1. キマグレエフエム
  2. 【188】家庭科的ソフトウェア

ep187ではソフトウェアを家庭科的に扱う話をしました。



【お知らせ】


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【チャプター】


オープニング

治具

北海道は大きい

紹介いただきました

家庭科的ソフトウェア

エンディング



【ノート】


工藤郁子×山本ぽてと「働き者ラジオ」第16回「このPodcastが好き!」

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この Podcast が好き! - playlist by Fumiko | Spotify

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ホログラムで市民と対話!? 全世界が注目する台湾の"デジタル大臣"オードリー・タンが語るCOVID-19対策と新しいデモクラシーのかたち

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【170】おれたちゃインディーズ - LISTEN

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122 ソフトウェアのDIYの入口 - LISTEN

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サマリー

高石さんは最近「ジグ」という単語の語源を知って驚いています。また、ジュネボクさんは北海道の広大な風景に驚いています。さらに、高石さんはソフトウェアの相談を受ける機会が増えていますが、実際には日本のITリテラシーに問題はないと感じています。私たちは、ソフトウェアの活用を通じて、家庭科を学び、生活や社会の問題を解決することを目指している中学校の授業について考察しています。技術と過程を別々に捉える風潮がありますが、実際にはそれらは一体となって学ばれるべきです。私たちは、家庭内の問題もソフトウェアの活用を通じて解決できるという視点を持つ人々が増えることを望んでいます。ポッドキャストを効率化するためのソフトウェアの活用について話し、最近のジグに関する記事についても話しました。

単語と風景の驚き
OHWADA Jun
takaishiとjunebokuが送る、キマグレ雑談系ポッドキャスト、キマグレエフエム、毎週水曜更新です。
こんにちは、junebokuです。
r_takaishi
こんにちは、takaishiです。
OHWADA Jun
エピソード188をお届けします。よろしくお願いします。
r_takaishi
よろしくお願いします。
OHWADA Jun
はい、早速行きましょう。takaishiさん、最近何かありましたか?
r_takaishi
はい、最近ね、とある単語の語源を知って、椅子から転げ落ちるほどびっくりしたんですけれども。
それが何かというと、ジグですね。
OHWADA Jun
ジグ。
r_takaishi
ジグってご存知ですか?漢字で書くと、
漢字の方ね、ジグね。
治すの、治すに具体の具でジグ。
OHWADA Jun
治す、主に体を治す系の治療の治ですよね。
r_takaishi
治療の治ですね。っていうジグですね。
部品とか固定したりとか、クランプとか、そういうジグあると思うんですけど。
最近ジグっていう単語の語源っていうのが英語のジグだったということを知ってびっくりしました。
OHWADA Jun
あ、そうなの?
それはじゃあ耳で聞いた日本人がそのまま日本語でもジグって呼ぶようになったってこと?
r_takaishi
英単語のジグ、JIGに漢字を当てたものだそうです。
OHWADA Jun
あ、全く同じなんだ。
r_takaishi
そうです。
OHWADA Jun
じゃあ福井にある会社のジグJPってありますけど、
あれのジグもたぶんこのジグなんだなじゃあな。
そうなの?
r_takaishi
びっくりしました。漢字のジグは昔から時々見て、こういう用語があるんだなって知ってたんですけど。
最近このJIGの方のジグ、これを見てあれ?と思ってね。
漢字のジグが載ってるページと同じところに英語のジグがあったんで、
なんか似てんなと思って調べてみたら、英語に漢字を当てただけだったということが分かりました。
OHWADA Jun
すごいですね。なるほど。これね、知らなかった。
r_takaishi
意外、知ってるかなと思ったんですけどね。
OHWADA Jun
日本語の方のジグは好きな言葉なんで、
あれなんだけどね、そうなんだ、英語のジグ、英単語のジグはあんまり知らなかったな。
使ったことなかった、自分では。
ソフトウェア相談の増加
r_takaishi
あまり聞いたことがない単語な気がしますけどね。
OHWADA Jun
僕は社名、やっぱりジグJPで知っちゃってるから、こういう名手だと思ってたとこあるな。
なるほど。
Jの方ね。なるほど、これ単語の一般名手だったんですね。
r_takaishi
そうなんです。
OHWADA Jun
いい日々を過ごしてますね、たかしさんね。
いいなと思いましたよ、とっても。
それは近況ですね。
じゃあ僕の方に行きましょうか。
僕はいつだ。収録部以下見て、10日ちょっと前かな。
北海道に行く用事があって行ってたんですよ。
最後に僕が北海道、地元なんですけど帰ったのがコロナ前だったんで、
もう丸々3年以上帰ってなかったんですよね。
r_takaishi
あれ、コロナ前ってなると夏に行ってましたよね。
OHWADA Jun
そうそう、2019年の夏以来、もう4年前か、丸々4年経ったか。
結構帰れてなかったんですよ。
久しぶりに行ったところ、気づいたことがあって、北海道はでかいってことが気づきました。
r_takaishi
どうしたんですか。初めて北海道に行った人みたいな感想が。
OHWADA Jun
いやでもこれね、ちょっとお前の初めの話をするとね、僕0歳か24歳まで北海道にいたんですよ。
r_takaishi
はいはいはい。
OHWADA Jun
で、その時ってそれが当たり前だと思ってるから、やっぱり気づいてないことたくさんあったんだなと思って。
で、東京に出てきて、東京と北海道の往復でも、比較が東京と北海道なんから、自然があるなぐらいだったんですよ。
自然が豊かだな。
で、今、那須塩原市と松本市住んで、那須塩原市も松本市も自然いっぱいあるし、あと田畑がいっぱいある、田んぼと畑がね。
で、那須塩原市と松本市で田んぼと畑に囲まれた暮らしをしてるなという感覚で、ここ4年ぐらい過ごしてて。
で、北海道の帯広市っていうところに来て、帯広市の市街地から帯広空港まで、父親に車で送ってもらったんですよ。
その途中の道のね、田畑がね、地平線のほうまで続いてて。
これは、那須塩原市でも松本市でも、こういう景色はないなと思って、びっくりしましたね。
r_takaishi
それは初めて北海道に行った人がいう感想ですよ。
OHWADA Jun
そういうふうにね、見たことがなかった。
いや、面白いですね。
だから、ああ、北海道ってでかいななっていうね、気づきが最近ありましたので。
r_takaishi
確かにそうですよね。北海道の田んぼとかが延々と広がっている風景。
日本のITリテラシー
r_takaishi
僕はYouTubeとかね、動画で見たことがあって、一度行きたいなと思ってるんですけど。
やっぱり本州とかだとない、あまりないですよね。
OHWADA Jun
そうですよね。
r_takaishi
あまりどころが存在しないんじゃないかという、きっそらしいですね。
OHWADA Jun
僕は行ったね、戸勝は本当に戸勝平野とかあるんで、平地なんです。平地がすごい広がってるエリアで。
松本市はもう完全に盆地なんですよね。
だからある程度まで行ったらもう山の坂道が現れ始めるから、遠くには山が見えるって感じなんだよね。
r_takaishi
どっち向いても地平線の間に山があって。
OHWADA Jun
そうそう。戸勝平野は地の果てまで地平が見えるって感じ。
すごいな。
松本市と帯広戸勝あたりの違いに気づいた。それを通じて北海道すごいなって思いましたね。
r_takaishi
なるほどね。いいですね。
OHWADA Jun
面白かった。いろいろ住んだら新たな視点が手に入るだろうと期待して今の暮らしをしてるんですけども、まさにそれが炸裂したなと思って面白かったです。
r_takaishi
これはいいですね。さらに今後も引っ越していくと、また違った視点で北海道を見れるだろうから楽しみですね。
OHWADA Jun
またね、みんなが知ってるようなことを言いにくるかも、僕が。よろしくお願いします。
それめちゃくちゃ面白い。
続いてお知らせと言いますか、皆さんに嬉しい話を共有します。
TBSポッドキャストの文化系トークラジオライフという働き者ラジオという番組がありまして、
その中で第16回このポッドキャストが好き。
工藤文子さんという方がご自身のこのポッドキャスト聞いてるよってこんなところが面白いポイントだよっていうのを紹介してる中で気まぐれFMも上げていただいて大変ありがたいなと思いました。
r_takaishi
ありがとうございます。
OHWADA Jun
その中でですね、スポティファイにおすすめポッドキャストたちの中でもこのエピソードから聞き始めるといいよっていうのを集めたプレイリストが公開されていて、そこに気まぐれFMのハンガーの回も並んで並べていただいて、ハンガーの回選べたんだなと思って。面白かったですね。
r_takaishi
このプレイリストいいですね。
OHWADA Jun
いいです。いつだ?187か。ポッドキャスティングハックスの回で推しエピソード集めたフィードを作るみたいな話あったじゃないですか。
r_takaishi
しました。
OHWADA Jun
これの現代版はスポティファイのプレイリストだってことが分かって。
そうそう。
なるほどって思いました。
r_takaishi
このプレイリスト見た瞬間にあれ?似たような話したなって思いましたからね。
OHWADA Jun
確かにあの時僕権利とか大丈夫かって言ったけど、確か別にスポティファイに配信されてるポッドキャスト番組の自分の好きなエピソード集めてプレイリストにするのはすごい合法っぽくていいなと思いましたね。
r_takaishi
いいですよね。
OHWADA Jun
そしてこの工藤文子さんね、キマグレフのディスコードサーバーに来てくださったんですけど、僕と聞いてる番組が多分すごい被ってるなと思って。
近い感じの島にいるなって思いましたね。
r_takaishi
こういうのあるとやっぱ面白いですよね。
OHWADA Jun
面白いですね。
自分がTBSポッドキャスト、TBSポッドキャストがどういう加算になってるか僕は分かってないですけど、まさかTBSポッドキャストに関した番組の中でキマグレフM紹介されると思ってなかったんで面白ビックリですね。
r_takaishi
すごい、いろんなことがありますね。
OHWADA Jun
キマグレFMを好んで聞いてくれてる方の他の番組もたくさん紹介されてるんで、ぜひキマグレFMのリスナーの皆さんにはこれチェックしてみてほしいなと思ってます。
r_takaishi
概要欄にURLを載せておきますので、ぜひ見てみてください。
OHWADA Jun
今回は僕が持ってきた話をします。
話し終わってみてからタイトルをつけようと思ってるんで、ちょっと今からこれこれの話をしますと明確に示すことが難しいんでゆるーっと話し始めますね。
僕は昨年末で会社を退職したので、今年割とフラフラと過ごしてるんですよ。
1週間決まった過ごし方ってなくて、その週その週で全然違う過ごし方しているんですけども、松本市に引っ越してきた年ってこともあって、結構いろんな新しい知り合いができたりもしてるんですね。
松本市内のコワーキングスペースとか行くと、そこで知り合いにまた別の人紹介してもらったりとか、僕も軽く自己紹介させてもらったりすると、
結構ね、僕がソフトウェアの仕事してまして、自己紹介するとソフトウェアに関する相談を受ける機会がちょいちょいあるんですね。
今ね、ソフトウェア全く無関係の事業っていうのも少なくなってきてるでしょうから、
なんとなくソフトウェア詳しい人に目の前にいるんだったらちょっと話聞いてもらおうかなと思う人は結構多いみたいですね。
でね、いろんな現場のいろんな立場の人のいろんな相談を受けてる中で思ったことがあるので、
今日はそういう話を高井さんに聞いてもらいながら深めていけるといいかなと思います。
r_takaishi
面白そう。
OHWADA Jun
はい。ソフトウェアエンジニアっぽい話をたまにはしとこうかなと。
あんまりしないからね、普段ね。
確かに。
じゃあ続きを話します。
平成から令和にかけて僕は日本で暮らしているわけですが、
デジタル化とかね、デジタルトランスフォーメーションDXみたいな流れはあるんだなというのは確かに感じています。
で、その中でたまにね、ちょいちょい見えるかな。
日本人はITリテラシーが低いとか、ITリテラシーないからDXなかなか進めるの難しいみたいな言説を目にする機会もそんな珍しくないかなと感じています。
結構日本ではこういうの進めていくの難しいみたいなね、主張はちょいちょい目にするかなと思ってるんですよ。
ところで少なくとも僕が見聞きしてる範囲では、リテラシーはそんなに問題ないんじゃないかなって感じることも多いんですよ。
r_takaishi
それは今松本で関わっていて、特にソフトウェア企業ではない人とか、そういう人のことですかね。
OHWADA Jun
そうですね。その人たちの話聞いてても、例えば組織でスラック導入されましたってなったときに、
ああもう全然ダメでスラックわかりません、ギブアップみたいな人は早々いなくて、別にスラック導入されたら、
あ、チャンネルっていうのがあって、ここに発言して、スレッドっていうのはこのコード、コ階層みたいなやつで、
あ、なんかこうやったらスタンプみたいに絵文字つけれるんだなみたいなことは、別にそこでつまずく人は早々いないなという感触ですね。
僕は接してない中でね、本当にインターネットも全然使ってないとこだと、ITリテラシーみたいなところにネックになるケースはきっとあるんでしょうけれども、
さっきともね、なんかDXやってくれみたいな文脈の中において、僕が相談を受けるような範囲だと、そんなにリテラシーは問題ない。
中学校の技術家庭授業
OHWADA Jun
識字率もすごく高い国ですしね。なんかこう説明書とかヘルプを読んだり、ちょっと半日でも使えば、
何かソフトウェアを使うっていうことに関してはそんなにそんなにネックになってないんじゃないかなというのが僕の裸にですね。
一方で、じゃあDXすごい勢いよく進んでるかっていうとそうでもないと思っていて、
どちらかというと、ITリテラシーみたいなところじゃなくて、自分たちの仕事のワークフロー設計をやる人が少ないっていうのがネックなんじゃないかなって思うんですよね。
さっきのスラックの例で言うと、スラックでチャンネルに入って発言したり、メンション来て返事したりとかはできるんだけれども、
スラックワークフローをすごい使いこなして自分たちの作業を効率化してる人ってなると、一気に個数が減るなっていう感じですね。
なんか本当にチャットツールとしてのスラックは使ってるんだけど、スラックワークフローっていうのがそもそもそういう機能があって、
そうすると例えば平日毎朝決まった時間に自動でコンピューターにスラック上何か投稿させるっていうのができたりするんですけども、
それをこれ使ったら自分たちの作業減って楽になるじゃんみたいな視点を持ってソフトウェアと付き合えてる人ってなると、
もう一気に10分の1以下になるんじゃないかなっていう感じがしてます。
r_takaishi
なるほどね。
OHWADA Jun
だから実はワークフロー設計とかソフトの使い方わかっても、じゃあこういうシーンではどれを使うのがベストなんだっけとか、
それを考えて組み立てて実践していくところがネックになってんじゃないかなと感じてますね、最近ね。
それでどうですか。高石さんは多分ソフトウェア割とがっつり使ってる企業をこれまでキャリアとしていくつか所属されてきたと思うんですけども、
どうですか、高石さんの肌感だとどうですかね。
そうですね。僕がこれまで所属してきたのは本当にソフトウェアを書いて、それで送っていくみたいな会社しかないので、
r_takaishi
ソフトウェアを使ってワークフロー作るっていうのが割と当たり前な環境ですよね。
OHWADA Jun
そうだと思いますよ。でね、僕が高石さんと一緒に働いてたGMO Pebaboっていう会社があるんですけども、
ああいう会社だと一番そういうの得意なのはソフトエンジニアだとは思うんですよね、トークの場合ね。
で、そのソフトエンジニアたちがワーワーやってるのを見て、こうやんのねってなってもう全職種に活用が広まってる感じ。
そういうところってどんどん効率化が進むなと思っていて、でもその雰囲気がないところだと、なかなかデジタルツールは使ってるんだけど、
手作業は依然としてすごく多くあって、やっぱりそこがネックなんだろうなと思ってますね。
r_takaishi
確かにエンジニアじゃないバックオフィスにいる人とか、スラックのリマインダー機能を使って毎朝の連絡を楽にするみたいなのは見てきましたね。
OHWADA Jun
そうそうそう。そういうのってやってる例を見れば別にできるようになるんですよね。
だからこれってスキル、さっきワークの設計をできる人が少ないって言い方をしなくて、やる人が少ないって言い方をしたんですけど、
できるって意味はできると思うんですよ、別にそういうのがあれば。その視点があるかどうかっていうのが結構大きな分かれ目になっていて、
社会全体に別にソフトエンジニアを職業にしなくても、そういう観点を持ってる人が増えると、今後労働人口減ってくる中でも、
多くのことをコンピューターに任せて、ここはコンピューターに任せるの難しいよねっていう部分を人間たちがやって、
うまく業務を回せる社会になるんじゃないかなっていうのを最近考えてますね。
r_takaishi
なるほど。
OHWADA Jun
なんで、これを考えを広めるにあたっては、何かいいネーミングっていうかいいフレーズとかがあったほうがいいと思って、
今日喋りながらそれを探してるところであるんですけど、まだ見つかってなくてですね。一応いろいろ考えたことがあるので、この先順番に話していきますね。
はい。
ソフトウェアの活用って、中学校の授業の技術課程ってあるじゃないですか。
ありますね。
r_takaishi
それでいうと、技術のほうに分類されそうな雰囲気があるなと。
確かに技術っぽい、技術だし。
OHWADA Jun
そうですね。ソフトウェアテクノロジーとかいったりするからね。ビッグテックとかいったりもするから。
技術の話であることは別にそれは間違いじゃないと思うんだけど、一方で僕が言ってることって、もうちょっと家庭科っぽい文脈でソフトウェアをしっかり活用しようって話なんですよ。
だから、着てる服がちょっとほつれたらそれを縫って直すとかね。
あるいは家庭科で習うもの最たる例としたら料理みたいのがあって、料理するときに料理スムーズにやれるように調理道具の配置とかって考えるわけじゃないですか、誰しもが料理する人であれば。
ここにお玉あるとスムーズだなとか、逆にこっちに一緒に使うものがバラバラのところにあるから何往復もする羽目になるなとかあったら、ちょっと配置変えるかとかって工夫して効率化するじゃないですか。
r_takaishi
そうですね。
OHWADA Jun
それって家庭内のことではあるけど、別に仕事でやってることとそう変わんなくて。
で、僕がここで今日話してることって、なんかそういう話なんですよ。
家の中の道具の配置を工夫するとか、ちょっと整理するとか、組み直すとかっていう、それぐらいのことを言ってるんですよ。
そんな中で日々繰り返し発生する作業をコンピューターに任せたりとか、Aが終わったら次にBをやらせるみたいなことを組んでいけると、普通に家の模様替えするみたいな感じで、カジュアルにソフトウェアを活用する人が増えると、今より望ましい状態に近づくんじゃないかなと思ってるっていうことです。
r_takaishi
なるほど。
OHWADA Jun
あとこれに関してちょっとヒントを探しているところなんですが、一個見つけたのは台湾のデジタル担当大臣、オードリー・タンさん。
オードリー・タンさんは国のIT施策を進めるときに、リテラシーっていう言葉じゃなくて、コンピテンスとかコンピテンシーっていう言葉を使って、実際にはデジタルコンピテンスとかメディアコンピテンスっていうものを、そういう言葉を使って施策とかを考えてるみたいなんですよ。
一応調べたんだけど、リテラシーもコンピテンシーも日本人にとっては外来語であんまり馴染みが、あんまり日常に使う言葉じゃないから、リテラシーとコンピテンシーの違いを明確にするの結構難しいなと思ったんだけれども、
タンさんが言ってるのは、リテラシーっていうのは、利用者が受け手であることを前提としていて、コンピテンシーのほうは作り手であるっていうことを意味してる。そういう使い分けをタンさんはしてるそうなんですね。
これは結構僕が考える上ではすごくいいヒントだなと思いました。ソフトウェアをただこれ使ってくださいって言われて、使い方理解して使うんじゃなくて、自分の作業とかチームの日々の営みがあって、そこにどう当てはめるとか、どうそれを組み合わせて組み上げるかっていうのを考えるっていう意味では、
人間が先で、ソフトウェアはあくまで道具で、それをどう使うかは使い手に多く裁量がありますよっていう意味で、リテラシーとコンピテンシーっていうセリフはなかなかいいなと思いましたね。
r_takaishi
となると、これここまでの話だと、リテラシーがある人は結構多いが、コンピテンシーがある人というのが少ない場所が多いんじゃないかっていう感じですかね。
技術と過程の一体化
OHWADA Jun
そうですね。そもそもリテラシーないとコンピテンシーいかないと思うんで、部分集合にはなってると思うんですよね。リテラシーある人の中でコンピテンシーでもある人がいるっていう構造にはなってると思うんで。
この比率を高めていけば、もっともっと残業を減らせるとか、人少なくても回せるとか、そういうことになってくるのかなと思ってますね。
r_takaishi
面白いな。
OHWADA Jun
さらにね、今回はわりと真面目に調べたんだけど、さっきの中学校の授業で技術家庭って、この2つに分けるのはあんまりよくないなと思ったんですよ。
技術と家庭っていうと、家の外と中でやることがパキッと分かれる感じするじゃないですか。
技術はつまり家の外のもので、技術家庭の家庭っていうのは家の中のものみたいな、そういう雰囲気が出ちゃってると思うんですよね、この命名には。
でも、僕がやってることって家庭内でも別にソフトウェア、技術活用するから、今のね、スマートホームとかって家庭内に技術を持ち込む話じゃないですか。
r_takaishi
そうですね。
OHWADA Jun
だから、あんまりこういう分け方よくないっていうか、悪い先入観を義務教育の過程で植え付けられるなと思ったから、文科省はこれどういうつもりでこういうラベルにしてんのかなっていうのを一応調べたんですよ。
そしたらね、平成29年の中学校学習指導要領にはすごいいいことが書いてあって、読み上げましたね。
技術過程でどういうことを達成したいのかっていう話の中を見てみると、「習得した知識・技能を活用して、生活や社会における技術に関わる問題を解決することで、理解の進化や技能の習熟を図るともに、技術によって問題を解決できる力や技術を工夫し、想像しようとする態度を育成する内容。」って書いてあるんですよ。
r_takaishi
なんかすごいいいこと書いてますね。
OHWADA Jun
しかも生活や社会における問題を解決って言ってて、別に文科省はこの技術と過程を対立させようとしてなくて、ひとつなぎのものとして学ぼうねっていうことを言ってるんですよ、明確に。
だから僕が誤解してたってことですね。
この技術、中黒、過程っていうのは、特に昔って技術は男が学んで、過程化は女性が学ぶっていう悪い時代があったじゃないですか。
ソフトウェア活用の可能性
OHWADA Jun
僕が生まれ直前ぐらいまでそうだったんですけど、多分それのイメージを引きずってるのもあって、技術と過程っていうのは特に間に中黒が入ってることもあって、技術と過程っていう分かれたものに見えてたんだけど、
実は文科省はこれをひとつなぎのものとして一個の授業にしてるっていうことがわかったのは収穫でした。
なるほど。技術は技術室で、過程に関しては過程化室でやるから、分けてんのかなぐらいのイメージでしたね。
確かにね。確かに使う道具は違うんですよね、もちろんね。
家庭の方はキッチンとか調理室だったりするし、そこでお裁縫をやったりね。技術の方はなんだ?ハンダゴテとか。
r_takaishi
あとは釘を釘打ったりとか。
OHWADA Jun
確かに確かに確かに。
r_takaishi
小学校だったらたぶん釘使ってちっちゃい本棚とか作って気がしますね。
OHWADA Jun
作りますよね。でも家の中で全部同じ場所じゃないですか。
確かに。
別にどっちもリビングでやるかもしれないし、ここが融合していくといいなって思ってて、文科省もそれを目指してるってことがわかったのは、僕にとってはすごく収穫、別に対立してなかった。
なんでこう分けて扱いたがるんだろうと思ったけど、それは校舎の都合とかでそうなってる面はあるけど、目指してるところは別にそうじゃないってことがわかったのは良かったですね、これはね。
r_takaishi
いいですね。
ポッドキャストのソフトウェア活用
OHWADA Jun
なんでね、我々ポッドキャストをやるにしても、ポッドキャストってデジタルのものなんで、ソフトウェアを使って効率化したりとか、例えばね、我々ノーションを使ってネタを書き溜めたり、エピソードの内容を組み立てたりしますけども、こういうのも割と家庭化的なソフトウェアの活用だと思うんですよ。
そんなに技術のことやってるっていうよりは、今日ポッドキャストどうしようねっていう感じで、日常生活の中に自然に溶け込んでると思うんですよね。
そうですね。
こういう活動をどんどんやっていきたいし、自分はたまたまソフトウェアエンジニアリングを職業にしていたけれども、職業にしないけど、なんかもうちょっと自分の暮らし便利にしたいなと思ってる人に僕の知見をシェアしたり、そういうことできたら面白いかなと。社会にインパクトあるんじゃないかなと思ってます。
r_takaishi
なるほど、面白いな。
OHWADA Jun
っていう話を今日しようと思ってたら、たかしさん近況でジグの話が出てきたんで、結構これなんだと思って、俺のジグっぽい話がバレてるのかと思って。面白かったですね。
r_takaishi
この冒頭のジグの話っていうのは、昨日ハテナっていう会社のデベロッパーブログで公開された趣味プログラミングの楽しみという記事の中で。
OHWADA Jun
モテメンさんのやつか。
そうです。そこでジグとジグが出てきて、なるほどってなったっていう背景があります。
じゃあリンクしてたわ、結局。
r_takaishi
この記事も自分がちょっと困っていることを解決するための小さい目的の道具みたいな話だったりするので、ちょっと近いところはありますね。
OHWADA Jun
確かに確かに。僕は技術と家庭みたいな補助線を引いたけど、このモテメンさんのは仕事と趣味みたいな、そういう区分の中ですよね。
ここで言う趣味っていうのは、僕が言ってる生活とか家庭に近いものですよね、きっとね。
面白いですね、確かに。
これあれか、ゴー言語の記事か、ゴーイズアーショックビルとジグっていう英語の記事があるのか。
r_takaishi
そう、これでジグってあるけど、あれ?みたいな。
OHWADA Jun
ほんとだ。これで気づいたんだ、高橋さんは。
r_takaishi
そうなんです、ここで気づきました。
OHWADA Jun
やべえ、僕もこれ読んでたのに、この記事。
つながってた、つながってた。面白かった、なるほどなるほど。
確かにこういうちっちゃな日常の自分の目の前のことを自分のために解決するっていうのは、皆さんよく自然とやられてると思うんですけど、そこでソフトウェアをもっとカジュアルに使えるようになるといいんじゃないかなと思っています。
ジグの話とソフトウェア活用
OHWADA Jun
で、気まぐれフェム、過去のエピソードで言うと、170のね、俺たちはインディーズという、これも結構評判が良かったかなという回なんですが、この中でね、民芸とソフトウェアみたいな話をしていて、結構それとも通じるから、自分にとって結構継続的に興味あるテーマなんだなと思ってます。
r_takaishi
確かに、あとは何でしょうね、122かな、ソフトウェアのDIYの入り口みたいな。
OHWADA Jun
あれ、これ何の話してるんですかね。
r_takaishi
それはユーザースクリプトが書きづらくて、遊ぶ場所が減ってるよねみたいな話ですね。
OHWADA Jun
確かに、スラックボット作ると楽しいとか言ってたね、なんかね。
しかもこれ僕の司会の回じゃん、この回122。
だからずっとこの話してるっていうことでした。
一応今回特徴付けますよ、このエピソード188を。
気まぐれFMのリスナーさんであれば、この辺の生活の中のソフトウェア活用みたいな相談を無料で受けます。
もし、なんかこれ、この作業なんかなると思うんだよなとか、ソフトウェアをもっと活用してみたいんだよな、興味あるんだよな、でもどこから始めたらいいかわかんないって思ってる人がいたらですね、僕宛にお気軽にお声掛けいただけたらいいかなと思います。
はい、郵便番号390の、違うな、違う違う、デジタルでやろう。
Xのアットじゅんぼくとかね、気まぐれFMのディスコードとかお便りでいただければ、解決できるかわかんないけど、一生懸命相談には乗りますんで、一緒に家庭科的なソフトウェアを一緒に活用していきましょう。
r_takaishi
僕もちょっと見てみたいですね、そういうお便り。
OHWADA Jun
いい事例が生まれたらちょっと共有とかもしたいなと思ってますんでね。
毎月2時間かかってた作業が実は5分で済むようになりましたとかね、そういうの見つかって嬉しいですよね。
r_takaishi
うん、楽しい。
OHWADA Jun
はい、そんな感じの話でございました。
エピソード188は、結局僕はもうずっとこういう話をしてるってことですね。
はい、ご意見ご感想質問を話して欲しいテーマは、ハッシュタグXのハッシュタグ気まぐれFMかディスコードサーバーお便りフォーム、どこからでも大歓迎でございます。
概要欄に載せてある弁当のURLから一通りアクセスできるので、何か言いたいことがあるとしたらチェックしてみてください。
エピソード188、お相手はじゅんぼくと、
たかいしでした。
また次回お会いしましょう。ありがとうございました。さよなら。
r_takaishi
さよなら。
32:35

コメント

ITの会社から製造業に転職しましたが、製造業の方はそこまでパソコンが得意ではない方ばかりで、こうしたほうがいいかなぁ、と思うけれどリテラシーや本人のやる気、困っているいないもあるので、なかなか進めづらいです。 家庭的かどうかは分かりませんが、よく荷物を出すことが多いのですが、ヤマト運輸がスマホで送り状情報を入力し、バーコードが作られて、コンビニの店員に見せるだけで荷物が送れたので、便利な時代になったもんだなぁ、と感じました。

OHWADA Jun

iOS のネットワーク設定の件に続き、こちらでのコメントもありがとうございます🤗 https://listen.style/p/kimagurefm/1kdfeysc ヤマト運輸さんは仕組みをどんどん便利にしていてすごいですよね、感心してしまいます。 ぼくは約 2 年前から自家用車を所持しているのですが、車に関しての知識がぜんぜんないので、メンテナンスのときに担当の人が「これはおすすめで、価格は◯◯で」と言われても、コスパがよいのかどうなのか判断がつかずに困ることが多いです。ソフトウェアについても、コストをかけたあとにどうなるのか想像がついていないと、なかなか動き出せないってことはありますよね〜〜。

LISTENだと後から聴いた人もコメントを追えるかなぁと思い、こちらにさせていただいています。 クルマ、「ディーラーは高い」という先入観から、削れるものは削るようにしています(笑)

OHWADA Jun
スクロール