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北川八郎 人生を変える出会い
北川八郎 甲子園はちょっと気にしますね。高校が甲子園に出たりしてたので。昔の私が行ったところが。
山本 先生、8月は甲子園もありますけど、僕は広島にいたこともあって、ちょうど原爆が落ちたり、それこそもうすぐ終戦記念日ですけど。
北川 早いですね。75年も経つんですね。4年か5年。
山本 先生はちょうど生まれになったかならないかぐらい。記憶ないですか?
北川 いや、記憶はなくないじゃないですか。3歳までそんなに覚えてないですよね。
山本 戦争の話も出ましたけど、実はさっきちょっと収録前に、いろいろ何を話すかって話があったんですけど。
北川 意外とその場で毎回考えてないもんね。
山本 満を持して考えてても、この場で結構ね。やっぱりその場のインスピレーションとか、即興で決めた方が面白いというか、いいテーマが出ますよね。
北川 資料を持ってないもんね。
山本 なので、ちょっと僕の方が頭を探らないといけない。
北川 そこが一番この番組の醍醐味なんですけど。
北川 先生、ちょっと聞きたかったんですけど、あんまり先生にこのテーマ聞いたことないんですけど。
北川 お金とか、この間ミリオネアメンタリティの話もありましたけど、現実的にいつも思うのが、どんなにいいものを作っても、売れないと、存在を知られてないと、やっぱりこの資本主義の世の中である以上、
北川 お金って入ってこないのかな?
山本 そうなんですよね。
北川 このあたり、先生どう考えますか?
山本 よく、宣伝しないものは、存在しないものと一緒って同じだと思うんですね。
山本 昔の、なんていうか、建国時代の武将というのは、その辺は上手だったんですよ。
北川 上手だった。
山本 アピールするとかいうのは、我こそはとかいう感じで、いいものもなんも。
山本 ところが、何かね、江戸時代によって鎖国をした頃から、
山本 何か、いいものを作るなっていう、宣伝するな、それから武士の、何ていうかね、そういう朱子学っていうかね。
北川 朱子学、昔ありましたね。
山本 そうそう、伊沢元彦さんが一生懸命言ってるんですけど、
山本 日本人、江戸時代に朱子学を取り入れることによって、
山本 なんか、商売するってことが、すごい癒やしいっていう考えるようになったっていうかね。
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山本 武士は、桑根戸高洋寺っていうかね、いうふうにして、
山本 とにかく誇りを持つことはできるんだけど、
山本 商売とか、お金を勘定するってことに対して、すごい癒やしんだっていうことを、
北川 そうか。
山本 簡単に植え付けていきたいね。
北川 それが日本人に入っちゃったから、やっぱりお金のことって。
山本 信長あたりは貿易するとか、お金を儲けることとか、やったんだけど、
山本 それを破る天才が二人だけいたんよね。幕末に、坂本龍馬と高杉晋作あたりは。
山本 いかにこう、勝つ。
山本 資金というものが必要かっていうことで。
山本 薩摩とか、うまくいったところは、商売上手なとこなんだけどね。
山本 だから売るっていうことは、お金を得るということは、いろんな意味の力をつけるということにもつながる。
山本 なかなかいいものを作っても、売ることができなければ、やっぱり貧しいばっかりというかね。
山本 生き生き生きることはできないっていうのは、基本的なんだけど。
山本 どうも日本人は、そんなふうに、いいものは作るけど、売り切らないっていうのが根本にある。
坂本 そうですね。それとちょっと違うかもしれないですけど、
坂本 やっぱりいいことをやってれば、お金は後からついてくるみたいな言葉も逆にあったりして、
坂本 その辺と矛盾するのか、どうなのか。
山本 それは矛盾はしない。仕事という人柄とかなんとか、良い仕事とか能力とか技術を与えられるというかね。
山本 でももう一ついい商品を作って、今度はそれを広げようとする時に、売るっていうか宣伝っていうか、それを知らしめるっていうのは、いいものを作ると同じくらい大事なことなんや。
山本 二つの車輪っていうかね。
坂本 そうですね。そういう人、ないのと一緒になっちゃいますよね。
山本 そうそう。だから、いいことしてたらやってくるけども、同時にそれを、売るって、売ってくれる人も現れてくるっていうかね。
山本 やっぱり販売上手の人と作る人が作る、いいものを作る人っていうのがやっぱり良いことができる。
坂本 いいことをやってくれると良いことができる。
ものを作る人っていうのは全然 能力の違い両輪みたいなもんよね
でも大小の規模の差こそあれやっぱり うまくいってる企業っていうのは
その両輪先生おっしゃったように 必ずありますよね
必ず売るっていうほうとか知ら しめるっていうかね売るっていう
か知らしめるっていうほうをし とかないといけないんだけどちょっと
日本の日本人の特質として徳川 の朱子学によって商売っていう
ものがおとしめられたっていう かね
それはいやしい仕事であるいや しい考え方であるっていうかお金
儲けを考えるとそれはいやらしい っていうか僕らがもう少しある
よねそれがで面白いことに日本 海軍とか日本のあの頃は全部一緒
なんよね
戦時中ですか
そうそうあの頃は戦艦大和とか 戦艦武蔵とかすごいいいもの
作るんよ
ところがね
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結局使いこなしきらなかったよね
戦艦大和も戦艦武蔵ももうただ 沈めるために使ったっていうか
ね
ゼロ戦とかも最後ね
うんだから活躍のいいものを 使っても大事にしすぎて使いこなし
きらなかったっていうか
それともう一つ面白いのはね魚 雷っていうものがあったんだけど
日本の魚雷はものすごく素晴らしかった らしいんよ
でその開発するのもすごい魚雷 でアメリカのなんか途中でスクリュー
が止まったりとか地上に浮いて 漂ったりとか海に漂ってるとか
するんだけどで威力も大したこと なかった
ところが日本の魚雷でもう素晴らしい 魚雷を海軍が開発するんよ
うん
ところがそれを使いこなす使う ということを考えないよね
うん
いいものを作るけどどんなにして それを利用するかってこと考えて
ないんよ
うん
本の商売と本の販売と一緒よい ろんなものの販売もしてるなそう
なんやけど
確かに商品もそうですね
うん
で止まってしまうよね
うん
でそれはどういうことかって言 ったらいいもの性能が良くていい
ものを作るけどもその魚雷も結局 なんで運ぶかって言ったら駆逐艦
とか軍艦とかに乗せて運ぶから
で相手がその魚雷は相手の船に しか使えないわけよ
はい
多分時代が終わってしまったん よ
いいものを作った時は時代が変わ ってしまったんよ
飛行機の時代になって
確かにそうだ
だからこう戦艦の相手の船がい ないと船の船がないと船の船の船
まで持って行くとかなりの距離 がいる
はい
でそれが持っている船がゆるい スペースで行ってる間に向こう
側が飛行機が追いついてきて上 からボンボンボンボンこうその
なんか爆弾を落とすやん船が
はい
そうするとものすごい爆発力 と意欲があるもんでからそれが
当たるとそこで爆発して持って た船のほうが自滅していくっていう
ああ
そこまで考えてないよね
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
うん
どうなんでしょうね
だからそこまで考えて初めて 意味を持ってくるんだけどどうも
そこは苦手ないよね日本人はだから 韓国とかにも
たしか
いろんなあれするけど負けるん やね
クオリティはよっぽど日本の方 が高い
高いんだけど売り切らないっていう か
だからアンテナにしてもレーダー にしても日本人が発明したんや
もんねあれ
うんうん
焼きヤ tallアンテナ焼 Sunny アンテナ矢印さんていうかだが
でもいいものは発明しても結局 アメリカがそれを
見つけて性能化して
結局戦争で
日本を大敗した原因の一つは
レーダーを向こう側が
アイデアをもらって
いいものを利用したっていうかね
今思い出したんですけど
僕昔その話に関係して
パリのあるNHKの
プロフェッショナルにも出た有名なテーラーの方で
友人でいるんですけど
その彼は要はテーラー
オーダーのその服で
フランスのシンビガンの優れた人たちが
貴族だったりいろんな人が来て
100万ぐらいするスーツをその彼
作るんですって最初全然やっぱり
お客さんいなかったんですけど
やっぱり自分でその時思ったのは
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自分も含めて日本人の職人は
一回作ったらもう作ってさあどうだ
それで終わっちゃう
だからやっぱりダメだって気づいて
それはやっぱおごりに過ぎなくて
あらゆる角度から文字通り外国の人なんで
伝わらないんで言葉だけじゃん
だからもうあらゆる角度から
伝えるように努力して努力して
それで初めて今のになったって言ってたら
やっぱりそういうことなんですよね
もう一つは利用する方法まで
料理はいいもの作っても
どんな調理してどこまで持ってて
食べれるっていう形まで教えてあげないと
それが見せてあげないとそうか
作るまでの過程利用するまでの過程
こうすれば素晴らしいという
ものは素晴らしいけども
それは発言するっていうかね
そこまでする能力はないっていう
それをどっかに癒やしいと思ってる
売れることは嫌らしいけど
僕もちょっとあるよ
よく言うよ僕は
もう名前知られたくなくていいやと思うんやけど
でも現実的には名前知られないと
売れていかないっていうのはあるしね
多少名前知られることも大事なんやなとか思う
その辺が根本的に自分の中にもあるね
欠けてるっていうか
じゃあどちらかというと
もちろんそういう伝え方って
ハウツー大事ですけど
それ以前のそういう
日本人のメッセージとか
センタリティ
癒やしいと思っちゃうと
やっぱりそこを溶かしていかないと
そうだね
だからそれ両輪って考える必要があると思う
知らしめるって
売るっていうことかね
知らしめる宣伝するっていうことと
いいものを作るってのはもう両輪だと思うね
これだから作る本もそうなんだけど
作る時はもう売る方法も
ちゃんと考えておかないといけない
どうやっていい
そうですねなんか僕も
私の話になっちゃいますけど
あんまり上手くないんですけど
ご存知のように
なんか周りで上手く売ってる人いるんですけど
その人の売り方が結構えげつなく見えてですね
俺これやるんだったらみたいな
思っちゃうんですけど
でもそれはそれで自分もおごりなわけですよね
難しいですよね
日本人の中にえげつないっていう
捉え方をする
教育を受けたような感じがする
江戸時代に
趣旨学っていって
根本的に商売するとか
儲けるっていうのは汚いっていう
趣旨学で
あるよね
まあそれは伊沢元彦さんの
日本史読んでもらえば
徹底してそこ行ってると思う
あるいは読んでもらうと
面白いと思うけども
だからどうもそれがまだ根強く
取れてないようなところがあって
そうですね
いいものは作るけれども
販売が下手
このねこう
戦争の終戦記念日の前ですけど
今魚雷の話なんかもありながら
そことこのいいものを伝える
売るっていう話がリンクすると
思いませんでしたけど
私たちもあんまり伝えの上手じゃないですけど
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なんか自由に広まればいいとか
なんか武士のとか
早速伝わってないですよ
先生
僕たちもあのこうやってトレーニングして
いきますので引き続きね
なんかもう少し広がる方とか
一緒にリハビリトレーニング
皆さんとしていただいてね
皆さんに宣伝してもらうしかない
そういうオチです
伝えていきたいと思います
さあこの番組では
皆様からのご質問ご感想を募集しております
詳しくは北川八郎公式ホームページ
もしくは
北川アットマークキクタスドットJPまで
お寄せください
またもうすぐですね今月
8月19日
日曜日東京楽信会が
サンプラザ中野で
13時から行われます
経営者の方以外一般の方も
参加できますので
ぜひこちらホームページでチェックしてみてください
さあそしてこの場合は
この番組がcdブックになりました
人生を変える出会い
この名の通りこの番組の
第10回までがcdになり
そしてテキストブックにもなって
先生のフォトも入っています
撮ったおぐにですね
おぐにの写真も入っていますので
ぜひこちらもアマゾンで
北川八郎もしくは
人生を変える出会いでチェックしてみてください
ということで
今日も人生を変える出会いお届けしました
先生どうもありがとうございました
ありがとうございました