食べ物と心のつながり
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、食べ物がこころを整える、というテーマでお話ししていきます。
私たちは普段、食事という行為を、体の栄養を補うためと捉えがちですが、実はそれだけではありません。
食べ物は、私たちの心とも深く結びついているのです。
例えば、疲れて帰った夜に、温かいお味噌汁を口にした瞬間に、ふと心が緩んだ経験はありませんか?
あるいは、思い出の料理を食べた時に、懐かしさや安心感がこみ上げてきたこと。
それは、食べ物が単なる栄養素の集合体ではなく、互換を通して心と関わる、情緒的な体験であるからです。
現代の栄養学では、何をどれだけ食べるかに焦点が当たりがちです。
しかし、ホリスティックヘルスの観点からは、どんな意識で、どんな環境で、どのように食べるかも同じくらい重要です。
食事中に、スマホを見ながらなんとなく食べる日常と、丁寧にお箸を取り、感謝の気持ちとともに一口ずつ味わう時間とでは、
たとえ同じものを食べていても、体や心への作用は大きく違ってきます。
食べ物が心を整えるためには、栄養バランスだけではなく、食べるという行為の質も問われているのです。
食生活の改善と心の変化
また、腸内環境と心の状態の関係も、近年の研究で多く語られるようになってきました。
腸は第二の脳とも呼ばれ、腸内のバランスがメンタルに大きく影響すると言われています。
実際、腸内細菌が作り出す物質の中には、セロトニンと呼ばれる幸福ホルモンの繊維体も含まれていて、腸が整えば気分も安定しやすくなります。
つまり、心を整えるには腸の働き、引いては食生活が鍵を握っているのです。
ここで少し私の知人のエピソードをお話ししましょう。
その人は仕事の忙しさから、コンビニ食とカフェインの摂取が中心の食生活となっていた時期がありました。
当時はイライラしやすく、夜も眠りが浅くて、心も体も常に疲れている感覚だったそうです。
ある日、「これはまずいぞ!」と思い立ち、食生活を見直すことに。
白米を玄米に変え、野菜中心の食事に切り替え、毎晩味噌汁を作るようにしたそうです。
すると、数週間で朝の目覚めがすっきりし、気持ちの波も穏やかになっていきました。
食事を変えたら心が整った、この実感がその人にとっての転機になったそうです。
もちろん、私たちは誰もが完璧な食生活を付け入れられるわけではありません。
付き合いや外食、時間の無さ、好き嫌いもあります。
でも、それでもいいのです。
大切なのは、私は自分の心と体のために食べるんだ、という意識を持つこと。
たとえ一日一食だけでも、自分のために選び、味わい、感謝していただく、
そのたった一食が自分自身との関係性を整える優しいセルフ気合になります。
食べ物は心を癒すための道具でもあります。
例えば、ストレスが強い時、甘いものを欲するのは自然な反応です。
でも、その時に、自分はダメだとジャッジするのではなく、
今、私の心は何を必要としているんだろう、と優しく問いかけてみる。
それができた時、甘いものも敵ではなく、心の声をうつつサインに変わってくれます。
ホリスティックヘルスで大切にしているのは、何を食べるか以上にどうあるか、どう味わうか、という姿勢です。
あなたが日々の食事を通して、自分の心と静かに迎え合える時間があるなら、
それは薬やカウンセリングとはまた違う、あなた自身があなたを整える時間になります。
今、心がザワザワしている方、エネルギーが落ちているという感じる方、
ぜひ次の食事を整える時間にしてみてください。
呼吸をゆっくり、歯趾を丁寧に、味覚を研ぎ澄ませて、
それだけで心にスーッと風が通るような感覚が訪れるはずです。
本日もご視聴ありがとうございました。
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あなたの内側にある深い知恵とつながる時間が、
今日も優しく育まれますように。
ナビゲーター、岡田でした。