リトルプレスの紹介
こんばんは、マルジナリア書店の小林えみです。
暑い日が続いていますね。
本当にバテてしまいそうなんですけれども、皆さんはお元気過ごしでしょうか。
なるべく暑さを避けて、エアコンも、どうしても電気代も気になってはしまうんですけれども、
体に無理のない温度設定なので、この夏を乗り切ってください。
先々月ぐらいからかな、マルジナリア書店では、
オススメのリトルプレスというのを月一で取り上げて、皆さんにオススメをしています。
リトルプレスすっごいたくさん出ていますし、当店もいろいろご案内をいただくんですけれども、
なかなかそれをわーっと仕入れて、わーっと売ろうとするのはすごく無理があって、
それをちょっとどうしたものかなというふうに、どれも作品はとっても素敵なんです。
皆さんのクリエイティビティが溢れていて。
ただやっぱり書店さんに来た方からすると、
どなたがどういうふうに作られた作品かって、ちょっとぱっと見だと分かりにくかったりして、
すごく説明が必要だったりするんですけれども、
それを一つ一つこちらも丁寧にやっていくのも少し難しかったりして、
そのバランスをどうしようかと思っていたんですね。
それで月に1冊1点ずつぐらいだったら、私も説明文を書いたりとかして、
丁寧に皆さんにご案内できるかなと思って、
月に一つずつオススメを取り上げてご紹介するようにしております。
それで今月は1冊ずつと言いつついきなり2冊なんですけれども、
ただ媒体としては1つですね。
ミノリトという雑誌の総刊号とボリューム2を合わせてご紹介しています。
このミノリトっていうのは、ジェンダーマイノリティと明日を生きる創作誌というサブタイトルと言いますか、キャッチコピーですかね。
ついていまして、さまざまなジェンダーマイノリティを主人公にしたりだとか、
ミノリトの内容
テーマにした漫画、小説、詩歌などを掲載されています。
確かに少女漫画とかそういったところで恋愛がテーマになっていたりすると、
基本的にはマジョリティの異性愛者の恋愛が中心になっていて、
最近はお友達の設定でジェンダーマイノリティであったり、セクシャルマイノリティが出てきたりということはあるんですけれども、
そのバランスですかね、
メインになるとそれだけがテーマですよ、みたいな形になったりだとか、
自然な形でのジェンダーマイノリティ、セクシャルマイノリティの描かれ方というのも足りなかったりだとか、
あるいはもうそれだけで作られた雑誌というのは本当に新しいと思うんですね。
本来であれば本当にそういう恋愛というか、
私も恋愛とかちょっと苦手ではあるので、
それだけがテーマではないというふうに少女漫画誌とかも思ってはいるんですけれども、女性の漫画誌とかですね、
そういった主題が多いときに特別にテーマにしましたっていうことでなく、
いろんな形っていうのが本当に多様にあってもいいんじゃないかなというふうには思っていましたので、
ちょっと漫画が特に珍しかったので漫画漫画言ってますけれども、小説とかシーカーも本当にすごくよくて、
そういったものが集まっている雑誌の総刊号とボリューム2を今回、今月のおすすめリトルプレスとして取り扱いをしております。
特集がそれぞれ設定されていまして、総刊号の方は聞くという特集ですね。
いろんな声を聞くっていうようなことだと思うんですけれども、音楽であったりだとか、さまざまな形で解釈された聞くが入っていますし、
2号の方は重ねるということがテーマになっていて、これも本当にいろんな解釈をされた重ねるということが描かれていて、
もちろんまずそのジェンダーマイノリティ、セクシャルマイノリティのことを考えてほしいというのはあるんですけれども、
それを普通に見るみたいな言い方もね、ちょっと本当にこの言い方の難しさって自分が考えていることを感じていることとは別に、私もまず言葉が足りないなとは思っていて申し訳ないんですけれども、
特集ということで見ても、まず創作としてすごく本当にクオリティが高いクオリティペーパーといえる雑誌にもなっているので、
テーマ、前提としているこの雑誌のジェンダーマイノリティ、セクシャルマイノリティのことに目を向けてほしいというのもあるんですけれども、
創作誌としても本当に一つ一つの作品を楽しんでほしいなと思っております。
総刊号の方が1600円で、ボリューム2の方が2200円で販売をしております。
ウェブストアにも掲載しておりますので、よろしければご利用ください。
それでは皆さん、今日もよく食べて、よく寝て、健やかにお過ごしください。
それではまた。
