード出てきてたら、こっちに広げられたのにとか聞いて思ったりもしますけどね。
でも100%はね、全部はしゃべれねえから。
そうですね。
また機会があればこういう話をしたいと思います。
じゃあ第2回目こんな感じで終わりたいと思います。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。