自己の物語とつながり
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、つながりの中から紡ぐあなたの物語。
これまで、私たちは、癒しというテーマのもとに、さまざまな角度から、
暮らしと心身のつながりを見つめてきました。
体の声に耳をすませること、感情を責めずに受け止めること、
自然と共に呼吸し、五感を開くこと、
自分自身との対話を持つこと、そして、人と人との関係性の中で
共に癒されていくこと。
これらのエピソードを通して、私は何度も言いました。
癒しとは、自分だけのものではない。
癒しとは、誰かと交わした言葉の中に、自然の静けさの中に、
自分の心が発する小さなサインの中に、
日常のあらゆるつながりの中にそっと息づいている。
だからこそ、このシリーズ全体を貫いてきた一つの問いを、
もう一度見つめ直したいと思います。
それは、私はどんな物語を生きているのか、
そして、その物語は誰と共にどこへ向かっているのか。
私たちの人生は直線ではありません。
時に回り道をし、時に立ち止まり、迷い、休み、また進む。
その中で育まれる思いや気づきの一つ一つが、
あなたという存在の深みを形作っていきます。
けれども、私たちは、日々の中でその物語の意味を忘れてしまいがちです。
忙しさに追われたり、結果に焦り、
心を悔やみ、未来を不安に思う。
そんな時こそ心を落ち着けて、
今、自分はどんな物語を紡いでいるのか、と問いかけてみてください。
ホリスティックヘルスの視点では、人は相互依存の存在です。
完全に自立するのではなく、つながりの中で癒され育まれていく。
例えば、誰かにかけた言葉が、その人の一日を明るく照らしたり、
誰かの眼差しに自分の存在が肯定されたり。
そんなふとしたやりとりの中で、そこやかさの根が静かに根付いているのです。
人生の物語は一人称では終わりません。
あなたの存在が誰かの物語の中で静かに輝いていることもあります。
自分では気づかないところで影響を与えていることもあります。
そして、もちろん、誰かの存在があなたの支えになっている瞬間も数え切れないほどあるのです。
では、これからあなたが紡いでいく物語に、どんな願いを込めたいですか?
日常の中の癒し
それは、大きな目標でなくてもかまいません。
日々の中に癒しを感じられるような生き方。
自分を置き去りにせず他者と優しく関わること。
自分らしいリズムで暮らすこと。
例えば、朝目が目覚めたときに、今日も生きているとほっとすること。
ご飯をゆっくり噛みしめて、ありがたいなと思えること。
何もない一日を静かな日だったと感じられること。
そんな普通の中に癒しの物語は編み込まれていきます。
人生を豊かにするのは、大きな成功や劇的な変化ではありません。
小さな気づきを何度も繰り返しながら、自分と世界との優しい繋がりを感じていくこと。
それがあなたの健やかさの根となり、未来への眼差しを静かに温かくしてくれるのです。
この放送を通じて出会えたあなたが、ご自身の物語を慈しみながら、
これからも歩んでいけるように、その歩みの中で癒しがいつもそばにあるように心からそう願っています。
本日もご視聴、本当にありがとうございました。ぜひチャンネル登録といいねをお願いいたします。
そしてこれまでの放送の感想や気づきなども、ぜひコメント欄でお聞かせください。
あなたと繋がりながら、この番組のシリーズ2の幕を閉じます。
次回からシリーズ3でまた新たなお話をさせていただきます。
ナビゲーター、岡田でした。