1. 研エンの仲
  2. #23 頭が良くなる薬ってあるの?
2020-12-31 36:16

#23 頭が良くなる薬ってあるの?

「頭を良くする薬はなぜ難しいのか?」という疑問から始まり、スマートドラッグ (アデロール)、カフェイン、向精神薬と依存、eSportsにおけるドーピング、LSDのマイクロドージング、薬なしに認知能力をあげるには、高次元の理解、などについて話しました。

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今日は、Ayakaさんに質問を持ってきたんですけど。
はい、なんでしょうか。
なんか、頭を良くする薬ってあるの?っていう質問なんですね。
で、背景としては、結構、例えば、ガンとかって、昔は富士の病だったわけじゃないですか。
それでも、今は検出したりとか、治したりとかっていうのが、どんどん医療が進化してて、
で、結構、克服への道が、まだ遠いけど見えてきたみたいなところはあるじゃないですか。
で、他の病気もすごい、医療ってすごい進歩してるのに、
いや、なんか人間は全然、頭良くなってない気がするみたいな。
じゃあ、病気が全て解決されたら、みんなこう、知的で想像的な活動をみんなどんどんできるようになるみたいな。
健康寿命が増えるみたいなのが、医療の目的なんだけど、
じゃあ、その人間の本質的活動ということになっている、知的活動を、医療は何も変えてないじゃないか、みたいな。
そういうことは、心見られてきたのか。
で、今はそういう薬があるのか、でないんだったら、何で難しいのか、みたいな話について、ちょっとふと思ってたんですよね。
で、この疑問は結構前からぼんやりずっと思ってる。
で、それに関する質問とかをしたりはしてるんだけど、
彩香さんは割と近い神経自然達物質だとかの研究をしているということだったので、
これを機会に聞いてみたいなと思って。
めちゃそこプレッシャーかけに来て。
そうですね、頭を良くする薬、頭を良くする薬ってないのっていうのを、なんかそのポッドキャストのネタを考えてるときに聞かれたんですよ。
で、これは結構面白いテーマかもなって思ったんですけど、
頭を良くする薬なのか、本当の意味でそうかっていうのはわからないんですけど、スマートドラッグっていうものが一応世の中にはありますと。
で、簡単に言うとその人間の脳の機能とか、能力を高めるとか、主に集中力ですよね。
認知能力とか、記憶力を高めるって言ってるようなやつもあります。
いろんなそういう薬品とか物質の総称をスマートドラッグというふうに言っていて、
アメリカだと例えば大学生がめっちゃ乱用して社会問題になったりとかしてますよね。
アデロールだって。
そうですね、ADHDの治療とかにも使われるようなアデロールっていう薬だったり、
あとは睡眠障害とかの治療に使われるモダフィニルかな。
モダフィニルっていうそれらの、それはかなりスマートドラッグの中でもだいぶ覚醒剤よりというか強いやつですね。
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アデロールはもう完全に日本では覚醒剤と言われているジャンルだし、
多分モダフィニルの方も日本では処方はされるけど、
ナルコレプシーとかすごい強い精神疾患の人だけに限定されてるっていうことだった。
アデロールは覚醒剤と同じアンフェタミンを含んでるので、持ってるだけで違法になります。
ですが、アデロールとかモダフィニル、それらはスマートドラッグの中でもだいぶ強いやつで、
もっとカジュアルに言うとカフェインとかもそうだし、
一番身近なのはあれですよね、レッドブルとか、あとなんだっけ、ドクターペッパーとか。
ドクターペッパーはルートビアみたいなやつじゃないかな。
モンスターエナジーとか。
モンスターエナジーだ、それそれ。
そんな感じのカフェインがかなり強みに入ってるようなやつが一番身近ですよね。
で、そういう、なんだろう、さっき挙げたような強めのスマートドラッグは、
主に神経伝達物質を増やしたり減らしたり、そういう作用をするっていうことをやっていて、
主に集中力とか覚醒とかそういうところを上げることで、
目の前の仕事とか勉強に集中できますみたいな感じなんですよね。
で、記憶力良くするって言ってるやつもあるっちゃあるんですけど、
一家的にブーストするみたいなのはあんまりない印象でしたね、私が軽く調べた感じでは。
長期的にはあるかもしれないけど、今夜この試験の一夜漬けに必要みたいなので、
すぐ飲んで頭が良くなるってわけではないと。
そうですね、それこそストレスホルモンの増加を防いで、
カイバの細胞が死ぬのを防ぎますとか、めっちゃスケール長い話やなみたいな、
記憶関係のスマートドラッグは見ててもどれも速攻性がある感じではなさそうだったな、
雰囲気としては。
カフェインやタバコとかも入るのかな。
カフェインは僕は結構コーヒーとか飲むんでわかるんですけど、
スマートドラッグと分類されるのはわかるんだが、
全然すごく低次元というか、眠くなくなるだけみたいな感じはしていて、
必ずしも集中に役立つかっていうと、なんかそうじゃないような気もするし、
人間の抱えている煩悩というか、頭良くなりたいみたいな気持ちっていうのはもうちょっと複雑なんだよな。
もっと複雑なことができるようにしてほしいってことですかね。
記憶力が良くなるとかでもそうだと思うし、
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集中したいものに集中できるっていうことも、なかなか多分カフェインとかだけでは実現できないんだろうなと思う。
それこそ目の前のものにガーって集中させるだけならできるけど、
特定のものにだけ集中させる、
例えばテスト勉強に集中させるっていうのは逆に難しかったりするのかもしれないし、
なんかその辺って脳の状態を変えることができるだけでスマートドラッグって結局、
外界とのインタラクションまで規定することができないんですよね、結局。
なるほど。
外界とのインタラクションっていうのは、
例えば目の前にある、この本を読むみたいな、そこまで決められない。
脳の中身の状態をより集中しやすくするとかできるかもしれないけど、
それは向かう先がゲームとかになっちゃうと、
ゲームに夢中に集中しちゃうし、っていうことね、確かに。
薬がそういう、何だろう、目的の思考性を持った薬みたいなのはなかなかできないですね。
勉強だけに集中できる薬みたいなのっていうのはなかなか難しいっていうのは確かにその通りだと思います。
あとはさっきちょっと言ってた、もっと複雑なことができてほしいっていう話だったんですけど、
私は薬でそれをほぼ無理なんじゃないかと思っていて、
結局脳の神経回路全体で機能を実現してるので、
一部神経伝達物質を増やしたり、例えばドーパミンを増やしたり減らしたりしただけでは、
何か複雑なタスクが上手くなるっていうのは難しいんですよね。
回路全体をやりたいことに対して鍛えていかないといけないんで、
結局何ていうか、鍛錬が必要みたいな、元も根もない感じになっちゃう。
ある神経ネットワークの活動を高めるために薬を投与しても全体が働いちゃうから、
ネットワークのすごい大きな全体を一応に活性化させたり、
ある伝達物質を増やしたりしても、そのネットワークだけを強化するってことはなかなか難しい。
そういうことだと思いますね。
だからそれこそドラッグデリバリーの技術も最近進化してきるんで、
本当に特定の場所だけにドラッグを届けるってこともできるようになるとは思うんですけど、
特定の場所っていうのは脳の中の記憶をつかさざる場所とか、
視覚をつかさざる場所みたいな。
場所だけに届けるってことは多分できるようになると思うんですけど、
それは何ていうか、動物だとすでに一応できていて、
それは遺伝的なツールを使えばできるので人間ではできてないんですけど、
そういうことをやろうと思えば何かいずれ可能になるんじゃないかなと思うんですけど、
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にしてもやっぱり何万と何万細胞があるその場所に届けるぐらいのことしかできないので、
あるタスクだけ上手くなりたいみたいな、それを叶えるのは薬じゃ正直ちょっと難しいかなっていうふうに思いますね。
だからこそ前ちょっとイーロンマスク界というかニューラリンク界で紹介したときの、
みたいなそういう脳内に埋め込んで特定の神経回路だけ強くするみたいなふうに落ち着いた理由はそこなのかなっていうふうに思ったりはします。
もう一つ漠然とした疑問というか質問として思ってたのは、
スマートドラッグとかって言われてるように思って、覚醒剤とかすごく強化や引き抜かったり、コーヒーもすごく依存性が高いとか、
要は精神薬、精神に働きかける薬ってどれも依存性が高く使い続けてはいけません、あなたの人生破壊しますみたいな、
なんでってなるじゃないですか、なんか依存性が高くない薬ってないのかなみたいな、
なぜそういう精神に働きかける薬っていうのはどれも依存性があるのかっていう。
そうですよね、それはそもそも依存症が脳のどういう変化で起こるのかっていうところにかなり関連してくると思うんですけど、
言っちゃえば薬物の中にも依存性がものすごく強いものと弱いものっていうのはあって、
抗生神薬が全部一応に依存性がものすごく強いってわけでは実はないんですよ。
依存性が強いものに関しては、結局やっぱりまずは報酬系とかに働きかけて、その報酬が欲しくなるみたいな状態になるんですけど、
今度その回路が変わってしまうことによって、今度はストレス系の回路の方が活発になっちゃうんですね、
その薬がないことによるストレスが大きくなっていって、薬で得られる快楽よりもないことが辛いっていう状態になってしまう。
で、ないことが辛い状態になってしまうと、もうその辛さをどうにかするために薬を入れるしかないみたいな感じで、
普通の状態が薬がある状態になってしまうんですね。
で、それで薬を止めるの、薬用接種をやめられないっていう風になっていくのは依存症で、
最終的には脳の前頭前脚というか、前の方の皮質の方の回路が変わって、
止めたいと思っても止められない、そういう意思のコントロールができなくなるっていう風に進行していくんですけど、
そういう依存症の回路っていうのがあって、やっぱりどうしても脳は定常状態を保とうとするし、脳自体が日々変わっていくものだから、
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外から強すぎる干渉を薬、そういう覚醒剤みたいなのを与えると、やっぱりそれをうまく定常状態に持っていこうとして脳が変わってしまって、
目的通りのただ集中力が上がってよかった、やったーってだけでは終われないっていう。
もう一つの問題として、私が特にスマートドラッグみたいな、覚醒剤とかより少し弱いようなドラッグに関して思うのは、
あんまり効かなかった時に、より強いやつに手を出してしまうっていうのもあるんですよね。
特に多分カフェインあんまり効かないみたいな話とかしてたじゃないですか。
それがすごいエントリーのあんまり依存性が強くないような、特に国内だと基本的にスマートドラッグは個人輸入も禁止されてるんですけど、厚生労働省で。
アメリカとかだと結構手に入るものもある。
で、それを弱いやつから飲み始めたけど、なんか全然効かなくなって、より強いやつに切り替えてってなってくと、
かなりそれは依存症の危険がどんどん上がっていくっていう感じになってしまうので、
その意味でやっぱり何にも副作用がないとは言えないなって、仮に副作用がないタイプのものだったとしても、副作用がないと言い切れないっていうのがそこにあるかなと思います。
なんか興味あって飛びついてみたけど、全然大したことないなってなって、ネットに載ってるこういう薬があるらしいみたいな、
だんだんそれでエスカレートしていくっていうのがあるんじゃないかっていう。
多分そういうのが、わりかしアメリカでは社会問題にもなってると思います。
そうですね、なんかアデロールの依存症とかに関しては、ネットフリックスでドキュメンタリーがあって、それが非常に面白かったですね。
なんてタイトルだったかな、ちょっと調べてみようかな。
Take Your Pill スマートドラッグの真実っていうやつかな。
超競争社会でより効率的にもっと良い結果を残すため、5分剤を使用する学生、プログラマーたち。
よりその代償として彼らが直面する危険とは、っていうことですね。
そうですね、実際すごくそういう危険性はあるだろうなというふうに思いますね。
やっぱりかなりドラッグへの距離が近いっていうのもあると思うんですよね。
なんかあれなんですよ、結構シリコンバレーとかではマイクロドーズって言って、
LSDみたいな普通に覚醒剤を灰になれる量じゃなくて、少量だけ手に入れることによって、体に入れることによって集中力を増すっていうのが普通にスタートアップとかである。
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どう考えてもやばいでしょって思うんだけど、普通に資金調達してて、CEOとかもPhD持ってたりして、大丈夫かなって思うんですけど。
ドラッグ、そういう賢い人を引きつけてしまうというのはあるんですね。
そうなんですよね、ありかしね。
なんか実際、大学とかでそういうスマートドラッグが流行っちゃうみたいな。
なんか自分、体をハックしていきたいっていう気持ちがすごい強いんだろうなと思うんですよ。
それがどんどん高まっていくと、そっちに手を出していくみたいな。
そうですね、なっていくのかなっていう感じがします。
ここでちょっと面白い話をしたい、面白いというか、私は個人的に大事だと思ってる話をしたいんですけど、
2015年にオックスフォード大学の研究チームが行った分析によると、睡眠とか運動とか脳トレみたいな、薬を使わないで認知能力を向上させる方法っていうのが、
薬を使った方法、モダフィニルとかメチルフェニルとかカフェインなどの薬で認知能力を向上させる方法と同じかそれ以上の効果があることが明らかになった。
というか、少なくとも薬の方が絶対薬を使わない方法よりも良いって言い切れないっていうことがわかってきて、
これはある種の希望なのかな、わかんないですけど、薬って今のところあるものに関してはそんなに効果ないよっていう、確かに多少は効果ある、それで多少覚醒とか上がっていくんだけど、
寝た方が効果ある。
見も蓋もないけど。
見も蓋もないんだけど、薬を使用しない自然な認知能力向上方法、例えば、たった6分の昼寝でも効果があります。
良い睡眠習慣は記憶とか想像力問題解決の向上に効果がありますとか、
あとは運動ですね、モチベーション、記憶能力、学習速度の向上に効果があります。
で、運動の効果は48時間後まで持続します、だそうです。
とか、まあそういう話があってですね、あとまあノートレ、いろんなプログラムがあると思うんですけど、
そういうプログラムは記憶力とか注意力、視覚認知能力の向上などに効果があって、効果は3ヶ月ほど持続します、だそうです。
テトリスみたいなゲームから外国を学習、まあそういうことをするだけでも、
リコードが出す。
そうそうそうそう、まあどういうような効果が見られるとのことで、
まあこういった、ただこういう認知能力の向上方法は段階的で劇的な効果はないと。
で、まあしかし、スマートドラッグと実は同じぐらいの効果がありますね。
なるほど、なるほど。
実は健康的なやり方でも、人はスマートドラッグと同じぐらいの効果を得られるっていう話がありますね。
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なるほどですね。
まあじゃあそういう方向に研究が行ってくれれば、つまりどうヨガしたら頭良くなるのか、
どう瞑想したら頭良くなるのか、みたいな方法に行ってくれれば、より健全なというか、
まあ薬に頼らないっていう方法がどんどん進化していくのかな。
そうだね、まあその頭良い薬ができたらいいなっていう気持ちはすごいわかるんですけど、
今のところ、脳の本当に特定の機能だけを引き出すような薬っていうのは作れてない。
そもそもなんか特定の機能っていうのが今ネットワークに分散されているので、
特定の機能だけを引き出すってことは難しいっていう状態があって、
だから今ある薬はぼんやーんと覚醒みたいなのを上げたり下げたりすることしかできないと、
実はそれは寝たり運動したりってことで脳トレとかでできますよっていう話ですね。
なんかまあこれは確かにと思う一方で、
じゃあ人間はなぜ薬が欲しいと思ってしまうのかっていう、
割と根本的な、例えば高血圧とか一番最初に言った、
そういう技術は進歩していきたいねみたいな話もあるんだけど、
いや待てよみたいな、人間はそもそもなぜ健康的な食生活はできないのかって話じゃないですか。
そっちを解決しようよみたいな。
いや本来的にはそうですし、割と最近はそういう考え方になってきているんだと思う。
薬品市場的にも、病気になってからってだけじゃなくて、
未病というか、健康診断には引っかかるけど、
重篤な入院しなきゃいけないみたいな状態ではないみたいな状態から、
ちょっとずつ介入していきましょうって方向にどんどん、
特に生活習慣病気はなってきているとは思います。
それは本当におっしゃる通りではあるんだけど、
やっぱりとはいえ理想通りの生活習慣だったり、
できないのが人間じゃないですか。
それを埋め合わせるために薬が欲しくなるっていうことなのかなというふうには思いますけど。
それを止める方法はなかなかやっぱないですからね。
そうですね。
やっぱり、日本の場合はそもそもドラッグに対する嫌悪感がとても社会的に強いから、
ある種スマートドラッグとかも入らずに住んでるけど、
なんかドラッグがすでにある程度まん延しているところだと、
いやこれは量少ないし依存性少ないしっていう感じで、
どんどん形を変えて広まっていくみたいなところがあるような気はしてますね。
そうだね。
例えば今後そういうのは規制の方でも問題になっていくと思っていて、
リョレさん好きなeスポーツあるじゃないですか。
スポーツにおけるドーピングは禁止されてて、
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eスポーツもそれで多額の賞金とかが動いたりするから、
なんか勝つことにすごいメリットあるわけじゃないですか。
スマートドラッグを使っちゃいけないっていう話になってますよね、確かに。
そうですね。なんかESLっていうeスポーツの団体があって、
そこがやってる大会ではスポーツと同じようなドラッグの規制、
ドーピングの規制っていうのをしていきますよと。
抜き打ちでテストしたりっていうのをしていきますよ。
っていうのはあるとは思います。
ただ難しいのはやっぱeスポーツのスポンサーって割と、
例えばレッドブルだったりとかモンスターだったりとか、
そういうやっぱメーカーが多いんですよね。
集中できるようにするとか集中を高める意思とかがあるくらいだから、
だからなかなかそういうボーダーラインにあるものだとかっていうのは、
もし例えば合法的にそういうのを売り出すメーカーが現れたとして、
eスポーツにすごくお金出すよってなったときに、
ちゃんとそれと距離離せるんだろうかっていうのはありますよね。
確かに確かに。
だからいろんな認知能力を向上させるって言われてるものっていうのは、
薬とまでは言わなくても本当に健康食品レベルでたくさんあって、
規制されてないものをどう扱っていくかっていうのはありそうですね。
だからそれこそ違法なものはそこでガッて切れるけどっていう、
そのレギュレーションとかってすごく難しいですよね。
なんかこうなんだろう、ソナトラック的なものを規制する理論はわかるけど、
それがじゃあカフェインとかに適用されないのはなぜだろうっていうことにもなってくるわけですよね。
どこで線を引いて、こっから向こうはダメ絶対だけど、
こっちはなんかむしろ推奨。
推奨じゃないけど、
例えばそういうゲームの配信とかを見ているとスポンサードされてたり、
みんな飲んでたりとかしてたら、
あれなんでこれはいいのにっていう人が出てきてもおかしくないのかなという気は。
確かにね、その辺はすごいこうなんだろう、産業とのつながり、
単純に危険性安全性だけではうまく切り離せないところがあって難しいですよね。
カフェインも量を取りすぎると本当にやばいんで。
そうですね、別に質量もあるしなんだろう、
こう無害なものではないはずなのにっていうのはすごくありますね。
そんな感じですかね。
どんなとこでしょうか。
なんか聞きたいことは聞けましたか?
聞きたいことは聞けたような気がします。
あったら使ってみたいなというのとはまた別として、
なぜ難しいのかなっていうのがお疑問としてあったんですが、
そのネットワークの一部がどうぐらい大事で、
24:01
それだけに選択的にっていうのはなかなか難しいんだよっていう感じ。
どういう、仮に薬じゃなくてもいいですけど、
何らかの方法で認知能力を向上させられるとしたら、
どういう能力を向上させたいとかありますか。
自分の中か、どうだろうな。
難しいな、これをっていうのは。
あやかさんはなんかありますか。
いや、なんかそれこそボケ防止みたいな話とかさっき言ったじゃないですかね。
確かに。
あるいは記憶を、なんだろう、
一瞬でスキャンして思い出せるようにしたりとか、
逆に覚えられるようにしたりとかありますよね。
そういうのは多分薬では無理だと思っていて、
どっちかというとブレインマシンインターフェースみたいな話にはなってくるだろうなと思うんですけど、
わかりますかね。
英語が喋れるようになりたいなと思いますけど、
それは明らかに無理ではありますけどね。
これはすごく気持ち悪い世界観ではあるんだけど、
あるシチュエーションになった時に、
ある物質が出るような仕組みっていうのが、
薬じゃないけどできれば、
やばい世界観だけど英単語一つ覚えると同時にドバドバ出るみたいな、
マシン埋め込むってことか、
英語学習につながりそうだってのは、
結構普通にあり得る話ではあるとは思う。
そうですね、脳に電極埋め込むって話をすると、
大体好きなタイミングで報酬系を刺激できると最高みたいな話があるんですけど、
それは多分ドラッグとほぼ同じ感じになってくと思うから、
確実に規制は入ると思いますね。
絶対悪用する人は出てくるからね。
それ埋め込んじゃった人はもう何でもいいから、
意味のない英単語を覚えまくるっていうのに取り憑かれちゃったら、
それはそれで敗人みたいな感じだし、
それをやっぱ人間がコントロールできると思っちゃいけないっていうことでしょうね。
いや、そうだと思いますね。
最近闇の脳科学っていう本をちょっとだけ読んだときに、
今も若干あると思うんですけど、
打つ状態の人に報酬系をちょっと刺激できるようなデバイスを埋め込むっていうようなことをしたときに、
誰が普通の気分を決めるのかっていうのがあって、
その人にとってこれぐらいの刺激の強さだとどうですかみたいなのを聞いてて、
より刺激すれば刺激するほど幸福感が高くなってくるらしいんですけど、
ある程度以上だとこれはちょっと平常心じゃないなっていう感じになってて、
これはこの人ハイになってるから、ちょっとそろそろやめとこうっていう。
これはちょっと嫌ですって言って、ちょっと刺激強度を下げたりして、
27:03
でもちょっとこれだとまだ気持ちがしんどいって言って、
ちょうどいい刺激の強さを決めていくみたいな描写があったんですけど、
2回目来たとき、もうちょっと強い方が俺の平常心だなみたいなことを言い出すようになって、
これはってなってっていう描写があって、
やっぱり報酬系にしろ何しろ多分どんどん脳を刺激していくってことは、
いろんな体制がついていくことでもあるんですよね。
それは薬を飲むことでもそうだと思うし、すごくその量とかはセンシティブになる必要があると思うし、
それは刺激したとしても薬を飲んだとしても、なんかつきまとう問題な気がしますね。
だからなかなかね、難しいんですよね、コントロールするのって。
やっぱ人間はそれがやっぱ難しいわけですよね。
そして失敗したストーリーっていうのももう歴史上いくらでも発見できるわけですから。
成功したストーリーの方がね、逆に探すのが難しいぐらい。
我々はコントロールできるって思うというのが間違いっていうことではかもしれないですね。
だからかなり本質的に認知能力を向上させたいみたいな思いはあるというか、興味あるんですけど私も。
でもその既存の方法でやろうとすると無理が出るなっていうふうにも思ってますね。
私自身がこういうふうに脳を変えたいって思うとしたら、理解の次元を上げたいっていうこと前からそう思ってて、
今結局AIとかマシンラーニングで色んなデータ解析をしても人が解釈できるように最後してるじゃないですか。
人が解釈できるようにする時点で、例えば2次元とか3次元とかに落とさないともう人には分かんないわけですよね。
理解、現象が持ってる情報量をかなり圧縮しないと私たちが理解できないっていう話があって、
ただ物理世界はもっと高次元であるはずだみたいな話があった時に、
私たちの理解の次元自体を上げることは果たして可能なのかっていう話を知り合いの脳科学関係の人とかと話したんですけど、
具体的にどうしたらいいのかまだ全然わかんないけど、
自分がそのスマートドラッグじゃないけど頭良くするために何か開発するんだとしたら、どうしたらそれが可能なのかを考えたいなと思います。
人間を2次元3次元ぐらいしか理解できないっていうのは、それを伝えられないなのか、それともやっぱり脳の中でそういう限界があると感じているのか、どちらかなんですか?
私は基本脳の方に限界があると思ってるけど、たまに超えられる人がきっといるんだろうなと思います。
物理、理論物理とか数学がめちゃくちゃできる人は、超えられてる人がたぶんいるんじゃないかなとは思ってるんですけど。
30:06
藤沢先生が将棋をする時に、盤面を特に思い浮かべたりはしないですみたいなことを言ってて、え?みたいな。
なんか爪将棋を解くんだけど、それは別に盤面を考えてるわけではなく、高度に抽象化されたなんとか、その分は言ってないってその想像ですけど、
とにかく盤面というのは脳にあってそれを動かしてるみたいな、それこそクイーンズギャンビットの中に主人公がやってたような操作をしてるわけではないって言ってて、これはなんか高次元理解に近いんじゃないかっていう。
人に理解可能、例えば自然言語とか数式とかに落としてないというか、なんかあるんだろうね、その中に別の言語じゃないけど、操作できる抽象概念みたいなのが。
でも抽象概念としてすごく何だろう、解が出たみたいな人がいても、それを結局他の人に伝えられなかったら、その地を証明するってことは難しいわけで、結局のところインプットアウトプットが人の地を外から見える人の地を上から抑えてるような気もしますよね。
そうですね、だからそういう意味では概念の開発の方がもしかしたら理解の次元とかに与える影響は大きくて、そのタンパク質脳でできることの限界みたいなところに挑戦する必要はもしかしたらないのかもしれないですけどね。
なんかちょっと失礼かもしれないけど、意外とこうやってみたいことって聞いた話が、LSDとかの体験談の話と意外と似てるような気もしました。なんか高次元に頭が昇るんだみたいなことを言いながら言うじゃないですか、その体験談。
いやでもそれはまたちょっと違うんじゃないかな、わかんないけど。
わかったような気がしちゃうっていう感じに近いかなっていう感じがしますね。
だから幻覚とかそういう見た方向ではないんだけど、あとは多分その灰になるっていう状態は結構全能感とか、そういうエモーショナルな話の方が近いのかなっていう印象はあるんですけどね。
なんだろう、すべてがわかった気がしたんだみたいな体験談聞くけど、でもそれを結局なんか言語化して、すべてについての本みたいなことを書いてる人はいないわけですかね。
そうなんですよ。結局だからそこを、結局は翻訳可能な形にしなきゃいけないのかもしれないですけどね。本当に何か見えてるのかもしれないけど、結局それをうまく扱って現実世界で使える形にはできてないわけだから、今のドラッグとかには。
そうですね、なるほど。高次元の理解。
いや、それはわかんないですけどね。なんかスマートドラッグ、頭が良くなる薬の話をしてたってことは、なんかてっきりやりたいことがあるんだろうなと思ってたから。
33:09
いや、なんかこう一般にそういう、なんだろう、人間は、なんだろう、そういうことに対してどのぐらいの進捗があるんだろうかみたいな感じですかね。
まあ、てか全くないとしたらすごく難しいんだろうなっていう。
多分全くないわけではない。それこそなんかいろんな、あの手この手で手段は開発されてるし、それこそなんだろう、パフォーマンス市場主義みたいな文脈で、シリコンバレーとかでは本当にそういうスタートアップがガンガン出てきてるっていうのは事実としてあるんですけど、
実際、実態としてうまくいってるかって言ったら私はあんまりうまくいってないと思うというか、結局今までのやり方を、いや、ちょっとだけだから大丈夫って言ってるみたいな、本当にいいみたいな感じで今んとこ進んでるっていう感じだと思いますね。
そもそも私、今までいろんなポッドキャストで続けさせる技術とか、いろんなそういうライフハック的な話、自分の集中力コントロールをどうする、体調をどうコントロールするかみたいな話とか知ったと思うんですけど、やっぱりその薬で外部的に操作するってことはある種可能なのかもしれないけど、さっきちょっと話したような他のいろんな方法でアシストするやり方っていうのはあると思うんで、
そっちを極めていきたいですね、健全に。
このポッドキャストは認知行動両方じゃないけど、そういうアプローチのことをいろいろ話していきたいような気もした。
そうだね、確かに。認知行動両方とまで言えるかどうかわかんないけど、自分たちの習慣を作ることによって体とか変えていきたいねって、そこは結局なんだろう、行動によっての方が変わっていくっていうある種の信念があるからかもしれないけどね。
行動や習慣によって長期間の蓄積をしていけば、たぶん回路も変わっていくだろうと思っているからみたいな。
はい、じゃあこのポッドキャストそういう信念でやっていこうと思います。
信念ね、いやわかんない、まああいにスマートドラッグは使わない方向でね。
いきたいと思います。
じゃあそのところで、今日は頭よくなる薬ってないの?という質問から始まり、なんかすごい高度な子供科学相談室みたいな感じですよね。
いや、別に私もめちゃめちゃこの分野の専門家って言ったらそういうわけじゃないからね。
今日はあやか先生にお越しいただきました。
いやいやいや、やめてください。
ということで楽しみいただけましたでしょうか。
はい。
皆さんも良い年末をお過ごしください。
はい。
ということでまた来年も来てくださいね。
はい。
ではさよなら。
さよなら。
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