1. ポッドキャストの配信で人生が変わる
  2. 402.ポッドキャストは“文化”に..
2025-12-25 17:11

402.ポッドキャストは“文化”になる

今回のゲストは、前回に続きポッドキャスト番組『広告を楽しむ アドバタラヂオ』の配信者・トミナガマコトさん。
テーマは、2025年に開催されたポッドキャストアートイベント 「ジャケギキ」 の裏側についてです。

2023年に初開催され大好評を得たこのイベント。
2025年開催に向けて会場探しから企画まで、実は2月から動き続けていたというトミナガさん。
「ポッドキャストを知らない人たちにこそ、番組の魅力を届けたい」
そんな想いから、原宿の“偶然通りかかる人が多い場所”を選び、153番組のアートワークを展示する大規模企画へと進化しました。

若い来場者との対話から見えた「実はポッドキャストアプリが使われていない」というリアルな発見や、ポッドキャスター同士の温かい交流など、音声文化の現場で起きている変化も語っていただきました。

イベントを一度の“打ち上げ花火”で終わらせないために、過程そのものをポッドキャスト番組化──。
これぞまさにプロセスエコノミー。
トミナガさんの挑戦から、音声の未来が見えてきます。

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ジャケギキにとっても行きたくなるラジオ

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サマリー

ポッドキャストの認知拡大を目指したアートイベント「ポッドキャストアートイベントジャキーキー」が開催される経緯や目的について語られています。特に若い世代がポッドキャストにあまり親しんでいない現状と、イベントを通じてポッドキャストの魅力を伝えようとする熱意が示されています。ポッドキャスト文化が盛り上がる中、様々なイベントが開催され、参加者の関心が高まっています。また、プロセスエコノミーを重視した新しいポッドキャスト番組が制作され、イベントの背景にあるストーリーや過程を共有することの重要性が強調されています。

ポッドキャストアートイベントの開催
声を思いを世界中に届ける、こえラボ
ポッドキャストの配信で人生が変わる
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回も富永さんと一緒に送りたいと思います。
富永さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、もうこの放送がですね、年末最後の
2025年最後の放送って何ですか?
富永さん、今年どんな年でした?
いいんですか?僕で締めくくりながら、こえラボさん。
そうですね。今年は激動の年だったなと、今振り返って思いますね。
この収録時点で12月の中旬ぐらいなんですけども、
年頭からいろいろ、そうですね。
僕の今年の一番大きかったことで言うと、
一世一代のお勝負とSNSでも、自分の番組でも話してますけど、
ポッドキャストアートイベントジャキーキーというものを
主催という形でやったっていうのが一番大きかったですね。
これ、いつぐらいから準備されてたんですか?
これ振り返ってみると、実は2月から動いていたみたいです。
もう本当、今年丸々1年ずっとやってたぐらいの感じですかね。
そうなんですよね。
これのポッドキャストアートイベントジャキーキーっていうのは、
そもそもポッドキャストというものを知ってもらいたいというふうに思いで、
皆さんに、ポッドキャストの方々にクラウドファンディングでご支援いただいて、
ご支援してくださった方々の番組のサムネイルというか、アートワークを、
実際にLPサイズとかアナログに出力して展示するというイベントなんですけど、
これは2023年にも1回やってるんですよ。
2023年、すごく好評いただいて、またやってねっていう声をもらっていて、
実は去年も動いてたんですよ。
あ、そうなんですね。
毎年開催しなかったわけではないんですけど、去年も一応動いてはいて、
いい場所が見つからないなっていうので、1回ペンディングになったんですね。
今年入って2月に、ちょうど今回の開催地であった原角、
東京原宿の原角さんに伺ったときに、
まさに中にJWAVEさんのスタジオがあったりとか、
そのスタジオの前に結構大きい展示スペースがあった。
あれ?これは相性いいんじゃない?っていうのが2月に気づいて動き出したというところだった。
そうなんですね。じゃあ、去年から色々探していって、
いい場所が見つかったっていうので、今年このタイミングだっていうことになったんですね。
まさにそれが一番大きくてですね、もう本当に場所がありきだなというふうに思っていて、
若者とポッドキャスト
やっぱり先ほどお伝えしたポッドキャストというものが、
まだやっぱり知らないですね、浸透しきれてないなっていう中で、
ポッドキャストを知ってる人とか、もしくはリスナーの方、ポッドキャストの方々に来てもらう、
その方々の目的のイベントだと、ポッドキャストの認知自体が広がらないなっていうふうに思っていたので、
本当に会場がすごい大事だなと思ったんですよ。
へー、そうなんですね。
その会場に来てもらう、その人たちの中でポッドキャストを知らない人が多くいるのであれば、
その人たちに届けていきたいという思いがあったので、そこで会場を探しに出演しましたね。
そうなんですね。私も会場に行かせていただいて見ましたけど、
すごく素敵なスペースで、いろいろぐるーっと回っていきながら、いろんなジャケットが展示されてらっしゃいましたもんね。
そうですね。
総勢153、154番組が並んでいる展示アートギャラリーみたいなのを作って、
それこそ来てくださった方々が、この番組面白そうとか、このアートワークなんだろう?みたいなので、
そこの下に設置したQRコードで読み込んでもらって聞いてもらうっていう。
そういう動線でやってたので、興味持たれた方々も多くいるんじゃないかなと思いますね。
だから、ポッドキャストを知らない方も、たまたま行ったときに、何やってるんだろう?っていう感じで見れるような場所っていうことなんですかね。
そうです。もう本当、ポッドキャストって何?っていう人がいそうな場所。
TikTokとかよく見るけど、若い子とかもそうですよね。
実際に僕らも直接来場者の方々と何回かしゃべる機会があったんですけど、知らなかったんですよ、みんな。
へー、そうなんですね。やっぱりそういう人も来てくれてるんですね。
そもそも結構面白い結果で言うと、若い子たちは音楽をApple Musicで聴いてるんですよ。
へー、はいはい。
だから、ポッドキャストがそもそも聴けないというか、手元でその選択肢がないんですよ。
へー。
スポーティファイとかAmazon Musicとか聴いてるかなって思ってましたし、
まあ、アップルポッドキャストはそもそも使われてないだろうなと思ってましたけど、スポーティファイも入れてないんだ、みたいな。
そうなんですね。若い子はそういったところ多いんですね。
10代とか20代前半の人たちは、本当はApple Musicで音楽聴いてたりとか、YouTubeとか。
はい。
なので、こりゃポッドキャスト知らないだろうなって思いましたね。
でも、iPhoneだったらポッドキャストアプリ入ってるから、知ってもらいたいなっていう気持ちもありますけどね。
ありますけど、みんな使ってないですよね。
使ってないですよね。やっぱりそうなんですね。
いや、そういうのもリアルにそういった人と対面してお話しするからこそ、体感としてわかる部分があるんですね。
そうですね。完全にそこは自分たちがヒアリングしたりとか、直接生の声として、
え、Apple Musicで聴いてます?みたいな。
知らなかったと思いましたね。
そういったためにも、原宿の場所でやって、いろんな方に知っていただくというイベントを開催していらっしゃる。
イベントの意義
そうですね。はい。
これ、最初2023年から始めたということですけど、こういったイベントをどうして始めようかなって思った、そもそものきっかけでどういったところがあるんですか?
もともとは、僕自身、広告を楽しむアドバタラジオというポテキャスト番組をやっていて、
2013年のタイミングだと、それこそデザインとか、そういう括りでイベントをやれないかっていうのを仲間たちで話してたところがあるんですよ。
その根本の部分で言うと、自分自身でもっと広告的トライアルをしてみたいなって思ったのが、今思えば正直な話かなというふうに思ってます。
その中で、ポッドキャストってあんまり知られてないよねっていう話があがってて、
これ、ポッドキャストの認知拡大、いわゆる広告的目線ですけど、広げていくにはどうしたらほうがいいんだろうっていうコンセプトの下、立ち上がったという感じですね。
そうなんですね。じゃあそこでジャケットっていうのは、やっぱり重要な要素になるっていうところなんですね。
そうですね。スマホで見たらちっちゃいじゃないですか。
そうなんですよね。
でもその割にみんな結構凝ってるっていうのは、いろんな周りから話を聞く限りでも思いを込めてるのは知ってたんで。
かつ、自分が興味あるものしか基本出てこないじゃないですか。
そう考えたら、新聞じゃないですけど、自分が必要としてない情報にも価値はあるだろうなっていうので、一覧として並べて展示会するっていうのは、みんなからも面白がってもらえるんじゃないかなと思いましたね。
で、私もイベントは本当に初めて参加させていただいたんですけど、結構こういうポッドキャストを厚く語る人たちが多く集まってたなと思って、皆さんすごくね、そのポッドキャストを持ってらっしゃる方がこれだけいるんだなと改めて実感しましたね。
面白いですよね。とっても貧が、貧っていう言葉はあれかもしれないけど、すごく平和的だし、そんなに固まってないし、かつみんな、これ僕いいなと思ってるのが、ポッドキャストでご飯食べてないんですよ、みんな。
自分の仕事があって、あくまでも良かというか、趣味でやっているっていうものだからこそ、ポッドキャストに依存しすぎてない。でも、好きだからやってる。で、ポッドキャストという一つの国の中で友達が増えているっていうのを考えると、熱量もあるけど、同時に貧もあるというか。
会話って言葉はあれですけど、一体の雰囲気なんじゃないかなと思いますね。
そういったイベントを本当に私も参加してみると、いろんな方とつながれたのですごく良かったなと思いますし、これも今後もまた開催は、企画はされていらっしゃるんですか?
ポッドキャストイベントの増加
前提として僕別にイベント屋さんではないので。イベントをまたやるという絶対な約束はしきれないんですけど、やっぱりニーズがあるなっていうのは、ポッドキャストの方々のニーズがあるっていうのももちろんですし、せめて自分がやってるコンテンツだからこそ盛り上がってほしいなっていうのは常々思っているので。
ジャキギキに関してはコンセプトが良かったんだろうなと思うんですよ。クラウドファンディングで412万円いただいて、スポンサーさんで100万円いただいて、合計500万円の規模でやったのは、わりと切り口というか企画がすごく皆さん的に面白がっていただいたからかなと思うんで。
ジャキギキをもう一回やるかっていうのはちょっと怖いんですけど、何かしら皆さんと何かまたご一緒できるような、そんな機会は作っていけたらなと思います。
その時にもいろいろ発表ありましたけど、いろんなポッドキャストに関連するイベントも増えているみたいですね。
そっか、岡田さん来てくださいましたもんね。
善夜さんのときに行かせていただいて、そこで主催されている方もいらっしゃいましたけど、なんか以前と比べてやっぱり増えてるんだなーってなりましたね。
なんか僕は持論じゃないですけど、毎年こう、ポッドキャスト今年来るって言われて、はや4年ぐらい経ってるけど、なんか待っててもしょうがないというか。
そんな当たり待ちみたいな状態は気持ちが悪いって思ったんですよ。
だから自分から仕掛けていくっていうか、自分たちのムーブメントにすべきなんじゃないのっていうのは思ったので、今回のジャキギキを企画しましたし。
あくまでも僕だけがやってることではなくて、個人のポッドキャスターの方々で盛り上げたらめちゃくちゃ面白いんじゃないかなと思ったんで。
そういう意味だと、いろんな、一年通して各所で。大阪もそうですし、名古屋もそうですし、福岡もね。
イカネパレットさんがあったりとか。東京で一番大きなポッドキャストウィークエンドというのを考えたら、いろんなところにふつふつと盛り上がりがあるわけです。熱があるわけですよ。
これをやっぱり、爆発させていくっていうのが、ポッドキャストが今年来る、じゃなくて来てるにする大事なポイントなんじゃないかなと思います。
今回聞いている方も、ぜひそういったイベントを各所でやっているので、参加していただけたらなと思います。
プロセスエコノミーの考え方
岡田さん逆にやらないんですか?
そうですね。なんかやれるといいですね。うちもクライアントさんいっぱいいるので、できるといいなと思いますね。
なんかポッドキャストのビジネスカンファレンス的なものもしたりとか、セミナーみたいなのもそうですし。
そうですね。
ぜひ、こういうラボでも。
ぜひしてみてください。
わかりました。ちょっと考えて、できればね、またこういった場でも報告できたらなと思います。
すみません。
いいえ。それではですね、続いておすすめのポッドキャストのコーナーに行きたいと思いますが、富永さんのおすすめする今回の番組は何でしょうか。
ジャケ劇にとっても行きたくなるラジオでございます。
という番組なんですね。
そうです。
これはじゃあ、ジャケ劇用のポッドキャスト番組っていうことなんですか。
そうなんですよ。これは僕個人としても、やっぱりポッドキャストのイベントをやってて、ポッドキャスト番組ないのどうなんだと思ってて。
急ピッチで作った、実行委員メンバーで8人、9人いるんですけど、急ピッチで作った番組ではあるんですけど、これこそプロセスエコノミーって言葉があると思うんですけど、その過程を楽しむものでもあるし、
開催に至るまでの経緯みたいなのを、パーソナリティの方を主軸として、実行委員メンバーが一人ずつゲストに出て喋っていく。
スポンサーをどうやって集めたのとか、クラファンドだったのとか、ゲストをどうやって呼んだのって構成していく番組なんですけど。
イベントは打ち上げ花火に終わっちゃうものだと思うんですよ。それに対してどういうプロセスを踏まえて、これが成り立ったのかっていうのを、ポッドキャストというコンテンツも含めてプロジェクト化することで、振り返りもしやすいんですし。
先々、もう一回やるってなったときのフォーマットとしても、より多くの方々に届くっていうところも計算していくと、なんか面白いんじゃないかなと思います。
そうですね。ここをまた振り返って聞いていただくと、どういう風なプロセスでイベントをやっていくかっていうところも知っていただく機会になるので、ぜひね。
そうですね。再現性はなかなかないんですけど、今回に関しては。
実際に企業さんとかもそうですけど、イベントをやるとか、大きいことを動かすときに、そのプロセスを発信していくっていうのは、現代においては結構大事。
エンゲージメントが上がるポイントなんじゃないかなと思うんですよね。
だから、クラファーでもそうですよね。そうやってやってる過程も見せていきながら盛り上がっていって、皆さんの支援も集まっていくっていうような、だからそのプロセス大切ですね。
なんか出来上がったものだけだと、今って結構感情移入も愛着も湧きづらいと思うんですよ。
それまでの過程ってすごく人間味があるし、人肌があると思うんですよ。むしろそこも設計した上でプロジェクトを遂行させていくっていうのは、僕は結構いいんじゃないかなと思います。
ぜひね、この番組も聞いていただいて、どんなプロセス、どんな過程があったのかっていうのもチェックいただけたらなと思います。
ぜひぜひでございます。
はい、ぜひこのポッドキャストの説明欄からリンクをなどって聞いていただけたらと思います。
富田さん、今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
17:11

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