感覚の重要性
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、「感覚はあなたの中の医師」というテーマでお届けいたします。
私たちの顔の中には医師がいます。
と言っても、白衣を着た誰かのことではなく、私自身の内側にある感覚という名の医師です。
この感覚、つまり体の声、心のつぶやき、直感的な違和感や心地良さ、これらはすべて今の状態が自然で、素早かなものかどうかを教えてくれる大切なサインです。
例えば、何かを食べた後に胃が重たく感じる時、その感覚は、「ちょっと合わなかったよ。」と伝えてくれているのかもしれません。
誰かと会った後にドッと疲れるような感じがあるなら、「そこにはこの関係少し負担になっているよ。」と気づかせてくれるメッセージが含まれています。
私たちはつい知識や理性で物事を判断しがちですが、本当の意味で自分に合っていることを知っているのは感覚なんです。
でも、その感覚に耳をすませる習慣はなかなか教わることがありません。
学校でも職場でも、感覚を信じて選ぼうとはなかなか言われないですね。
どちらかといえば頭で考えて、正しそうな方を選んで間違いないようにと教わってきました。
そして、こうすべきに従って選択していくうちに、本来の感覚意が持つ鋭さや確かさはだんだんと曇っていきます。
だからこそ、今私たちが大切にしたいのは、自分の内なる意志、感覚ともう一度繋がり直すことなんです。
それは特別なスキルではなく、日々の小さな気づきの積み重ねから始まります。
例えば、朝起きて体がどんな感覚を伝えてきているのかに耳をすませます。
呼吸が浅くなっていたら少し立ち止まって深く気を吸ってみる。
なんとなく胸が重たい日はスケジュールを緩めて自分を優しく扱ってあげる。
こうした些細な感覚への反応が、あなたの内なる意志を少しずつ呼び覚ましていきます。
そして何より大切なのは、こんな風に感じる自分をジャッジしないことです。
怒りが湧いた時、涙が出た時、ダメな反応だったかなと否定するのではなく、
これは大切なメッセージなんだと一度受け止めてあげること。
感情もまた感覚の一部です。
どんな反応にも理由がある。
それを否定するのではなく、理解しようとする態度が内なる意志の力を信じることにつながります。
内なる意志との対話
また、自然との触れ合いも感覚を呼び覚ますとても良い手段です。
風の匂い、鳥のさえずり、足の裏に感じる地面の硬さや温度。
こうしたものは思考ではなく感覚で捉えるもの。
自然の中では、私たちの体は考えることを少し休めて、感じることを主役にしてくれる。
つまり感覚の感度が自然と高まっていくんです。
五感を開いて過ごす時間は、内なる意志との対話の練習時間のようなもの。
そしてそうやって感覚を信頼できるようになると、本当に必要なものとそうでないものとの選別がぐっと楽になります。
例えば食事、栄養の情報にとらわれるのではなく、本当に食べたいと感じているかどうかで選ぶようになる。
人間関係も同じです。
正しい付き合い方よりも、自分が安心できる関係を大切にできるようになる。
それは一見、わがままにも見えるかもしれません。
でも実はそれが自分の健やかさを守る、生きる力としての医療行為そのものなんです。
誰かに頼らなくても、高価な健康法を知らなくても、私たちの中には既に意思がいて、自由の知恵を持っています。
ただ、その恋はとても小さく、日々のノイズの中でかき消されやすい。
だからこそ、毎日ほんの少しでいいから、感覚に戻る時間を作る。
それはヨガでも瞑想でも散歩でも料理でもいいです。
あなたが今感じているなと思える瞬間を一つでも持ってください。
すると不思議なことに、人生の進む道まで整っていきます。
身体と心の声が重なっていくと、ブレない選択ができるようになり、どこに向かえばいいかが感覚としてわかってくるんです。
迷った時、疲れた時、不安な時、何をすればいいかわからない時こそ、この外の情報ではなく、自分の内側に問いかけてみてください。
今どんな感じがする?このまま進みたいと身体が言ってる?もっと休みたいと言ってない?
その答えを教えてくれるのが、あなたの内なる意志・感覚です。
あなたの中のその意志はいつもそばにいて、必要な時にそっと手を差し伸べてくれます。
私たちに必要なのは、その手を再び握り返すことだけなんです。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをどうぞよろしくお願いいたします。
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今日も優しく育まれますように、ナビゲーター岡田でした。