1. 気になるサービスを使ってみた
  2. #2-2「Disney+」を使ってみた..
2024-10-23 33:36

#2-2「Disney+」を使ってみた(後編)

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ディズニープラスの魅力と課題について考える後編。
豊富なコンテンツを擁する一方で、なぜレコメンド機能や検索性に課題が残るのか。2年で1億人のユーザーを獲得した急成長サービスが、近年成長の壁に直面している理由とは。ディズニーの伝統的なファン層と新規ユーザーの獲得という相反する課題に、ディズニープラスはどう向き合うべきか。
チャンネル選択制の導入など、具体的な改善案とともにサービスの将来像を探ります。

 

■パーソナリティ
山田尚貴(株式会社modo代表取締役)
カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、NTTPCコミュニケーションズでシステムエンジニアとして金融機関等のシステム運用などに携わる。2009年、株式会社エニドアを創業し代表取締役に就任。クラウドソーシングサービスの開発・提供を行う。M&Aにより会社を売却。上場企業のグループ会社の経営を6年行った後、株式会社modoを創業し代表取締役に就任。家族向けのサービスmemStockの開発を行う。
二級ファイナンシャル・プランニング技能士、証券外務員一種を保有。2児の父。

 

■アシスタント
小林(株式会社modo)

 

■番組サイト
https://listen.style/p/kininaru

 

■memStockについて
memStockは、株式会社modoが鋭意開発中の家族向けのコミュニケーションサービスです。
memStock LifeStyle(https://media.memstock.com/)では、家族の暮らしがより良くなる情報を発信しています。

 

■前編はこちら

00:01
kobayashi
前編では、ディズニープラスのポジティブな側面についてお話しいただきましたので、
後編では、もう少しネガティブな話とかもしていただけたらなと思っております。
よろしくお願いします。
Naoki Yamada
よろしくお願いします。
kobayashi
前編では、ディズニープラスについて一言でまとめてもらったところで言うと、
ディズニープラスは、IPの力と独自のコンテンツで超強いよという感じで話されていました。
後編では、少しネガティブなところについても触れていってもらえればなと思います。
Naoki Yamada
分かりました。ネガティブなポイントですね。
kobayashi
しゃべり方、ネガティブ感を意識したしゃべり方なんですか。
Naoki Yamada
確かに。ちょっと低めにね。
kobayashi
なんかちょっと低めで。
テンション低い感じ。
Naoki Yamada
ネガティブなポイントな。あんまりネガティブな話したくないんですけど。
結構いろいろあるんですけど、
Netflixも使ってるから、Netflixと比較したときに一番すごい気になったところとしては、
おすすめの精度が低すぎるっていうところですね。
kobayashi
なるほどね。
Naoki Yamada
Netflixってめっちゃよくできてて、
見た直後にあなたにはこれがおすすめですっていうのが、
まさしく見たいかもみたいな感じのやつを出してくるんですよね。
でも、ディズニープラスって結構その辺がひどくて、
次見ようと思ったときにあなたのおすすめ、
自分SHOGUN 将軍しか見てないので、SHOGUN 将軍の後何を、
全部見たんで何見ようかなってなったときに、
おすすめのところにアイアンマンとスパイダーマンとかマーベル作品並べられてたんですよね。
ちょっと違うだろうと。
少なくともスターのコンテンツでもないじゃないかみたいな。
kobayashi
それは年齢とか性別を見ておすすめされてる感じなんですかね。
Naoki Yamada
いやもう当て打ちや決め打ちでお前はこれを見ろみたいな感じなんじゃないかな。
実際プレミアムプランに契約したから、
アカウントも子供用と自分用に分けていて、子供は子供のアカウントを使って、
スティッチとかベイマックスとかディズニー作品、ピクサーとかディズニー観てるんですけど、
自分は本当にSHOGUN 将軍しか見てないから、
その辺のレコメンドのアルゴリズムがめっちゃ弱い気がしますね。
で、カテゴライズされてて、SHOGUN 将軍を見たあなたへっていうレコメンドもあるんですよね。
まあまあSHOGUN 将軍見たから、なるほどなと思って。
普通のレコメンドとは違ってSHOGUN 将軍を見たあなたへっていうレコメンドに流れてきた、
その一覧に流れてきたのが、プレデターとウォーキング・デッド。全然違うじゃんみたいな。
03:04
kobayashi
いや、切腹のシーンが多いみたいなこと言ってたから、そういうところから来ているのかもしれない。
Naoki Yamada
そういうのもひょっとしたらあるかもしれないね。15歳以下で見れないとか、なるほどね。
いや、プレデター見れるでしょ。
その辺なんかちょっと頑張らないと、それこそNetflixのシェアが21%、
ディズニープラスが11%で、
その辺の10%の差はこの辺から来てるんじゃないかなみたいな。
結局離脱しちゃって、毎月払い続けてもらうってところが、
この配信サービスの一番ビジネスモデルとして重要なところなんで。
そこがやっぱり弱いと、自分が見たい作品、自分だったらSHOGUN 将軍を、
見終わったらもう見ないっていう風になっちゃいそうだなみたいな。
なんならもう解約しようかなって思ってるぐらいだから。
その辺はやっぱり頑張らないといけないところなんじゃないかなっていう風には思いましたね。
kobayashi
その辺は作品数というか、持ってるものが偏ってる、少ないっていうところからとか、まだデータが集まっていないとか?
Naoki Yamada
作品数は結構、どうなんだろうな。自分が見た作品ってこと?
kobayashi
それはそうなんですけど、ディズニープラス側が持ってる作品。
例えばNetflixとかであれば、基本的にレンタルから始まってるので、
なるべくいろんな作品を見れるように、いろんなとこから集めてくるじゃないですか。
それをレンタルしてもらったデータとか、運営してる期間も長いですし。
その辺がディズニープラスはまだまだっていう感じですかね。
Naoki Yamada
そうですね。そこはそうかもしれないですね。
もう10年、Netflix10年以上やってるんで、そういう意味でちゃんとその辺の知見というか、
しっかりと改良はされている上で今の形になってるので、
単純にディズニーがそれを見たところで、見て模倣したところで多分うまくいかないっていうところはありますよね。
実際に過去の履歴、この人何見たかみたいな履歴もNetflixの方が圧倒的に多いので、
傾向に対して何を出していけばいいのかっていうのも多分見やすいと思うので、
そこはやっぱりディズニープラスの弱みとしてはあるかなと思いますね。
kobayashi
レコメンドは結構大変ですよね。
Naoki Yamada
大変ですよね。その辺ちゃんとデータベースもしっかり作らないといけないし、
ディズニーのコンテンツ自体がそもそも偏ってるっていうのもまさしくあるかなと思ってて。
それこそ子供向けのディズニーアニメーションとか、スターウォーズとか、SF系ですよね。
あとドキュメンタリー系か。
それ以外のものに関してはあんまりテレビドラマシリーズとかもそんなに持ってるわけじゃないんで、
そこは結構Netflixとかとは違うところではありますよね。
06:01
Naoki Yamada
だからこそ前編の最後にちょっと話したHuluがその辺ずっとやってきてるので、
その辺を連携してやることによるメリットみたいなところは、
コンテンツとしては強いので、持ってるコンテンツとしてはね。
そこはやっぱり頑張れるところではあるのかなっていうふうには思いますけどね。
kobayashi
頑張れてない理由とかって何か思いついたりしますか?
Naoki Yamada
頑張れてない理由。
kobayashi
あんまり重視してない可能性も。
Naoki Yamada
そうですね。ディズニーってやっぱり来てくれる人たちは、ディズニーラバーが多いので、
みんなディズニーだったら好きだろうみたいな慢心はひょっとしたらあるのかもしれないですね。
kobayashi
作品ありきで来てたら、別にオススメされなくても、自分でこれが観たいとかがあったりしますよね。
Naoki Yamada
あとこのレコメンドアルゴリズムでこれ多分、結構クリティカルにやばいだろうなっていうところが、
さっきも話した通り、アカウントを子供用と自分用に分けていて、
自分はSHOGUN 将軍しか観てないって何回も言うんですけど。
kobayashi
他も観てくださいよ。
Naoki Yamada
その中で自分のアカウントでは見てないのに、ベイマックスを見たあなたへっていうのがあって、
ベイマックス見てないよみたいな。
アカウント分けてる意味ないんじゃないかっていうぐらいの、セキュリティというか、
グダグダさはあるかなと思ってて。
単純にディズニーだったら別にベイマックス見ててもいいかもしれないけど、
例えばNetflixで大人向けのやつを見てたのに、
子供にそれがレコメンドされるみたいなのがあったら結構やばいじゃないですか。
そういうところはちょっと、力入れてないというか、
頑張らないとやばいんじゃないかなっていうところではありますね。
kobayashi
その辺はでも意図してない挙動な気はしますけどね。
Naoki Yamada
普通にちゃんとチェックできてないっていう。
チェックできないって言ってもお金めっちゃかけてるし、
エンジニアも大量にいるはずだから。
そういう意味で言うと脆弱すぎるだろうって思うけどね。
どうなんですかね、その辺は。
kobayashi
子供用のアカウントは子供用みたいなのって何か設定できるんですか?
Naoki Yamada
そう。できたと思います。
kobayashi
このアカウントは子供ですよみたいなのをディズニー側が理解する。
Naoki Yamada
年齢のやつがあった気がするね。
15歳以上、15+とか、何歳以上とか。
そういうのがあった気がするね。
しかも自分のアカウントはSHOGUN 将軍見てるから。
切腹シーンとかあるからパスワードかけてて見れないようになってるから、
そういう意味で、分けてるのになぁと思いますけどね。
kobayashi
ちょっと逸れるんですけど。
自分、今回収録するにあたってディズニープラス見たことなかったんで、
ホームページ行って情報いろいろ見ようかなって思ったんですけど。
09:00
kobayashi
半分ぐらいのページで、見に行こうとすると、
生年月日を入力してくださいって。
今の状況で生年月日入れる必要あるんかって。
すごい鬱陶しかったなって思って。
Naoki Yamada
そこはディズニー的なあれなんじゃない?
子供に夢を、みたいなところがあるから、
ディズニーのビジョンがその辺を阻害している要因の一つなのかなとも思いますけどね。
kobayashi
完全に逸れちゃいましたけどね。
Naoki Yamada
そうですね。
だからコンテンツめっちゃ素晴らしくて、大量に面白い映画とか、
スター・ウォーズとかも全部観ようかみたいな、借りてみようかにはならないけど、
見れるんだったら観ようかみたいになりますし、
あとドラマとかドキュメンタリーとかもいっぱいあるから。
その辺の探しやすさというか、
自分が見たいものをレコメンドしてくれたりとか。
検索も悪いんですよね、
ちゃんと探そうと思っても。
Netflixってカテゴリーに結構分かれてて、
アクションとかそういうのをちゃんと分けてくれているのが、
ディズニーはそれ全くなくて、検索性がめっちゃ低いんですよね。
kobayashi
ないんですか?普通はありますよ。
Naoki Yamada
名前で探すとかしかしない。
それこそ6つに分かれている、
ディズニー、ピクサーみたいな。
6つに分かれているカテゴリー、
大きな製作会社のカテゴリーはあるけど、
作品のカテゴライズみたいなところが、
全然うまくできていないというところは、
ちょっと弱いところではありますよね。
ここはめっちゃ改善の余地があるなと思ってて。
kobayashi
そうですね。
Naoki Yamada
ディズニーのアニメと並列で、
スターウォーズとか日本のアニメとか並べているみたいなところが、
もともとディズニーは世界観を大事にしているというところと、
相反している部分なのかなというふうには思いますけどね。
だから結構レビュー見に行ったんですよ。
今回のために、ディズニープラスの。
めっちゃ読んだんですけど、
大体の人たちが書いているのが、
日本のアニメとかは他の配信サービスであるから見たくないみたいなとか、
ディズニーだけに絞ってほしいとか。
昔見れてたけど、
多分容量、データベース的な問題なのかわからないけど、
昔見れてたけど、見れなくなったディズニーオリジナルの、
例えばミッキーのショートムービーとか、
そういうのが一つのタイミングで削除されたらしいんですよね。
レビュー見る限り。
そういうところが結構、
改悪しているというふうに捉えているユーザーが多いみたいで、
コンテンツの選び方とか見せ方みたいなところは、
もうちょっとこだわらないと、
ユーザーが離れていくんじゃないかなというふうには思いましたね。
kobayashi
その辺はやろうとしてないんですかね。
12:03
kobayashi
気づいてないことはないですよね。
Naoki Yamada
読んでるはずだし、
多分ディズニーの戦略というか、
ディズニープラスの方向性として、
今までディズニーが取れなかったユーザー層を、
しっかり取っていきたいみたいなところがあるのかなというふうには思ってましたね。
スターのコンテンツとかはやっぱりディズニーの、
もともとのディズニーラバーの人たちにとっては、
多分そんなに興味ないコンテンツだと思うので、
そういう層をないがしろにしても、
やっぱり新しい層を取りたいみたいなところは。
自分も別にそんなディズニーラバーじゃないから気にならなかったけど、
それこそディズニーランド年間パス持ってますみたいなディズニーファンの人たちは、
ディズニーのアニメだけ見たいみたいな、
だからディズニープラス入りますみたいな感じだと思うので、
そういう層は多分ちょっとずつ離れていく可能性はあるなというふうには思いましたね。
あとなんか、ちょっとこれはよくわかんないけど、
レビューにあって多かったのが、
韓国嫌いだから韓国ドラマ流すのやめてほしいみたいなレビューが多くて、
それをディズニー言っても仕方ないなと思いつつ。
kobayashi
その辺が、レコメンドとかがしっかりしてれば、見えてこない。
ディズニーばっか見てる人には多分見えてこないはずなのに。
Naoki Yamada
最初の登録のタイミングでスクリーニングできるはずだから、自分が見たいコンテンツは何かみたいな。
kobayashi
結構選べたりしますよね。3つぐらいジャンル選んでくださいみたいな。
Naoki Yamada
それがうまくできてない気はしますね。
そこ改善することによって、今ひょっとしたら裾野を広げて、
いろんな層を取りたいっていうフェーズなのかもしれないけど、
今後そのユーザーを取り逃さないっていう意味では、
多分その辺のカテゴライズだったりとかレコメンドの部分を
しっかりやっていく必要性があるなっていうふうには思いましたね。
kobayashi
それでいうと勝手なイメージですけど、
ディズニーの世界観が好きなファンの人たちがいて、
その人たちがディズニープラスを見に来た時に、
スポーツのファンとかが多いのはちょっと嫌なのかなって思っちゃいますね。
前編でのインドのクリケットの話、
クリケット見てるユーザーと同じものを使ってるっていう、
同じ空間にいるっていうのはどうなんだろうっていうのはちょっと思ったりしますね。
Naoki Yamada
どうなんだろう、確かにね。
スポーツによってもそれぞれファン層が違ったりするじゃないですか。
サッカーのファンは熱狂的なファンもいれば、
野球のファンはサッカーファンが嫌いだみたいなのもあったりとか、
そういうのもあったりすると思うんで。
その辺は見せ方もやっぱり難しいんだろうなっていうふうには思いますね。
15:06
kobayashi
世界観持ってると逆に。
Naoki Yamada
逆にね。そう。
逆にABEMAとかは強いよね。
kobayashi
強いですね。
Naoki Yamada
強いよね。だって無双できるもんね。
いろんなビジネスやってるし、
ゲームもやってれば、
ゲーム配信もやってれば、
ドラマやってれば、
スポーツやってれば、
いろいろやってるから、そういう意味で強いよね。
世界観がないっていうか。
世界観がないって言うとあれだけど、
無双状態なほうがやっぱりユーザー獲得には強いですよね。
kobayashi
なんでも見れて、その中からおすすめだったり、
自分が観たいものを探してっていう層と違いますもんね。
完全に観たいものがあって、
ディズニーの作品が観たい、ピクサーの作品が観たい、
観たいものがあって来るユーザーとの違いですよね。
Naoki Yamada
そこがやっぱりディズニーの作ってる人たちも
悩みながらやってるんだろうなっていうふうには思いましたね。
ビジネスモデル的には結構ありきたりのサービスだけど、
その辺のブランディングみたいなところが各社、
Netflixもそうだし、アマプラもそうだし、違うから、
その辺を見てて面白いなっていうふうには思いましたね。
ユーザー数の推移とか調べてみたんだけど、
Netflixって1億人のユーザーを集めるのに、
どれくらいかかったと思います?
kobayashi
1億って結構ですよね。
5、6年?
Naoki Yamada
Netflixは約10年かかったんですよ。
それに対し、ディズニープラスって2019年、
20年に開始したのかな、19年か、
開始して、世界でグローバルで1億人達成したの、何年かかったと思います?
kobayashi
2年くらいですか?
Naoki Yamada
正解です。ちょうど2年で1億人突破していて、
やっぱりそういう意味では認知度。獲得する必要がないみたいなところは
ディズニープラスの強いところだなと思っていて、
だからこそNetflixもずっと伸びてるけど、
ディズニープラスはディズニーを認知していて、
ディズニーが好きな層っていうところが最初ワーって入って、
多分取り切ったと思うんですよね。
2022年、23年くらいからユーザー数の伸びがめっちゃ鈍化してて。
さっき話した、前編で話したインドのクリケットでのユーザー数減少はありつつも、
ユーザー数の伸びが、1億人達成するのに2年かかって、
18:02
Naoki Yamada
そっから2年で5000万人。そっから2年、3年か。5000万人しか増えてないですよね。
結構ユーザー取り切った感がディズニー側としてもあるんじゃないかなと思っていて。
そういう意味でユーザーの獲得っていうところのマーケティング戦略とかの変更だったりとか、
ブランディングの変更だったりとか、
ユーザー数がもう増えないんだったらサービス伸ばすためには課金モデルを変える必要があると思って。
その辺の課金モデルの変更だったりとか、
その辺の試行錯誤が必要になってきそうだなっていうふうには思いました。
多分結構大変そうだなって。
kobayashi
そうですね。新規獲得はなかなか。
Naoki Yamada
なんかディズニープラスってDisney+ Coreっていうやつと、
Disney+ Hotstarっていう2つの形態があって。
これ何が違うかっていうと、
日本で提供されているのはDisney+ Coreなんですよね。
先進国か。いわゆる先進国かな。
インドとかインドネシアとかマレーシア、人口が多い国、タイとかでは、
それに加えて追加のローカルコンテンツとかスポーツ中継を加えてるんですよね。
それをDisney+ Hotstarって呼んでいて。
そのHotstarが国にローカライズしたコンテンツを伸ばしていくっていうので、
頑張っててユーザー伸びてたんですけど、
今ちょっと苦境に立たされてて。
やっぱりオリジナルのコンテンツで戦っていくユーザー数も伸びなくなってきてるし、
例えばクリケットとか放映権なくなった瞬間ユーザー離れたりとかいうので、
伸ばしていくのが難しくなってるから、
今後たぶんグローバルで共通した戦い方みたいなところを注力していくんじゃないかなっていう風には思いましたね。
ちょっと分かんないけど。
kobayashi
分かんないですね、この辺は。
Naoki Yamada
でもやっぱりローカライズはローカライズで多分労力がすごいかかるんで。
各国の放映会社、製作会社とかとタッグを組まないといけないんで、
チームも組成しないといけないし、みたいなところで、
単純にアプリストアで並べるだけじゃないから、
その辺はやっぱり難しくなってくるんですよね。
kobayashi
そうですよね。
Naoki Yamada
その辺も踏まえていろいろネガティブポイントを話したんですけど。
だとしたらどうすればいいんだろうみたいなのをちょっと考えてみたんですよね。
考えたときに、これしかないんじゃないかなっていうところがあって。
何かっていうと、ユーザーの満足度をしっかり上げつつ、
21:04
Naoki Yamada
もうユーザー数増えないんだったら客単価を上げていくみたいな方向に走る必要があるなと思っていて。
そうなったときに、今1,320円。
どう上げれば3,000円払ってくれるか5,000円払ってくれるかみたいな考えたときに、
もうスカパー!モデルにするしかないと思ったんですよね。
スカパー!的なモデルって何かっていうと、
ベーシックな、基本料金500円とか1,000円とか、基本料金があります、
で、その上に自分が好きな番組を載せていって、
従来のアメリカとか海外のケーブルテレビのやり方と同じで、
番組を選んで、その番組数に応じて課金していくみたいな戦い方に持ってった方がいいんじゃないかなと思っていて。
何でその方がいいかっていうと、
さっき言ったようにレコメンドエンジンがうまく機能してないんだったら、
ユーザーに選ばせるっていう方法が短期的にはいいんじゃないかなっていうところと、
実際、ディズニープラスに入ろうとすると1,320円、
ちょっと自分だとSHOGUN 将軍しか見てないから1,320円高いなって思うけど、
ディズニー作品めっちゃ観たいみたいな層はもっと払うと思うんですよね。
ディズニーのアニメーション、ライオン・キングとかスティッチとか、
そういうのを観たい層はそれに対して払えばいいし、
それこそ2,000円、3,000円払うと思うし。
ディズニーランドだって値段1万円とかでしょ?
それに比べたら全然安いじゃないですか。
そう考えるとそういう層を取っていけばいいと思うし、
逆に自分みたいに単一のドラマを観たいみたいな層は、
月額400円とかで払ってくれれば見れますよ、
一つのやつ見れますよみたいなのにすれば、
ユーザーの裾野も広がっていくと思うし。
そういった形の戦略しかもうないんじゃないかなと思っていて。
あるいはHuluと統合してやるかみたいな。
結構ハードル高いんで。
そういう意味で言うとチャンネル選択式にした方が、
うまくいくんじゃないかなって思いましたね。
あとはディズニープラスに入ってたら、
ディズニーランドとかディズニーワールドとかでの購入、
それこそオンラインでのディズニーグッズの販売とかも含めて、
5%オフですよみたいなの付けたら入る人いっぱいいると思うんですよね。
それ付けちゃうとディズニー全体としての売上が下がる可能性があるから、
得策かどうか分からないけど、
サブスクモデルをしっかりやっていくんだったら、
そういうのもアリなんじゃないかなっていうふうにはちょっと思いました。
kobayashi
そうですね。ディズニーと繋がるみたいなイメージで言うと、
24:00
kobayashi
今までだったらTDLとかって、
Naoki Yamada
TDL?
kobayashi
TDL。東京ディズニーリゾート。
Naoki Yamada
TD…
kobayashi
違う、リゾートだったらRか。
TDRか。
Lって何だ?
Naoki Yamada
ランドだ。
kobayashi
ランドか。
その東京ディズニーランドとかにしょっちゅう足を運んでた人たちが、
今はちょっと値段が上がったりとか、
景気の問題とかでなかなか行きづらくなってきている中で、
そのディズニーと触れる機会を作るっていう接触の意味合いで、
ディズニープラスはできているとは思うんですよね。
日本でサービス開始された時期とかもコロナのあたりだったりするじゃないですか。
そうなってくるとわざわざ単価を上げる必要もあるのかって思っちゃうところはありますよね。
Naoki Yamada
ディズニープラスをうまく活かせるならっていう意味でそうなんですよね。
でもディズニー全体の、ディズニーランドとかアミューズメントパークもそうだし、
ディズニーのグッズ販売もそうだし、
ディズニー全体で考えた時に、
ディズニープラスが頑張る必要があるのかみたいなところはありますよね。
正直なところ、ありますよね。
そこは売上比率ちゃんと見てなかったな。
売上比率見るとその辺見えてくるのかもしれないですね。
売上の比率が結構高いんだったらその辺は注力しないといけないかもしれないけど、
そうじゃない場合は、ひょっとしたらもう垂れ流しだけでもいいかもしれないですね。
kobayashi
そうですね。ただ単体で見ると積立式の方がいいんじゃないかな、と。
Naoki Yamada
そうですね。
kobayashi
ウェブサービスというか動画とかコンテンツ系のサービスで積み立てていく方式ってなかなかないですよね。
ケーブルテレビ方式というか。
Naoki Yamada
そうですね。
kobayashi
どっちかというと機能が増えるとか増えないとかはあったりしますけど、
触れられるコンテンツがコースによって変わってくるというか、
自分で選択できるというのはなかなかないですよね。
Naoki Yamada
このモデルって本当に昔のケーブルテレビのモデルだからね。
ケーブルテレビとか衛星放送のモデルだから、
多分もう1回廃れてるんだけど、
廃れてるって言うとあれだな、スカパー!とかずっとやってるからあれだけど。
廃れてるとはいえ、多分その辺は再利用できそうなモデルではあるので。
kobayashi
DAZNとかはそういう感じですかね。
MLBとかサッカーとか、自分が観たいやつだけを課金して観るっていうモデル。
Naoki Yamada
DAZNうまくいってるのかな。
DAZNうまくいってるんだったら、でもスポーツとはちょっと違うんだよな。
27:00
Naoki Yamada
スポーツとはちょっと違うんですよね。
だからApple TV+かな。
Appleがやってるやつって、基本料金があって、
プレミアム的な最新のやつとかは購入するみたいな。
最新の映画とかは購入して。
アマプラと一緒だね。
アマプラも基本全部見れるけど、
新しいやつとか、
アマプラが放映権持ってないやつとかは、
プラスαでお金払ってみたいなのもあるけど、
両方サブスクみたいなのはあんまりないですよね。
kobayashi
ないですよね。
Naoki Yamada
ありなのかなと思いつつ、どうなのかな。
kobayashi
まあそんな感じ、と。
Naoki Yamada
そんな感じですね。
いろいろ見てみたけど、
配信サービス使ってるけど、
ビジネスモデル全然わからなかったから、
一回改めて見てみたけど、
やっぱり大変ですね。
お金の殴り合いなんで。
やっぱり。
オリジナルコンテンツをいかにお金かけて、
話題性を持たせて作るかみたいなところと、
そのコンテンツを目的に来た人を、
いかに飽きさせないかみたいなところを、
頑張っていかないと。
頑張り続けないといけないんで。
競合もいっぱいいるから、
やっぱりしんどいですよね。
しんどい世界ですね。
kobayashi
今回のディズニープラスでいうと、
飽きさせないみたいなところが、
ちょっと微妙かなって。
Naoki Yamada
コンテンツとしてはいっぱい良いのあるから、
うまくやればもっといけるんじゃないかなとは思うんだけど、
そこがやっぱり気になるところではありました。
kobayashi
はい、エンディングです。
前回から通して、
ディズニープラスを使ってみたということで、
お話いただいたんですけれども、
どうでしたか?
Naoki Yamada
そうですね。
ディズニープラス自体は、
使ってみましたけど、
自分結構もう、
Huluも、
Netflixも、
アマプラも、
スポーツ系のやつとかも、
大量に契約しちゃってるんで、
ディズニープラスはもうそろそろ契約を解除しようかなっていうふうには、
まだ使って1ヶ月経ってないんですけど。
kobayashi
結論としては継続しない、と。
Naoki Yamada
しないってなりましたね。
コンテンツ自体が自分に合ってないみたいなのもあったりするかもしれないですね。
それこそスパイダーマンとか、
好きだけど、
普段、
観たいって思わない。
すげー暇で、
何も観るもん無いなっていう時しか観ないから、
そんな時間はあんま無い感じですね。
なので、
いいサービスだけど、
ディズニーラバーが入る、
ディズニー好きのためのサービスにしてった方がいいんじゃないかなって思いました。
kobayashi
ディズニーとかマーベルとか、
30:01
kobayashi
そういう作品が好きな人。
Naoki Yamada
そうそうそう。はい、ですね。
kobayashi
動画の配信サービス、今何個入ってるって言いました?
Naoki Yamada
Netflix、
Hulu、
NBA、
Amazonプライム、
AbemaTV、
解約したけどFOD、
フジテレビ、オンデマンド、
みたいなもんかな。
GYAO!とか、GYAO!ももうやめたな。
kobayashi
サービス終了してなかったですか?
Naoki Yamada
U-NEXT、これもやめた。
いっぱい入ってても、
観る時間ないから観ないですね。
NetflixもHuluも観てないけど、
たまに観たいものが出てきた時に、
いちいち入るのめんどくさいから払ってるみたいな感じ。
あと子供たちが観てるからみたいなところはありますね。
kobayashi
前々回のマネフォードMEの話でもあったのが、
複数のサービス、
似たようなサービス使ってみて、
こっち使ってみるかみたいなのがあったりするんですけど。
動画配信サービスの場合って、
割と複数入ってたりするんですよね。
だから取り合いに見えて、
実は取り合いじゃなかったりもするっていう、
難しい感じですよね。
Naoki Yamada
でもバジェットには制限があるはずだから。
オリジナルコンテンツがそこで見れるから入るみたいな。
どこでも見れるんだったらそこでいいじゃんみたいな、
どこでもいいじゃんみたいな話になっちゃうから。
オリジナルコンテンツが肝なんでしょうね。
kobayashi
オリジナルコンテンツが肝だけど、
山田さんはディズニープラスは解約すると。
Naoki Yamada
SHOGUN 将軍2が出たらまた入るかもしれない。
kobayashi
都度入れるのがサブスクのいいところですよね。
Naoki Yamada
そうですね。昔みたいに1回入ったら1年間切れないよみたいな、
サービスが無くなったんで、
消費者にとってはありがたいですね。
逆に提供側としてはいろいろ大変な事態なんだろうな、
というふうには思いました。
kobayashi
今回ディズニープラスを取り上げてみて、どうですか?
Naoki Yamada
調べないと、ディズニープラスで1時間、
前後編1時間話すのは正直しんどそうだなと思ってたけど、
調べてみたら意外と知らないことがいっぱいあるから、
何気にちょっとしたサービスも使ってみて調べてみると、
いろいろ知らないことが出てきて面白いですね。
kobayashi
次回どういう系やってみたいとか。ちらっと。
Naoki Yamada
そうですね。
kobayashi
今回は動画配信サービスの一つ。
Naoki Yamada
最近何か気になっているのがポイント系?
ポイント活用系?ポイント活用?
kobayashi
ポイ活?
Naoki Yamada
ポイ活だな。ポイ活って何の略?ポイント活動?
kobayashi
まあまあそんなような。
Naoki Yamada
ポイ活のサービスとかはちょっと気にはなってるんですよね。
33:03
Naoki Yamada
なんでそんなの流行ってんだろうみたいな。
とか、あとは何だろうな。
オンラインのスーパー。
オンラインスーパーみたいなあんま使ったことないんで、
その辺どうなんだろうなみたいなところが気になっているので、
まあちょっといろいろ使ってみたらここで話せればなと思っております。
kobayashi
はい、じゃあ今回はこの辺で締めていきましょうかね。
Naoki Yamada
はい。
kobayashi
ありがとうございました!
Naoki Yamada
ありがとうございました!
33:36

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