日本DAO協会の発足と役割
始まりました、KOJI Future Lab。 今回のゲストは、前回に引き続いて
macさんです。macさん、今回もよろしくお願いします。 よろしくお願いいたします。
macさん、今回発足した日本DAO協会ですけど、このDAO協会としては、今後どういうような形で進めていくんでしょうか。
ちょっと取り組みを教えていただいてよろしいでしょうか。 わかりました。そうですね、あの
今回、一番最初の時にお話しさせていただいた、いろんなルールメークが今後変えているという中で、
いろんな事業者さんでしたり、個人が活動しやすいような環境を作るための方法改正を進めていくために、健全なエコシステムを作っていく必要がある。
というのが、まず一番大きな目的です。 そこのための役割を、DAO協会もDAOとして担っていくということになるんですけども、
今のこのDAOの環境でしたりとか、どういう状況なのかと考えていた時に、
既存の中央集権的で、アナログで、意思欠点を一部の人がやっていたシステムから、ブロックチェーン技術をベースとしたり、ベースとするスマートコンタクトとか、
トークンとか、そういうものをいろいろ用いて行っていく、自立分散型の新しいシステムの移行期に今あるというふうに思っていまして、
その次にいきなりの移行ってできないわけですよね。そこを日本DAO協会というのは、既存のシステムをうまくハックしながら、
人だったり社会だったり組織を新しいシステムに橋渡しするような役割を担うというふうに思っていまして、
既存のシステムからテイクオフして、新しいシステムにソフトランディングするための橋渡し的なシステムというふうに考えていただければなと思っております。
既存のシステムからの移行
ロケットが着陸してしっかりと月に行くみたいなようなところの役割をDAO協会は担っているのかなと思っています。
これまで世界を見渡しても、今、マックさんがお話していただいたような境界だったりっていうのはあるんでしょうか。
それとも今回、こういう境界自体が初めてなんでしょうか。
そうですね。こういった特に既存のシステムと新しいシステムの橋渡し的なことをやりますっていう、
そういうDAOというか、ある種の自主規制団体みたいなのは世界で初と認識してまして、
実際に新しいシステムの中で、新しいシステムとして取りまとめるようなプラットフォームっていうのは一定あるんですけど、
僕らはそういうところとも協力をしながら、かつ既存のシステムとも協力をしながらやっていくというような形になりますね。
なるほど。まさに橋渡しっていうのがありましたけど、既存の組織であったり事業者であったりっていうところと、
政府との間にまさに入る橋渡しみたいな、ブリッジみたいな感じになるっていう感じですかね。
そうですね。本当にいろんなところの間に入ってうまくまとめる部分はまとめつつ、
最初こう言っていい事例を作っていくためには、僕らとしてもある種のみんなを落ち着かせるみたいな感じ。
いきなりラジカルに進めるとうまくいかない部分も多いので、そういった役割も担っていくかなっていう感じです。
ある意味、自主規制みたいなところも意識しながらっていうような感じになるんですかね。
そうですね。DAO協会の具体的な役割としては、エコシステムを作る。
いろんな事業者が実際にもっとよりいろんな事業を行えるようなルールめくをしていくっていうところの2つが大きな役割としてあるんですけど、
そういった健全なエコシステムを作っていくっていうところにあたって、詐欺事案とかそういうのを防ぐために、
ちゃんとしたところに対しては一定のネガティブチェックリストみたいな感じなのかもしれないですけど、
ネガティブチェックかもしれないですが、一定の認証。これはDAOとDAOツール。
それと同じように、実際に何か問題があったりとか危険な可能性があるところに対しては、ブロックリストみたいなものを作ったりとか、何か発信。
ちょっと注意してくださいみたいな発信をするみたいなことを1つ考えています。
それと同時に、そこにあたってガイドライン等を出していったりとか、いろんなDAOがやりやすくするための定管の雛型とか契約の雛型とか、
そういったものを作って、情報も集約というか、情報が集まってそれが情報交換されて発信されてみたいなことを通じて、
DAO自体の活動がやりやすくなるような環境づくりというのも行っていくことになっています。
なるほど。分かりました。先ほどマックさんからこれまでの事例を説明していただいたんですけど、
今後、例えばこういうDAOのユースケースとか出てきそうだなとか、こういうところでDAOっていうのは活用できそうだなっていうのとかって、今のところイメージされているものとかあったりしますでしょうか。
ユースケースとしてのDAO
そうですね。一つが割とイメージがつきやすいのかなっていうのが、アティアとかコミンカを今回の法改正で可能になるような合同会社型のDAOで権利を取得して管理運営していくっていうのが一つあるかなと。
具体的にはアティアコミンカの権利を取得するために、いろんな方にDAOのオーナーシップ権を、オーナーシップをNFTの形だったりで販売をして、そのお金を使ってアティアコミンカの権利を取得すると。
それをオーナーシップを持っている人だったり、それ以外の地域の人とか、いろんな人でいろんな事業者でそこを回収したり、どんどんブランディングしたり、価値を高めていって。
そういった活動に対してトークン、独自のアティアコミンカを使える権利と交換できるような、そういうトークンを発行していくと。
そうすると、どんどんアティアコミンカ、DAOが持っている資産の価値が上がっていくと、そのトークンも自然と価値が上がっていくみたいな、そういったケースが想定されるかなというふうに思っています。
なるほど。今でもアティア問題というのはニュースとかでも取り上げられていますけど、そういう文脈であったり、地方創生とか、ローカル的なところでもかなりユースケースというのは今後生まれてきそうな感じはあるんですかね。
そうですね。既にそういった地域でやっていこうという動きはいくつかも出ていまして、既にこのアティアの形、アティアと言いますか、シェアハウス、物件の形ではうまく回っている事例でもありまして、
そこは資金調達というよりは管理運営の方を分散型でトークン付与して、そのトークン使って家賃が安くなるみたいな、そういうような事例だったりするんですけど、そういった事例もあるのもあって、結構この数ヶ月、割といろんなところで目にする機会があるかもしれないなと思っています。
マクさん、日本ダウン協会4月1日付にスタートして、まだこれから本格的に走り出していくところだと思うんですけど、この辺を特に注力してやっていきたいとかっていうのを、もしありましたら教えていただけますでしょうか。
ありがとうございます。本当にやることは、最初やることは2つでして、この日本ダウン協会自体が、日本ダウン協会自体は合同会社ではなく、一部の社団法人で、ゆくゆくNPO法人でやっていくんですけど、ダウンのユースケースとなるというところを掲げていまして、まさにここに関わった人の方には、トークンという形で、金銭報酬であるトークンという形で付与しますと。
そのトークン使って回避だったりとか、回避の代わりと言うと若干違うんですけど、トークンでいろいろと一定の権利がもらえたりだとか、そういうような設計にする予定でして、そこのまだ設計が非常に難しくて結論が出てないところなので、
本当に今、力を入れているところですし、いろんな方に関わっていただきたいなと思っているところですね。もう一つが先ほどの自主規制との関係で、ガイドライン作成でしたりとか、いろんなひな形を作るといったところでして、ここも本当に人手が足りていないというか、いろんなアイデアが必要ですし、いろんな知見が必要というところで、いろんな方に関わっていただきたいなと思っているというところになります。
なるほど。わかりました。最後に、マックさんから見て、DAOのポテンシャル、可能性というところを最後にまたお聞きしてもよろしいでしょうか。
ありがとうございます。そうですね、本当にDAO自体は社会の縮図になり得るというふうに思っていまして、それぞれのDAOごとに価値軸があって、独自の通貨も発行しますし、独自のルールが存在して、そこにいろんな人が関わるというようなところで、本当に社会実験がなされると。
これがミニマムな形でやりつつ、それが全世界まで広がり得るというところが非常に面白く、何か個々の事例がいっぱい立ち会われた後に立ち現れて、そこがうまくいっていく、必ずしもでっかくする必要はないんですけど、何かいいものがいい形で広がるというところに結構可能性を感じています。
わかりました。マックさんには3巻にわたって日本DAO協会発足についてお話ししていただきました。本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございます。
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それではまた次回。お会いしましょう。