自分の健康を主体的にデザインする
さて今回は、岡田ホリスティック・ヘルス・ラボ4、ここからちょっと面白い視点を一緒に見ていきたいんですけど。
はい。
体と心と、あと冷静ですか?この調和を通じて、自分だけの健やかな人生を主体的にデザインするっていう。
デザインするという言葉が印象的ですよね。
そうなんですよ。今って健康情報がまあすごくたくさんあって。
ありますね。
結局自分には何がいいんだろうって、ちょっと迷っちゃうことあるじゃないですか。
うんうん、わかります。
この資料が言ってるのは、なんか問題を修理するんじゃなくて、自分自身を世界に一つの癒しの庭みたいに考えて。
庭ですか?へえ。
それを慈しんで育んでいこうよっていう、そういう視点の転換なんですね。
なるほど。受け身じゃなくてもっと能動的な関わり方というか。
そうそう。
食事とか運動とか休養、ストレスケア、日々のいろいろなことを全体的なつながり、ホリスティックな視点で見直して自分で作っていくみたいな。
理論だけじゃなくて、それをどう体感するかってところまで踏み込んでる感じですよね。
まさに。その中心にあるのが自分が癒しの庭の庭師になるっていう考え方。これなんかいいなと思って。
いいですね、庭師。
まずは自分の土壌、つまり体質とか気質とか、そういう自分のベースをちゃんと理解して、そこに健やかさの種をまく。
そして日々の手入れ、これが生活習慣ですよね。それで自分だけの綺麗な花、喜びとか充実感を咲かせていくっていう、そんなイメージかな。
まさにその通りだと思います。そこですごく大事なのが、誰かの真似じゃないっていうこと。
ああ、個別性。
そう、その人だけの個別性、ユニークネスですね。
それと体、心、冷静、さらには周りの環境とのつながりまで全部含めた全体性、ホリズム。
なるほど。
この2つが健やかさを自分でデザインしていく上での土台になるってことですね。
その庭師になるっていう考え方すごくしっくりきますね。日々の手入れで一番身近なのはやっぱり食事かなと思うんですけど。
この本だと食事をどういうふうにその庭を育む視点から捉え直してるんでしょうか。
それがですね、食事を単に栄養を取るってだけじゃなくて、命の循環とかエネルギーの交換みたいに捉えてるのがユニークな点かなと。
命の循環ですか?
ええ、例えば感謝していただく、いただきますのもっと深い意味とか。
はいはい。
あとは自然のリズムと同調する旬のものとか地元のものを食べるとか。
それから五感で味わう。ゆっくりよく噛んでマインドフルに食べるみたいな。
なるほど。
そういう実践が庭に栄養を与える具体的な方法として書かれてるんですね。日々の食事がなんかもっと大きなものと繋がってるって感じさせてくれますよね。
確かに。食事で言うと腸は第二の脳ってよく言われますよね。
言われますね。
腸内環境を整えるっていう食のデザインもまさに庭の土壌作りというか、心と体の繋がりへのアプローチになりそうですね。
まさにそうです。心と体の繋がり、つまり心身相関っていうのはこの資料全体をくらなく背骨みたいなテーマですよね。
背骨?
ストレスが体に影響するだけじゃなくて体の状態も心に影響し合ってるっていう。
この双方向の対話にちゃんと意識的に耳を傾けましょうと。
はい。
それが自分の癒しの庭を豊かにしていくためには不可欠なんだっていうふうに説かれていますね。
その対話を助ける具体的な方法っていうのも紹介されてるんですか?
されてますよ。例えば体の声に耳を傾ける。
体の声?
はい。ボディースキャンってありますよね。体の部分部分に意識を向けてその感覚をじっくり感じ取るみたいな。
なるほど。
そういうので体の感覚を観察したり、あとは心の声に耳を傾ける。
自分の感情に気づいて名前をつけてみたりとか。
感情に名前をつける。
そういう実践が紹介されていますね。
そういうことをやっていくとどうなるんでしょう?
そういうことを統合的にやることでなんか不調のサインとかその根本にある原因に気づきやすくなる。
なるほど。気づきやすくなる。
それでより的確なセルフケア、つまり庭の手入れができるようになるっていうことですね。
あとさらに面白いなと思ったのは住まい、家ですね。
住まいですか?
それを単なる箱じゃなくて互換を満たしてエネルギーを高めるような癒しの環境、パワースポットみたいにデザインしようっていう考え方。
家をパワースポットに。
そうなんです。これも心と体のつながりを応用した庭作りの延長線上にあるようなそういう捉え方ですよね。
なるほどな。心と体のつながりって本当に生活のいろんな面にデザインとして応用できるんですね。
そうですね。
さてここまでホリスティックヘルスラボ4からあなた自身の健康と人生を癒しの庭として主体的にデザインするという視点。
特に食事とか心身のつながりについて見てきました。
身体と心の関係を見直す
全体を通して感じたのはやっぱり自分自身への深い理解と需要。
理解と需要。
そして愛情を持って創造的に関わっていくっていうか、自分という庭を本当に大切に育む姿勢。
それが鍵になるのかなという感じですね。
ありがとうございます。
最後にリスナーのあなたへこの資料からのちょっと立ち止まって考えさせられるような問いかけを一つ共有させてください。
コラムの中で胸内細菌についてなんですけど、私たちがよく使う善玉菌とか悪玉菌っていう分け方。
言いますね。
実はすごく人間中心的な見方なんじゃないかっていう提起がされてるんですよ。
人間中心的。
ここで示唆されているのは、多分特定の菌を敵だとか味方だとかそういうふうに単純に見るんじゃなくて、
もっと多様な微生物たちがそれぞれちゃんと役割を果たしながらバランスを取って豊かに共生している。
その生態系そのもの、つまり庭全体の土壌の豊かさ、それを育むことこそが本当は大事なんじゃないかと。
なるほど。
そういう捉え方ですよね。
その視点で私たちの健康に対する考え方とか、もっと言えば生き方そのものにも新しい光を当ててくれるかもしれないなと思いました。