1. キマグレエフエム
  2. 【278】テクノロジと慣用表現
2025-07-02 35:08

【278】テクノロジと慣用表現

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ep278ではテクノロジーにまつわる慣用表現について話しました。


【お知らせ】


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【声活はじめました】


https://listen.style/p/blah-blah-diary

https://listen.style/p/juneboku-life


【ノート】


増え続ける迷惑電話に有効 iPhone「ライブ留守番電話」とPixel「通話スクリーニング機能」の使い方 - ITmedia Mobile

https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2412/09/news135.html


104. 転売と総務、Claude Code - モックアップラジオ - LISTEN

https://listen.style/p/mockup/ngebe78w


AIとアイデンティティ - んっき

https://login.hatenablog.com/entry/2025/06/19/193927


エアコンクリーニングを勝ちとる、最近のAIコーディングと私 - ninjinkunの声日記 - LISTEN

https://listen.style/p/ninjinkun/fkbnbztf


【チャプター】


オープニング

アリエク

通話スクリーニング

反応紹介

テクノロジと慣用表現

クロージング


【出演】


@r_takaishi https://x.com/r_takaishi

@juneboku https://x.com/juneboku


Summary

このエピソードでは、アリーエクスプレスを利用した中国のECサイトでのユニークな通知体験や、スマートフォンの通話スクリーニング機能について話されています。特に、AI技術が電話応答まで進化していることが取り上げられ、機械同士の会話の可能性についても触れられています。テクノロジーに関連する日本語の慣用表現が探求されており、デジタル環境における動詞の定着や新たに生まれた表現について議論され、語彙の進化への関心が示されています。テクノロジーの進化によって新しい慣用表現が生まれる過程が考察されており、特にAPIやクエリなどの用語を用いた興味深い表現を通じて、ソフトウェアエンジニアの言語感覚が探られています。

00:02
juneboku
takaishiとjunebokuが送る、キマグレ雑談系ポッドキャスト、キマグレエフエム。 毎週水曜更新です。
r_takaishi
こんにちは、junebokuです。 こんにちは、takaishiです。
エピソード278をお届けします。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
juneboku
じゃあ、いつも通りにいってみましょう。 takaishiさん、近況何かありましたでしょうか?
アリーエクスプレスでの購買体験
r_takaishi
最近、とあるECサイトで買い物をしたんですけど、アリーエクスプレスっていう。
はいはい、アリーエクね。 いわゆるアリーエク、中国で運営されているECサイトですね。
で、結構昔からある中国のECサイトで、存在は知ってて、電子部品とか買っている人がいるとか知ってたんですけど、使ったことはなかったんですけど。
juneboku
最近初めてちょっと使ってみてですね、買い物をしたんですけど。
中国から荷物が発送されるんで、税関を通過しましたとかね、輸送中ですとかいろいろと通知が来るんですけど、なんかね、すごいその通知が細かくて面白かったです。
でも、例えば日本でヤマトさんとかから送ってもらえるときは、発送されました、明日到着予定です、発送しましたぐらいかなと思うんですけど、それよりも細かかったとはどうですか?
r_takaishi
そうですね、あとはヤマトとかだったら、最寄りの店舗というか、拠点に届きましたとか、配達中ですとか、出ると思うんですけど、アリーエクスプレスはですね。
これはどこでもそうかわかんないですけど、商品を準備中です。商品を梱包しています。倉庫からの発送準備が完了しました。
juneboku
すごい。
r_takaishi
倉庫から搬出しました。みたいな、すごい細かい通知が都度メールで届いてですね、ちょっと初めての体験だったのでびっくりしましたね。
juneboku
なんかそれ、あれですね。チーム内の情報共有ぐらいの流度ですね。つらくに、誰々さん今日も仕事めっちゃ頑張ってるなぐらいの流度。
r_takaishi
そんな細かく通知されてもちょっと困るなっていうのと、すごい細かい段位でちゃんと記録できてるっていうのは、それはそれでちょっとすごいなと思いましたね。
juneboku
確かにね。だから、もしかしたら梱包に着手するの遅いな、こいつみたいなのは、データ化されるってことか、それをやったりとか。
r_takaishi
確かにあるのかもしれないですね。
juneboku
面白いですね。だから、利用者、何も情報ないと不安になるのはそうだから、一義的には利用者に状況を細かく伝えることで、ちゃんとこれ届こうってませんよって安心させるっていうのがあると思うんですけど、裏側にはさぼらせないみたいなのちょっとありそうですから。
あるのかもしれないですね。
面白い。僕もアリエクで買ったことあるはずだけど、そういうふうに感じた覚えがなかったから、そのときはあんまり通知こなかったのかもしれない。面白いですね。
r_takaishi
もしちょっと一昔前とかに使ってたんだったら、アップデートで途中から細かい記録がされるようになるかもしれないですね。
juneboku
なるほどね。記録しつつメール送らないとかね。メールの制御とか受信設定とかあるのかな。
r_takaishi
多分あると思います。
juneboku
全部はいらないもんね。多分ね。利用者からしたら多くの場合。
r_takaishi
そうですね。発送しましたと、国内に着きましたと、あとは国内の業者に受け渡しましたぐらいで、あそこから先は国内のね、大和なりのほうの通知とかで十分かなっていう気がしますけどね。
juneboku
確かに。だから発送しましたのメールに、その発送の前の細かいステップも別に、そのメールにいつ梱包して、発送したので、今メールでお知らせしましたでもいいぐらいだな。
そうですね。
うん、なるほど。いや、面白い体験ですね。
r_takaishi
面白かったです。
juneboku
はい、ありがとうございます。アリエックね。はいはい、ありがとうございます。
続いて僕の近況です。はい。僕、エピソード273の近況コーナーで、
はい。
ちょっと引っ越し前後で電話出なきゃいけないことが多くて、知らん番号からの電話も出てたら営業電話当たっちゃって、グーってなったって話をしたんですよね。
r_takaishi
そうですね。
AIによる通話スクリーニング
juneboku
はいはい。で、それを聞いた人から、その人は多分僕がピクセル、僕のスマートフォンがピクセル9 Pro使ってるのをおそらく知った上で、ピクセルだったらAIに通話受けさせる機能あるけどそれ使ってないの?みたいなことを言ってくれて、
r_takaishi
おお。
juneboku
え?何?って思って。それ使ったことないなって思ったんで、最近使ってみてるんですよ。
r_takaishi
はい。
juneboku
はい、だから知らん番号から電話きました。電話鳴ってます、震えてます。その時に画面にAIで応答みたいなボタンが出るんで、自分が取る以外にピッてやったら、その時点で通話のかけ起こしがおそらくほとんどリアルタイムに画面に表示されるんですよ。
へー。
で、こちらはAIですっていう、この電話の持ち主に代わってご用件をお聞きします、なお録音されてますみたいなこと言うんですよ。で、相手があーってしゃべったら、それ即座にかけ起こしされて画面に表示されるんですよ。
r_takaishi
へー。
juneboku
で、それを見て、どこどこの何々で何々の件でって言ったら、あ、これは僕が出たほうがいい電話じゃんと思ったら、その時点でピッて僕に代われるんですよ。
おおー。
だからこれね、すごいいいし、で実際これで何件か、多分営業電話っぽいのに対して僕がこのAIで応答ってやったら、だいたい自動応答だって分かったら向こう切るんですよ。
r_takaishi
あ、なるほどね。
juneboku
うん。あ、なんかめんどくせーみたいな感じになるんでしょうね。AI相手にね、営業してもしょうがないみたいな感じになるんでしょうね。
だからこれめっちゃいいじゃんとなってて、ただこれなんだろうな、少なくとも僕のPixel 9 Proでは使えてるんだけど、Androidならどの機種も使えるのか、なんかそれともPixelの機能なんかはちょっとよく分かってなくて。
r_takaishi
あー。
juneboku
これ使い続けたい。
r_takaishi
AIのね、発声とかと通話内容の文字起こしとかかかってるってことは、それなりに強いチップが必要そうですけど。
juneboku
そうですよねー。
どうなんでしょうね。
そうそうそう。だからもし今後僕がスマートフォンまた買い替えるときに、これ失うのすごい嫌だなって今思ってるんで。
r_takaishi
確かに。
juneboku
ちゃんと調べて理解しなきゃなと思うんですけど、通話スクリーニング機能はかなり、僕にとってはかなりいいってことが分かるので。
えー、いいですね。
はい、教えてもらって。これはけんちゃんくんさん。確かけんちゃんくんさんが、え、使ってないの?みたいなコメントあげてくれて、どれどれってなったんで、ありがたかったですね。
r_takaishi
ちなみにあの、向こうもAI音声とか機械音声の電話がかかってくるみたいなのあると思うんですけど、そういう場合どうなるんですか?
juneboku
もうAI同士が、もうあとはね、もうAI同士で、もうやったんだねみたいな、僕とか席立って。だからAIがAIに喋るんだ。あ、どうだろう、でもお互いも同時に喋ってるかも、そのときもしかしたら。
r_takaishi
そうですよね。あの、こちらはNTTなんたらかんたらみたいな。
juneboku
うん、それに対してうちのAIもこちらは、相手の発言を待つとかなく、お互い喋って平行でただかき起こしされるかも。
r_takaishi
ちょっとどうなるのか。
juneboku
あ、でもあれだな、僕そのとき画面見てるんですよ、AIスクリーニングされて。何の用件かなって思うから。だからでも効率いいかも、その平行して喋ってもらったら別に。
確かにね。
お互い言いたいこと言って、画面には多分平行して、上のほうにこっちのAIのほうが出て、下のほうに向こうの通話の音声がかき起こしされるから。
うん、待たないでかき起こし始まるんだったら、要件が前倒しでわかるから、別にいいのかも。AI同士だったら別に話聞かなくてもいいのかも。
なんじゃこれ。
あ、これじゃあ、え?向こうも機械音声っぽいなって思ったら、もう切っちゃえばいいですからね。いいですね。
機械音声、そうそうそうだな。これはもうただ営業だなって思ったら出ないし、機械音声でもこれ大事なNTT西日本からの大事なお知らせですとかったら出なきゃいけないかもしれないですからね。
r_takaishi
いいですね。iPhoneにもちょっと欲しいな。
juneboku
iPhoneだとなんかそういうアプリがあるんじゃないかな。
r_takaishi
あ、そうなんですかね。
juneboku
代わりに出てくれる。確かちょっと調べてみよう。
r_takaishi
えー。
juneboku
本当にいいです。やっぱり出ると、人間が出ると営業始まっちゃうときあるから。
r_takaishi
あー。
juneboku
嫌なんですよね。まあ断ればいいんだけど、その断るのもコストだなと思って代わりに。
r_takaishi
これを今軽く調べたんですね。ライブ留守番電話っていうのがiOS18で日本語に対応しましたっていうキリが出てきました。
juneboku
あ、そういうのを試しに使ってみると面白い。
r_takaishi
僕が今使ってるiOSはバージョンいくつなんだろう。ちょっと今見ています。
juneboku
見てみよう。これもしかしたら助かる人いるかもしれないからこういう情報。
r_takaishi
情報とかもよく分かるかな。あ、18.5だから使えるんじゃないですか。
juneboku
試しに。次なんか知らん番号から電話かかってきたらこういうのやってみるのいいかもしれない。
r_takaishi
いいです。ちょっと概要欄に貼れるように。
juneboku
そうです。僕もそうだな。
いいじゃないですか。
僕のあれも貼っときますよ。はいはい。
これGoogleのね、ヘルプがあるんで。はいはい。
r_takaishi
iPhone側からそのAI音声でこちらはAIですって言って感じなくて、
留守番電話を文字起こししてくれるっていうふうな機能のように見えますね。
juneboku
あ、そうか。今貼ってもらった記事にピクセルにもこういう機能あるようで僕が紹介したやつが戻ってるのか。
r_takaishi
そうですね。ピクセルの通話スクリーニング機能の紹介もこのさっき貼ったITメディアの記事にも。
juneboku
これだけ概要欄に載せてもらえば十分だね。どっちも。iPhoneの話もあるから。
r_takaishi
スクリーニング機能なんかいいですね。便利そうな。
juneboku
いやもうそうなってほしい。一重計はもうそれで。
素晴らしいな。
大事なときだけ僕が出ていくようにしたいという話です。
いやいいですね。いい話ができた。
r_takaishi
ありがとうございます。いいことを知った。
juneboku
これちなみにまだ近況ですからね。皆さんに聞いていただいて。
ここが思わぬ形で膨らんだけど、ここまでが近況でした。
じゃあここからがいただいた反応を紹介していくパートです。
テクノロジーの進化と反応
juneboku
エピソード276でコーディングとアイデンティティという珍しくテクノロジーの話をがっつりしてみました。
そのエピソードを僕らが公開したのが6月18日だったんですけど、
その2日前、6月16日には僕らキマグレフムのロゴデザインを担当してくれた杉江さんが個人ポッドキャストでもすごい似たような話。
運転手のたとえとかも交えてやっていて、意図せずお互いにネタかぶりしてるっていうのがお互いに面白かったんですね。
これモックアップラジオのエピソード104ですね。
コーディングエリジェントの話なんかをしている回で、また僕らと違う切り口で杉江さんが話してるんで紹介させてもらいました。
それから長山さん、おっさんFMのパーソナリティ編集長山さんもブログにAIとアイデンティティみたいな形で、
キマグレフムのエピソードをリンク貼ってくれつつ、自分はこう感じているよっていうのを紹介してくれたので、
やっぱり僕ら近い立場の人だとそれぞれに多かれ少なかれ思うことがあるんだなと思って面白かったです。
それから後はにんじんくんさんも声日記で最近のAIコーディングと私っていう話をしてたので、
結構僕らが話した話題に興味あるような人はこの辺もよかったら合わせてチェックしてみてほしいなと思いました。
r_takaishi
やっぱトレンドだし、そういうプログラミングとかに関わったことがある人にとっては結構大きい転換点になるかもしれないから、
みんな多かれ少なかれと思うところはあるんでしょうね。
juneboku
そうですね。自分は全く関係ないんだっていうスタンスを取るのはかなり難しいですよね。
r_takaishi
そうですね。
juneboku
逆にソフトウェアの素人してない人からすると今そういう感じなんだっていうのを雰囲気感じてもらえるのは面白いかなと思ったので紹介しておきます。
r_takaishi
はい、反応ありがとうございます。
juneboku
ありがとうございます。これあと本編です。
はい、エピソード278をお届けしております。
じゅんぼくと申します。
あ、最近あれだ。ラジオ番組をよく聞いてるから、なんかラジオ番組って番組の途中でもちゃんと名乗るんですよね。どこから聞かれてもいいように。
r_takaishi
なるほど。
juneboku
うん、それが今出ました。ごめんなさい。
r_takaishi
確かに途中から聞き始めるとか普通にありますからね。
juneboku
ポッドキャスト途中から聞かないから、ほとんど。
だから急に名乗ったり、時刻は11時を回りましたとか言ったら意味不明だからね、ポッドキャストとか。
それは聞き手次第だから。
だからラジオを聞いてると面白いですよ。あ、そっか、これ言うんだラジオはと思うからね。
r_takaishi
なるほどね。
テクノロジーと言語の関係
juneboku
はい、というわけで急に名乗りましたけど、はい、じゅんぼくが喋っています。
今回ね、テクノロジーと勧誘区について話してみたいなと思って持ってきました。
r_takaishi
はい、テクノロジーと勧誘区。
juneboku
はい、なんか勧誘区ってあるじゃないですか、何々を何々するで、ひとまとまりの意味になっている言葉ね。
で、なんだろうな、すごい昔からあるものだと思う、この名詞とこの動詞はセットで定着してるって、
僕らが生まれたときにはもうそうだったから、そのまま受け入れてるものってたくさんあると思うんですけども、
なんだけど、一方で最近登場した概念なんだけど、それにセットでくっついてくる動詞はもう定着してるよなっていうのがたくさんあって、
これ結構どのタイミングでどう定着するんだろうっていうところに興味があるので、
まあちょっと今ふわふわした話しますけど、実例を出せばすぐ伝わると思うんで、早速やっていきますね。
お願いします。
たとえば、何かしらをダウンロードすることは、日本語だと落とすって言うと思うんですよ。
動画を落とすとか。
でもこれはやっぱりダウンロードの、ダウンロードとアップロードのダウンのほうが、
たぶん日本語的にも落とすっていう感覚にすごい近いと思うんですよね。
だからたぶん落とすで定着したんじゃないか、データを落とすとか。
だからインターネット登場以後に、何かわりと比較的一定以上の大きさがあるデータを、
何かこうインターネット経由でローカルに保存するとき、通信したうえで保存するときは、
まあ落とすっていう言い方かなり定着してるよなと。
確かにね。
でもこれもなんか、でも地名ではないというか、
何かこうみんなが言うからそういうもんってなって定着して、今の小学生とか疑問に思いにくいと思うんだけど、
でも言ったら僕らが物心ついて、それ以降の間に、何か実はすれっと定着してたんじゃないかなと思って。
だからこれ面白いし、これからも出てくると思うんですよね。
デジタル表現の定着
r_takaishi
いろいろありそう。
juneboku
うん。なんでちょっと次に、まあ今日今回すでに定着してるものを話しますけども、
まあ今後のキマグレエフエムで、これ何かこの動詞で定着しそうだなみたいな気づくところがあったら、
ちょっと近況コーナーとかでぶち込んでみたいなと思ってます。
r_takaishi
はい。
juneboku
というわけでいくつかテクノロジーに対するこの動詞で定着してるなみたいなのを、
いくつか収集してきたんでやりますね。
はい。
juneboku
あとね、パソコンとかアプリって結構固まるっていう言い方すると思うんですよね。
うんうん。
これも何かしっかり定着してるなと思って。
r_takaishi
よく固まるで定着したなと思う。
juneboku
あー。
ちょっと不思議に思ってるところもありますね。
r_takaishi
他に表現の仕様がでもない?
juneboku
うん。
r_takaishi
止まるとかか。
juneboku
そうですね。
英語だと多分フリーズなんですよね。
フリーズしたね、フリーズ。
日本語でもカタカナでフリーズしちゃったっていうことあると思うんで、
何でしょうね、CPU使い切っちゃったりとかして、
入力を受け付けなくなっちゃってね。
うんともすんとも言わなくなった状態をフリーズするっていうけど、
日本語では凍るとはなんなかったんですよね。
r_takaishi
凍る、そうね、凍っちゃった。
juneboku
凍っちゃったって言わないですよね。
r_takaishi
言わないな。
juneboku
でもフリーズしちゃったとは言うんですよ。
言います。
で、日本語だと固まっちゃったって言うんですよね。
確かに確かに。
これ固まるで定着したんだなっていうのはちょっと面白いなと思って。
r_takaishi
そうですね、固まるだな。
juneboku
でもしっくりきてるんですよね。
アプリ固まっちゃったっていう。
なんていうんですかね、化け学の実験で、
もう固形化しちゃって元に戻らなくなっちゃったみたいな、
そういう感じですよね、固まっちゃったって。
これもね、誰が最初に言い出したんだろうなとも思いましてね、固まるってね。
r_takaishi
そうね、止まるではなくて固まるなのが面白いですね。
juneboku
で、しっくりくるんだよな、固まるって。
だからこれはいつから、最初に日本語でパソコン固まったって言った人はいつの誰なのか。
r_takaishi
確かに。
juneboku
だから情報を知ってる人いたら教えてください。
それは実は前に調べた人がいて、固まるの初出はこれだって知られてるよとかあったらぜひ教えてみたいですね。
あとは、固まるに似てるんですけど、
落ちる、落ちちゃってるのもなんかありますよね。
パソコンが落ちちゃったもあるし、ソフトが落ちちゃったとかっていうのもありますよね。
r_takaishi
クラッシュしたみたいな、意図せぬ要因でソフトウェアが、なんていうの。
juneboku
強制終了、強制終了しちゃったことですよね。
r_takaishi
そうですね。
juneboku
あるいは、オンラインのあれだとログアウト状態になっちゃったとかね。
オンラインゲームで一緒にやってたのにパッとパーティーメンバーが急にパッといなくなって、
ごめんごめん落ちちゃったみたいな。
r_takaishi
回線落ちみたいな。
ありますね。
juneboku
だから固まってるときはまだ落ちてはないんだよね。
アプリはプロセスとしては起動してる状態で、でも操作できないときは固まってる状態で、
プロセスが死んじゃった状態は落ちちゃってる状態で。
r_takaishi
これもすっかり馴染んでるから疑問思うの難しいけど、落ちるって言ったんだなって思って。
juneboku
確かにね。
謎じゃない?その処出が。
r_takaishi
どこからなんだろう。
パッと想像した限りだと、電源を切るっていうのが電源を落とす。
juneboku
落とすっていうね。
r_takaishi
多分昔の電源とかってデバーな感じで上下で上げ下げするみたいな電源があると思うんですけど、
juneboku
あれで下に下げて落とすみたいな。
でもそうかもね。
r_takaishi
パーから来てるとかありそうですよね。
juneboku
落とすって確かに言うね。落ちるもそうだけど、電源落とすって言うね。
r_takaishi
電源落とすからアプリケーションとかも終了するのを落とすみたいなところにつながるんですかね。
でもインターネット回線量で落ちるっていうのは何なんだろうな。
juneboku
回線落ち、オンラインじゃなくなることも落ちちゃったって言うよね。
言いますよね。
画面にだれだれさんがログアウトしましたとか出てね。
そろそろ寝るから落ちるわみたいなのも言いますよね。
言いますよね。
不思議だよね。立ち止まって考えると結構不思議。
すでにある日本語のみんながよくカジュアルに使ってる動詞をそこに当てはめにいくじゃないですか。
で、しっくりクリアと定着するから。
でも電源を落とすは情報産業よりもっと前ですよね。工場とかの時代ってことだよね。きっと。
r_takaishi
たぶんそのぐらいからありそうですよね。
juneboku
それをITも引き継いだような感じか、コンピューターにも文化がそのまま落ちる落とすが、
動詞の進化と障壁
juneboku
来てそれがやがてはもうオンライン、電源は入ってるけどオンラインじゃなくなるのも落ちるで表現されるようになった。
つながりがあるような気がしないでもない。
でも言うんだよな、落ちるって。あと寝落ちとかもあるし。
r_takaishi
確かに寝落ちっていうな。
juneboku
通話中に返事返ってこなくなって、ごめん寝落ちしてたとかって言うよね。
r_takaishi
言いますね。
juneboku
オンラインだけど人間が起きている世界からログアウトしたみたいな状態だよね。
それも落ちるって言うんだよね、寝落ちって言うからね。
何落ちるって。
r_takaishi
便利だな。
juneboku
落ちる便利だよね。めちゃくちゃ、でも何落ちるって、なんかよく考えるとね。
面白い。確かに落ちる。
物理世界の落ちるとはちょっと趣が違うもんね。
物体が高いところから低いところに落ちるのとはちょっと趣が違うから。
でもみんなの心の中にあるよね、落ちるって。
r_takaishi
逆の表現がつかなくないですか。上げる、上げるな、逆の上がるとか。
juneboku
起こすじゃない。
落とすと起こすじゃない。上下で言うと。
そうか、起こすか。
だから寝落ちると寝起きるじゃない。
だからその起動シーケンスの起動あるじゃないですか。
起動って起き動かすだから。
だから起きるがアップとダウンみたいな。
確かに確かに。
それに対応してるんじゃない。英語で言うとアップとダウンだよね多分ね。
r_takaishi
機械を起こす。パソコンはでも起こすって言わないしな。
juneboku
パワーオンっていう感じ。
r_takaishi
日本語だとでも立ち上げるとか。
juneboku
立ち上げるって言うね。
r_takaishi
何の立ち上げるって。
juneboku
あるよね、パソコンの立ち上げに従事するだけあるよね。
r_takaishi
立ち上げるって表現他で使う?
juneboku
立ち上げるもどっちかっていうと工場の方がしっくりくる。
工場、エンジン立ち上げ。
r_takaishi
立ち上げ、そうね。
juneboku
工場ぐらいでかいものを立ち上げるわって言って、ピッピッピって3つぐらいスイッチをしたら、
徐々に工場全体がガガガガって。
一気に全部ってよりは、徐々に徐々に断棄されて。
5分ぐらいかけて全体がよし、今日もやりますかになるみたいな、そういうイメージがあります。
確かにね、昔のパソコンまでもそういう感じですかね。
そうだよね、スマホだとあんまり立ち上げる感ないけど、普通にオンにするぐらいだけど、
やっぱり起動に、ブートスラップに数分かかると、
r_takaishi
まずハードウェアがガガッと動いた後にソフトウェアが読み込まれて上がってくる。
上がってくってのもちょっと面白い気がしますけど。
juneboku
そうなんだよ、定着後の世界に今いっちゃってるから、なんでっていうのがわかんないんだけど、
でもやっぱり一定時間かかると立ち上げる感が出てきますね。
r_takaishi
そうですね。
juneboku
うわ、おもしろ。
なんだろう、だから、でも矢印的には上なんでしょうね。
電源オンが上向きの矢印で、電源オフが下向きの矢印なんでしょうね。
だからアップとかダウンするとか、だから発電所がダウンするとかっていうイメージあるもんね。
ありますあります。
でもアップするっていうのは違うけど、日本語だとダウンするは結構いろんなものに、なんか風でダウンしてたとかも言うしね。
でもアップして、アップはなんかウォーミングアップだもんな。
あなた体を取れてない。
パソコンが落ちる、落とす、立ち上げる、起動する、はい、この辺、なんか日本語の動詞としては不思議な。
そっか、なるほど、だから名詞の方は新しい概念がカジュアルにポンポン出るんだけど、
動詞はありものでなんとかすることになるんですね、これなんかここまで見てみると。
だからそれっぽい、一番なんか雰囲気あってる、納得感ある動詞を、既存の動詞を持ってくるから、落ちるとかがすごくいろんな意味を帯びてくるんだな。
r_takaishi
動詞は増やしづらいんですかね。
juneboku
増やしづらい、だからGoogleとかって珍しいよね。
r_takaishi
あ、確かに。
juneboku
だからGoogleはもうそれぐらい、動詞にせざるを得ないぐらいGoogleで検索するっていうことが広まったわけですもんね。
r_takaishi
わあ、おもしろいな。
juneboku
おもしろいですよね。
最近あったのかな、Googleより新しい、もう新しいものが定着して、あんのか、今チャピルとか言う?言わない?
r_takaishi
言わないですね。
juneboku
チャットGPTにお伺い立てること、チャピルとかいつかしているのか。
r_takaishi
聞いたことないな。
juneboku
まだそこまでは言ってない、Googleほどまだ人々の。
r_takaishi
Googleよりちょっと、Googleと同じぐらいかな、ひと昔もやったけど、シャメルは新しい動詞。
juneboku
ほんとだ、シャメル、シャメルありましたね。
r_takaishi
そうそうそう。
juneboku
いやそうだ、あ、それすごいね。
r_takaishi
シャメル。
juneboku
それいい例だね。
だからそれはもう動詞が生まれたんだ。
r_takaishi
確かに。
juneboku
あ、ちょっとじゃあこれリスナーさんが最近生まれた動詞こういうのあるよっていうのはそれぜひちょっと思いついてるなって教えてほしいですね。
r_takaishi
知りたい。
juneboku
はい。こんな感じで、あといくつかいきますね。
はい。
あとね、これちょっとねソフトウェアエンジニアの深みに入ってるけど、だからソフトウェアエンジニアはAPIを叩くものだと思ってる。
あれは何なんだろうと思ってる。
なんか叩くよね、APIのこと。
r_takaishi
叩くな。
juneboku
何?叩くって。
APIの叩き方
juneboku
何で?何で叩くの?APIは。
あ、たかしさんに受けてる。
r_takaishi
いや、叩くって言うよな。
juneboku
言うよね。
言うよね、APIって。
r_takaishi
言います言います。APIは叩くものなんですよね。
juneboku
日本人ソフトウェアエンジニアにとってはAPIってなんか叩くものなんですよね。
あれ何で?
そうですよね。
r_takaishi
すごい文章の中だったら呼び出すとか。
juneboku
だから英語だったらコールだと思うんですよ、APIで。
r_takaishi
コールだから呼び出すって言いますけど、交互だとなんか叩くって言っちゃいますね。
juneboku
なんかすごい言うじゃないですか。僕も言うんですけど、何で叩いてんだろうって思う。
意外とこれが一番高いですね、受けてる。
でも意識してないじゃないですか。
もうなんかそういうもん。
知らない知らない。
先輩とかもみんな言ってるから、現場に入ったらみんな言うようになると思うんですよ、APIって。
使うとかね、このAPI使えんじゃないとかなんだけど、ちょっとAPI叩いてみますねとかってすごい言いますよね。
r_takaishi
言いますね。
juneboku
だからAPIこそ最近のものじゃない、せいぜいここ数十年のものじゃないですか。
r_takaishi
そうですよね。
juneboku
英語圏だとコールとかユースとか、コールで呼び出すんだけど、多分日本語圏で誰かが叩くっていきなり言ったと思うんですよ、初めての時はね。
それを周りが受け入れたんじゃないかなと思って、しっくりくるから。
r_takaishi
確かに、誰が一番最初に叩き始めたのか。
juneboku
APIよね。
ちょっとこれソフトウェアやんない人からするとイメージしづらいかもしれないけど、叩くって別に批判するとかじゃなくて、ただ本当に利用するっていう。
r_takaishi
そうですね。
知らない人が聞いれると僕はすごい笑ってる理由もすごいピンとこないんでしょうね。
juneboku
でもね、これウケる話なんですよ。
なんで俺たちはAPI叩いてんだろうっていう。
あれ不思議、超不思議だけど、すげえ定着してると思う。
r_takaishi
叩きますね。
職業別の面白動詞
juneboku
API叩くでしょ。
身に覚えがあるんじゃないかなって。
あとなんかクエリは投げるんだよね。
r_takaishi
クエリは投げますね。
juneboku
クエリ投げるでしょ。
APIは叩くしクエリは投げるんだよね。
なんでって。
r_takaishi
すごいな。
juneboku
不思議な、そうそうそう。
だからこれもしかしたらソフトウェアエンジニアやっていて、こういう日本語の機微に興味ある人だけがなんか急に不思議に思い出すっていうニッチな話題を今日は扱ってますが、
そうなんですよね。
APIは叩く。
クエリは投げる。
チケットは切る。
イシューは立てる。
なんかこの辺のなんていうの、なんだっけ、
イゴは打つ。
ショウギは刺すとかあるじゃないですか。
そういう感じなんですよ、これソフトウェアエンジニア的には。
確かに。
r_takaishi
チケットはでもあれじゃないですか、電車のチケットの改札みたいなイメージじゃないですかね。
どうなんだろう。
juneboku
チケット切る、なんか発見ですよね。
チケット切るって。
だから文房具屋に売ってる領収書の台帳みたいなのって、
一枚一枚をピリピリって切って、
書き終わったら、
切ることで束から一枚取り出すと、これが発見っていうような使い方。
払い出される状態。
これがなんかチケット切るっていうことなのかな。
r_takaishi
それなんか語源っぽさありますね。
juneboku
あるよね。
チケット切る、領収書も切るね、そういえばね。
r_takaishi
領収書は切るもんですよね。
juneboku
だからやっぱり台紙から100枚とか束になってるからピリピリってやって切ったら、
r_takaishi
数字と宛先書いてね。
juneboku
そうそうそうそう。
これだから経理の人とかからしたら、
いや領収書は切るよねっていう、なんかたぶんあるんじゃない、そういう感覚が。
あるかも。
これが各分野にあるな、たぶん会計士の人とか、
あと弁護士の人とかもたぶんこれあるな。
うちの分野だと、この名刺に対する動詞はこれなんですよみたいな、いっぱいありそうだな。
これなんかいろんな職業の人に聞いてみたいな。
r_takaishi
聞いてみたい。
juneboku
そんな感じで。
あとデータはね、データ引っ張るときあるよね、なんかね。
データ引っ張ってくるときはありますね。
r_takaishi
データはなめるときもあるんですよね。
juneboku
レコードなめるときあるね、データウェイズもね。
r_takaishi
なめることもあるんですよ。
juneboku
なめるときあるね。
データ。
確かに。
一覧されてるもの、だからインデックシングするときだよね。
r_takaishi
あとはなんだろう、最初から最後に見るみたいな、なんかニュアンスでなめるみたいな。
あるよね。
juneboku
ありますね。
フルスキャンするときにね、なめるように見るっていうことなのかな。
データなめったら引っ張ってくるよね。
API叩いてデータ引っ張ってきたらいけそうじゃないとかっていう。
r_takaishi
心当たりがちょっとありすぎて面白い。
juneboku
だから知らん職種の人からしたら、この人たち何を叩いて何をなめてるんだっていうさ、そういうふうに見えてる可能性があるよね。
r_takaishi
すごいな。
juneboku
よかった、こんなにAPI叩くのがこんなに高橋さんに刺さると思ってた。
後半ですげえ盛り上がって面白かった。
r_takaishi
めちゃくちゃ思いがけず受けてしまいました。
juneboku
今日はそんな感じで、なんでテクノロジーがね、新しいのが生まれて、新しい概念が生まれたときに、ありものの動詞で何が選ばれるかは結構面白いよねっていう話をしてみました。
はい、じゃあ締めていきますか。
締める?エピソードは締めてんだな。
はい、なるほど。
クロージングです。
ご意見ご感想質問を話して欲しいテーマは、ハッシュタグキマグレエフエム。
カタカナ8文字でキマグレエフエムです。
ハッシュタグつけてXやブルースカイやミクシー2などにご投稿いただけたら、たまに見に行ってるんで気づくと思います。
Discordサーバーあります。お便りフォームあります。
リスンのメッセージ機能もご利用いただけます。
概要欄に載せてある弁当のURLから一通りアクセスできますので、よかったらチェックしてみてください。
というわけで、今回はエピソード278。お相手はじゅんぼくと、
r_takaishi
たかいしでした。
juneboku
また次のエピソードでお会いしましょう。
みなさんの職場、現場での面白動詞の使い方だったらぜひ教えてください。
r_takaishi
お願いします。
35:08

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