エネルギーの感覚を知る
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、わたしの中のエネルギーを感じる。
ホリスティック・ヘルスでは、体・心・冷静のつながりを土台に、命の全体性を大切にしていきます。
その中心にあるのが、今日のキーワードでもある、エネルギーという感覚です。
エネルギーと聞くと、スピリチュアルなものや、特別な力をイメージされる方もいるかもしれません。
けれど、ホリスティックの視点では、エネルギーとはとてもシンプルで身近なもの。
例えば、朝起きたときに、今日はなんだか調子がいい、と感じる。
誰かと会った後に、なぜか疲れた、と思う。
自然の中に身を置くと、体の奥がふっと緩むような感覚がある。
こうした瞬間、全てが、私たちの中のエネルギーが動いた、という体感なんです。
エネルギーは、私たちの中をいつも流れている、命の川のようなものです。
気力、体力、集中力、安心感、創造性、直感、
それらは全て、エネルギーの流れがどうなっているかによって変わってきます。
だからこそ、この自分の中のエネルギーに気づけるようになると、
自分の状態を深く理解し、整える感覚がつかめてきます。
では、どうやってその流れを感じることができるのでしょうか?
まず必要なのは、頭よりも感覚にアクセスすること。
今この瞬間、体はどんな感覚ですか?
呼吸は深いですか?浅いですか?
何か重たいところ、こわばっている部分はありませんか?
軽くて温かいところは?
言葉にする必要はありません。
ただ、感覚に意識を向けて感じてみるだけでいいのです。
次に、日々の中で起こるエネルギーの変化に敏感になること。
例えば、特定の人と会った後に体がどっと重たくなる。
SNSを見ていたら急に気持ちが不安定になる。
自然の中にいると背中がほどけるような感覚がある。
何かに集中していたら時間を忘れて軽くなる。
こうした変化は全てエネルギーの応答です。
実は私たちは、日々多くのエネルギーを奪われたり乱されたりしています。
それは人間関係だけでなく、音、光、情報、空間のざわめきなど
あらゆる刺激によって引き起こされます。
しかし逆に言えば、私のエネルギーが整う場所、
満たされる関係性、落ち着くリズムを知っていれば、
自分を回復させることも守ることもできるのです。
このエネルギーの感覚は、気づき、整え、循環させる
エネルギーの整え方
という三つのステップで育てていくことができます。
1.気づく
自分の内にある今のエネルギー状態に気づくこと。
疲れや緊張だけでなく、逆に、
今日は気持ちが軽いといったポジティブな感覚にも意識を向けてみてください。
これは、体との心の温度計を手に入れるようなものです。
2.整える
疲れているときは、回復の時間を。
乱れているときは、呼吸や静かな空間でチューニングを。
嬉しいときは、その喜びのエネルギーを味わい、蓄えておく。
整えるとは、エネルギーにとってちょうどいい形や流れを作ることです。
3.循環させる
自分が元気なときは、優しさやほほ笑みを誰かに向けてみる。
逆に疲れているときは、誰かに頼る、受け取ることも循環です。
エネルギーは閉じていると滞ります。
でも、やりとりが起こると、また自然に巡り始めます。
特に大切なのは、奪われすぎないことと抱えすぎないこと。
私たちは時に、頑張らなきゃと思いすぎるあまり、
人からの期待やプレッシャー、空気を読みすぎる態度で
自分のエネルギーを知らないうちに使い果たしてしまいます。
けれど、自分の内なるエネルギーは有限であると知っていれば、
本当に必要なことだけその力を使うことができます。
また、自分の中のエネルギーが整ってくると、
自然と直感やインスピレーションも高まります。
ふと湧いてくる、こっちがいいかも、という感覚、
なんとなく今日はあの人に連絡してみよう、と思える気づき、
それらは心や思考でなく、エネルギーの響きが教えてくれるメッセージかもしれません。
では今日、あなたの中のエネルギーはどんな響きをしているでしょうか?
足元はしっかり地についていますか?
胸のあたりは広がっていますか?縮まっていますか?
頭の中は静かですか?それとも忙しいですか?
この問いかけを1日に数分でもしてみることで、
私たちはエネルギーの基礎体力を少しずつ高めていくことができます。
健やかさとは見た目の元気さではありません。
その奥にある命の響きが穏やかに自由に流れているかどうか、
その響きを感じる力が、私たちの暮らしと人生をもっと優しく、もっと力強くしてくれます。
本日もご視聴ありがとうございました。
チャンネル登録といいねをぜひお願いいたします。
番組への感想や質問はコメント欄でお気軽にお寄せください。
あなたの中のエネルギーが今日も静かに巡っていきますように。
ナビゲーター岡田でした。