00:02
みなさん、こんにちは。マルジナリア書店の小林えみです。
今日の看板のオススメ本を3つご紹介いたします。
昭和期の陸軍
1つは単行本。こちらは、筒井清忠さん。
昭和期の陸軍で、ちくま戦書です。
今、戦後80年、昭和100年ということで、さまざまな昭和関連、戦争関連の本が出ています。
これも、昭和期の陸軍がどうあったのかということで、そこからどういうふうに戦争につながっていくのかだとか、
そういった前提を改めて見直す良い本になっているかと思います。
やっぱり近代史って、どうしても学校で習っていても、少し後半になって駆け足になっていたりだとか、
重点的に勉強していなかったり、また学校で習っていたとしても、ちょっと忘れている部分だとか、より細部を知るのに、
こういった本、たくさん今年は出ていますので、ご覧になっていただければと思います。
次は絵本です。絵本といっても、今日ご紹介するのは少し児童書というか、小学校低学年向けぐらいの文字が少し多めの本になっています。
青の家、伊藤美久さん作、丸山幸さん絵です。
これはですね、いろんな多様な形の家族を描いた本で、それに猫ちゃんも出てきます。
昨日、世界猫の日ということで、猫つながりでもありますし、いろんな家族の形があっていいよねということを、
子供の頃からこういうふうに触れられるのはいいんじゃないかなと思います。
ぜひご家族で読んでいただけると嬉しいです。
あと常々言っているんですけれども、大人が児童書を読む回ということもやっていたりしまして、
大人が改めて単行本一つ読み通すのしんどいなという時に、
恥ずかしがらずにですね、こういう児童書を読んでみると楽しいんじゃないかなと思うので、
うち子供いないからなとか、そういうことではなく、このぐらいの本を皆さんがもっと読んでもらえると嬉しいなと思っています。
次はですね、新書と文庫を交互に紹介しているコーナーなんですけれども、
こちらは、今日は文庫です。
屍の町、夕凪の町と人と大田陽子さん作の岩波文庫です。
これはですね、広島で被爆された大田陽子さんの体験をもとに、原爆に関してのこういうことをいろいろ書かれた本なんですけれども、
それはですね、これを見た作家の責任だものということで、いろいろなことを丁寧に書かれています。
結構文庫としては厚めの本なんですけれども、やっぱり私たちがこれから、
今年のニュースではですね、よく被爆者の方の高齢化が話題になっていまして、
その後ですね、それからどうしていくかということを語り継ぎに関してということで、
こういう資料をやっぱり大事にしていくことが必要なんじゃないかなと思っております。
というわけで、今日おすすめの看板の本ですね。
あれ、ちょっと違う。今日の看板のおすすめ本ですね。失礼いたしました。
はい、を3点ご紹介いたしました。
単行本が、筒井清忠さん著、昭和期の陸軍、ちくま戦書。
絵本が、青の家、伊藤美久さん作、丸山幸さん絵。
で、これは、同心者さんから出ています。
文庫が、屍の街、夕凪の街と人と、大田陽子さん作で、岩並文庫でした。
それでは、今日も皆さん、よく食べ、よく寝て、健やかにお過ごしください。
夕方には、聖丸子教会というところで、子供花火大会も開催しますので、
もし今、これ、たまたま聞いてお時間あるという方も、ぜひご参加いただければと思います。
それでは、また。