1. 研エンの仲
  2. #8 脳のFitbit? BMIスタートア..
2020-10-07 1:00:38

#8 脳のFitbit? BMIスタートアップNeuralinkについて

2020年8月末に、BMI (Brain Machine Interface) の開発を行うスタートアップ Neuralink による発表がありました。TeslaやSpace XのCEOとしても知られるイーロン・マスクが登壇し、すでにチップが埋め込まれたブタを用いたデモや、脳への埋め込みのために独自開発している手術用ロボットなど研究開発の進捗に関するたくさんの発表があり話題になりました。

まさに研究とエンジニアリングの融合によって生まれた Neuralink の発表について、妙にBMIに詳しい2人が「BMIって何?」「Neuralinkって実際どうなの?」「埋め込めたら何がしたいか」「安全性や実現可能性へのツッコミ」などなど語ってみました。

00:17
じゃあ、今日はニューラリンク会ということで、だいぶ久しぶりになっちゃいましたね。
そうですね、もう1ヶ月ぐらい。 前回の収録から1ヶ月以上かな。
でも、ちょうど前の収録のぐらいに、たぶん、ニューラリンクの発表があったんですよね。
そうだね。
ちょうど1ヶ月前に、2回目の発表かな、アップデートとして、こういうことをやりましたよっていう、
まあ、でも目的としては、たくさん来てくださいね、リサーチャーとかエンジニアを募集中ですっていう感じですよね。
ニューラリンクってちなみに何かっていうと、テスラの自動運転車を作ってる、
電気自動車を作ってるテスラっていう会社のCEOのイーロン・マスクが作ってるBMIの会社ですね。
ブレインマシンインタービスです。
ブレインマシンインタービス。
ブレインマシンインタービスって何かというと、
例えばユーザーインターフェースとかっていうときは、ユーザー、人とのコンピューターとのインターフェースを手で触ったり、
それを目で受け取ったりっていう、人間とコンピューターの間のインプットアウトプットのことをユーザーインターフェースって言うんだけど、
ブレインマシンインターフェースは画面とかタッチパネルとかじゃなくて、直接…
ノート、機械を繋ぐと。
そうですね。いろんなやり方があるんですね、BMIには確か。
ニューラリンクはその中でも多分、電極を使って実際に電気信号を脳細胞に送ったりとか、
それを回収するというか、読み取ったりとかっていう方式のものを主に取り扱っているというか、開発をしているっていう会社という感じですよね。
ざっくり分けて、BMIは浸周型と非浸周型があるんですけど、
イオンマスクたちが開発しているのは浸周型って言って、実際のを開けて、そこに電極を埋め込んで、
そこから信号を取ったり、逆に入れたりするっていうことを目指してやってるっていう感じですね。
開けるっていうのは普通に手術をしちゃうってことな感じですね。
そうですね。頭蓋骨に開けてっていう感じ。
普通に考えると、日常生活してて、脳を開けてまでインプラントしたい、電極入れたいっていう感覚を持つことって難しいと思うんですけど、
何回もイオンマスクが繰り返し言ってたのは、レイシックみたいにしたいと。
で、その日来て、全身マスクもしなくてよくて、手術ロボットがすごい正確な手術をやってくれて、
03:03
で、きちんと感染とかもないようにすぐ閉じて、その日のうちに入院せずに帰れるようにするっていうのを歌ってますよね、今とかね。
なるほどね。全身マスクしないって怖いなと思います。逆にね。
自分が脳を開けられてるけど、意識があるっていう状態はちょっと怖いなと思うけど、でも実は大事なことだったりするよね。
結構脳の手術とかで、例えば手が大事なバイオリン奏者の人の脳の手術をするときに、あえて全身マスクにせずに手を動かしながら手術することで、
その神経、そこの神経に影響がないことを確認しながら手術するってのを聞いたことあるし、
そういう意味では、むしろ意識がある状態で手術するっていうことが、むしろ安全性の担保として大事だったりするのかなとは思うのかな。
脳はいわゆる痛覚っていうのがないとされているので、表面の部分さえクリアしてしまえば、そこにさえ麻痺が効いてれば大丈夫なんじゃないかっていう考え方がされてますね。
電極刺さるとき痛てていいみたいなのはないってことですよね。
たぶん。
まあ、すごい細い、まず電極自体も開発してて、すごく細いデバイスで、たおえみたいな感じですね。
植えて吸って出してっていうのを繰り返せるような。
まあ、動画を見ていただいたら早いと思うんで、なんか私たちがいろいろ言ってるっていうよりは、
それで、私たちも別に会見の説明をしたいとか、触りをしたいっていうわけではなくて、
だらだらと、どうやった?みたいな話をしたい。
もしここまで聞いてくれて、お興味ある人に関しては、
本物の動画を見ていただくなり、たくさん日本語で記事が出てるので、
別にわざわざ英語で本物の会見を見なくても、たくさん記事があります。
そちらもご覧いただきながら、お聞きください。
たぶん、そっちのほうがいいと思います。
私たちがこれ口で解説したらね、解説だけでたぶん、1時間とか2時間使っちゃうと思うんで、
まあ、それよりは、
もっとどう思った?とか、どういうデバイスだったらインプララントしたくなる?みたいな話を中心にしたいかなと思います。
じゃあ、ということで、結構この収録の前に調べ物してた知り合いというか、
特に彩香さんの知り合いの昆野さんっていう人の記事はすごくわかりやすかったよね。
色マスクとニューラリンクは脳科学をどう変えるのかっていう記事とか、
すごくわかりやすくリリースの概要とか説明されてるので、
まずそちらをご覧くださいという感じですね。
06:01
こういうの文字のほうがよくて、口で言われるより全然わかりやすいと思うんで。
なので、今回はそういうニュースだとか発表だとかを踏まえて、
雑談しつつ、エンジニアとあと、脳科学を勉強してる研究者からのこのニュース、
この発表、それからこの技術そのものに対する感想だったり、
こういうことができるかなっていう、よた話をゆるゆるとしようかなと思ってます。
2人ともね、別に専門家というわけではないので、
あまり正確なところは言えないかもしれないですけど、そこだけご注意くださいということで。
そうですね。
どうでした?発表を見てみて。
いや、でもプレゼンはやっぱりすごくうまいし、デモが洗練されてるなと思いましたね。
そうだよね。
その動画の中で、ブタが登場してですね、実際インプラントされたブタが出てきて、
で、その場で脳活動を読み取ってっていうことをやってたんですね。
それを音として聞かせるみたいな。
なんか3匹出てきてね。
そうそうそうそう。
1匹はニューラリンクを埋め込んでるブタ、で、もう1匹は埋め込んでから外したブタで、
けっこうそこは重要だというふうに、イルマスカ主張していて、
もしアップグレードしたくなったり、もしそれで不具合が出たりしたら、
安全に抜いて、それでも普通に障害とかなく暮らせるんだよっていうことを言いたい。
それけっこうダウトだと思うな。
まあね、そうだね。
やっぱりすごく複雑な思考まで変わってないのかっていうのは、
正直ブタさんに聞いてみないとわかんないわけじゃないですか。
そうね、しゃべれないしね。
簡単なタスクはできるかもしれないけど、
ブタさんの思考の一部が障害されている可能性は全然ある。
餌を食べたりとか、平気で生きる分にはかまわないけど、
例えば、人で1回インプラントして、それを抜いたと思ったら、
まったく傷というか、かさぶたみたいに脳もなるんですけど、
そういう感じにならないかっていうと、たぶんなるんじゃないかなっていう予想があって、
そのなったときに、どれぐらい影響があるのかなっていう、
その考え、私の考えとか性格が、
そういうのにどれぐらい影響を受けるのかなっていうのは、やっぱりちょっと気になるところですよね。
そうだね。
で、実際それを確かめるっていうことは、
例えば、コロナウイルスのワクチンが今治験をやってますけど、
そのレベルで確かめるっていうのは、結構病気にお治療してるわけじゃないからね、
そういうのを実際に治験で確かめるって難しいんじゃないかなと、
どうやって、アメリカのFDAっていうところに審査を依頼して、
09:04
そのプロセスが始まったっていうふうにイノマスクは言ってるんですけど、
どうやってそれを証明するんだろうっていうのは。
最初、たぶん健常者ではなくて、
完全にその医療応用のためにっていう、
完全にそっちに振るうと思いますね。
なるほど。
ただ、それでもやっぱり疑問なのは、今あるそのBMIというか、
いろんな非浸出でできるようなデバイスを超えて、
その病気の人たちに利益をもたらせるのかっていうところがすごく疑問かなと思います。
ちなみに、非浸出型っていうのはどういう種類があるんですか?
例えば、BMIとはまた違いますけど、
脳を刺激するっていう話だったら、
TMSって言って、八の字型のコイルを脳に近づけて、
頭蓋骨の外側から電気刺激をするってことができるんですが、
八の字型のコイルに高圧の電流がバーって流れて、
そしたら、右ねじの法則って覚えてます?
じわができたら、そこに電流が流れるわけですね。
その電流が脳の中でだけ流れる。
そうすると、頭の周りとかって電気流れるとビリビリするんですけど、
脳の中でしか流れないから、そのビリビリ感がないと。
そういうTMSってやつが、私がイギリスでやってた非浸出の刺激法で、
これちなみにTMS見たことあるよ。
たぶん、教育学部のところに行って、脳ではなかったけど、腕とかでやったのかな?
腕でもできる。腕に当てると、指がピュってなる。
脳じゃないんでね、別に思考がどうとかって感じじゃないんだけど、
ちなみに、一応、法則説明しておくと、神経っていうのは電気で動いてるんですね。
電気で動いてるかは、電気活動がしてるみたいな。
してる巨大なネットワークが、みたいな話は、一応前提としてあるんですね。
運動の信号とか、指令とかも、そういう電気信号で伝わってるので、
腕のこの肘のところとかに、そういうTMSとか当てると、
実際には、その装置と触れてるわけじゃないんだけど、
右の位置の法則とか使って、神経がある場所をざっくり電気で刺激することができると、
そこに電流が流れてる、電流を流すことができるってことかな。
なので、そこが脳から来た信号と勘違いして、同じ働きが起きて、ピクルとなっちゃうってことですよね。
だから、それ実際に、脳の運動を司る部分に当てても指が効くってなるし、
今度逆に、視覚を司る部分に当てると、
12:02
なんだろう、近くて見えるみたいな、そういう感じで、
一応外側からも、そういう刺激を与えることができると。
さっき、ちょっとビリビリするって話したと思うんですけど、
ちょっとビリビリするっていう意味では、TDCSって言って、
外側から電気を流して、脳全体的に刺激するみたいなことも。
それは非真摯じゃないけど、接触してるよね、確かに。
接触はしてます。
なんか、ピアノ、ピアノ…
ラスベガスやってる、名前が出てこないや。
ラスベガス?
年始にやってるんですよ。
コンシューマー・エレクトロニクションだから、CESだ。
たまにTDCSっていうか、
ブレインテック系で毎年、何かしらの怪しいベンチャー企業は出すんですよね。
睡眠を改善しますとか、記憶力を良くしますみたいな。
で、TDCSは結構常連ではありますね。
割と睡眠改善デバイスだとか、みたいな名目で、
ちょっとまだ安全性は分からないけれども、
電流流すだけなんで、しかも頭蓋骨上からなんで、
そんなに悪いことは起きないだろうっていう。
結構あれ、ビリビリするって感じ、ちょっと痛いんで、
あんまり私はやりたくない。
TMSも全然カチッて音がするんですけど、
なんかそういうのが嫌じゃないかっていうと、
そういう意味で、完全な非真摯化っていうとちょっと難しいんですけど、
そういうのもありますね。
あと最近は、私がイギリスでいた研究室のボスがすごい熱くなってるのは、
FUSって言って、超音波をすごい収束させて、
エネルギーで脳活動を制御するっていうやり方があって、
もともと脳の一部をちょっと焼く方法に使われたんですよ。
聞いたことあるな、なんか治療のために。
そうそう、手が震えるとか、
そういうのって特定の場所の脳活動がおかしくなっちゃって、
それのせいで手が震えたりするんですけど、
その部分の活動を止めるために、
ほんとに狭い領域だけ焼くってことができて、
それはもう何千件で手術が既にあって、
ものすごくいい方法だっていうのが知る。
先進だよね。
先進だっけ?
その震える症状の人。
そうだね。
ヒトラーもそうだったって言われてるけどね。
けっこうあれQOL落ちるから大変。
QOL的にはものすごい問題で、
それを全く頭を開けずにできるっていうのがあって、
しかも普通に本人は起きてる状態でやるから、
例えばちょっと当ててみて、
どれぐらい収まるかみたいなの試すんですよ。
なるほどね、それはおもしろいね。
弱く当てて、ここですねっていう場所を特定して、
15:00
ここは関係ない、ここは関係あるっていうのをすごい狭めて、
ものすごい狭い範囲だけ最終的に開くと、
完全に治った状態で出てこれるっていう。
それはさっきの極分麻酔の話と似てるよね。
それはもちろん麻酔必要ないからこそできる方法ではあるのはおもしろいですね。
なるほど。
それはインターフェースっていう向上的な話とはまた違うけど、
脳にどうやって介入するかっていう。
そうですね、どっちかというと介入側のBMI、
BMIって呼んでいいのかわかんないけど、
介入する方法として紹介したっていう感じですね。
で、多分非真宗型で一番有名なのそれこそ、
EEG、ノウハウを使ってなんかしましょうみたいなのはずっと昔からありますね。
ただやっぱりノウハウで取れることって限界あるので、
リアルタイムにうまく信号を返して役に立つデバイスってまだ普及してないですよねっていう状態ですね。
ノウハウの仕組み自体は結構単純というか、
脳の頭皮上の電位を測るっていうだけではあるんだけど、
結構頭蓋を通しちゃってるし、
筋肉もたくさん張り巡らされてるとこだから、
なかなか精度が出ないっていう。
そうですね。
で、いろいろそれをノイズだらけでありつつ、
脳由来の信号もあるので、
それをどうやって取り出すかっていうのは、
技術の進展はあるっちゃあるんだけど、
やっぱりもともとノイズだらけのところからシグナル取り出すにも限界があるっていうことで、
そこまで最近ブレイクする的なものはやっぱり結局ないですよね。
そうだね、あんまりまだない。
それこそ機械学習と組み合わせてなんかうまいことやるっていう方向はあるけど、
そもそもその取れてる信号に限界があるからっていう意味で、
読み取る側のほうがやっぱり難しくて、
そこをニューラリンクはしっかり読み取ってやりますよっていうところをアピールしてるっていう感じかなと思います。
で、まあ、
心臭ではあるけど、
脳の表面に貼るだけっていう意味では、
Eコグっていう電極もあって、
シート状の電極を貼り付けるっていう、
その脳の中にブズっと針を刺したりとかはしないっていう、
そういうやり方もあるといえばあります。
なるほどね。
まあ、ニューラリンクは割と直接的にけんざんみたいなのを埋め込むわけですね。
けんざんじゃないけど、
けんざん型ではなくて、
柔らかいやつを一本一本埋めていくっていうやり方にしていて。
Eコグに比べると、比較の話で言うと、どっちかって言うとけんざんじゃないですか。
シート型ってのは、
針みたいに神経細胞に直接取れるわけじゃないけど、
逆に言うと、刺さないでいいから、シートを置くだけだから、
18:03
脳はパカッて開けるけど、マイルドというか。
そうですね。
マイルドって言っていいのかな?
やっぱりどちらにせよ、
なかなか人に使われるときは、
相当なにか疾患を持ってる状態で、
やっと使われるっていう感じなので、
ニュラリンコもやっぱり最初はそういう方向で、
なんか最終的には健常者にも使えるようにしたい、
なんか脳の中のピットピットみたいな感じで、
復旧させたいみたいな感じで言ってましたけど、
まあ、しばらくはやっぱり難しいだろうなとは思いますね。
そうね。
いや、まあ、
なんかまあ、いろんな補助とかにまずは使う、
その疾病ある人とかの健常者じゃない人たちの、
まあ、それこそフルエアを取るとかもそうなのかもしれないし、
こう、
まあ、あの、
何だろう、ニューロフィードバックを通じて何か改善、
症状を改善するみたいなことを、
最初のアプリケーションにはしようとしているらしいんだけど、
まあ、やっぱり安全性っていうのはどこまでクリアできるのかっていうのは、
やっぱり課題としてはまだ残ってるんだろうなっていうのは感じる発表だったよね。
まあ、すごくプレゼン上手いので、
割となんかいけるやんみたいな、
来年は人間埋め込めるねっていう感じ。
そうですね、一応その審査を始めてるという感じだったので、
まあ、かなりその、
何だ、進んでる感は出てたし、
もうプレゼン自体は、
あ、なんかすごく目指してる世界観ってこういう感じだなっていうのが分かって、
ニューロリンクで働いてる人たちが、
こう、みんなハッピーそうに働いてるっていうのが分かって、
まあ、そういう意味でリクルートとしては多分成功してるなって感じなんですけど、
でも、なんか意外と僕が思ったのは、
まずちょっと安全性の話はあとでちょっとしたらいいんだけど、
こう、アプリケーションが実はそんなにこう、何だろう、
割とふわっとしてるなと思わなかったですか?
それはそう、完全にそうです。
なんかQ&Aのセッションがあって、
一番最後になんかそれぞれのスタッフの人たちに何がやりたいかとか聞くんだけど、
意外とふわっとしてて、それ絶対できんやろっていうこと、
その絶対できんやろっていうのは、
技術が発展する何段階も必要やろっていう意味で、
こう、全然現実的じゃなさそうなことばっかり言ってる気はするんですよね。
で、じゃあ彼らに最初のアプリケーション、
特に現状者へのアプリケーションを考えさせて、
なんかプレゼン受けするものができるんだろうか、
現代人のテックが好きな人たちが、
これやってみようぜっていうものができるんだろうかっていう意味では、
どうなんだろうねと。
でも多分作ると思いますけどね、実際そういうアプリケーション。
結局あそこにいる人たち、技術者の人たちを基本的に集めたと思うので、
まあ、割かし遠いゴールというか、
こう本当に最終的に目指したいものを言ったと思うんですけど、
21:01
もっと多分マーケティング上手い人とか絶対入ってて、
そういう人たちがどういう方向で自分たちのデバイスを売っていきたいかっていうのに合わせて、
多分最初のデモは作るだろうなというふうに思って、
まあ、しばらくは性能とか本当にエンジニアリングの方に力を入れて、
まずは病気の治療にっていう感じだと思うんですけど、
治療方法もね、なんかどうするのかっていうのも結局まだわかんないんですよね。
どの病気をどうするとかも特に言ってないし、
なんか、こんのさんの記事にも書いてあったけど、
結構言うても表面のところしか埋め込めないんだよね。
そうですね、そんな深くは。
脳の表面でやってることってそこまで多くはない?
まあ、限界はある。逆に言うと表面って、
それこそさっき紹介したTMSとかでも刺激できちゃうんですよね。
だからあれ刺激できちゃうじゃんみたいな感じ。
で、刺激だけだったらできるけど、
そこから読み取れるっていうところ、たぶんすごくポイントとしては置いてると思うんですけど。
確かにね、確かにね。
そう、重要な話なんですけど、
まずミュラリングってリードライトなんですよね。
電極がね。
今までTMSとか言ってたのは、
ライトオンリーで、
Easy、そのノウハウとかは逆にリード系だったけど、
両方できるっていうのは、
そもそもその、何だろう、
原理上、別のデバイスと組み合わせればできるけど、
結構同時には大変そうだったよね。
しかもあの処理速度でやるっていうのはすごい大変で、
そういう意味でそのチップとかにめちゃめちゃいいエンジニアを集めて、
実現してるっていう感じがします。
かつ1024チャンネルとかだったよね。
全細胞とかを同時に読んで同時に書いてっていうことができるというのは結構強かったね。
多分細胞はもっと取れると思うけど。
なるほど。
一細胞だけっていう感じじゃない?
では多分ないんじゃないかなと思いますね。
というか、多分スパイクを分けるみたいなことをやんなきゃいけないんですけど、
その範囲的にはもう多分何万ニューロンっていう範囲、
もっとかな、何十万とか何百万ニューロンを多分うまいこと分けて、
なるほど。
さらにっていう感じにはなるかなと思います。
そう、もうちょっとあれで言うと、
もうちょっとなんていうか身近な話で言うと、
どういう機能があったら埋め込んでみたいと思います。
なんかやっぱ記憶とか系は興味あるけど、
でもなかなか原理を多少は勉強した身から言うと大変そうだなって思いますよ。
すぐは難しそうだな。
記憶のそれは外部装置化的な話で覚えておくとか、思い出すとか。
24:01
結局、埋め込み型にすることでどこまでファインな情報が取れるのかっていうことに関して、
埋めてみないとわからないけど、
でも、わからないと埋めたくないっていう矛盾がある気がしていて、
それはすごくありますよね。
この機能が本当に可能なんですかっていうところがわかんない。
で、実際、例えば見てる画像とかがどれぐらい再現されてるかっていうのと、
記憶のクオリアみたいなのがどれぐらいの活動からわかるかっていうのって、
またちょっと別物じゃないですか。
見てる刺激が脳でどう表現されてるのかを読み出すっていうのは、
例えばMRIとかでもある程度できるっていうのはやられてて、
なんか多分そういうことを言ってる人たちが言ってるのは、
もうちょっとビジュアルなことをカメラで撮れるものとかじゃなくて、
この漢字を覚えておきたいとかっていうことを言ってるんだろうなと思うんですけど、
それって結局、人間ですらできてるかっていうのを評価するのは難しいし、
なんか豚猿では絶対できない実験じゃないですか、やってる、
なんか、なんだろう、若い頃のあのきらめきを思い出しましたかとかって豚に聞けないし、
レポートもできないしって考えると、
なんかこう筋道を立てるのは結構、
今の実験とか証人とかのプロセス上では難しいんじゃないかなと。
そうですね。記憶関係はみんなやりたいって言ってるけど、
実際のところかなり難しいんじゃないかなっていうイメージですけどね。
あとまあ身近な応用で言うとやる気スイッチとか。
それはでも、わりかし可能なほうだと思う、どっちかと言えば。
そうだね、割とグローバル。
ただ、それはアビュース、まあ結局ドラッグだから、要は。
結局ドラッグみたいになっちゃって、いや、なんかもうそんなの飲めばいいやみたいな。
確かに、普通に埋め込む必要ないですよみたいな。
だから、例えば、それこそ報酬刑とか活動させるような脳部位に電極を埋め込むと、
マウスはずっと押し続けて、死ぬまで押し続けるわけですよ。
もうそれは実験あるんだよ、やってて。
だから、それを人でも、これを押したらむちゃくちゃやる気出ちゃうとか、
めっちゃ幸せな気持ちになれるみたいなボタンがスマホにあるわけですよ。
それを押さずに人はやられるのかっていうことですよね。
それはかなりあるんで。
もうすでにあるって面白いね。
埋め込む必要なかったって、ただそれが規制されてるってだけで。
結局、それって脳にいろんな変化が起きるわけじゃないですか。
それで最初はただ、ハッピーになったり気持ちよくなったりするだけだったのが、
どんどん苦しさを埋めるために、そういうドラッグを取らないと止まらなくなってしまうみたいな感じになったりして、
27:00
それが多分、人工的に刺激してもみたいなことが起こるんじゃないかなというふうに思います。
もうちょっとその方向ででもハッピーにするとしたら、
例えばなんか、本当はした方がいい、例えば運動したりとか、野菜食べたりとか、
そういうやった方がいいけど、それで自分は放射性物質が動かないなっていうことを検知したら、
それが刺激されるとかっていう回路を自分が作りたいようにデザインして、
で、その行動とか習慣を変容するっていうのはあり得るかなという。
例えば、逆に逆方向でタバコを吸ったら、逆に放射系が抑制されちゃうみたいな、
そういうのはなくはないかなと思うんですけど、
結局そういうのをアプリケーションの開発者とかにコントロールされちゃうっていう、怖いですね。
それは本当にそうですね。
でも、わりかし私が放射系を学んでる理由って本当にそれなんですよね。
ダラダラしてると流れてしまう方じゃないものに、
どう自分で自発的に動機を作ってそっちに向かうかみたいなところにすごい興味があるんで、
それは実現されたら嬉しいなと思うけど、
それをスマホでポチポチやるよりは、もっと別のやり方をしたいなっていう気持ちがあるかな。
ちなみに一応、報酬系って言葉に馴染みのない人向けに、
ざっくりと、報酬系って何なんですか?
報酬系は、例えば、いわゆる報酬ですね。
甘いものを食べたときに活動するような部位というか、
ドーパミンっていう物質が怪異報酬に対して出たりするんですけど、
すごい喉乾いてるときの水とか、
これすごい心地いいなみたいなときに反応する部分。
かなり人間だと本当にいろんなことに反応するって言われて、
Facebookのいいねに反応しますよって研究が出てたり、
お金に反応しますよって話があったり、
あらゆる私たちの行動をドライブするようなものに反応してるっていう感じですかね。
そういう回路があるのかな?
脳の比較的深いところにあるっていう感じです。
結構深くにあるのね。
そう、だから直接刺激するのはもしかしたら難しいかもしれないね。
ニュラリンクみたいなデバイスで。
ニュラリンクみたいなデバイスで、
もうちょっと深いところじゃない。
ただ、すごく長い投射をしてて、
表面近くとかにも投射はしてるので、
投射する中、ピョピョピロって回路が出てきて。
そうそう、細胞がジグザグっていうか、アウトプットを伸ばしていて、
その途中を刺激するとかだったら、
もしかしたら、まあでも今の深さじゃ絶対無理だけど、
もっと深くすれば。
意外とそんなに深くにあるんだけど、
この刺激っていうのは。
でもなんかこう、
絶頂症みたいなのがビリビリと出てきて。
30:00
そうだね、ここから表面に向かって、
まあ奥側から向かってるっていう感じ。
そこを刺激するっていうのは意外とあり得るかも。
でも今本当に表面だけだから、
そう、それもある。
その、何だろう、ニュラリンク的なデバイスで難しいのは、
結局電気信号しか見れないというか、
場所がどの辺かしか分からないから、
どの細胞種を刺激するかみたいなのが、
ある種選べないっていうのがあって、
まあそこは表面だけをターゲットにするなら、
まだいいのかもしれないけど、
もうちょっと深いところまでターゲットにするんだったら、
どういう細胞種かを選んで刺激しないと、
結局あんまり意味がないっていうか、
なんか狙った通りの効果が得られないっていう、
そういう感じになる。
あれじゃないですか、
全身麻酔じゃなくていいんだったら、
刺しながら、気持ちいいですか、今。
今、流してますけど、
気持ちよくなったら手を挙げてください、
みたいなところで。
だいぶ気まずいね、それは。
そうだね。
ちょっとなんか嫌な世界観かもしれない。
そう、嫌な世界観。
ちなみに脳でそういう報酬系を、
その、何だろう、刺激して、
その、昔患者さんでそういうのを刺激して、
どう感じるかっていうのを聞いたら、
その、何だろう、結構性的な刺激に近かったらしいんで、
割り返しそのやりとりは、ちょっとセクハラっぽい感じになっちゃう。
確かに。
今、気持ちいいですか。
今、気持ちいいですか。
脳を刺激しながら言うのは、ちょっとなんかヤバい匂いがしますね。
まあ、なんかいろんな理由があって、
結構報酬系っていうのは、
なかなかいろいろな意味で先進ですね。
いや、そこが壊れちゃったら逆に、
あの、抜くときに壊しちゃったりとか、
出血とかしてたら、
本当にうつ病とかってところでなくなると思うし。
そう、だから、なんかうつ病の治療とかも、
それこそ、さっきちょっと紹介したTMSで一部改善することがあるっていうふうに言われていて、
もう既に日本では保険適用されていて、
治療を受けたりする、
もう薬が効かない人たちに関してですね、
薬が効かないうつ病に対して適用されているっていう状況があるんですけど、
だから、
あれかし、もうターゲットを絞って、
この病気に対してこういう刺激の仕方をすれば、
こういう確率で改善しますみたいなのって、
ある程度、非浸出の方法でももう出てきているわけですよね。
だから、そういうのを上回るほど浸出でできること、
何があるのかっていうのは、
たぶん埋めてみないと本当わかんないんだけど、
でももうわかるまで誰も埋めたくないみたいな。
それはイーロンマスクは自費でやるしかない。
自分でやるしかないんですかね。
確かにね。
他にやってみたい応用とかありますか?
やってみたい?
私、個人的にはそんなに埋めたい感はない。
でも、パソコンとかを直接脳で操作したりとか、
検索できたりとかは便利っちゃ便利かなと思うけど、
33:00
そんなに今、手っていうインターフェースが遠くないから、
私にとっては。
だから、今はわりかしそれでもいいかなって感じかな。
なんか、個人的にはやっぱり、
一番には病気の人の役に立てほしいなっていう気持ちがあって、
一方で、何か病気で、
例えば体が動かせないみたいになった時に、
必ずしも脳から直接出すことが大事かっていうと、
どうなんだろうなって気持ちがあって、
むしろ、私が結構注目してるのは、
織姫っていう分身ロボットみたいな、
視線とか、あとちょっとしたスイッチとかで動かせるような、
日本のベンチャー企業?
そうです、そうです。
織姫っていう会社、織姫研究所っていうベンチャーが作ってるやつで、
なんか、例えばALSって言って、
筋肉が動かなくなってしまうっていう。
アイスバケスチャレンジのほうが有名になってたけど、
あれはALS患者の人たちの活動を支援するために、
治療を支援するためにやってた活動ですね、確かに。
徐々に動く範囲が、
例えば歩けなくなったり、手が動かせなくなったりって感じなんですけど、
症状がちょっと進んでいくって感じなんですけど、
例えば視線だけ動かすことで、
自分の代わりにいろんなところに動いたりとか、
コミュニケーション取ったりできるようなロボットを作って、
そのロボットで、例えばカフェで働いたりみたいなことができたり、
むしろそういう方向から社会に入っていったほうがいいんじゃないかなって思うんですよね。
いきなり乗って、病気の人を助けますって言っても、
いや、でも今ある技術でできることをやらなくて、
本当にその人たちのこと考えてるの?って思うんですよね。
もちろん技術開発は大事だし、
両方いなきゃいけないんですけど、
どっちかというとBMIって言うと本当にもう脳に刺してっていう、
技術開発のほうばっかりが取り上げられるがちで、
ブレインじゃないんだけど、
そういう今困ってる人にすぐ役に立てる方法を広めて、
それが徐々にブレインとかにもつながっていったら、
それが一番いいかなって、
そこは両方やらないといけないんじゃないかなっていうのが個人的な感想です。
やっぱりそれで、
なんか自分が機械を通じてできることってこんなことがあるんだ、
機械を通じて、例えば、
カフェで働いてありがとうって言われるとか、
ことが、例えば寝たりきりの状態でもできるってことが、
こんなに嬉しいんだなっていう、
そう思った人がどんどん増えていくことが、
まずなんだろう、
BMIとかを作る土壌として必要なんじゃないかなってことを、
すごく前から思ってたって感じですかね。
まあ、だからニューラリンクは技術的なブレイクするとしてはすごいけども、
今のところまだ、
われわれ側がこれができるようになったよ、
われができるようになったよって言って、
まずそれをすぐに受け止められる土壌がないし、
36:02
この電極を埋める前にできることを、
まだやりきれてないっていうのもあるし。
まあ、だからそれはニューラリンクは措置方向で先端に突き進むから、
今できる方法どうやってっていう方向は、
たぶん周りの人にやってほしいみたいな感じになるじゃないですか。
まあ、それは一個の企業でやる必要はないと思ってて、
だから措置方向は、
ある種技術的に新しいことをやるっていう感じでは、
もしかしたら、
まあ、というかその割合はちょっと下がるから、
そういう意味で、
その参入者がもしかしたら少ないのかもしれないですね。
まあ、イーロンマスクみたいにこう、
こう、ダーンって認識の旗を立てづらいみたいな、
こう、本気でBMIやるぜみたいな。
やるぜっていうところはアピールはしづらいのかもしれないですけど。
でもなんか本気でやりたかったら、やっぱり両方必要。
その需要の方を地道に作っていく必要がまずはあるのかなと思います。
まあ、そういう意味ではやっぱり、
需要を、その、なんだろう、
どういう需要なら、
こう、新習型でもいいのかっていうのを掘るのは、
みんなでやっていかないといけないことなのかもしれません。
なるほどね。
だからその需要側から、こう、
とか、今あるデバイスでみたいな、
に近い技術でっていうと、
iPhone、iOSって結構アクセシビリティの機能が、
すごいアップデートをバージョン積み重ねることにしていて、
結構ね、それは面白いんだよね。
その、例えばそのさっき言った芯線、
その指が震えちゃうって人向けに、
そのタッチの感度とか、
どのぐらい触ったら、どのぐらいの精度で触ったら、
タッチとして認識できるかも全てカスマイズできるようになっていて、
例えば1秒以上タッチしないと、
触れただけでタッチを禁止してると、
手が震えてる人にとってすごく困るわけですね。
なので、ベターって1秒タッチすると、タッチとして認識するとか、
ダブルタップも10秒ぐらい間隔空けても、
ダブルタップとして認識上げるみたいな、
そういうゆっくりとしてかインタラクションできない人向けの機能とかもすごく充実。
最近はしているし、
タッチの制御とか、
割と細かくできるのもすごい良いなと思うし、
見えてるものを読み上げてくれる機能とか、
僕はこれ、今日本語を設定したiPhone10持ってるんですけど、
僕はショートカットで読み上げの機能をショートカットで設定してるんですけど、
これで、メイン印象でされているものを読み上げてくれたりとか、
画像が出てる時には、画像の機械学習で認識して、
どういう画像なのか教えてくれたりとかもあるし、
それは目が見えない人にも使われる?
そうそう。
39:00
しいじゃくしの人とかももちろん使ってるし、
なるほどね。
結構ね、何でもできますよ、普通に。
本当に目が自分が見えなくても、多少訓練すれば、
特にテキスト中心のアプリとかだったら、
多少訓練すればできるようになるんだろうなと思わせるぐらい機能がすごく充実してる。
そうなんだ、知らなかった。
スマホで脳を直接操作できるみたいな話があったじゃないですか、
ニューラーリンクの発表の中にも。
でも、スマホ側が変わることで、
いろんな人が使えるようになったりするってことは確かにありますよね?
実は脳に直接埋め込まないとできないことを、
その前にできることって結構あるし、
割と最後の手段として、
これは何でも解決できるよって言ってるけど、
つまり、そういうアプリケーションを売ろうとしているけど、
実はそこまでしなくてもいい事例っていうのは、
疾病もあるし、視覚障害の人もあるし、
いろんなエチナリはありますけど、
そんなに多くないんじゃないかなというのは思うのは、
それは同意かなという気はしますね。
だからやっぱり、精神疾患の治療っていうのも掲げてるんですけど、
やっぱりそれを表面の電気刺激とか、
読み出しで解決できるのかっていうところも疑問で、
それはそれこそ薬とか、
あるいはさっき言ったような外側からの刺激とかでも、
だいたいできるんじゃないかなっていうのはやっぱりありますよね。
まあ、なんかそういういろいろな話とは別に、
やっぱり、あそこまでこの分野でベンチャー作って、
本気で脳に埋め込むデバイスを作ろうっていう気概はすごい良くて、
それは本当にありがたいことだなって、
いろんな他の分野の人が神経科学分野に興味を持って、
そうやってベンチャー作ってくれるっていうのはすごいありがたいことだなっていうのと、
まあ、それは一応前提として置いといて、
私たちの今の感覚としては、もっとできることあるよねっていう。
確かに。
まあ、これじゃないと、ハードルの高い方法であるから、
これじゃないとできないっていうことは、
まだ見えづらいというところはあるかなっていう感じはしてるかな。
だから、たぶんわりかしイーロン・マスクの最初のモチベーションからすると、
機械に負けたくないみたいな感じの話とか。
人間も進化したよねっていうことね。
そうそう、そこがたぶんあって、
機械学習とか人工知能がかなり流行ったじゃないですか。
最近ちょっとね、まあ、わりかし、まあ、それが当たり前みたいな人段落をしたけど。
まあ、でも、一時期それが流行った時に、
いつかその、こう、人工知能が人の知能を上回るシンギュラリティーが来るんじゃないかっていう話があって、
42:04
それに向けて準備してるみたいな話って、たぶんイーロン・マスクが結構前から話してることだと思うんですよね。
だからまあ、その、たぶん、まあ、すごい先の話に対してコミットしてるっていう意識はあるんだろうなと思います。
なるほど。
なんか、僕はそれでちょっと思うのは、
例えば、なんか、その人工知能に負けたくないみたいなシナリオで言うと、
例えば英語を日本語に翻訳するみたいなのを、こう、人工知能はすごく簡単にできる一方で、
人間が同じことをやろうとすると、それ時間かかるから、
じゃあ、脳に何かを埋め込んでやりたいよねって話だと思うんですけど、
結局、なんかそういう人が目指すのって、
その、えー、なんだろう、インプット・アウトプットの方法は、
たぶん、その、ミュラリンク経由で出してたら意味ないわけで、
喋れるようになりたいとか、聞いたらそれを理解できるようになりたいっていう、
その、IOはそんなに新しいことをしてない。
従来の目とか口を使ってやりたいってことじゃないですか。
なんかそれって、中間の処理装置である脳側に働きかけて、
何か改善することはできるのかなというか、
まあ、できるんだろうけど、
例えば、人間の英語学習方法側、
普通に耳で聞いて口で喋るっていうもの側を、
なんか、どんどん進化させていくみたいな、
究極の睡眠学習みたいなのも、
まだやりよう、俺はあると思うんだけど、
そこは試し切れてないよね、みたいな。
で、その中、脳の中身が分かってきたからこそできることみたいなことを、
いろいろ試しがいがあるようなことまだできてないんじゃないかな、
というふうに思うことは、結構僕の中ではあるんですね。
その、どうせインプットアウトボットに使う期間が変わらないんであれば、
なんかそれを活用し、
例えば目から入って口から出るみたいなリンクをどんどん作っていくみたいなものを、
どういうインプットをすれば、どういうアウトボットが出てくるのかみたいなのを、
その外からブラックボックスとしてシステムを見ただけでも、
いろいろできることあるんじゃないかなって、結構思うんですね。
だから、そこに脳を直接いじる必要があるのかな、というのがややありつつも、
でもなんか、まだブラックボックスすぎるから難しい。
聞くだけで英語が喋れるようになる音声ってまだないんだけど、
そのブラックボックスさを多少緩和するために、
ニューラルネットの中間層を見たり、仕組みを見るみたいな形で、
アウトプットを最適な英語を学習できる最適な入力をトレーニングするための、
45:02
中の脳で何が起こってるかの状態をちょっと出してあげることで、
入力をチューニングしていくみたいな。
意味でニューラリンクが学習補助装置としてあると、なんか面白くなるんじゃないかなというのは思わなかったかな。
すごく抽象的なアプリケーションの説明になっちゃったけど。
まあでも、要は一部を、計算の一部をコンピューターに代替させることで、
脳でできる計算の精度とかを上げていきたいみたいな、そういうことですね。
外部計算装置みたいな。
今まではピアノだったらピアノで普通練習して、英語だったら英語のドラマを見て聞いてとかだったけど、
なんかその中で脳に何が起こっているのかってことは、
ブラックボックスもひたすらピアノを練習するんじゃなくて、
多少その回路の中にちょっとデバイス側に情報を出してあげて、
脳の中で何が起こっているのかってことは分かると、
普通にピアノを練習しているわけなんだけど、有効なピアノの練習のやり方はできるかもしれない。
確かにそれはすごい、できたらいいなっていう考え方ですよね。
結局、このタンパク質の体には寿命があるわけじゃないですか。
その寿命のうち、本当に欲しいアウトプットを出している時間と、そのために準備している時間っていうのがあって、
圧倒的に準備しているトレーニング期間ってものすごく長いわけですよね。
ピアノで言うと、ピアノを練習している時間のほうがすごく長いと。
発表会よりよっぽど長いと。
そのトレーニングを短縮できたり、
いろんな学習効率を上げて、アウトプットのほうが長くできるようにしたりとか、
そういうふうにすることができると結構確かに、
あれですね、イメージのマトリックス、刺すと空手が急にできるようになるみたいなのとかあるじゃないですか。
あれも結局、刺すとできるようになるんじゃなくて、
刺すと有効な空手の練習ができるようになる感じにしたいような気がするね。
なるほど。
し、実際に前者は結構、仕組みがある程度わかると難しいなっていう感じがするよね。
英語を刺すと英語が喋れるようになるみたいな、ちょっと無理かなと思う人で、
支援だったらできるんじゃないかなっていう感覚は。
確かにね、既に使っているものに対して一部情報を与えることなら、
確かにね、それぐらいまでできるようになると、
ある程度意味がある感じになってくるのかなっていう気はするし、
なんだろう、ある種のドーピングとして、
やってる人とやってない人で到達できる範囲が違うみたいになってくると、
やっぱりそれが標準化していくとかいう可能性もなきにしまらずって感じですよね。
48:00
ピアノのマスターに1年でなりましたみたいな話かもしれないし、
どういう成果が、どういう人が埋め込むか、どういうやり方をするのかわからないですけどね。
だからそれがもしかしたら義手とかと、義足か、
義足とかに似たことがもしかしたら起こるかもしれないなと。
リハビリとかってすごい時間かかるしね、やっぱり。
いや、そうだから、もともとは義手をしてた人の方が足が遅いっていうことがあったわけじゃないですか、今まで。
それが、義手がどんどんスポーツ用に改良されてって、むしろ遠くに飛べるようになると。
それが、例えば、もともと何かしらの障害でニューラリンクを埋め込んだけど、
ニューラリンクを使ったことで、より効率的にいろいろできるようになって、
ニューラリンク埋め込んだ人の方がいろんな面で活躍しだすと、
特に何の障害もなかった人が、俺を埋め込もうかなみたいな感じになると。
かもしれないですね。
ちょっとだいぶ妄想入ってますけど。
やっぱり、たぶんそれはイロンマスコムのってことだと思うんですけど、
人工知能とかって呼ばれてるもの、特に最近流行った機械学習とか、
プランニングみたいな話をすると、要はかなり次元圧縮をしているわけですよね。
いろんな高次元の情報を、必要な情報を抽出して、
私たちも分かるようにある種、翻訳してるわけじゃないですか。
でも、高次元の情報を高次元のまま扱うやり方が何かないのか、
要するに、人が理解できる次元でリミットされてしまってるかもしれない、情報量っていうのは。
その辺を機械のアシストとかコンピューターのアシストをノート繋いで入れることによって、
私たちの理解の解像度自体が次元が上がったものになるみたいなところも、
将来的な例としてもしかしたらあるのかもしれない。
だから問題意識は分かるんですよね。
イロンマスクが本当にいつか達成したいものとして。
やっぱりそこまでのロードマップとして、
まずは人へのアプリケーションを何かって言ったときに、
本当に今そのスペック必要ですかっていうところがやっぱりあって、
あれは正直イロンマスクじゃないと、そこまで対極化を描けないんじゃないかという、
気はしますけどね。
まあなんかいろいろ、僕らもよく考えてみるとツッコミどころはR技術なんだけど、
プレゼン能力の恐ろしい上手さによって、
結構多分見た人がワクワクしてしまうというか、
これで何ができるんだろうって考えるし、
もっともっと投資をした方がいいんじゃないかって思わせる、
何かあるっていうのはすごいなと素直に思いました。
そうですね、確かにね。
それは本当に思いましたね。
うん。
結構、安全性の話をちょっとしたいなと思ってたけど、
その前にだいぶ漏れやがっちゃったんで、
僕が思ってた話をちょろっとすると、
結構、電気自動車、自動運転車でテスラ、ソフトウェア開発はすごくうまくいったと思うんですけど、
51:04
ニューラリンクと比べて考えたときに、
電気自動車って実は安全性っていうのは担保しやすい方なのかなと思うんですね。
実際に事故ったらすごく人が死んだりしてしまうっていう深刻さはあるんだけど、
実はアメリカでも日本でも道路って安全に止まることさえできれば大丈夫なわけじゃないですか。
だから何か失敗して、例えばCPUが壊れちゃいましたとか、
異常検知してましたみたいなときに、
何らかの方法で安全に路肩に止まれれば、
そこで深刻なことがそれ以上起こることがないっていうのは保証されてるし、
ある程度減速しても他の車が追突してなければ大丈夫だったりするわけじゃないですか。
エンジンが急に爆発するとか、
そういうレイヤーの安全性はもちろん担保する必要あるんだけど、
それがどう運転するかに関しては割と大胆にソフトウェア的にいろいろいじっても、
最低限何かあったら止まればいいでしょっていうところが、
緊急スイッチが担保されてる限りは意外といろいろ大胆なことができちゃうっていうからこそ、
ソフトウェアの開発においてもいろいろ試せてると思うんですね。
自動でレーンを変えたりとか、注射したりとかすごく大胆だなと思う一方で、
実は安全性という意味では簡単なことだったりするんじゃないかなと。
たぶんニューラーリンクってどっちかというと保守権に埋め込むとかじゃないにしても、
結構ずっと刺激をし続けるある程度ってことになると思うんですね。
こういう刺激あったらこういう状況ではこういう刺激をするみたいな。
で、振るいを止めるみたいな。
で、それをずっと埋め込んで、
で、それ脳の回路、他の脳の回路自体もそれ前提に学習をして変わっていくわけですよね。
で、それをなんか急に、例えば電池が切れましたとか、
なんかソフトウェアアップデート失敗しましたみたいな時に、
こう止めて何が起こるかって誰も保証できないじゃないですか。
ペースメーカーみたいなものですよね。
ペースメーカーに頼る体になっちゃってるんで、
急に止めて安全かどうかって誰も保証できなくなっちゃう。
なんか電気自動車の例を出したのは、
僕が例えば電気自動車テスラの中身を作るっていうエンジニアのタスクを任されたとしたら、
最悪止まればいいやっていうのが保証されてるので、
多分そこのパートは自分が担当してるのじゃない人が作った、
そういう最低限止まれば安全性を保証できるモジュールがあったとして、
その上に何かアプリケーション作ると思うんですよね。
54:01
っていう意味で気が楽ではあるんですよ。
自分のモジュールがもし失敗したらそっちにフォローバックすればいいからみたいな。
でも例えばニューラーリンクのアプリケーション作るエンジニアになったとしたら、
そこが必ずしも自明じゃないわけじゃないですか。
例えばプログラムがクラッシュしたらとか、
何かメモリで読み書きのエラーがあったらみたいな時に、
どこにフォローバックしていいのかわからないと。
最悪どうすればいいんですか?
そうそう、止めていいんですか?ってなるんですけど、
多分止めちゃダメですよね、きっとね。
さっきの例で言うと、ペースメーカーとかに近いだろうし、
急に…っていう時に、
普通のプログラミング言語とか普通のOSとかでは、
そういうシナリオってほぼありえないですよね。
確かに。
そのペースメーカーって当然プログラミング言語で動いて、
現代の僕らが使うプログラミング言語で動いてないので、
基本そうクラッシュしたりっていうことはないように作られてるんですけど、
それ以上にもっとインテリジェントなことをやりたいですと。
例えばBluetoothで通信したりとかやりたいです。
でもクラッシュした時に止まっちゃダメですみたいな、
そういう仕組みっていうか、そういう需要が今までそんなにないし、
そういう前提で作られてるOSとかプログラミング言語ってそんなに多くないので、
どういう部品を組み合わせて、プログラミングの部品を組み合わせてやればいいんだろうってのは多分疑問に思うところとか難しいところなんじゃないかなとは、
ソフトウェアエンジニアの視点としてはちょっと思います。
それすごい重要な視点だと思うんですけど、逆に言うと止めても命に関わるようなことであったり、
その後重大な後遺症が残るようなことっていうのは逆に言うとできないっていうことになりますよね。
刺激したりして治療してるってことはできるけど、でも定期的に止めるみたいな風にして、
最悪止めればいいっていう状態でOKだっていうのを確かめておく必要があるって感じですよね。
1日のうち、この時間からこの時間はいいけど、使って、この時間からこの時間は使わないみたいなのがないと、
結局急に止まっても大丈夫かどうかっていうのが保証されないと思うので、
むしろそこは意図的に設計…
そういうアプリケーションにしか使えないっていうことにした方が…
常に使うっていうのは考えない。
別に1時間までとかってことですね。
確かにそれでなれば、僕の心の中のニューラリンク担当エンジニアは、だったらいけると思います。
なるほど、なるほど。
だから、その辺もできることのある種制約としてかかってくる。
常に出すってことは多分ないですよ。
それに依存した脳の回路でいっちゃって、かつそれが安全とかに関わるようなところには埋め込めないですよっていうことは、
57:01
どうしてもあるんじゃないかなと。
それはすごくなんか、けんえんぽい話で、
エンジニアがそういったチャレンジングなものを作るときに、
どういうふうに考えるかっていうところをわかって、個人的にはすごい面白い話だなと思いました。
なんかね、飛行機の設計とかでもね、結構あるらしくて、
その飛行機って普通エンジンが2つ以上あるじゃないですか、
で、新しい飛行機を作るときには、
その飛行機は空飛ぶ許可を与えますけど、
片方のエンジンが止まったときに何分ぐらい飛べますかっていうのをまず判定するのね。
で、例えば60分です。この飛行機は60分だったら片方のエンジンだけの飛び回りになったら、
その飛行機はどこを飛べるかっていうと、
地球上のどこかの空港に60分で行けるような場所しか飛んじゃいけませんよっていうところに。
じゃないと安全保証できない。
1個のエンジンが止まったときに、
どこにも帰れないよとなっちゃうんで、
そこだけだったら飛んでいいですよって許可がまず当てるんですね。
なんかその話とちょっと1時間だけみたいな話は似てると思っていて、
だんだん多分エンジニア側の進歩で、
安全に止まれる、ニューラリングが安全にフォールバックできるって技術がどんどん進歩していくと、
だんだんアプリケーションの幅も広がるんじゃないかなと。
確かに確かに。
思います。
だからそれぐらいの慎重さが求められるっていうところがあって、
その辺にあまり深入りしない感じのプレゼンだったから、
その辺がちょっと気になってしまったっていう感じだし、
ちょっと夢物語的な話が多くて、
現実感がないんじゃないかっていうのが多分あって、
でもなんかこう、
たぶん中の人たちもすごくそういうことは考えてるんだろうなっていう気はしますね。
そうですね。
はい、じゃあそんなところですかね。
すごい盛り上がった。
盛り上がりつつも、こう想定読者というか聞いてくれる人。
想定リスナー。
あの、とにかくまず記事を読むか動画を見るかしていただいて、
あとまあ、すごくそれも長いんですけど、
リサーチャットさんというポッドキャストがあるんですけど、
研究者3人でお話ししてる、
そのポッドキャストのイーロンマスカイがめちゃめちゃ詳しくて、
すっごい勉強になるんで。
ね、僕らよりは研究者視点でユーラリンクに関わってる、
その研究者の人はどういうバックグラウンドを持ってる人を連れてきたのかなとか、
ね、やっぱ研究の論文を直接読むとね、もっとその中の人が考えてること。
イーロンマスクだけじゃなくて、そこに関わってる研究者が考えてることだとか、
リアルに今何ができているのか、何をする予定なのかっていうことが、
結構詳しく書かれていて、それを読んだ上でいろいろ議論してくれてるので、
1:00:04
非常におすすめの回です。
ぜひ聞いてみてください。
はい。
まあ、ちょっと想定リスナーがどう言ってたのか、
本当にこの話をここまで聞いてくれてる人いるのかどうか怪しい感じになっちゃいましたけど、
まあ、非常に僕らは楽しんで。
盛り上がったね。
盛り上がりました。
では、さよなら。
さよなら。
01:00:38

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