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  2. V.57 柏レザー株式会社 代表取..
2023-11-30 46:31

V.57 柏レザー株式会社 代表取締役・飯島暁史さん「バッグという物体が好き」

今回は、柏レザー株式会社・飯島暁史さんにお話を伺いました。
千葉県柏市で、革製品の製造・販売をされている飯島さんは、様々な素材で生地を作ることもされています。最近、千葉県名産のピーナッツの薄皮を使って生地を作り、話題を呼びました。
そんな飯島さんに、まずは今のお仕事をされるようになったきっかけから伺います。
柏レザー株式会社:⁠http://kashiwaleather.jp/
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柏レザー株式会社代表取締役・飯島暁史さんにお話を伺いました。
千葉県柏市で革製品の製造・販売をされている飯島さんは、
さまざまな素材で生地を作るということもされています。
最近、千葉県名産のピーナッツの夫婦が
柏レザー株式会社代表取締役・飯島暁史さんに
お話を伺いました。
柏レザー株式会社代表取締役・飯島暁史さんに
今のお仕事をされるようになったきっかけから
お話を伺います。
柏レザー株式会社代表取締役・飯島暁史さんに
お話を伺います。
【岡田】そうですね、なかなかこれだけフルオープンに
やっているところってないと思います。
【佐藤】そっか、もっと中に入っているというか、
工房的な感じで。
【岡田】そもそも販売しているところで
あって、これはそういう形態にしたっていうのは
あえてそうしているとかなのか。
【佐藤】なんかこうなっちゃった。
【岡田】柏は元々なんですか?
前は別のところとか。
【佐藤】お店自体は初めて。
受け負いの仕事をずっとやっていたんですね。
【岡田】それはじゃあ普通にメーカーにお勤めになっていって
革製品的なことって。
【佐藤】バッグ業界、バッグメーカーにいたんで。
結構みんなからも言われるんですけど、革が好きとか
革好きなんでしょとか、実はそんなことはなくて。
03:01
なんて言うんだろう、バッグ業界にいたので
別に素材はいろんなものを取り扱っていたんですよ、実は。
ナイロンでも防皮でもパンプでも
全然いろんなものを取り扱ってはいたんですけど
でもこうやってスタンス的にやるとなると
いつの間にか革が中心になったっていう。
【岡田】それは流れとしてそっちに来たっていう感じ。
じゃあバッグは作りたいみたいなのがもともとあった?
【佐藤】いや僕ね、本当に珍しいパターンだと思うんですけど
別に物作りが好きだからこれをやってるとか
革が好きだからとかじゃなくて
僕実はバッグっていう物体が好きなんですよ。
いや、極論言えば僕、カバンって
コンビニのビニール袋とか紙袋でいいと思ってるんですよ。
【岡田】入れ物というか。
【佐藤】そういうことです。今いいことをおっしゃっている。
極論そうなんですよ、物入れじゃないです。
【岡田】そうですね、バッグ、ビニールもそうですけど。
【佐藤】そこになんかこう、なんだろうな
なぜみんな色々こだわるのかっていう。
【岡田】はいはいはい。
【佐藤】結果、別にそんな嫌いではないですけど
そっちから物作りが好きだからっていう風な入り方ではないんで
もともとバッグメーカーにいた時も営業してたんで。
【岡田】ああ、そうなんですね。作るじゃなくて営業だったんですね。
【佐藤】で、生産管理もやったりとかして。
で、なんだろうな。だからどちらかと言うと僕、物作りはほぼ独学なんですよ。
【岡田】そうなんですね。
じゃあメーカーにいる時はやった?
【佐藤】まあ、ちょこちょこミシンがあったから、
なんか見よう見真似で、じゃかじゃかやってみたりとか
っていうことはしてたんですけど、本格的になんか全然作ったことないですよ。
【岡田】へえ。じゃあ、なんか僕の勝手なイメージとしては
子供の頃から作るのが好きとか。
【佐藤】うん、全然。
【岡田】あ、じゃあないんですね。
【佐藤】そうそうそう。
【岡田】え、じゃあそのメーカーにお勤めになったっていうのは
なんか理由というかきっかけがあるのかなと思うんですけど。
【佐藤】そうそう。だから、まあもともとファッションとかそういうのは好きだったから。
【岡田】そうなんですね。はい。
【佐藤】で、なんかルート営業みたいな感じの求人があったから、
単純にほら、やっぱりこういうできてるものを
なんかこう、デパートとか百貨店とかに置いてくださいみたいな感じの営業だと思ってたんですよ。
06:05
全然違くて。
【岡田】あれ?そうなんですね。入ってみたら。
【佐藤】もう、なんだろうな。本当に材料しかないし、
なんなんだこれは、みたいな。
そしたら、こう、属に言うトン屋さんからこう、
こういうものを作ってほしいって、サンプルを作って、
それでね、注文が来て、じゃあ100個作ってください、
1000個作ってください、みたいなとこだったんですよ。
だから、なんでさ。
【岡田】イメージとは違って。
【佐藤】全然違ってて。
【岡田】へー。
【佐藤】えーと思って、なんかもう、やばいやばいと思ってたんですけど、
いつの間にかどっぷり使ってしまって。
【岡田】やばいやばいと思ったら、なんか別の選択肢としてはあると思うんですけど、そんなことはなく?
【佐藤】なんか知んないけど、続けちゃったんですよね。
【岡田】何かが合ってたんですかね?
【佐藤】結構ね、周りの環境が良かったのかな。
【岡田】環境とか人。
【佐藤】人がすごく面白くて。
【岡田】それはまあ、いいですよね。
【佐藤】そうそう。
【岡田】理由にも当然になるんですか。
【佐藤】そうなんですよ。
本当にね、ちょっと期待に応えられないです。
【岡田】とんでもないです。
そういうことなんですね。
じゃあファッションは好きだったってことは?
【佐藤】もともと洋服にしても靴にしても結構好きで。
【岡田】それは幼いというか。
【佐藤】そうですね、学生の頃から。
【岡田】学生の頃から、服とか靴とかそういうものは何となく気にはなるというか。
【佐藤】そうですね。
【岡田】買うとか身につけるとか。
【佐藤】そうそう。
【岡田】興味はそこはあったってことでしょうね。
で、それがこういう流れで。
【佐藤】そうなんですよ。
【岡田】そう思うと、お仕事をされていく中で、メーカーさんで働いていくところで、
じゃあ今ここで、っていうそこの繋がり。
【佐藤】やっぱりね、ちょうど20年くらい前になるのかな。
20年?13年でしょう。15年くらい前か。
やっぱりもう20年近く前になるんですけど、
結構業界が中国生産にシフトしたんですよね。
そうするとやっぱり、その手前でやっぱりこう、
要するに叩きというか、値段の叩き合いになってしまって。
【佐藤】ああ、そっかそっか。
【岡田】なんかこう、で、高賃自体もどんどんどんどん下がっていって、
これじゃ全然ダメだなと思って、
で、たまたまその付き合っていた縫製工場の社長と、
09:03
いやこれはもう、見せたべみたいな話になって。
【佐藤】見せたべ?
【岡田】要するに作って、もう売ろうぜみたいな。
結構やっぱり売り場があって、トン屋があって、メーカーがあって、工場があって。
【佐藤】そういう階層になっているの?業界的には。
【岡田】そうなんですけど、それがもうやっぱり崩れ始めたのかな。
それで、いやもう、そうっすね、みたいな。
結構もう、その時、ノリというか。
それで、やりますか?みたいな話になって。
【佐藤】佐藤さんでしたね。
【岡田】で、僕的にはまあ、お店をやるんだったら、
お店をやるんだったら、なんとなくかしわしかないなっていうのは、やっぱりなんとなく決まってて。
【佐藤】なんでですか?
【岡田】やっぱり学生の時とか、結構買い物とか来てて。
やっぱり意外と路面の街だなっていう印象があって。
高島屋ってでっかいあれはあるんですけど、
なんかこう、個人のやってるような。
【佐藤】ありますね。
【岡田】なんか、かしわがいいと思います。
というかもう、完全任されちゃったんで。
【佐藤】好きにやれみたいな。
【岡田】そうそう。
そこで始めて。
最初は本当に雇われで始めたんですよ。
【佐藤】はい。それこの場所ってことですか?
【岡田】実はちょっと近くなんですけど、違うところでやってるんですけど。
で、ちょっとずつポップアップとかもやりながら、
なんだかんだ滑ったこなんだやって。
で、5年経った時に、もうちょっと独立させてくださいっていう。
【佐藤】その社長さん。
【岡田】はいはい。で、今に至るみたいな感じなんですけど。
だから独立して8年目ですね。
【佐藤】ここで8年目。
【岡田】へー。そういうことですね。
【佐藤】そうなんですよ。
【岡田】じゃあその際に一緒に、ここの作るところと売るところっていうのが一緒にしてる?
【佐藤】そうですね。前もこういう感じのスタイルだったんですけど、
さらにもうオープンというかもう。
【岡田】本当あんまり見たことないので、
最初僕入ってきて、「ん?ん?」って。
ちょっと不思議な感じはしましたけど。
なんかすごいですね。ここでまさに作って。
ってなるともうお客さんとかがオーダーメイド的なこともなるのかとか、
いろんな要望とかにも答えられるような状態。
【佐藤】答えられるんですけど、
ちょっと最近は本当にその辺も考え、
これでいいのかなっていろいろ。
12:01
もともとはやっぱり自分が、
飯島佐藤氏が作ったものを使ってもらいたいっていう思いで始めてるので。
やっぱりね、もちろんやりますけど、オーダーもね。
でも、なんかそれだったらオーダー専門店でいいのかなとか。
自ら発信というか、ものを作ることは。
うーん、みたいな。しなくても成り立つのかなとか。
結局これで在庫なわけで。
そうなんですよ。
この辺がね、やっぱり。
コロナになり、いろいろあったんで、
本当に今後またどうしていこうかなって日々思ってます。
ピーナッツっていうのは一つ?
そうなんですよ。
それはピーナッツの皮っていうのかな?
うーん、それで結局去年のちょうど1年半くらい。
あ、もう2年前になるのか。
コロナの最中で。
やっぱり思いっきり来店型なんだよ、うち。
やっぱり来店がだいぶ、だいぶというか、本当に激減して。
やっぱりこのままじゃあれだなと思って。
なんかこう、
イコールBtoCが今メイン。
過去もそうなんですけど。
なんかBtoBに対してのアプローチも考えていかなきゃいけないなと思って。
で、中で2,3年前にビーガンレザーとかっていう言葉をよく聞くようになったんですよ。
ファッション業界とかカバン業界とか。
で、うーんと思って、色々調べていくと植物以外のレザーというか生地だっていうことが分かって。
で、ほとんどが輸入なんですよ。
おー。
生地が輸入?
そうです、生地自体を海外から輸入して。
で、結構高くて。
で、でもなんか、
ファッションって欧米がやっぱり中心になって、それが日本に入ってくるみたいな。
だから、じゃあこれ、日本で作れないのかなって。
あー、そっかそっかそっか。
なんで輸入ばっかりなんだろうと思って、
本当にそこからこう思って、
じゃあ、
何で作れるかなと思って。
で、マッシュルームとか。
マッシュルーム?
いや、マッシュルームレザーとかパイナップルとかサボテン。
そういうのはもう入ってきてて。
だから、同じことをやっても面白くないなって。
うーん、千葉だしなぁと思って。
おっと。
あ、そうか。
で、いろいろ動き始めたんですよ。
15:01
で、本格的に去年の2022年の2月ぐらいから、
構想してたんですかね。
構想してたんですよ。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
そうなんですよ。
2022年の2月ぐらいから構想して、
で、いろいろどうやってやればできるかっていうのを調べていって、
で、本当に今年の入ってやっと単物になったっていう。
ああ、そういうことですね。
へえ。
じゃあもうそれは飯島さんが思いついてやって…
そうなんですよ。
へえ。すごい。
ああ、そうなんですね。
じゃあまあこれからそれを。
そうなんですよ。
やっぱ普通と違いますよね、買っては。
全然違います。
作るってなる。それでバック作るとか。
バックも作ってあるんですけど、
要するにその生地にするのに、
もう本当にいろんな人の力を借りて。
ああ。
例えばどういう方の力を借りるとかってなるんですか。
生地工場とか生地屋さんとか。
相談して。
あとは落下性の業者さん。
その薄皮を提供してもらうところとか。
ああ。
いわゆる落下性があって、
殻があって、
その薄皮?身?
身の周りみたいな。
あれでってことですよね。
あれをじゃあ一個一個取るみたいなのを。
なんて言ったらいいんだろう。
実は落下性って、
外の殻もゴミになるんですけど、
薄皮もすごい廃棄になる。
ああ、そうなんですね。
商品になる手前で。
だって加工品作って、要は柿の種。
柿の種、今から思い出してください。
ああ、そっかそっか。
あれは皮が剥けた状態ですもんね。
そうなんですよ。
薄皮自体は廃棄されてるわけですね。
なるほど。
めちゃくちゃ出るんですよ。
ああ、そういうことか。
最初それがよくわからなくてびっくりした。
結構皮?っていう感じは思ったんですけど、
今でもそれは柿の種で。
そうなんです。それが一番わかりやすい。
わかりやすいですね。
そういうことか。
あれがいっぱい出て、
どこにでもあるわけですから、
その分の薄皮が出てくるので。
そういうことです。
なるほど。
じゃあそれを使って。
はい。
へえ。
それできた。
そうか、じゃあキジンになるんですかね。
あとはそれを使ってってことですね。
はい。
18:01
そっか。
それ、やっぱり周りの皆さんとかの反響というか、
いろいろいただきますよね。
反響はやっぱり、
一番今までやってきた中でありますね。
うーん。
そうなんですね。
へえ。
話題になるというか、
売りになるといったらあれですけど、
ここにしかないみたいな感じになるんですね。
そうです。
へえ。
だから僕の思いとしたら、
はい。
本当にベストは、
キジを使ってくれる企業さんとか。
ああ、そっかそっか。
そういうことですね。
そういうところにつながっていくと、
はい。
いいなという感じですよね。
そうです。
だから本当に、夢は成田空港のソファー。
ん?
成田空港のソファーが、
全部こういうピーナッツデザイン。
ああ。
ちょっと触っていいですか。
そうそう。
へえ。
こういう感じなんですね。
はい。
へえ。
だからもう、
なんだろう。
すごい、
加工性が高いんですよね。
いろんなものに使える。
ホーム側に比べて、
いろんなものに使える。
ああ、そっかそっか。
確かにそうですよね。
なるほど、なるほど。
でも成田空港のってなったら、
いいですよね。
超面白くないですか。
面白いです。
それのイメージがあるわけですから、
あとやるだけですよね。
そこに向かって、
どうやるかわからないですけど。
誰かいないですか。
ちょっと今のところ思いつかないですけど。
空港。
まずでも、その製品的なものができて、
こういうのを作る。
僕はたまたま鞄屋だったんで、
鞄とかを財布にすることはできるんですけど、
家具とかそういうソファーとか、
そういうのが全くできないので、
そっかそっか。
そういうのを作っている、
そういうことですよね。
に繋がっていけばってことですよね。
ああ、そっかそっか。
なるほど。
最初は、
最初の方の話に戻りますけど、
鞄というよりは入れ物っていうところに
興味があるっていうことじゃないですか。
はい。
それは何でっていうのも、
何でですか。
そこのことがちょっとわからない部分というか。
何だろう。
あのー、
トートバッグとか、
ショルダーバッグとか、
リュックとかあるじゃないですか。
みなさん毎日のように
全員が持っているものですよね。
通勤とかされたり、
普段使いでもそうですし。
何であの人リュックなんだろうなとか、
何であの人この色のバッグを使っているのかとか、
何かね。
はいはい。
21:01
そうなんですよ。
子供の頃というか、
前からそういう疑問というか、
興味のベクトルみたいなものがそこにある。
いや、
まあそれメーカーに入ってからだと思うんですけど、
業界に入ってからなんですけど、
結構その、
なんていうのかな、
受け読みの仕事だったんで、
こういうものを作ってくれって
すごいこう言われるわけですよね。
うん。
だから、
でもそれって、
何でこれこうじゃなきゃいけないんだとか。
ああ、はいはい。
何かちょっと決まった感じになっちゃって。
そうそうそうそう。
ああ、そうじゃなくてもいいじゃないかみたいな。
ああ、そっかそっかそっか。
はい。
なんかものすごい時代的に、
すごいこう、
やっぱり、
厳しかったんですよね。
こう、
まあ、
納期が遅れたりするとやっぱり、
仕事してる中で。
仕様と違ったものが、
ああ。
違ったら。
でも、
まあお店をやって分かったんですけど、
うん。
やっぱりお客様ってそこじゃなかったんですよね。
ああ、ああ。
そこじゃなくて、
こっちみたいな。
それにちょっと気づいちゃった感はあるんですよ。
気づいちゃった感。
はい。
ご自身でやってみたら、あれ違うぞと。
違う。
こっちだぞっていう。
こっちってなんですか?
ああ。
そこで皆さん選ばれてるというか。
はい。
次にサイズ感じゃないですか。
ああ、そっかそっかそっか。
次に機能じゃないですか。
まあそこに当然値段は、
頭の片隅に多分皆さんもあると思いますけど。
はい。
やっぱりそこの見た感じ、
見てくれ、まあかっこいいとか、
おしゃれとか可愛いとか、
人それぞれですけど。
そこだっていうのにちょっと気づいてしまった。
気づいた。
まあ真逆とは言えないけど、
例えばここに茶色のカバンがあると思うんですけど、
これはたまたま茶色のファスナーチャックが付いてますけどね。
なんかこれが別に赤くても、
紺色でも、
まあそうですね。
ピンクでも、
まあそういうことなんですよ。
そういうことですね。
うん。
やっぱりそういう決まりの中で、
これはこうじゃなきゃいけないっていう風なものづくりをしてきたんで。
はい。
そっかそっか。
でも、そうじゃなっていいですよね。
そうなんですよ。
だから今ここのファスナーのとこは、
そこのピンク色でもいいわけですよね。
24:00
そうなんですよ。
そうですよね。
そうですよね。
まあ徐々になってきてはいるような気がするんですけど、
そうなんですよ。
でも、人って洋服でも何でも、
まあタイ人でもそうですけど、
やっぱりもう見た目が最初100%だと僕は思っていて、
それ以上以下でもなくて、
まずそのパッと目に入ることからものが始まっていく。
うんうん。
そう思ってて。
だから、そこにいくらものに対して細かい細部にこだわったところで、
まずはそこの入り口から。
そうなんですよ。もう除外されてしまう。
そっか。まあパーッと、例えばジャバッグが自熱されて。
もういっぱいあるじゃないですか。
ありますあります。で、まあどれかなっていうところで、
パッとやっぱ入るのは自分の何か好みに合うものですよね。
そっから見てて。
そうなんですよ。
じゃあまずそこがないとっていうところに気づいてしまったってことですよね。
まあそれだけではないとは思うんですけど、
うーん、だからこの人はどうしてこのバッグに来たんだろうとか。
そうっていう視点で飯島さんは街を見てるってことですよね。
例えば駅とかに行ったとして、いろんな方が通り過ぎる中で、
この方はこのバッグ、この方はこのバッグみたいな。
おそらくその方ね、カバンを選ぶってやっぱりしょっちゅう選ぶわけじゃないですから、
で、使うのも期間それなりのスパンで使うから、
やっぱりね、例えば年に1回、もしかしたら2年3年に1回かもしれないし、
その人によるでしょうけど。
で、その中でのベストなチョイスをきっとその方するんですよね、バッグ選び。
一応その辺は人それぞれだから分かんないですけど。
そう。飯島さんはどうやって選ぶんですか?
僕は今持ってるのは、たまたまもらったので使ってるんですけど。
じゃあ質問を変えます。
最近バッグいつ買いましたか?
最近買ったのいつだろう?
もう3年前くらいじゃないですか。
そうですよね。
そうですそうです。で、時々でその荷物の量とかによって変えるので、
パソコン入れるなら。
要するに持ってるもので。
そうですそうです。
欲しいのは1個あるんです。欲しいなとは思ってるんですけど、
まだ今すぐパッて感じではないところでありますね。
そこのユーザーのカバンを買う動機というか、
っていうのも多分すごく研究してるとかじゃないですかね。
でもそれはメーカーの時からそうなんですかね。
研究っていうか、どうしてだろうっていうのは常に思ってて。
27:01
そうですよね。
それはもう絶対一般の方以上にそこの部分については。
もうそれヤバいと思います。
ヤバいくらいに考えてるはずですよね。
そうか。
ってことは例えば、ここのお店に入って来られる方とかって、
当然カバンもそろそろ買おうかなとか。じゃない?
いやーでもね、それもね、そうでもないんですよね。
そうですか。
普通に見るだけの方もいるし。
まあそっちの方が多いんですよね。
まあそれはそれでいいんですけど、
やっぱり、ただやっぱり見に来てくれたからには
やっぱり使ってもらいたいなっていう思いがあるんで、
うちは必ず接客します。
ああ、そっかそっか、そういうことですね。
うん。それは全然、みんなスタッフにも言ってるんですけど、
やっぱりせめてどういうものを探してるとか、
ヒアリングはしてほしいっていう。
そっかそっか、そうですよね。
やっぱりちょっと今こんな感じのとか、やっぱり人それぞれあるでしょうから、
じゃあそれに対してこうお話していくってことですね。
そうですよね。
それはもういろんな方ですよね。
まあいろんな方ですね。
そうですよね。で、カバンだけじゃなくて買わせ品とかもあるわけですから、
そういったものも求めに来る方もいらっしゃる。
まあだからそういうふうにやった中で、
ちょっと、あれなんですけど、
見た目の後に、あとは最近言われてるのはストーリー性だっていう。
ああ、ものに対しての。
はいはい、わかります。
これはこれこれこういう経緯でこうありますみたいなことですよね。
それは本当に後付けでいいと思ってて、僕も。
だって最初にパッてかっこいいなではわからないですから。
だからやっぱりこっちのストーリー性の高いものっていうので、
今回のピーナッツっていうのが。
そういうことですね。
でもそうですよね。今お話聞いた中で、
ピーナッツってこういうのがあって、こういう経緯でこれもあるよみたいなことであったら、
皆さんもああそうなんだっていうことで、
何かひとつまた付加価値みたいなものがそこにあったら。
そこに共感してくれる方に使ってもらいたい。
はいはい。
そうかそうか、そうかそうですよね。
やっぱり扱ってるものですし、
ご自身のなりわいというか、自分ったら人生みたいなもののともにあるものですから、
そこに対して考えることというか、
とても深いわけですし。
深いですね。
30:02
本当に深すぎちゃって。
え?深すぎちゃって?
じゃあ相当深いところまで考えてってほしいですね。
そうですね。だって一カバン屋さんが、
物を作るっていうのは結構みんなやってますけど、
素材を作るってまずないですよ。
そうですね。
そこから作ったっていうことですもんね。
そうですね。
それも自分のアイディアというか考えたところから。
それをいつの日か、なりたく空港のそばにしようと。
とか、あとは本当に、
ちょっと話がそれちゃうかもしれないんですけど、
どうしてもカバンって、バッグって、
洋服に合うバッグみたいな、
イメージなんですよ。
雑貨っていう部分でまとめられちゃってるんで、
業種的に。
それもわかるんですよね。
なんですけど、いつの日か僕は逆転してほしいな。
このバッグを買ったから、
このバッグに合う洋服を買おうかな、靴を買おうかな、みたいな。
それは僕はよく提案をするんですよ。
お客さんに対して?
お客さんに対して、
いや、いいじゃないですかって。
これに合う。
じゃると、
そっかそっか。
そっかそっか、そういうことですね。
これは合わせづらいなとかってやっぱりあると思うんですけど。
であれば、
このバッグに合うお洋服を。
そっかそっかそっか。
そっかそっかそっか。
それは確かにおっしゃっていただける。
そういうスタンスというか、そういうのもやっぱりあんまりないんですよね。
どうしてもやっぱり、
デパートとか行っても、
やっぱりしょうがないとは思うんですよ。
洋服の方がやっぱり異色中っていうぐらいだから。
いっぱい売り場があって、
本当に片隅にハンドバックコーナーがあるみたいな。
そうなんですけど、
なんかこう、いつの日か。
そうなってほしい。
そうなったら面白いなって。
そっかそっか、そういうことですね。
そういう人も中にいらっしゃるんじゃないですか。
いますね、います。
そうですよね。
このバッグがとても、
例えば1個お気に入りがあって、
このカバンを持っていく日はこの服みたいなのを、
ご自身で考えられてる方とか。
ただやっぱり総数だと思うんですよね。
そこをもうちょっと広げていきたい。
そうすることによって、
やっぱり洋服みたいに、
着せ替えじゃないけど、
コロコロ取っ替え引っ替え持ってくれる人が増えるんじゃないかなっていう。
33:05
そうですよね。
確かに今のお話一つとっても、
やっぱり考えるところの一つの深さ。
すみません。
とんでもないです、とんでもないです。
超マニアックなんだけど。
ちなみに、最初にちょっとまた戻りますけど、
好きなことって何ですか?
今はもしかしたらやっぱり人物観察かもしれない。
それはカバンを踏まえた部分もあると思うんですけど、
からの人を見るみたいなことが好きでやってる感じ。
やっちゃうのか。
気づいたらやってますよね。
めっちゃ見てるというか。
めっちゃ見てます。
本当ですか?
きっとみんな人は、それぞれみんな人のこと見てると思うんですけど、
ご自身でおっしゃるぐらいですから、
そこの度合いが結構グッと見てる?
グッとすぎますね。
何を見るって言ったらいいんですけど、
カバンから始まる。
入り口はカバンから入っていって。
全体ずっとバランスというか、
この人かっこいいなとか。
だからやっぱりいいバッグとかかっこいいバッグはすぐ目に入っちゃう。
そっかそっかそっか。
カバンサーチみたいなものはセンサーみたいなものは
飯島さんは目がピョンっていっちゃうんですよ。
柏駅とかに今いるときに。
あとはうちのバッグですよね。
持ってる方はすぐわかります。
なるほど。
後ろからでもわかります。
サーチがパッて入って、センサーがパッて捕まえて、
あのカバンは?
そうです。
うれしいですよね?
うれしいです。それは本当にうれしいです。
そっかそっかそっか。
それを徐々に柏駅じゃないか。
松戸、北千住、日本。
そっかそっかそっか。
2個広げて。
なるほどなるほど。
そんなことばっか考えてます。
いやー素敵です。面白いですし、それは。
そうやって見てるんですね。
見てます。
その人のカバンから入って、ファッションとか姿、スタイルとか。
年齢層とかも色々あるでしょうし、男性以上の生徒も色々あるでしょうし、
そっからその人は、想像がもしかしたら働いてて、
普段どんな生活してるのかなとか、職業何かなとか。
その方のストーリーがきっとあるわけですから。
そこでこのカバンに出会って、それを使ってるみたいな。
あー面白い。
やっぱり独立されて、自分で長年やられてきて、
36:00
今はめっちゃ人見てるっていうことに。
そう見てます。
見続けると何か起こったり、見てるだけと言えば見てるだけなのか。
そっからアイデアが出てきたりとか。
カバンを作るじゃないですか、普段。
それの何かヒント、インスピレーションを得たりとか。
あーまあそれも楽はないですよね。
やっぱり自然とそれは出てるのは多分。
カバン作るっていうのは当然工程があるわけじゃないですか。
こういう順番でみたいな。
それはほぼ一緒っていうか、タイプによるかもしれないですけど。
だからそれ、結局メーカーにいた時にそのノウハウがついたんですよ。
要するに組み立て方。
実はミシンとかっていうのは本当に、まあまあまあ必要ですけど、
誰でもできると思ってるんで、僕。
まさに工程なんですよね。
だからものづくりって、何でもそうだと思うんですけど、
段取り8割、9割っていうじゃないですか。
家にしても車にしても何でもそうだと思うんですけど。
ものを作るということにおいて。
それはもう本当にその通りだと思ってて。
だから準備ですよね。
次何をしようかなっていう、
その次の次の次ぐらいまでを頭の中に。
そっかそっかそっか。
ないと、
あとちょっとあれなんですけど、
パッと鞄を見た時に、
なんとなく展開図が頭の中で浮かぶんですよ。
鞄の。
それはプロの。
パッて自然に出ちゃうって感じなんですかね。
自然に出ちゃうけど、作りたいなって思ったものに対して、
これどうやって作ってるんだろう。
ああ、こんな感じ。
展開されていくわけですよね。
そうなんですよ。
ああ、なるほど。
これ仲間の中でもよく言われるんですけど、
僕型紙を作らないんですよ。
最初に作る時に。
最初ですよ。
いち早く、
組み立てたくなっちゃうんですよね。
うんうんうん。
もの自体、
あんまり作らないんですよ。
だから、
その中で、
落とし込んで、
最後はこういう型紙になるんですけど、
普通は型紙を作って、
それが当たり前の形で。
多分誰もいない。
今まで一人だかな。
ああ、そうなんですね。
僕も作らないですっていう人。
で、作っていくんですよね。
それで。
39:00
やっぱり長年作っていくと、
それできるわけですよね。
形にはなります。
寸法はちょっとずれますけど。
ああ、そっかそっか。
そこを修正していけば、
形にはなるんで。
ああ。
いわゆる一般的な作り方とは、
ちょっと違うというか、違う。
全然違う。
全然違う。
ありえないって言われます。
それはやっぱり、
基本というか、
知ってるからですよね。
基本をずっとやってたんで、
ものを作る、
これを作りたいっていうものに対して、
いろんなパーツ、いろんな材料を
手配をするような仕事だったんですよ。
今やっとちょっと、
どうやって説明しようかと。
分かります。メーカーさんとか、
そういうことですよね。
だから、
それを祭壇屋さんに祭壇してもらって、
法制工場に渡すんですけど、
やっぱり何が一番勉強になったかって、
法制工場の人たちに、
祭壇を持っていくときに、
関連性のないパーツを持っていくと、
すごい怒られるんですよ。
なんでだろうと。
要するに、
繋がっていないパーツ同士を持っていったって、
仕事にならないんですよ。
そっかそっか。それじゃ作れないってことですね。
そう。何もできない。
だから、昔なんかはね、
結構大量生産してたんで、
1日ではとてもじゃないけど、
終わらない量だったんで、
だからパーツパーツで持っていくような。
そっかそっか。量もすごいですし。
だから、
え?せっかく急いで持ってきたのに。
法制工場の人は、
いやいやってなっちゃう。
お前何持ってきたの。
それでできないと。
そう。何にもできないじゃないか。
そっかそっか。
その時の仕事が成立するようなものが、
準備できてないと。
そっかそっか。
それはそれで難しいですよ。
やれるような。
それを、
勉強した。
サイダー屋さんに、
いやもうこれなんで。
そっかそっか。
これ意味ないんで、
こっちやってもらっていいですか。
カバンを作るという、
全工程において、
例えば1日にはこの材料がいる。
それがもう頭の中に入ってくるようになってて。
だからこういうことか。
本当にこのカバンの難しいのは、
たまたま病があるんですけど、
この病が1個なくても製品にならないんですよ。
ああ、そうなんですね。
42:00
じゃあそれはちゃんとないと。
へえ。
っていうのを勉強していく。
だからこそ、
展開性がちゃんとできるようになる。
そう。
だからこそ、自分でもう、
型紙なくてもできるような段階に。
できるし、結局、
別にものづくりの修行をしたわけでも何でもないんだけど、
これとこれをくっつけてこうすればっていうのが、
分かってくる。
分かるんですよね。
そうか。
だからできるんですよね。
そうなんですよ。
それすごい不思議な。
もともとだから、
やっぱりそういうのをカバン作られる方とかって、
作るの好きっていう方が動機としての方って
たくさんいらっしゃるような気がするんですけど、
そうではないっていうところから
入ってきてるからなのか、
なんかちょっと不思議な感じがしますね。
いや、そうです。
全然僕、
俗に言う職人ですかってよく聞かれるんですけど、
いや、別に僕は職人だと自分で思ってないし。
そういうイメージがやっぱりあるでしょうね。
はい。
皆さんは、こういうお店でやられてるとなると
職人さんなんだなっていうところから入ってくる。
そうそう。
そうじゃないよっていう。
別に作るけど、
それも、
接客もするし、
販売もするし。
できるんです。
もともとやってたわけですから、
制御もできますし。
へー、面白い。
すごいな。
いや、全然全然。
だからね、
俗に言う広く浅いタイプなんですよね。
うーん。
でも今となればそれで、
今結局だから、
どこの業界もそうかもしれないけど、
物を売ってるだけとか、
作ってるだけとか、
提案してるだけとか、
っていうところってやっぱり少なくなってきてると思うんですよ。
そっかそっかそっか。
だってもう、
百貨店とかスーパーマーケットだって
自社ブランドで物を作ってる、
食品を作ってるぐらいだし、
やっぱりその、
変化というか、
そういうのは本当にしていかないと。
ずっと同じことやってても。
はい、それは。
もうそれだけでは厳しいですよね、多分。
うまく合わせて対応適応していくというか、
変化を続けて。
続けて、
でも続けられない。
もうだから、
まあ業界ではだから、
僕もう、
やることはほとんどない。
あと、なんだろうな。
金具とか作っちゃったらもう、
もうヤバいな。
45:02
そこへ行くのも、
まあそうですね。
金具もだって使えますもんね、
カバン作りにおいては。
それもじゃあ作っちゃおうかみたいな、
想像としては。
ヤバいですけど。
そこはちょっとやらない。
もうだから、
あとはもう本当に、
ちょっとやっぱり、
使ってほしいというか、
やっぱり販路、
最大の出口を、
今度は。
みんなさんに見せて、
認識してもらうというか、
もう分かってもらうというところに、
これからちょっと力を入れる。
で、使ってもらうというところなので、
やらないと、
そろそろ、
人ばっか見てんじゃねえって話ですよ。
でも見ちゃうんですよね、今。
バックという物体そのものが好き、
そして、
人物観察が好き、
とおっしゃる飯島さん。
街を行く人たちが持っているカバンを入り口に、
その方々がお持ちのストーリーに思いを馳せる、
というお話は、
とても興味深いものでした。
飯島さん、
ありがとうございました。
それではまた次回、
ユイナワさんの聞く人ラジオで、
お会いしましょう。
ありがとうございました。
46:31

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