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2025-03-26 10:50

Season 4-16. 夏のバカンスとお盆休みで学ぶグローバル開発

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はい.シーズン 4-16 では,先日とある開発現場のお話を聞きまして.それが日本とフランスのチームとのプロジェクトだったのですが,興味深いお話だったのでシェアしたくなりました💁


海外のエンジニアと仕事をするとなると,色んな事を考慮する必要がありますが,だからこそ新しい視点を得られるなーとつくづく感じました.


ではでは(=゚ω゚)ノ


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サマリー

フランスでの夏のバカンスと日本のお盆休みの文化の違いについて考察が行われ、チームの休暇の取り方や仕事への影響について語られています。また、異なる文化背景を持つメンバーとのコミュニケーションや協業の際の新しい視点の重要性が強調されています。このエピソードでは、フランスやイタリアにおける仕事文化の違いや、日本人の勤勉さについて議論されています。さらに、海外で働く際の文化の理解や、休暇の取り方の重要性についても取り上げられています。

フランスのバカンス文化
皆さんこんにちは。雨宿りとWEBの小噺へようこそ。パーソナリティーのkeethこと桑原です。
この番組では、目まぐるしく変化するWEB業界の中、ちょっと一息つける裏話や小噺などをお届けします。
今回の話題は、ヨーロッパとの文化の違い、夏のバカンスとお盆休みで学ぶグローバル開発、という、ちょっと変わったタイトルでお話をします。
はい、まだ夏ではないんですけど面白い話を耳にしたので、なんかお話したくなりました。
あるフランス人、もしくはフランスのチームとプロジェクトで面白い経験をしたよーっていう人のお話を目にしまして、7月末のある日にフランス側のリードエンジニアのとあるメンバーから1通メールが来まして、
8月は全員バカンスに入るんで、9月初旬までちょっと返信遅れますよーっていう、その可能性がありますよーっていう連絡が来て、突然だったし、しかもいきなり全員で1ヶ月も、みたいな話だったんですね。
突然すぎるし、ねみみみ水ですよね、僕らからすると。
よくよく調べたらですね、ヨーロッパではよくある話で、いわゆるバカンスモードっていう言葉があるらしくて、
例えばイタリアでは公立学校とかがお休みになる期間、6月初旬から9月中旬って結構長いですよね。
その時に路線バスの本数も結構減ったりするらしいです。
あとフランスではですね、7月と8月がバカンスモードで、なんかアウトドアのアクティビティがすごい盛んになってくるという感じらしいですね。
フランスはそもそもストライキもいっぱいあるんで、そういうのはあるんだろうなっていう風に勝手な偏見で思ってましたけど、イタリアでも全然あるんですねっていうところで。
日本のお盆休みの実態
メールを受け取った日本人の方はですね、正直に焦っていて、例えばデプロイスケジュールどうなんねんとか、緊急バグ対応どうしたらいいのとか、顧客からの問い合わせ、特に現地の方の顧客の問い合わせ、日本で受けるの?みたいな形で衝撃だったらしいです。
ただそのフランス人の方がおっしゃるには、いやいや日本のチームとか日本人はそもそも休暇を取るのが下手すぎるんです。
人間にも高度にも適切な休息が必要なんだよっていうふうな返しをされたらしくて、そういう話じゃないんだけどっていうところなんですけど、実際言われてみて、じゃあ日本ってどうなんだろうっていうのを思い返したんですけど、お盆休みは確かにあるんですけど、
休みとは言っても多くのチームでは交代で休暇を取ったり、誰かしらオンコールで対応する順番で、その日は誰かが対応できるみたいな体制を維持したりしますよね。
スラックだったりメールのチェックも加算があったり、休暇中だとしてもスラックを、誰かしらのアラートとかを見ておきますよっていうような体制を組むことは多いと思います。
実際うちのチームもそうですし、他のチームとか他の会社さんでもそういう話はよく聞くなと思いました。
これは別にお盆だけではなく、長期休暇、年末年始とかもそうですけど、これありますね。
実はこのプロジェクトを通じて何か面白い気づきというものがあって、フランスとかヨーロッパの方だと、しっかり休暇というのは完全に休暇を取って心身をリフレッシュします。
休暇前に徹底的な後はでも引き継ぎ、しっかり引き継ぎしましょうと。
緊急の定義がやっぱり日本よりもその代わり明確にしておきますとか、あと休暇後の生産性というのはその代わりみんなリフレッシュしたので著しく向上しているというのはあるそうですね。
逆に日本のチームだと、やっぱ常に誰かが対応できる、さっきも言った通りですね。
休暇中も部分的には結局仕事モードに入るので、完全なる休暇にはなっていない。
文化の違いとコミュニケーション
チーム内とかで暗黙の気遣いをしたり、あとは安定したサービス提供を重視というところですね。
ある意味それがサービス業の根本というか、主軸にあるというところだと思います。
結構文化の違いだと思うんですけどこれ。
じゃあどうやってその方はフランスのチームが休むというところで折り合いをつけたのかなっていうのを見てたんですけど、
今回のことはもうどうしようもない。
カレンガを可視化して各国の祝日とか休暇シーズンとかを年初にマッピングをしておきましょうと。
あとはデプロイスケジュールを休暇を考慮して設計しておく必要がありますねっていうのを改めて。
あとはオンコール体制の工夫とかですね。
重要度に応じた対応フロー。
本当にクリティカルなものとか、機械損失レベル、サーバーが完全に死んでしまったぐらいの重いやつもあれば、
本当に警備な問い合わせ対応ぐらいのものもあったりしますね。
あとは冗長性というところで、リージョン別にバックアップをしっかりとっておくとかいうところですね。
それは人との体制もあるし、システムとの体制もあるでしょうけど。
あとはドキュメンテーションの評価とかも改めてそこを見とかなきゃなっていうことでした。
ドキュメンテーションってやっぱシステムとか開発サイクルに対してのドキュメンテーションをやっぱり書くんですけど、
そうではないところ。
よりビジネス側に寄ったドキュメンテーションですね。
オンコールとか緊急時の対応手順っていうのをしっかり明確にしっかり見なかったなっていうのが改めてこの時のメールで気づいたと。
あとはチーム間で知識とか認識のそのものの相互の合わせとか共有をしていくっていうのも必要ですよね。
言われないと分かんなかったし、それはその国に対しては当たり前すぎたけど、
日本ではそれは当たり前ではないですね。
各国のいろんなエンジニアと仕事をするということはそういう違いっていうのをしっかり認識しておかなきゃいけないっていうのを改めて感じたようなところですね。
一見これ話聞くとプロジェクトの障害になりそうではあるんですけど、
ちゃんと新しい視点を得るチャンスっていう風にその方は捉えられていて、
さっきのメールをいただいた日本人の方、リーダーだと思うんですけど、正確にポジションはちょっと忘れましたけど、
その方は今回のプロジェクトのお話、フランスのチームが休むっていうところから、
一見するとプロジェクトの障害になりそうなお話だったんですけど、
これはでも自分たちが今まで気づいてなかったり、ある意味自分たちの当たり前とか振る舞いっていうのを見直す、
新しい視点を得るチャンスだったという風に捉えられていて、前向きにどうしていこうかっていうのを考えられていました。
今回は仕方ないですね、もうどうしたって休まれるので何とか対応するというような意思決定をされていた。
そんな感じのお話を見ていて、いやなんかとても興味深いし、
昔、過去にですね、全職全々職とかで海外のエンジニアと働くことはありまして、
例えばアメリカ人もいましたしフランス人もいましたし、
でも一番多いのは結局台湾人とか韓国人とか結局アジア圏が多かったんですけど、
それでも文化の違い全然違いましたね。
一番合わなかったのはやっぱり中国の方で、人ガチャがあまりにも強すぎましたね。
韓国の方はどっちかと相性良かった。台湾の人一番良かったですね。
ほんと働きやすかったし、見方とか考え方というか、
姿勢って言ったほうがいいんですかね、が日本人とかなり似通っていて、
とても同じような流れで仕事できるのがやりやすかったです。
フランスの仕事文化
逆にいろいろ頭抱えさせられたのはやっぱりフランス人の方ですね。
スーパーマイペースで、遅れるのは当たり前なんですよ。
全然修行時間に間に合わないし、遅れてきたけど、でももうお昼時間に来たので休憩しますって。
30分か1時間くらいしか仕事せずにいきなり休憩入って、
まだ休憩も1時間きっかりじゃないんですよね。
普通に2時間3時間余裕で休憩したりして戻ってきたりして、
リーダーの方もものすごい怒ってました。
エンジニアとしてのスキルはその方は高かったんですけど、
勤務体系があまりにも安定しなさすぎるし、
マイペースすぎてやっぱり難しかったなっていうのはあります。
その方を見てフランスっていう全体を評価するのは違いますけど、
とはいえこれが当たり前なんだろうなって思わざるを得ないぐらい強烈なマイペースの方だったんで、
すごく難しいなと思いましたね。
あとイタリアの方も僕働いたことないですけど、聞いたことある話でいくと、
朝はもう皆さん仕事を全然使い物にならないと自分たちでも言ってて、
仕事は基本的に午後からスタートなんだけど夕方ぐらいにはもう終わるみたいなので、
勤務時間がかなり短いみたいなことを聞いたこともあって、
実際どうかわかんないし、今はどうかも定かではないですけど、
本当でも文化の違いってのすごくあるなっていうのと、
改めて日本人ってのはすごく勤勉なんだなっていうのを、
いろんな海外の方のお話を聞くと感じますね。
そんなこんなこの話を見ながら思いましたっていうところで、
休暇の重要性
今回もエンディングに行きたいと思います。
いかがだでしょうか。
本当は世界中のエンジニアって、それぞれの文化もそうですけど、
リズムの中で働いていて、海外とは仕事をするっていうのは、
その違いをどこまで僕らが強要するかというところですね。
逆に日本の文化を海外の方がどれだけ理解してくれたり、
情報してくれるかっていうのもすごく難しいなと思いました。
だいたい折れるのが日本人だろうなっていうような印象とか、
実例を僕は聞いていまして、僕もなんだかんだそういうことが多かったですけど、
日本にちゃんと住んでいて仕事を一緒にするんであれば、
ゴーに行ったらゴーに従えっていう言葉を従ってほしいというか、
それに準じてほしいなって僕は思いはありますけど、
逆に向こうに行くんだったら海外の方で生活をするんだったら違うだろうなと思いました。
休むときのきっちり休むっていうスタイルがすごく面白いですね。
今回の事例でいくと、フランスのチームの方は問い合わせも一切受け付けないっていうのが
一つの解決だったんですよ。
実際休暇中だけど連絡来たらどうするのって思ってたんですけど、
来てもいつも無視してますっていうようなスタイルだったから今回は成り立ったっていう感じですね。
全然日本と文化が違いすぎるけど、
それができるのはある意味それは理想ではあるとも思いましたね。
しっかり休むときは休むっていう切り替えというか、
オンオフをしっかりするっていうのはすごく大事なことだと思っていて、
僕もついつい休みだけどやっぱり仕事のスラック見たりとか、
仕事のこと考えたり、
自分の好きな勉強してるけどこれってそういえばあのプロジェクトで活かせるかもってやっぱり考えてしまうし、
考え始めるともう既存の仕事のリポジトリを見たりとかしてしまいがちなんですよね。
そうではないなっていうところをちょっと思いましたっていう感じです。
皆さんのご意見とか感想なり、
自分たちはこうやってるよみたいな事例がありましたらぜひ聞いてみたいなと思いますので、
お気軽にコメントいただけたら嬉しいなと思います。
はい。この番組面白かったよという方はぜひチャンネル登録もお願いします。
もし聞いていて気になることや話してほしいトピック、感想などございましたら、
概要欄のフォームやXでハッシュタグウェブ小話でつぶやいてください。
ウェブはアルファベット、小話は漢字でもひらがなでも大丈夫です。
今回もお聞きくださりありがとうございました。
雨宿りをしながら考える技術の変遷。
次回もどうぞお楽しみに。
雨宿りとウェブの小話、お相手はキースでした。
さようなら。
10:50

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