前回に引き続き、経理だけど経理じゃない人・中村雄さんにお話を伺います。
今回はまず、中村さんの「好きなこと」についてから伺います。
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今回はまず、中村さんの「好きなこと」についてから伺います。
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サマリー
中村雄さんがポケモンカードの競技について熱心に語り、世界大会への挑戦や戦略について詳しく話しています。彼は運と実力が絡むゲームの魅力を伝え、集中力や最適解を見つけることの重要性にも触れています。ポケモンカードの競技シーンやその楽しさに関して、中村雄さんが詳述します。彼は安定した集中力や勝つための状況について考え、趣味や食への探求心が共通する点を示しています。中村雄さんのエピソードでは、自身の趣味や料理へのこだわりを語り、特に旬の海産物を探し、独自の調理法で味わう楽しさが強調されています。
00:04
ゆいなわさんの聞く人ラジオ。
みなさん、こんにちは。ゆいなわさんの聞く人ラジオのお時間です。
中村さんのポケモンカードの始まり
前回引き続き、経理だけど経理じゃない人、中村雄さんにお話を伺います。
今回はまず、中村さんの好きなことについてから伺います。
そしたら、お仕事一応、一通り聞かせていただいたんですけど、好きなことも聞くんですよ。
中村さん、好きなことは何ですか?という質問だとしたら、どういう感じになりますか?
話の文脈に沿うなら、海が好きという話で。
今、そうですね。
単純に何が好きって聞かれたら、ポケモンカードですね。
ちょっと全然違うところから来ましたけど、ポケモンカード。
多分、ポケモンカードの方がいいと思います。
それは、じゃあどういう…。
えーと、別にそんな長くやってたわけじゃなくて、大学の頃から。
それこそ、運営のサークルでずっと仲良くしている後輩が、
こういうの始めたんだけど、相手がいないとできないゲームだから、やってくれって。
この仲間たちに声が出てきて、シャネーってやり始めて。
ポケモンカードをやり始めた。
そうです。
寝上がりしそうなやつを買って投資するとかじゃなくて、
プレイヤーの興味の方ですね。
純粋にゲームとして。
で、それがコロナの頃だから3年くらいあったんですかね。
っていうのをやっていて。
今は割と、ちゃんとしっかり上を目指すための競技をやろうと。
ポケモンカードで上を目指すっていうのがあるんですね。
上がございます。
上がございます。
上というのはですね、毎年8月に世界大会がございまして。
ポケモンカード、世界大会あるんですか。
ございます。
で、一昨年が横浜で世界大会やって。
で、去年はハワイでやって。
今年はアナハイムっていうアメリカのところでやるんですけど。
毎年、その年の成果が良かった100人くらいだけ、日本は枠があって。
成果が良いっていうのは、つまり公式戦みたいなのがあるってことですか。
そうです。
世界大会も公式戦があって。
で、それの下に国内は日本大会っていう公式戦があって。
で、それの下には、ちゃんとした名前はないんですけど。
だいたい5大都市でブロック大会みたいなのがあります。
で、さらにもう一つ下に、なんていうんだろうあれは。
ノリとしては都大会みたいなやつがあります。
というのがあって、大きい大会で直接入賞するか、
都大会みたいなやつでランキングポイントを積み重ねるか、
しないといけない大会がございます。
ポケモンカードのゲーム性
ポケモンカードオプションって僕全然知らないんですけど、どういうゲームなんですか?
そうですね、すごい乱暴に言うと、
自分みたいにちゃんと戦術と強さの余地がある運ゲーですね。
で、大枠ではポーカーみたいな感じです。
そういうことなんだ。自分の手持ちのカードがあって、
それは自分で買って持ってるものなのか、基本的には。
で、それを出したりしながらポーカーみたいな感じっていうか。
それはもうたくさん種類があって。
そうですね。
おもちゃ屋とかでよく並んで買うとか。
で、あれってことは新しいのがどんどん出るとかそういう話?
今のところ月1くらいで出てます。
月1で新しいものが出てるんですか?
そうです。で、年ごとにレギュレーションというものがあって、
今大会に出て使えるのは、過去3年に出たパックのカードだけです。
それ以前のものはもう使えない?
もう使えない。
一応その昔のやつもひっくるめたレギュレーションっていうのもあるんですけど、
別の競技扱いですね。
そうなんだ。じゃあ一応その3年以内の中のカードで、
自分がそこで購入したもので、デッキっていうんですかね。
そうです。
組んで、何枚なんですか?
60枚ですね。
60枚なんですか?60枚デッキを自分で組んで、
それ1対1?
1対1。
相手も60枚組んで。
そうです。
組んでくるから個々の自由というか。
個々の自由だけれども、
およそ将棋の戦型みたいな形で、
今流行しているのはこれとこれとこれだよねっていうのが大体10個くらいある。
なるほどなるほど。
このカードとこの組み合わせみたいなのは。
そうです。
それを出し合ってゲームして。
そうです。
それは運を絡むってことは、必ず勝てるわけではなくて、
出す順番とか戦術とか、結構深い要素が。
そうですね。
どれくらい運なのっていうのはやっぱりよく聞かれるんですけど、
僕が世界大会のチャンピオンと戦っても、勝てる試合は普通にあります。
その日の調子が良ければ、
こっちが勝ちコースこそ。
全然はちょっと言い過ぎかな。
一方でランキングポイントでもって、
世界大会に行きますとか、
大きい大会で入賞して世界大会に行きますとかで言うと、
この人強いよねって言われてる選手は必ず世界大会に行きます。
なんて言うんですかね、
イメージ的には10回のうち、
2回とかはどうしようもない負けはあるけど、
それ以外は、
4つは運が良くて勝つ。
4つは運はいい分だけど、自分で上手く回して勝つみたいな。
じゃあ実力っていう部分で勝つ?
そうですね。
へー、なんか不思議だな。
そうなんですね。
じゃあ中村さんが世界大会本気で目指そうと思ったらそれはいける?
何年かかるかは分からないですけれども。
実際人口ってどのくらいあるんですか?
買ってるだけの人とか置いといて、
ちゃんとランキングポイントを所有している人っていう風に考えると、
たぶん3万人くらいですね。
3万人。中村さんも持っている?
そうですね。
その中のランクで言ったらどのくらいとかって分かるんですか?
ちょっとまだ今期完全に確定してないんですけど、
たぶん1万から1万5千の辺りだと思います。
じゃあ真ん中とかよりちょうど上とかそんな感じ。
で、それはやればやろうと思ったら、
それはやればやるほど上には上がっていくもの?
やればやるほどの内訳にもよりますけどね。
都大会のポイントを取るためには64人の大会なんですね。
そのうちトップ8が決勝トーナメント。
大体その世界大会に行こうと思ったら、年4回その大会に出られるんですけど、
優勝優勝、準優勝、トップ4くらいのアベレージだと、
直接そのポイントの積み上げだけで世界大会になる。
僕はベスト16を今期2回やった感じですね。
でもベスト16って64分の16なんで大したことはなくて。
じゃあそこをちゃんと決勝トーナメントまで確実に行けるところまで一旦実力を上げようってなったら、
予選で6試合あるんですけど、
どの大会、どんな環境であっても5勝1敗できる出力に達しないといけない。
今僕だいたい4勝2敗がアベレージになっちゃってる。
じゃあもうちょいというかもうちょい。
あと1個ちゃんと拾い切るのが次のラインなんですね。
そのためには何するんですか?
そのためには時間制限のある試合なんですけど、25分っていうのがあって、
重要な勝負のターンがあっても、だいたいそのターン考えられるのが1分とかが制限なんですね。
その時にもろもろ勘案した10分あれば正解できる答えを、
どの1分であっても正解を出せるような練習の積み上げと思考の瞬発力と、
状況によらない安定した集中力みたいのがまだ足りない部分。
そこまで言語ができてるってことはもう分かってはいるわけじゃないですか?
分かってはいる。
分かってはいた。
分かっているから、やるだけなのか、そんな言い方あれですけど、そこのでも難しいんですよね。
やっぱりまだあと1勝積み上げるにはこれが必要だよねって見えたけれども、
来年までにそこを埋め切れるかというと、ちょっとまだイメージできてない感じですね。
競技としての挑戦
やっぱり強い方っていうのはそこをちゃんと埋め切れてるというか、いけてるっていう、到達してる?
そうですね。
やっぱりこの場面の最適解これだっていうのをパッて出す能力は高いし、
場面の最適はこうかもしれないけど、
たぶん次のターン相手はこういうことを出す。
自分がこうしてその次のターンとか。
全体を考えると全体の最適解はこっちじゃなくてこっちじゃないか。
全体の組み立てですかね。対極観とか。
いうところのレベルが違う感じですね。
じゃあやっぱり強い方と戦うと、強いなって感じがします?
はい。
自分がすごく運が良くて、
この時このカードだったらそりゃ勝てるやんみたいなのがあって、
相手はこれないと負けるわみたいなのばっかりだとそりゃ勝つんですけど、
イーブンな時だとなんか気がついたら当たり前のように負けてるみたいな感じ。
そっかそっか。
へー面白い。
そのゲームを知らないけど聞いてて面白いですね。
結構面白いですね。
例えばじゃあ中村さんがポケモンか、それってもともとやろうよって勧められてたんですよ。
その方は今も一緒にやってるんですか?
僕よりもうちょっと上ですね。
今期準優勝1回、ベスト41回とかかな。
はいはいはい。
公式大会の成績は僕より上ですね。
続けてたら上手くなるもんなんですか?
続けるだけじゃ上手くならないですよ。
どっかでやっぱり思考をちゃんと鍛えることとか練習とか何か。
そうですね。
手札を引いてカードを使うんですけど、
今このカードを本当に使うべきなのか、
あるいは次のタイミングで使うべきなのか、
そのカードを使うべきなのか、
という一つ一つの動作に、ちゃんと理由をつけて言えるようにならないと、
とてもとても強くなることができない。
なんとなくじゃダメなんですね。
なんとなくじゃないです。全部最適化やります。
あーそうなんだ。
じゃあ例えばすごい強い方同士の試合を中村さんが見たりすると、
おおーって思ったりする?
あーとんでもない時ありますね。
とんでもない?
はい。
五大都市の大会って配信やってるんですよ。
で、さすがにその決勝トーナメントというかは絶対見るようにしてて。
で、直近愛知だったかな?の大会が、
決勝戦その、えーと、
優勝したときに、
で、そっから2ターンとか3ターンとか重ねても、
あんま純当にこいつ負けるんやろうなって思ってたら、
最後勝ったんですよ。
おおーはいはいはい。
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、その、
で、えっと、
確かに長期的に考えるとこのターンこうするのがまだマシだよねっていう最適解を
少しずつ重ねていって、
で、相手に、
えっと、
なんていうんですかね、
サッカー的に言うとゴールを決められないようにこう無理やり時間を作っていって、
自分の盤面を整えていって、
で、最後ひっくり返して勝つみたいな。
そういうことも起こるわけですね。
起こりますね。
それを見てると、分かっていればおおーっていう風になる。
あの、たまに泣けます。
泣ける?
泣けるんですか?
すごいです。
な、何に泣くんですか?
えっと、その戦術をこの場面で、えっと、
ちゃんと気づくことができて、
で、状況的にどう考えても負けだなって自分でも分かっていながら、
その道をちゃんと腹くくって追い続けて、
おおー。
で、必要なカードを引けたり引けなかったりっていう中で、
ちゃんと通して勝ち切るっていうのがすごい。
そこに何か感動するものを。
そうですね。
たぶんサッカーとかでも同じだと思うんですけど。
ああ、サッカーもありますよね。
あ、こんなことするんだっていう感動があるじゃないですか。
たぶん同じだと思いますね、ここは。
ああ、だからその想像力なんだみたいななんか不思議。
だからこうしたんだとかって。
そうそう。
ああー。
で、運が良ければチャンピオンにも勝てるようなゲームだからこそ、
やってる側もある程度そこの決勝戦で、
彼らが考えていること、やろうとしていること、一応ギリギリ理解できる。
そっかそっか、そうですね。
ポケモンカードの魅力
たぶんサッカーというかよりももうちょっと想像しやすいような感じです。
だから強化もしやすい。
そうですね。
へー、面白い。
なるほど。
例えば僕が今からじゃあポケモンカードやろうってやれるもんなんですか?
えっと、単純に子供向けのゲームに過ぎないので、楽しむことは全然できます。
大会で勝ちたいだと、どっからどう頑張りますかっていう話になる。
ああ、そうなんですね。ちゃんとそこはやっていかないと。
勝ちたいと楽しみたいに結構差がありますね。
まあ、当然楽しんでいる人たちはたくさんいっぱいいて、
それは子供ももちろんそうだし、大人もやっている人もいるし、
子供と大人で一緒にやって楽しいっていうのは、それは最初にあると思うんですけど。
たぶん、きっと設計思想はそっちだと思います。
そっちなんですよね。なんだけど大会とかって話になると、大人の方というか若い方も多いと思うんですけど。
まあシニアとかジュニアの大会、シニアっていうのは高校生とかジュニアとかの大会も世界大会までちゃんとありますけど、
でもやっぱり彼らもすごい真剣ですね。
へえ、そういう世界はちょっと知らなかったので、そうなんですね。
面白いですね。
熱いですね。それを中村さんは日々?
日々。
一人で何かやる?
実はその声かけられたメンバーの中には僕の奥さんも入っていて。
へえ、そうなんですね。
奥さんもまだ一緒にやっていて。
へえ、じゃあ日々というか、なんかちょっと今日もやろうかみたいな感じで。
僕の大会近かったら向こうに1週間くらい付き合ってくれたり。
ああ、相手として。いいですね、すぐそばにそういう方がいて。
そうですね、ありがたいですね。
面白い。そうなんだ。
じゃあ例えば新しいカードが出ますとかっていうのもちゃんとウォッチして。
そうですね。一緒にいろんな抽選に応募したりとか。
抽選に応募みたいな感じなんですね。
抽選に応募なんですよ。
買えたり買えなかったり。
今はまたいわゆるポテカバブルというものが再燃していて。
次6月の頭に出るんですけど、それの抽選も50とか100とか申し込んでて。
ん?50とか100申し込んでて?
中村さんがってことですか?
50、100の枠を申し込みしてるってことですか?
そうです。そのゲオの抽選とか、なんとかカードショップ何やんけんの抽選とか。
ああ、はいはいはい。
ビッグカメラとか裏飛ばしカメラとか。
50も100もあるもんなんですね。
それぞれに、やってる人はみんなやってるみたいな感じ。
で、きっと当たるのは多くて5とかそのくらい。
ああ、そうなんだ。
そんな感じです。
生産数というか枠も当然決まってるから、欲しい人が全部買えるわけじゃなくて抽選で。
で、買えたらよしって感じで。
でも、今って当然売る側もわかっているので、以前と比べたらとんでもない量出荷してるんですよ。
でもそれ以上にプレイもしないし、自分でもよくわかんないけど売れるから買う。
ああ、そっかそっか。今そうですよね。
なんか転売するというかそういう感じ。
転売は法的に何か言われてるわけじゃないので、とにかく言えない部分ですけど。
普通にその辺に住んでる人が個人でやってる分には良いんですけど、
よく言われてるのは海外のそういう集団が組織的にみたいな話を聞きますね。
その抽選に応募するのにGoogleのアカウントが必要ですってなったら山ほどアカウント作って。
ああ、そうなんだ。
とか。
それちょっと問題っちゃ問題ですよね。
問題っちゃ問題ですね。
でも何か法に触れてるわけではないので、何か捕まったりとかいうこともないし。
逆にそういう抽選のやつがないと、お店に殺到しちゃって。
それも困るんですよね。
そうなんですよ。始発から並んでて、近隣からすごい苦情が。
前はそういうことがあったりしたの?
ありました。
もう、今のその抽選のシステムとかが広まる前は、2年前とかですかね。
秋葉原の淀橋かな。
そうですよ。なんかちょっと聞いたことあります。
始発で行って、もうすでに500人とかやってるみたいな、そういう世界です。
そうそう。それちょっと異常っちゃ異常ですよ。そこまで行くと。
あそこからちょっと前進したから、今その応募を100件すれば何とかなる。
そこまでちょっと行き過ぎちゃった部分はある。
それは行ってないんですか?秋葉原の500人みたいなのには行ったりはしたことはある?
幸い僕はそれは行ってないですね。
行ってないですね。
でも、なんか似たようなのは並んだことありますね。
それこそ、そこの糸井岡堂とかも、ちょっと前までは当日並んだ人に、並んだら買えますよとかいう感じだったんですけど。
最近はちょっとまた変わって、応募です。
じゃあ常にそのあたりの情報っていうのはウォッチして、応募するなら応募して。
そうですね。やっぱりそういう情報を集めてきて整理して周知することをなりわいにしてる人がいるわけですよ。
急にそこで、そうですよね。
いろんななりわいがある。
つながってきましたね。そういうのが好きなんですかね、もしかしたら。
確かに、何か面白いビジネスがあったら、どういう構造なんだろうって絶対見ちゃいます。
だから最初どういう仕事をしてるのかっていうのは気になっちゃう。
すげえつながった。絶対気になるんですよ。
そこは何も言わさず自分から入っていって、どういうことっていうのを。
知らないとちょっと気持ち悪い。
そこはお仕事においても、ポケモンカードにおいても共通している部分。
囲碁のことも、もしかしたら運営の部分とかも何か共通している部分が中村さんにはあって。
そうですね。
そうしないと落ち着かないみたいな。面白いと言えば面白いなと思うんですが。
やっぱり人間結構一貫しているものなのかもしれないですね。
それの現れが、今は経理というお仕事だったり、ポケモンカードだったり。
そうですね。
ポケモンカードにもし出会ってなかったとしても、何かしら別のそういうものになってたのかもしれないし。
そうですね。もっと仕事にコミットしてたかもしれないし、また別の何かにハマりついているかもしれないです。
ポケモンカードの世界。公式大会に挑戦するまでの道のりや、勝つために必要な状況を考えながら、
勝つために必要な状況によらない安定した集中力。
たまに泣けますと中村さんがおっしゃるくらいに、ポケモンカードは奥深く熱い世界であることを中村さんは教えてくださいました。
趣味の追求
ポケモンカードを出会う前に何かそういうのがあったりしたんですか?
いろんな小さな趣味がありました。釣りだったりとか。
ずしに住んでいたときは、生き物を捕って食べるっていうことにすごく強い興味があって。
釣りとかそういうことですか?
手段を問わず、貝を掘るでもいいし、磯で拾うでもいいし、潜って捕るでもいいし。
食べるってことが?
そうです。
例えば海産物ってことですか?
そうですね。この辺だと江戸川の方まで行くと、江戸川法水路っていう干潟があって、ちゃんと干潟なんですよ。
そこではアサリも普通にいるし、ホンビノス貝っていう貝類が山ほど捕れてる。
あとはマテ貝とかアナジャコとか、ちょっとマイナーな水産物があったりとか、
いうのを調べていって、捕りに行って、すげーってなって、持って帰って、必死で料理して食べるみたいな。
へー。ずしの時もやってて、ずしの海とかでやってて。
そうですね。この貝は漁場券ないから食べていいらしいみたいな。
そこはやっぱり食べるのがいいのか、捕るのがいいのか、どこにポイントがあるのか。
そこでいうと、僕は食べるでしたね。
キャッチ&リリースみたいなのは全然わからなくて。
自分の肥やしになるっていうのがすごく良かったです。
そっか、そうなんですね。それも共通する何かな気がしてしまいますね。
多分、何かいろんなものを得たいっていう欲求がありましたね。
あー、そうか。
情報なのか、糧なのかわからないですけど。
そうか。へー、面白い。なんだろう。
結構原始的な性格をしてますね。
あー、そうか。そうですね。確かに。何か収集する。食べるもそうですし。
で、やっぱり知りたいっていう欲求も当然ありますし。
その何かきっかけがもし見つかったら、多分、うわーっていく。
そうですね。これ知るの面白いとか、これ取るの面白いとかあったらもう。
なりますよね。グッと入っていく感じ。
で、ある程度知ると、何か別のものが出てきたりとか。
市場探索と知識の共有
そうですね。でも、何か一定ちゃんと摂取したものはずっと好きですね。
その釣りもまだ、船釣りとか行ったりもします。
あー、すごい。はい。
で、貝を掘りに行くとかも。
この小読みのこのタイミングは、あそこ行くのがいいから。
あー、はいはいはい。
年に一回あそこだけは行こうみたいなのも持ってますし。
あー、そうなんですね。
じゃあ、ある時それは何かのきっかけで知って、調べて、ここは分かったって言って、今もそこに行ってっていうこと?
そうですね。そうですね。こう、調べきった知識をキープするのが好きですね。
ってなると、結構相当量の中村さんには知識がキープされていて。
変な知識が。
うん。があって。
で、年中行事のように、この時期のここの時はここに行ってみたいなのが。
そうですね。
何か一個例、例ありますか。
例。
これはいつもしてますみたいな、この時期みたいな。
この時期。
そのゴールデンウィークの頃の大塩のタイミングは必ずその江戸川の方に行く。
うーん。
そうですね。でも食べ物系か。
あ、でもあれか。ゴールデンウィークじゃないですよ。
5、6、7月辺りになると、サザエがそろそろいい頃になっていて。
それはさすがに自分で摂るとアレなので。
寿司の方まで戻って、個人の漁師さんが家で売ってるやつを買って帰ってきて、サザエご飯作る。
あー、なるほど。
で、春の新物のわかめが出たら、またそっちに行って。
あー、いいですね。
買う場合もあれば、食前に台風とか大敷けがあったりすると、ここ拾えるって分かってる場所に行って。
あー、それも分かってるんだ。すごい。
あれは楽しいです。
だって台風が来たら、オッてなるわけですよね。
わかめ来るぞ、みたいな。
で、引っ張ってくるんですよ。
で、ビニール袋に詰め込んで、いっそ臭い香りとともに電車で帰ってくるわけですよ。
で、家で調理して。
それ美味しいですよね。
あー、めっちゃいい、それ。
やっぱり季節ごとに何かあるっていうのは、豊かな感じがしますね。
そうですね。
そうですね。
次、行けるタイミングはいつだろうって、ちょっとスケジュールを悩んでるところで。
そっかそっか。
いやー、素晴らしい。楽しいですね、それは。
素直に。
なるほどなー。
いやー。
いやー。
いやー。
いやー。
いやー。
いやー。
いやー。
なるほどなー。
あとは特じゃないですけど、足立市場あるじゃないですか。
ありますね。
あれもすごくいいんですよ。
僕も知ってはいますけど、入ったことないんですけど。
いや、行った方がいいです。
あれって普通に入れるんですか?
入れます。
2ヶ月に1回とか一般開放の日が土曜にあるんですけど、そうじゃなくても普通に入れるんですよ、実は。
知ってるような感じで入っていくみたいな。
普通にスーッと入っていく。
そこにいる人たちに迷惑をかけないように普通に買い物をする分には何もいらない。
そうなんですね。
車でも入れるし。
季節によって、例えば分かりやすいところだと、サンマ始まったからサンマ買いに行くとか。
そうなんだ。
市場での旬の食材
旬のものをおいしく食べようと思ったら、やっぱり市場に行くんです、市場に。
スーパーとはだいぶ違う。
そっか。じゃ、時々行くんですか?
そうですね。
何買うんですか?
タイミングによりますね。
割と買うのは、その時、安くてうまい魚。
今、アジめっちゃ安いぞってなったら、それを5、6匹買ってきて、持って帰ってひものにする。
ひものもやるんですね。
ひものはすごいですよ、あれ。
スーパーで買ったり、定食屋はちょっとあれですか。
スーパーで買うひものと自分で作るひものは違うんですよ。
すごいロバタ焼きみたいなのをやってる、ちゃんとした居酒屋さんの焼き魚定食があるじゃないですか。
めっちゃうまいじゃないですか。
ああいう感じです。
自分で作ると。
語彙力が足らないですね。めちゃくちゃうまいですよ。
ひものも作り手によって変わるみたいなのを聞いたことがあるんですけど。
多分変わるでしょうね。
当然、加減とか、干し形の、店によって違うのもそうだと思うんですけど。
多分ありますね。塩を何パーセントでつけるのかもあるし、それを何分つけるかもありますし、
この魚、この季節、この気温だとこれくらいがいいみたいなのも多分あると思います。
でもそんなことしなくても、単純に自分で作ったひものって、普通に買ってくるひものよりめちゃくちゃうまいです。
じゃあ味買ってきて、さばいて、干せる状態にして、干す、なんかこういうやつ。
今、百均で売ってるんですよ。
あれですよね。青いやつに入れて。
それはちょっとやろうかな。僕も魚好きで。
きっといいですよ。
そうっすか。一夜干しとかでもいいんですか?
そうですね。荒地市場行って、帰ってきてさばいて、30分とか塩つけて、そのままベランダに置いておいて、
翌日頃合いになったら冷凍庫に置いてだけ。
で、好きなときに取り出して食べるみたいな。
置いておくわけですね。保存して。
冷凍で全然うまいので。
あー、なるほど。それ発想はなかったな。
めっちゃいいっすね、それ。
ほんとにいいですね。
市場で買うと、結構でっかいのが100円とかだったりするじゃないですか、これちょっと今、採れ過ぎたからとか。
そういうのでもやっぱりその当然今朝どれじゃないですか、やっぱり市場では、
お金がないですよ、また。
そうですよね。
そう、買った時期にどういう風になっちゃうか。
1枚1分で。
1枚1分だけ。
そういうのでも、やっぱり、当然、今朝どれじゃないですか。
それを持って帰って、一夜干しするっていうだけで、スタート地点が違うんですよ。
そうですね。売ってるものは当然、業者さんが作って、
自分でやるってことで、自分で作ったものって美味しいじゃないですか、何でも。
それもありますね。
で、何だろうな。
出回ってる一夜干しって、前日干したものじゃないというか、
もうちょっと時間経ってるわけじゃないですか。
確かに、そうですね。
一夜干しのその水分量がすごい美味しいんですよ。
ああ、そういうことか。結構やってますよね、じゃあ。
自分なりの研究をしてる。
そんなのじゃないですか。
ググったままのやつをやってる。
それでも十分美味しいってことですね。
そんな掘り下げる必要を感じないくらい美味いですよ。
そうなんだ。
きっと掘り下げたらもっと美味いと思います。
そういうことですね。
やります。
ぜひ。
あとじゃあ、他に足立市場に行って。
もちろん旬のものだと思うんですけど。
でも旬のものが多いっすね。
サンマン始まってたらサンマン干し。
イカのシーズン始まったら、
だいたい行ったら、そのシーズンのものっていうのは、
中にいっぱい魚さん入ってるんですよ。
どこ行っても置いてあるから、これが旬なんだ。
そういうことか。
今どこ行ってもカツがあるから、きっとカツを埋めるんだなみたいな。
そっかそっか。
そういうことですね。
結構あるものに委ねちゃってますね。あんまり知識になってない。
前に築地は行ってたんですよ、会った時に。
で、行って、市で入ってて、買ってたりしたんですけど。
豊洲も一回行ったことあるんですけど、
豊洲はちょっと遠くて。
そうですね。
なんか入りづらいなって感じがしたので。
めっちゃ市低いですよ、あそこ。
20歳ちょっと行くしかないな、それ。
ほんとに地元の料理人っぽい人が、
ぬるーっと、ざっくりした服で入って行って。
そっかそっか。
で、そんな感じで自分も普通に行けばいいってことですね。
あとは、おばあちゃんとかが。
そっかそっか、来るんですね。
午前中とかそういう話ですか?朝とか。
9時過ぎると結構、
物がないとか閉めるとかっていうお店が出てくるので、
8時には着くようにしてることが多いです。
ああ、そういうことですね。
8時着で入るぐらいのイメージで行けば、
十分楽しめるって感じ。
8時なら十分ですね。
そっか。
そっから前はどんだけでも早いほうが。
そっかそっか、そういうことですね。
分かりました、それは行きます。
ぜひ。
ありがとうございます。
休日、朝ちょっと市場まで行って、
買ってきて、魚処理して、
あとはゆっくり過ごすみたいな。
そういうわけでも結構。
素晴らしい休日じゃないですか。
気持ちの充実が半端ないですね。
ありがとうございます。
中村さん、なんか趣味範囲が広い感じしますね。
そうですね。
趣味の幅というか、
結構いろんなものに興味を持つっていうことがあると思うんですけど、
だから多分もっとある気がするんですよね。
多分。
俺も。
言うほどじゃない趣味はいっぱいありますね。
そうなんですね。
すごい。
だから結構何のボールを投げても、
ちゃんとそれなりな思いを持っているというか。
こだわるタイプかもしれない。
そうか、面白い。
ハマったら、これはこうだっていう。
何かが育つまではやっちゃう。
そうなんですね。
素晴らしい。
ありがとうございます。
旬の巨海を自分で探し、調理して味わう楽しみ。
そして情報や体験をとことん掘り下げる探求士。
様々な趣味や興味にも、
自分なりの理由と工夫を見つけて深めていく、
中村さんのお話がとても印象的でした。
中村さんの探求心
中村さん、ありがとうございました。
それではまた次回、
ユイナーさんのキクヒトラジオでお会いしましょう。
35:10
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