はい.シーズン 4-15 ではエンジニアに長く愛された Linux ディストリビューションの一つ CentOS Linux のサポートが終了するということで,感謝と思い出を振り返ってみました💁
ではでは(=゚ω゚)ノ
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サマリー
CentOS Linuxのサポート終了についてのエピソードで、パーソナリティは自身のCentOSとの思い出を振り返ります。特に、開発環境での経験やCentOSが多くのエンジニアに愛されてきた理由を考えます。CentOS Linuxの終了が発表され、その後の選択肢としてRocky LinuxやAlma Linuxなどの新しいディストリビューションが注目されています。エンジニアは技術の変化に柔軟に適応する必要性を再確認し、CentOSに感謝の意を表します。
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みなさんこんにちは。雨宿りとWEBの小噺へようこそ。パーソナリティーのkeethこと河原です。
この番組では目まぐるしく変化するWEB業界の中、興味深い裏話や小噺など、ちょっと一息つけるお話をお届けします。
CentOS Linuxの概要
今回の話題は、Goodbye CentOS Linuxというタイトルでお話しようかなと思ってます。
CentOS Linuxというものがあるんですけど、これがサポート終了になります。ということで、Goodbyeみたいなお話をするんですけど、
その話に入る前、前提として、ちょっとOSの話を軽くしようかなと思ってまして、
皆さんが普段使われているパソコンというと、だいたいWindowsかMacが主流だと思います。
コンピューターの世界には、オペレーティングシステム、約してOS、コンピューターの頭脳とも言われる基本ソフトウェアのことですけど、
よく目に触れたり使っているOSもパソコンと同様、WindowsかMacOSが多いと思います。
インターネットの裏側と言いますか、Webサービスとかシステムを支えるサーバーの世界だと、Linuxと言われる別の種類のOSが主役なんです。
このLinuxの中でも大きく分けて、有料の商用ディストリビューション、約してディストとも言いますけど、無料のディストリビューションと2つ大きく分けられると。
ディストリビューションって何ぞやって話ですけど、LinuxカーネルとOSを構成するその他のソフトウェアを組み合わせた、パッケージングされたようなもので配布されているというものですね。
有名どころでいくと、生気なことある人はあんまりいないと思いますけど、同じ業界の人なら全然知っていると思いますが、Red Hat Enterprise Linuxとか、約してRHELと言いますね。
これの読み方は他にあるかもしれないですけど、僕が知らないです。
これは企業向けの有料版です。他にもUbuntuであったりとか、Debian、Hedoraみたいな無料版のものもあります。
今回の主役であるCentOS Linuxですね。
こちらはこのRHELをベースにしたCentOSプロジェクトというのがあって、これのコミュニティもしくはコントリビューターによって開発、配布、保守されてきた、無料で利用可能なLinuxディストリビューションのことですね。
簡単に言うと、企業の品質もしくは安定性というのを持ちながらも無料で使えるようなLinuxです。
これすごいですよ。だからこそ多くの企業とか個人開発者でも使われてきた、愛されてきたんだろうなっていうふうに思っています。
個人的なCentOSの体験
軽くOSの話をしていきましたけど、実際にCentOSの本題に入りますが、まず最初にCentOSと僕のエピソード。
ちょっと自分語りになってしまいますが、さよならっていうところで僕も考え深いものがあったりするので、私とCentOSのエピソードを振り返りたくなりました。
最初はですね、新卒1年目です。僕1年目から開発会社でエンジニアとしてキャリアをスタートしたんですけど、
初めて自分で触るサーバーのOSっていうのがCentOSでした。
当時バージョン6.Xだったような記憶ですね。
当時の私が勤めていた会社の開発環境っていうのはランプ環境と言われるもの。
LAMPの略ですね。頭文字を取ってランプって言うんですけど、
これはLinux、Apache、MySQL、PHPの4つのツールの頭文字を取ってランプと言います。
仮想化には後、当時も開発環境としては仮想化の技術が進んできていた時代だと思っていまして、
僕が当時いた会社ではVMwareを使っておりました。
バーチャルボックスもあったと思います。少なくとも年代調べたらちゃんとリリーサされていましたけど、
その当時の会社では使ってなく、また当時はDockerなんて便利なものはもちろんなかったので、
今は便利な時代ですよね、本当に。
当時の私はCentOS LinuxっていうのはRed Hatの無料版ぐらいの認識でしかなかった。
あんま興味なかったっていうのもありますけど。
本当にね、CentOSを使っている頃、YUMコマンドがあるんですけど、これをひたすら叩いたのが懐かしいなと思います。
例えば、Kernelのアップデートのために本番環境にSSHで入って、初めてYUMアップデートって叩くんですけど、
これを叩いてサーバー再起動した時、初めての時ってすごい緊張するんですよね。
今でもあの緊張感を忘れてないです。
一度通る道だしみたいな、先輩は全然ドーンと構えられているんですけど。
僕としては本当に怖いですよね。叩いたはいいけど、本当にこれ再起動してちゃんと起動するのっていう不安感とか、
実際にこれをターミナルに眺めてて、ちゃんと起動してウェブアクセスしたら使えましたっていう、
あの時の安堵感はすごかったです。
ちゃんとターミナル画面にアップデート完了後の文言がバーっと出てくるんですけど、
安堵もそうですけど達成感もすごくて、なんかエンジニアとして第一歩をちゃんと踏み出したなっていうような感覚ありますね。
またですね、社内のテスト環境がいきなりダウンしたことが一瞬ありまして、
原因調査していくと、システム的なまた話になるんですけど、
サーバー上のスラバーパーティッションが満タンになってたわけですね。
なのでバーログとかバーキャッシュとかっていうのを掃除したり、
とりあえずyamcleanallみたいなコマンドを実行してスペースを空けたと。
動くようになってテストも動くと。
なんでこんな環境にしてしまったみたいなのはちょっと思い出せないんですけど、
昔はそういうこともあったりしてビビりますね。
あくまでテスト環境がダウンしたっていうところなので、
ユーザーさんには何も問題ないし機械損失もゼロなんですけど、
ちょっと焦りますよね。
いろんなCentOSの当時の開発の思い出が思い浮かされて、
本当懐かしいなと思います。
CentOSの終焉
本題のCentOSの終焉の話ですけど、
CentOS Linuxが従来の形で終了するっていうニュースが流れてきました。
今は先ほど言った通りDockerも使ってますので、
あんまりCentOSを意識することなかったり、
私自身がここ数年はフロントエンドエンジニアとしてやってたので、
あんまCentOSとかそもそもLinuxディストリビューションのことを
意識することがほぼほぼなかったので、びっくりしましたね。
とにかくお世話になったOSってエンドブライフを迎えるっていうのは
寂しいものであります。
具体的には2020年の12月です。
もう実は5年前?正確には4年とちょっと前ですけど。
にRed Hatが発表したCentOSプロジェクトの方向転換のニュースが流れてまして、
従来のRed Hat Enterprise Linuxリリースの
AppStream開発プラットフォームであるCentOS Streamというものがありまして、
こちらに全ベッドするよっていうふうに発表が出てきてました。
これに伴ってCentOSのバージョン8のサポート期間というのが
当時は2029年までサポートになっていたんですけど、
2021年末と一気に短縮になってしまいました。
ちなみにCentOSバージョン7が当時は出ていて、
こちらがもう全世界で使われていたので、
こちらのサポートは去年、2024年の6月30日までサポートされていて、
CentOSバージョン9はもうリリースすらなくなりました。
これまでのRed Hatのクローンとしての安定版CentOSという位置づけだったんですけど、
こちらから大きな変化が行われたよというところですね。
これについてまたLinuxが公式に何か記事を出していました。
CentOS Linuxのサポート終了について知っておくべきことという記事が出ていましたので、
概要欄にリンクを後ほど貼っておきますので、興味ある人は見てみてください。
既にご覧になられた方も多いと思います。
このニュースを見て私としてはそんな衝撃というかショックなほどではなかったんですけど、
終わるのかついにっていう。
みんな実際本番環境のシステムで使っているLinuxディストリビューションって
だいたいCentOSだったイメージがあります。
Ubuntuとか開発環境で使っている人はもちろんいらっしゃいましたけど。
なんでこんなCentOS Linuxを我々は愛したのかなと。
愛したと僕だけが思っている時かもしれないですが置いておいて。
CentOSが初めての本番環境だったエンジニアって
僕も含めて結構多かったんじゃないかなと思ったりしてます。
CentOSの終了と新しい選択肢
先ほども言った通り無料でありながらも企業でも安心して使えるレベルだったんですよね。
それだけのクオリティーのOSでした。
またRed Hatの知見っていうのがほぼそのまま使えるっていうのも結構大きくて
ノウハウの共有ができたっていうのはでかかったですね。
あとはやっぱ長期サポートによる運用負荷の軽減もできた。
これらによって特にスタートアップとか中小企業のインフラを支えてきたのは間違いないなと思っています。
CentOSの公式ドキュメントとRed Hatのドキュメントを
軽く読み比べたことがあります。ほんとはちょっとですけどね。
そのちょっとだけでもやっぱり大体内容似てたというかほぼ同じ内容だったんじゃないですかね。
で、片方CentOSの方は無料で読めて、実際に手元の環境でもすぐに試すこともできた。
っていうのも良かったことだと思います。
そんなこんなでいろんな理由ありますけど
CentOSってのは重宝されていたし愛されていたと言ってやっぱり良いんじゃないかなと思ったりしますね。
で、片方は終了ということで今後じゃあどうするっていう話があるんですけど
大体の選択肢とかすでにいろんなところで記事になっていますので
それを復習するみたいな話になっちゃいますけど
改めて語っていきますとCentOS Linuxの後継や大体としては4つ、5つぐらい選択肢が出てきて
Rocky Linuxって言われるもの。
CentOSの創設者のブレックさんっていう方が立ち上げたプロジェクトで
まさにRHELの完全互換を目指しているプロジェクトだそうです。
コミュニティが主導で開発が進行しているっていうものでした。
あとはこっちの方が名前結構出てたという印象ですけど
Alma Linuxって言われるものですね。
これはクラウドLinuxっていうのがあってこちらが主導して開発をしていると。
Red Hat Enterprise Linuxの互換を目指す別のディストリビューションとして動いています。
これも既にリリースされていて、CentOS 8からの移行ツールでも提供されている。
そこが結構大きいんでしょう。
Alma Linuxっていうものでした。
名前が結構かっこいいですね。
もう一つは、名前自体は知ってますけど、僕一度も使ったことがない。
Oracle Linuxって言われるものですね。
ご存知のOracle社ですけど。
Oracle社って名前の通り商用ですけど、一応無料で使用可能ではあるそうです。
こちらもRed Hat Enterprise Linuxとの高い互換性を持っていて、
もちろんOracleによるサポートはありますが、やはりOracleといえば優勝サポートというところで多分高いと思います。
企業がどれだけそこにお金かけられるかとか、潤沢な資産があるかって話は別ですけど。
基本Oracleは高いので、個人的にはあんまり選ばない気がしますが、
やっぱりエンプラ系とか安定したサービスをやられている企業さんだと選ばれる可能性高いんだろうなと思ったりしてます。
あとは、先ほど出てきたDebianとかUbuntuみたいな別の無償のディストリビューションがあります。
多くの実績とか広いコミュニティっていうのは昔からずっとありますので、そこの値は結構大きいと思って。
あとはパッケージ管理に違いがあって、そこの適用が必要にはなりますけど、
インターフェースとかAPIが違うぐらいの話で、やり方は基本大体似てきていると思うので、それもいいと思います。
この辺が選択肢大体としてあるんではないかな。
もしくは何度も登場してますけど、そもそもRed Hat Enterprise Linuxでもいいんじゃないのっていうところですね。
ただ無償で使えていた先頭エースを載せ替えるってところなので、どうなんだろうって気はしますけど。
そんなこんなで、先頭エースは一時体を築いたと言ったら少し過言かもしれないですけど、
大きな流れを作っていたものの一つであり、このLinuxディストリビューションがなくなるっていうのは結構、
技術の変化に対する適応
僕としては感慨深かったし、本当にお世話になりましたなっていう。
ありがとうという感謝を述べて、今回もエンディングにしていきたいなと思います。
先頭エースの件ですけど、私たちエンジニアが常に向き合っている技術の変化っていうのを象徴しているっていう風に僕は今回捉えました。
改めて。他にもいろんなツールとかフレームワークライブラリっていうのが誕生してはなくなっていく。
そのうちの一つではあるんですけど、改めてこれだけ名前インパクト、皆さんの知名度が高いものが終了となるのは大きい話ですし、
技術っていうのがとにかく変化をしているっていうのが本当に象徴だなって思いました。
一度習得した技術とか環境ってやっぱり永遠に続くわけではないですし、常に進化もしているってところですね。
あと依存している技術っていうのにも寿命はあったりする。
変化に適応する柔軟性っていうのが僕らに求められている。これは今後も変わらないでしょうというところです。
新卒の頃ですね、私先輩から技術そのものよりも技術の学び方を学びなさいっていう風に新卒1年目の時に指導をいただきまして、
この言葉は本当今でも頭の片隅に残ってますし、まさにこのことだなっていう風に今回のことを振り返りながら思っていました。
余談ですけど台本書きながら当時の大変だった記憶がいろいろ放り起こされていて、面白かった反面いやつらかったものもあったりするし、
いろんなものが出てきまして、ここで言えないような話もたくさんあるんで、そういうのはどっかお会いした時とか別で喋ろうかなと思います。
とにかく改めまして、セントエスリナックスには本当にお世話になりまして、僕がちゃんとエンジニアとして一人立ちできるくらいにはなったよっていうところで感謝を申し上げて、
今回の話題も終わっていきたいと思います。
はい、この番組面白かったよという方は是非チャンネル登録もお願いします。
もし聞いていて気になることや話してほしいトピック、感想などございましたら、概要欄のフォームやXでハッシュタグ、
ウェブ小話でつぶやいてください。ウェブはアルファベット、小話は漢字でもひらがなでも大丈夫です。
今回もお聞きくださりありがとうございました。
雨宿りをしながら考える技術の変遷、次回もどうぞお楽しみに。
お相手はキースでした。さようなら。
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