触れ合うことの重要性
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、触れ合うことの再発見、デジタル時代のぬくもり、です。
私たちは今、かつてないほど多くの人と、簡単につながることができる時代に生きています。
SNSやメール、オンライン会議、メッセージアプリ、
顔を合わせなくても、距離が離れていても、すぐに誰かと連絡が取れる。
けれど、そのつながりが増える一方で、実は触れるという体験がどんどん少なくなっていることに気づいていますか?
指先一つで何でもできる時代だからこそ、肌と肌が触れ合うぬくもりのある関係が、かえって特別なものになっています。
今日のテーマでは、その触れ合いの力を改めて見直してみたいと思います。
触れるという行為は、原始的で本能的なコミュニケーション手段です。
言葉が通じなくても、そっと手を添えるだけで、気持ちが伝わることがあります。
逆に、どんなに言葉を尽くしても、ぬくもりが伴わなければ空虚に感じてしまうこともあります。
現代人が抱える孤独感や不安感の背景には、誰かと実際に触れ合う機会が減っているという要素が隠れているのかもしれません。
ホリスティックヘルスの視点から見れば、触れることは単なる身体的な接触ではなく、存在と存在が響き合う瞬間としてとても重要な営みです。
例えば、赤ちゃんは言葉が話せなくても、抱っこされることで深く安心し、そのぬくもりを通じて、私はここにいていいんだと感じるようになります。
その原始的な安心感は、大人になっても変わりません。
実際、手を握る、背中をさする、ハグをする、それだけでストレスホルモンは下がり、オキシトシンが分泌されます。
そして、心拍や呼吸が緩やかになることが科学的にもわかっています。
でも、今の私たちの暮らしはどうでしょうか。
オンライン中心の働き方、個人化された生活スタイル、非接触を求められる社会的背景、これらが重なることで触れるという行為自体がリスクのように扱われることさえあるのです。
もちろん、時代には時代の配慮が必要です。
ぬくもりを取り戻す方法
でも、その中でも、安心して触れ合える場面を意識的に増やしていくことは、私たちの心と体にとって今、とても必要なことではないでしょうか。
では、デジタル時代の中で、どうやってぬくもりを取り戻していけばよいのでしょうか。
まず、大切なことは、一瞬のリアルな触れ合いを大切にすることです。
初めて会う人との握手、家族と交わすハグ、友人の肩に手を置く、その瞬間にただ意識を向けるだけで、そのぬくもりはより深く心に刻まれます。
次に、自分自身との触れ合いを忘れないこと。
前回ご紹介したセルフタッチ、胸に手を当てて深呼吸する、手のひらを温めて顔をそっと包む、こうした日常の所作の中に静かな癒しが宿っています。
さらに、ペットとの触れ合いも立派なヒーリングタッチです。
犬や猫の柔らかな毛並みに触れることは、言葉を介さない深いコミュニケーション。
その優しい感覚が私たちの神経系を穏やかに整えてくれます。
触れることは信頼の印であり、関係性の再確認でもあります。
そして、何よりも、あなたの存在を私はちゃんと受け止めていますよ、というサイン。
いくら言葉を交わしても、心がすれ違っていると感じるときこそ、ほんの少し手を伸ばしてみる、ぬくもりをそっと手渡してみる、それが人との間に静かな安心の橋を架けてくれるかもしれません。
これからの時代は、つながりの質を問い直す時代です。
情報の量ではなくぬくもりの密度、画面越しではなく生身の関係性、それを私たちは意識的に育てていく必要があるのだと思います。
今日のどこかで誰かと、あるいは自分と優しくふりあってみてください。きっとその手のひらに、あなたが忘れていた安心が宿っているはずです。
本日もご視聴ありがとうございました。ぜひチャンネル登録といいねをお願いいたします。
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皆様の健康な毎日を応援しています。ナビゲーター岡田でした。