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kobayashi
前編では、ディズニープラスのポジティブな側面についてお話しいただきましたので、
後編では、もう少しネガティブな話とかもしていただけたらなと思っております。
よろしくお願いします。
Naoki Yamada
よろしくお願いします。
kobayashi
前編では、ディズニープラスについて一言でまとめてもらったところで言うと、
ディズニープラスは、IPの力と独自のコンテンツで超強いよという感じで話されていました。
後編では、少しネガティブなところについても触れていってもらえればなと思います。
Naoki Yamada
分かりました。ネガティブなポイントですね。
kobayashi
しゃべり方、ネガティブ感を意識したしゃべり方なんですか。
Naoki Yamada
確かに。ちょっと低めにね。
kobayashi
なんかちょっと低めで。
テンション低い感じ。
Naoki Yamada
ネガティブなポイントな。あんまりネガティブな話したくないんですけど。
結構いろいろあるんですけど、
Netflixも使ってるから、Netflixと比較したときに一番すごい気になったところとしては、
おすすめの精度が低すぎるっていうところですね。
kobayashi
なるほどね。
Naoki Yamada
Netflixってめっちゃよくできてて、
見た直後にあなたにはこれがおすすめですっていうのが、
まさしく見たいかもみたいな感じのやつを出してくるんですよね。
でも、ディズニープラスって結構その辺がひどくて、
次見ようと思ったときにあなたのおすすめ、
自分SHOGUN 将軍しか見てないので、SHOGUN 将軍の後何を、
全部見たんで何見ようかなってなったときに、
おすすめのところにアイアンマンとスパイダーマンとかマーベル作品並べられてたんですよね。
ちょっと違うだろうと。
少なくともスターのコンテンツでもないじゃないかみたいな。
kobayashi
それは年齢とか性別を見ておすすめされてる感じなんですかね。
Naoki Yamada
いやもう当て打ちや決め打ちでお前はこれを見ろみたいな感じなんじゃないかな。
実際プレミアムプランに契約したから、
アカウントも子ども用と自分用に分けていて、子どもは子どものアカウントを使って、
スティッチとかベイマックスとかディズニー作品、ピクサーとかディズニー観てるんですけど、
自分は本当にSHOGUN 将軍しか見てないから、
その辺のレコメンドのアルゴリズムがめっちゃ弱い気がしますね。
で、カテゴライズされてて、SHOGUN 将軍を見たあなたへっていうレコメンドもあるんですよね。
まあまあSHOGUN 将軍見たから、なるほどなと思って。
普通のレコメンドとは違ってSHOGUN 将軍を見たあなたへっていうレコメンドに流れてきた、
その一覧に流れてきたのが、プレデターとウォーキング・デッド。全然違うじゃんみたいな。
kobayashi
いや、切腹のシーンが多いみたいなこと言ってたから、そういうところから来ているのかもしれない。
Naoki Yamada
そういうのもひょっとしたらあるかもしれないね。15歳以下で見れないとか、なるほどね。
いや、プレデター見れるでしょ。
その辺なんかちょっと頑張らないと、それこそNetflixのシェアが21%、
ディズニープラスが11%で、
その辺の10%の差はこの辺から来てるんじゃないかなみたいな。
結局離脱しちゃって、毎月払い続けてもらうってところが、
この配信サービスの一番ビジネスモデルとして重要なところなんで。
そこがやっぱり弱いと、自分が見たい作品、自分だったらSHOGUN 将軍を、
見終わったらもう見ないっていう風になっちゃいそうだなみたいな。
なんならもう解約しようかなって思ってるぐらいだから。
その辺はやっぱり頑張らないといけないところなんじゃないかなっていう風には思いましたね。
kobayashi
その辺は作品数というか、持ってるものが偏ってる、少ないっていうところからとか、まだデータが集まっていないとか?
Naoki Yamada
作品数は結構、どうなんだろうな。自分が見た作品ってこと?
kobayashi
それはそうなんですけど、ディズニープラス側が持ってる作品。
例えばNetflixとかであれば、基本的にレンタルから始まってるので、
なるべくいろんな作品を見れるように、いろんなとこから集めてくるじゃないですか。
それをレンタルしてもらったデータとか、運営してる期間も長いですし。
その辺がディズニープラスはまだまだっていう感じですかね。
Naoki Yamada
そうですね。そこはそうかもしれないですね。
もう10年、Netflix10年以上やってるんで、そういう意味でちゃんとその辺の知見というか、
しっかりと改良はされている上で今の形になってるので、
単純にディズニーがそれを見たところで、見て模倣したところで多分うまくいかないっていうところはありますよね。
実際に過去の履歴、この人何見たかみたいな履歴もNetflixの方が圧倒的に多いので、
傾向に対して何を出していけばいいのかっていうのも多分見やすいと思うので、
そこはやっぱりディズニープラスの弱みとしてはあるかなと思いますね。
kobayashi
レコメンドは結構大変ですよね。
Naoki Yamada
大変ですよね。その辺ちゃんとデータベースもしっかり作らないといけないし、
ディズニーのコンテンツ自体がそもそも偏ってるっていうのもまさしくあるかなと思ってて。
それこそ子ども向けのディズニーアニメーションとか、スターウォーズとか、SF系ですよね。
あとドキュメンタリー系か。
それ以外のものに関してはあんまりテレビドラマシリーズとかもそんなに持ってるわけじゃないんで、
そこは結構Netflixとかとは違うところではありますよね。
Naoki Yamada
だからこそ前編の最後にちょっと話したHuluがその辺ずっとやってきてるので、
その辺を連携してやることによるメリットみたいなところは、
コンテンツとしては強いので、持ってるコンテンツとしてはね。
そこはやっぱり頑張れるところではあるのかなっていうふうには思いますけどね。
kobayashi
頑張れてない理由とかって何か思いついたりしますか?
Naoki Yamada
頑張れてない理由。
kobayashi
あんまり重視してない可能性も。
Naoki Yamada
そうですね。ディズニーってやっぱり来てくれる人たちは、ディズニーラバーが多いので、
みんなディズニーだったら好きだろうみたいな慢心はひょっとしたらあるのかもしれないですね。
kobayashi
作品ありきで来てたら、別にオススメされなくても、自分でこれが観たいとかがあったりしますよね。
Naoki Yamada
あとこのレコメンドアルゴリズムでこれ多分、結構クリティカルにやばいだろうなっていうところが、
さっきも話した通り、アカウントを子ども用と自分用に分けていて、
自分はSHOGUN 将軍しか観てないって何回も言うんですけど。
kobayashi
他も観てくださいよ。
Naoki Yamada
その中で自分のアカウントでは見てないのに、ベイマックスを見たあなたへっていうのがあって、
ベイマックス見てないよみたいな。
アカウント分けてる意味ないんじゃないかっていうぐらいの、セキュリティというか、
グダグダさはあるかなと思ってて。
単純にディズニーだったら別にベイマックス見ててもいいかもしれないけど、
例えばNetflixで大人向けのやつを見てたのに、
子どもにそれがレコメンドされるみたいなのがあったら結構やばいじゃないですか。
そういうところはちょっと、力入れてないというか、
頑張らないとやばいんじゃないかなっていうところではありますね。
kobayashi
その辺はでも意図してない挙動な気はしますけどね。
Naoki Yamada
普通にちゃんとチェックできてないっていう。
チェックできないって言ってもお金めっちゃかけてるし、
エンジニアも大量にいるはずだから。
そういう意味で言うと脆弱すぎるだろうって思うけどね。
どうなんですかね、その辺は。
kobayashi
子ども用のアカウントは子ども用みたいなのって何か設定できるんですか?
Naoki Yamada
そう。できたと思います。
kobayashi
このアカウントは子どもですよみたいなのをディズニー側が理解する。
Naoki Yamada
年齢のやつがあった気がするね。
15歳以上、15+とか、何歳以上とか。
そういうのがあった気がするね。
しかも自分のアカウントはSHOGUN 将軍見てるから。
切腹シーンとかあるからパスワードかけてて見れないようになってるから、
そういう意味で、分けてるのになぁと思いますけどね。
kobayashi
ちょっと逸れるんですけど。
自分、今回収録するにあたってディズニープラス見たことなかったんで、
ホームページ行って情報いろいろ見ようかなって思ったんですけど。
Naoki Yamada
そっから2年で5000万人。そっから2年、3年か。5000万人しか増えてないですよね。
結構ユーザー取り切った感がディズニー側としてもあるんじゃないかなと思っていて。
そういう意味でユーザーの獲得っていうところのマーケティング戦略とかの変更だったりとか、
ブランディングの変更だったりとか、
ユーザー数がもう増えないんだったらサービス伸ばすためには課金モデルを変える必要があると思って。
その辺の課金モデルの変更だったりとか、
その辺の試行錯誤が必要になってきそうだなっていうふうには思いました。
多分結構大変そうだなって。
kobayashi
そうですね。新規獲得はなかなか。
Naoki Yamada
なんかディズニープラスってDisney+ Coreっていうやつと、
Disney+ Hotstarっていう2つの形態があって。
これ何が違うかっていうと、
日本で提供されているのはDisney+ Coreなんですよね。
先進国か。いわゆる先進国かな。
インドとかインドネシアとかマレーシア、人口が多い国、タイとかでは、
それに加えて追加のローカルコンテンツとかスポーツ中継を加えてるんですよね。
それをDisney+ Hotstarって呼んでいて。
そのHotstarが国にローカライズしたコンテンツを伸ばしていくっていうので、
頑張っててユーザー伸びてたんですけど、
今ちょっと苦境に立たされてて。
やっぱりオリジナルのコンテンツで戦っていくユーザー数も伸びなくなってきてるし、
例えばクリケットとか放映権なくなった瞬間ユーザー離れたりとかいうので、
伸ばしていくのが難しくなってるから、
今後たぶんグローバルで共通した戦い方みたいなところを注力していくんじゃないかなっていう風には思いましたね。
ちょっと分かんないけど。
kobayashi
分かんないですね、この辺は。
Naoki Yamada
でもやっぱりローカライズはローカライズで多分労力がすごいかかるんで。
各国の放映会社、製作会社とかとタッグを組まないといけないんで、
チームも組成しないといけないし、みたいなところで、
単純にアプリストアで並べるだけじゃないから、
その辺はやっぱり難しくなってくるんですよね。
kobayashi
そうですよね。
Naoki Yamada
その辺も踏まえていろいろネガティブポイントを話したんですけど。
だとしたらどうすればいいんだろうみたいなのをちょっと考えてみたんですよね。
考えたときに、これしかないんじゃないかなっていうところがあって。
何かっていうと、ユーザーの満足度をしっかり上げつつ、
Naoki Yamada
もうユーザー数増えないんだったら客単価を上げていくみたいな方向に走る必要があるなと思っていて。
そうなったときに、今1,320円。
どう上げれば3,000円払ってくれるか5,000円払ってくれるかみたいな考えたときに、
もうスカパー!モデルにするしかないと思ったんですよね。
スカパー!的なモデルって何かっていうと、
ベーシックな、基本料金500円とか1,000円とか、基本料金があります、
で、その上に自分が好きな番組を載せていって、
従来のアメリカとか海外のケーブルテレビのやり方と同じで、
番組を選んで、その番組数に応じて課金していくみたいな戦い方に持ってった方がいいんじゃないかなと思っていて。
何でその方がいいかっていうと、
さっき言ったようにレコメンドエンジンがうまく機能してないんだったら、
ユーザーに選ばせるっていう方法が短期的にはいいんじゃないかなっていうところと、
実際、ディズニープラスに入ろうとすると1,320円、
ちょっと自分だとSHOGUN 将軍しか見てないから1,320円高いなって思うけど、
ディズニー作品めっちゃ観たいみたいな層はもっと払うと思うんですよね。
ディズニーのアニメーション、ライオン・キングとかスティッチとか、
そういうのを観たい層はそれに対して払えばいいし、
それこそ2,000円、3,000円払うと思うし。
ディズニーランドだって値段1万円とかでしょ?
それに比べたら全然安いじゃないですか。
そう考えるとそういう層を取っていけばいいと思うし、
逆に自分みたいに単一のドラマを観たいみたいな層は、
月額400円とかで払ってくれれば見れますよ、
一つのやつ見れますよみたいなのにすれば、
ユーザーの裾野も広がっていくと思うし。
そういった形の戦略しかもうないんじゃないかなと思っていて。
あるいはHuluと統合してやるかみたいな。
結構ハードル高いんで。
そういう意味で言うとチャンネル選択式にした方が、
うまくいくんじゃないかなって思いましたね。
あとはディズニープラスに入ってたら、
ディズニーランドとかディズニーワールドとかでの購入、
それこそオンラインでのディズニーグッズの販売とかも含めて、
5%オフですよみたいなの付けたら入る人いっぱいいると思うんですよね。
それ付けちゃうとディズニー全体としての売上が下がる可能性があるから、
得策かどうか分からないけど、
サブスクモデルをしっかりやっていくんだったら、
そういうのもアリなんじゃないかなっていうふうにはちょっと思いました。
kobayashi
そうですね。ディズニーと繋がるみたいなイメージで言うと、