敬和キャンパスレポのテーマ

敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さん、こんばんは。この番組は、敬和学園大学から大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日は、敬和卒業生でカカオやチョコレートの販売をされている、ロメロトレード株式会社でビジネスマネージャーをされている、金田彩香さんのお話、後半をお届けします。進行は、宮地はるかと富田ふうがです。
後半は、ロメロトレードという会社について伺っていきます。
会社のホームページには、中南米から最高品質のカカオとチョコレートとありました。
中南米産のカカオやチョコレートを販売されているということかと思いますが、まずはロメロトレードさんの授業内容を教えてください。

私たちは、中南米に特化した輸入商社なんですけど、ファインカカオという世界でもトップクラスの質のいいものだけを選んで輸入しています。
例えば、カカオ豆もチョコレートにする原料のマムだったり、それをローストして砕いたカカオニブと言われているものだったり、
あとそこから取れるバター、油分ですね。カカオは半分が油脂なので、そういうものだったり、業務用のチョコレート、小売用のチョコレートを輸入しています。
私たちが掲げているミッションとしては、カカオを未来に残すというのがすごくテーマとしてあるんですね。

なので、自分の次世代、次の次の世代の子どもたちもチョコレートが食べられる世の中にしないといけないよねといつも思いながら活動しています。

例えばその原料をホテルさんだったり、ミシュラムのレストランさんが使ってくれていることが多くて、カフェとか百貨店での販売もしていますね。
その他には、日本のお客様を現地にお連れしてカカオツアーを、カカオとかコーヒーツアーもやりますね。

カカオの収穫体験とかコーヒーの収穫体験、農家さんに実際にお会いしてもらって、やっぱり彼らの取り組みを知ってもらうっていうのがすごく、
いろいろなインスピレーションが、特にシェフの方とかは、やっぱり彼らのフィロソフィーにすごく共感したとか、

彼らもこういう考えが好きだから、やっぱりこのチョコレートいいものになるんだねっていうのを理解してもらえるきっかけになるので、そういうツアーもやっています。
あとは、私たちが元教師っていうこともあるので、カカオの教育部門として、お子様向けとかお客様向けにカカオのセミナーもやってますね。

あとは、中南米企業の日本進出支援っていうのもやってます。

結構日本のマーケットに入るために、マーケットリサーチとか、どういう風にしたら日本に商品持ってこれるかとか、そういうのもやってます。

そういう日本に行きたい会社とかって多いんですか?

多いですね。結構アジアではすごく大きいマーケットなので、

文化が違ったり考え方も違うし、色々なビジネスのやり方も違うので、やっぱりそれを理解している私たちが提供できる情報とかもあったり、
日本はこういうやり方だからとか、日本の人の仕事としてはこうだからとか、そういうのを伝えながら。

大事ですね。

お互いの異文化理解にもつながると思います。
カカオの多様な使い方
カカオってチョコ以外にも使い方とかあるんですか?

そうですね。今やっぱりカカオといえばチョコレート、甘いものっていう考え皆さんあると思うんですけど、

最近はやっぱりカカオを使ったカレーとかコーラとか、あと例えば油分無視ができるので、それを使った化粧品の開発とか、

もう本当に捨てるところがないものなので、色々な使われ方がしてますね。

実は今日チョコをお持ちいただいてというか、合わさって、

何のチョコですか?

渋。

渋チョコレート。

渋っていうこれは、

コスタリカのチョコレートですね。

渋って何か意味があるんですか?

渋は現地の先住民族の神様の名前なんです。

そうなんです。

そこのベランドが、私がすごく現地に住んでいた時にすごく衝撃を受けて、
これは何だって思ったチョコレートのきっかけだったので、

それを今日本で販売してますね。

この包装紙というか、こういうやつなんですけど、これもカカオのやつでしたっけ?

そうなんです。カカオの殻の部分、通常捨てられてしまうんですけど、それを再利用して、
彼ら自身がオリジナルで、
それがやっぱり時代の流れで、今はすごく評価してくれる人が増えたんですけど、
私たちが持ってき始めた時はまだSDGsっていう言葉がなかなかなくて、
例えばこういうリサイクルっぽいパッケージはちょっとお客様にとって良くないんじゃないかとか、

やっぱりそう言われる時もあったんですね。
バイヤーの人にちょっとこれあまりリサイクルっぽいのダメですねって言われたり、

そういうふうに言われてた時があったんですけど、
今は逆にそれが評価してくださるようになったので、
すごく時代の流れが変わったなと思います。

あともう一つ。

ミッションチョコレートってブラジルのチョコレートなんですけど、

これはスイートコーンが練り込まれているチョコレートです。

いっぱい食べましたよね?

いや美味しいんですよこれ。
味は食レポ下手ですけど、コーンポタージュみたいな、まずそのままをチョコにしたみたいな感じで、
程よい甘さのもので、
さっき言ったこのシブはゴマが入っていて、
キャラベルの甘じょっぱいです。

ブラジルは6月がフェスタジュニーになって6月のお祭りがあって、

その時にスイートコーンを練り込んだちまきのようなものが。

スイートコーンのちまき?

それを食べるんですけど、それをイメージして作られたタモンニャっていう。

ぜひホームページを見ていただけるとどういった見た目かがわかるので。

どちらもホームページから買えるんですか?

そうですね、どちらも出てます。

チョコレートとSDGs。
一見あまり関係がなさそうなものを組み合わされて授業されているわけですが、
どうしてこの2つを結びつけようと思われたんでしょうか?

そうですね、実はすごくSDGsとカカオって関係していて、
やっぱり30年後、何十年かしたら環境変動だったり、

いろいろな原因によってカカオがなくなるんじゃないかって言われているんですね。

なのでそれを未来に残していくために、
私たちもまろめろトレードとして教育者の一人として、

やっぱりカカオのことをもっと知ってもらって、

いい消費を生んできちんと未来に残していけるように
生産者たちのモチベーションを上げてもらって、
そういうのができたらいいなと思っています。
なんかありますよね、2050年問題みたいな。

そうですね、いろいろな農産物が面している問題だと思う。
コーヒーとか、やっぱり赤道の近くでできる農産物は、

やっぱりそういう環境変動がすごくありますね。

今日の敬和キャンパスレポは、
ケイワ卒業生でカカオやチョコレートの販売をされている
まろめろトレード株式会社でビジネスマネージャーをされている
金田彩香さんのお話、後半をお届けしています。
引き続きお聞きください。
金田さんは、昨年のケイワ祭でケイワSDGsプロジェクトと一緒に
チョコレート作りのワークショップを開催されたそうですね。
どのような経緯で開催に至ったのでしょうか。

その時は、英語科の綾子先生からお声掛けをいただいて、
こういうSDGsプロジェクトがあるので、
カカオのワークショップをやってくれないかというお話をいただいて、
そうなんです、セミナーを行いました。

どういった作り方からとか、そういうやつですか。

その時は、本当にカカオの豆をローストして、
練ってお砂糖を混ぜて型に入れて、
本当にチョコレートを作ってもらって、

冷やし固めている間にカカオのお話を聞いてもらう。

どういう風にカカオになるのかとか、
生産者の様子を見てもらって、実際に食べてもらう。
すごい貴重な体験ですね。なかなかないですよね。

カカオの豆自体を見るのが初めてだったり、

これがチョコレートだって、やっぱりなかなか見ないですからね。
どれぐらい時間かかるんですか?

その時は、そうですね、1時間もあれば。

冷やし固めている時間の方が、どのほうが長いのかな。

それぐらいですかね。

意外と簡単に作れそう。

簡単バージョンなんです。

でも、ちゃんとプロフェッショナルたちは、
もっと時間をかけて作ってますけども、
カカオの豆はイメージ湧くかもしれないけど、

カカオ自体の実って言っていいんですかね。
カカオポットって言われてるんですけど。

実際に今日イヤリングがカカオポットになっていて、

僕もあまり見たことがない。
これもSDGsです。

これもSDGs。
これは、私の大好きなトリニタードトバコって聞いたことありますか。

わかんない。トリニタードトバコ?

カリブ海のところですかね。

確か。
そこはやっぱりカカオ有名なところで、
そこでハンドメイドで作っているアーティストの人がいて、
昔から大好きだったんですけど、
それを私が作ったんです。
それを私たちが取り扱うことになって、
自分たちでも販売しているカカオのイヤリングなんです。
これも販売しているんですか。
これも販売しています。

食べ物だけじゃなくて、

イヤリングとしても装飾品としても。
どうですか。久しぶりの敬和に来た。
そうですね。

久しぶりって感じしなかった。
そうですか。

結構頻繁に来るかな。
ワークショップとかやってるし。

先生に会いに来たりとか、
学園祭も読んでもらったりして。
そうですね。

敬和祭の印象というか感想とかはどうですか。

学生の人たちがやっぱり、
すごくいろいろな思いを持ったサークルの人たちが、
やっぱり活動することって、
何て言うんですかね。

組織、会社と同じじゃないですか。

やっぱり彼らがどういう思いでやってるのかとか、
じゃあその商品を作るにも何かを見せるにも、
やっぱり彼らのヒロソフィーが色濃く出ると思うので、
何でしたっけ、フードブース?
ああ、ありますね。

面白かったですね。

色々な国の食べ物があったり。

敬和祭でお話もされたかもしれないんですけど、
今エンヤスとか進んで、
カカオの市場とかはどんな感じなんですか。

そうですね。

今すごくカカオの価格の行動が色々なニュースでされていて、

やっぱり銅よりも高くなったニュースに出たりしたんですね。

実はカカオは国際市場の価格で、

ロンドンとニューヨークにあるんですけど、
そこで価格が決められてしまうというのがあるんですね。
でもそれがやっぱり全然違った国にいるのに、
その価格に合わせないといけない農家さんたちって、
それって不平等じゃないですか。
なのでそれをやっぱりもっといい価格で買い取れるように
私たちは取り組みをしていて、
いわゆるフェアトレードと言われている価格以上に
プレミア価格で買い取るようにしようということで、
持続可能なチョコレート販売

ただいいお金を払いたいですって言っても、
やっぱり農家さん悪いものをもしも作っていたら、
それはやっぱり平等ではないので、
法制な取引、フェアトレードじゃないと私たちは思っているんですね。
なのでやっぱりいいものを作ってくれたら、

いいお金を払うというので、

農家さんたちの付加価値を高めてもらうというのを目的として、
こういうお願いをして、こういう価格をできるっていうのをお願いして、
じゃあこれができたらこのプレミア価格で支払うよという
お約束をして買い付けています。
なるほど。
はい。
いろいろな環境に配慮して無農薬であるとか、
やっぱり彼らの収入につながるような付加価値の付け方をしてもらうことで、
農家さんたちもうるおって、お客さんもおいしいチョコレートが食べられて、
みんながハッピーになる仕組みっていうのが一番ベストかなと思っています。

大切なことですね、今の時代にっていうかこれからに。

そうですね、やっぱりおいしいっていうところがないと、
お客さんはちょっとこんなにまずいチョコレートにこんなお金払えないってなっちゃうんで、
やっぱりおいしいものを作ってもらえたら、やっぱりいいお金を払う。
だからこの値段なんだよっていうのをお客さんにも理解してもらうっていうのが大事ですね。
なるほど。

全然払えますよね、このおいしさだったら。
チョコレートの付加価値

さっきのコーンのチョコレート、スイートコーンのチョコレート。

ちょっとやっぱりスーパーで売ってる価格よりはだいぶちょっと高いんですけど、
それがなんで高いのかっていうのを考えるきっかけにもなると思うので、
逆に安いチョコレートはなんで安いのかっていうのもやっぱり考えながら消費をしていかないと、
それが本当にいいサイクルなのか悪いサイクルなのかっていうのが、
ちょっと考えるきっかけになるかなと思います。
確かに。

先ほどおっしゃったカカオポットのランクというか品質の良い悪い産地の違いとかもあって、
その産地の良いもの、産地の良いものって言ったらあれですけど、
品質の良いカカオポットを仕入れてやれば、
こういうスイートコーンのチョコレートのようなちょっと値段が張るけどみたいな、
出せますよね、普通に。

そうですね。やっぱり農家さんが努力が反映されるんですね、質に。
なのでそれがきちんと質にも反映されて、なんでこの値段なのか。
やっぱりいろいろな品質管理が良かったり、
丁寧なプロセスで作られているからこの値段なんだっていうので、
やっぱり少しずつ理解してもらいながら販売していくと、
お客さんもじゃあこの美味しいチョコレートだからこれぐらいの対価で
値段でも買うねって言ってくれたりしますね。
金田さんは日本語教師をされていたじゃないですか。

その道からチョコレートの販売という道に進まれたわけですが、
それまでの職、教師という職を辞めて起業するのは
とても勇気のいる判断で、
当時のためらいなどあればお聞かせいただけたらと思います。
そうですね、その時はまだ私も生徒を持っていたので、

やっぱりいきなり生徒にさよならをして、
自分で日本に帰って自分たちのビジネスをしますというのは
すごい勇気がいる決断だったんですけど、
やっぱり自分はずっと教師として生きていくということを
思いがあったので、
この全く違ったカカオのビジネスに携わるようになって、
初めの頃はすごい違和感があったので、

営業もしなきゃいけなかったり、

経営もしないといけないというところだったんですけど、
金田さんの起業と決断

自分がカカオの教育者として先生のような気分で、

もっとお客さんにカカオのことを知ってもらうという

教育者としてやれば、

自分のその時の決断は間違ってなかったのかなと思うようになりました。
最後に、ロメロトレードさんの商品の宣伝や

イベントをお知らせなどあればお願いします。

特に商品の宣伝というのもあるんですけど、
私たちがいつも色々な人に知ってもらいたいのは、
やっぱりチョコレートを選ぶ時に、
なんでそれがこの値段なのかとか、
なんでここの産地のものは美味しいのかとか、
ちょっと意識をそっちに向けて、
チョコレートを毎日食べてほしいなと思います。
やっぱりいい取り組みのあるチョコレートを選んでほしいなというのが、
一つありますね。
あとは6月なので、

ブラジルのお祭りを今やっていて、
私たちもパモーニャというスイートコーンのチョコレートのプロモーションをやっているので、

よかったら見てみてください。
すごい美味しいので、ぜひ。

はい、富田さんおすすめです。

はい、おすすめします。

ありがとうございます。
さて、今日のK話キャンパスレポー、
競馬科研大学の卒業生で、
カカオやチョコレートの販売をされている、
ロメロトレード株式会社でビジネスマネージャーをされている、
金田彩香さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。

ありがとうございました。

さてエンディングです。
ロメロさんとの出会いは大学の時にあったってさっき伺ったんですけど、
ロメロさんはもう新潟にいらっしゃったんですか?

その時は新大の大学院で研究をしていて、
それこそSDGsの前身となる持続可能な開発だったんですけど、
その当時は誰も何を勉強しているか知らないという感じでした。
そうですよね。
何で出会った?場所的なのは?

バイト先で。

バイト先、どこでバイトされていたんですか?
その当時は駅の近くの、よく海外の人が来る、
バーというかレストランがあって、
そこでラムコークをよく飲む外国人みたいな、
ラムコークの人って呼ばれていました。
ラムコークさんが来た。
ラムコークさんでした。

ちなみに初デートとかってどうだったんですか?

初デートは、その当時私はスペイン語を勉強したくて、
スペイン語を教えてあげるよって言われてついてて、
ペンとnoteを持って行ったら、
一人でビールを飲み始めたんです。
本当に簡単な1,2,3とか数字を、
じゃあ1本ビール飲んだら1を教えるみたいな。
ゆっくり。
それで一人で勝手に2,3,4本ビールを飲んで、
私は確か数字3とか4とかまで書いて、
一人で酔っ払って終わったと。
じゃあ4までしか教えてもらえない。
教えてあげるよ、かっここれだけみたいな。

そう、何も教えられないまま。

数字でさえも4まで。
数字でさえも。

1枚には酔っ払ってみたいな。

最後に酔っ払って、しかも財布を忘れて、

どうしよう、どうしようってなって、
その当時大学生だったんですけど、
私がお金を払って、恥ずかしいから帰ってきて、
ラムコークさん。
何してるんですか、ラムコークさん。
初デートはもう最悪の印象で終わりました。
そんなお二人がドメオトレードをされているんですね、今は。
はい、そうなんです。

すごいですね。
すごいですね。

では今日の放送はこの辺で、

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