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2025-01-03 33:21

Vol.274 生成AIの作る「80年代シティポップ」から考える、音楽とAIの未来:敬和キャンパスレポ 20250103

1/3の敬和キャンパスレポは、生成AIが作る音楽について、敬和学園大学国際文化学科の伊藤学先生と、一戸信哉先生と一緒にお話ししました。

AIが作った、日本の80年代シティポップの雰囲気漂う曲のプレイリストが話題になりました。番組では、AIシティポップのプレイリストをアップしている「Chill Tunes Radio」や、AIが作るご当地ソングシリーズ「夜散歩娘」を取り上げて、音楽生成に使われている技術や、80年代シティポップを聴いて育ってきた先生方と80年代音楽を知らない学生とで、AI音楽をどう感じたのかについてなど、お話ししました。

また、AIで作られた音楽がもたらす問題点についても触れています。

MCは富田、小竹。

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サマリー

このエピソードでは、80年代のシティポップとAIが作る音楽の関係を論じています。特にチルチューンズレディオが紹介され、AIが生成した音楽とその背景について深く掘り下げています。また、AIが生成した音楽がどのように受け入れられるのかや、その権利問題についての議論が展開されます。さらに、生成AIが音楽、特に80年代のシティポップに与える影響についても考察し、AI技術の進化や倫理的な側面、クリエイターとの共存の必要性についても議論が交わされています。

敬和キャンパスレポの紹介
敬和キャンパスレポ、この番組は、新発田市富塚にある、敬和学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、実践するディベラルアーツ、敬和学園大学の提供でお送りします。
皆さんこんばんは。この番組は、敬和学園大学から、大学のことや新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科2年の小竹ひまわりと、
はい、国際文化学科3年の富田ふうがです。どうぞよろしくお願いします。
お願いします。
今日は、国際文化学科の伊藤学先生、逸野真也先生とともに、AIと音楽に関する話題を取り上げたいと思います。
小竹さんは、AIと音楽、例えば、ボーカル曲など聞かれますか?
私、普段聞かないんですよね。
聞かない?何聴いてるんですか?
何聴いてるんですか?
最近は、昔の曲だと、糸とか聴いてますね。
縦の糸と横の糸?
横の糸のやつです。
誰だっけあれ、中島みゆき?
です。
当たったわ。
はい、というわけで今日は、国際文化学科の伊藤学先生、逸野平真也先生とともに、
AIと音楽の話をしてみようと思います。
伊藤学先生は3回目のご出演になります。
伊藤先生は、情報メディアコースで、AIやデータサイエンスなどの科目を担当されています。よろしくお願いします。
お願いします。
はい、お願いします。
そして、今回のテーマについてですが、逸野平先生から提案があったそうですが、どういうことなのでしょうか。
はい、逸野平です。よろしくお願いします。
今回ですね、11月くらいですかね、SNS経由で、どうもAIで作っている、
シティポップっていうのが出てきているというので、
今回はチルチューンズレディオというアカウント、後で番組のnoteなどからリンクを貼りますが、
チルチューンズレディオというアカウントのことを紹介してもらいまして、その曲を聴いてみました。
紹介されていたのが、80年代の日本のシティポップというタイトルで、
さらに後ろに、夜のドライブに最適なチルでエモいプレイリストって書いてあって、
チルでエモいですね。
チルでエモいやつですよね。
チルでエモいプレイリストっていうのが出ていると。
これはYouTubeに載っていたので、聴いてみました。
2絵って言うんですかね。YouTubeの上に載せている絵も、
80年代ぐらいに出ていたイラストっぽい女性が夜の街で音楽を聴いて、
夜のカフェみたいなところで曲を聴いているという絵になっていて、
曲も絶妙に80年代っぽいので、
プレイリストなんて1時間ぐらいずっと流れているんですよ。
ずっと心地よく、80年代こんな感じだったなーみたいな、
80年代なのか90年代なのかわからないけど、
生成AIがもたらす音楽の未来
でも最近皆さんにも若い世代にも少し聴かれていると言われている
シティポップの雰囲気を出している曲なんです。
すごいなと。でもどの曲も知らないんです。
想像を生きていた人から知らない。
知らないんですよ。ないわけですよ。
つまり全部AIでおそらくは作られていて、
曲もそれっぽい、詩もそれっぽい、絵もそれっぽい、
全てそれっぽいけど、なんじゃこりゃと。
いうことになって、これちょっと取り上げてみようかなと。
どうも調べてみると、夏ぐらいからこういうやつがたくさんYouTubeとか、
あるいはこのチルチューツレディオはスポーティファイとか
いろんなところにも配信され始めていて、
いろいろな音楽配信のところにもこういうものが
いろいろ出始めているということが分かってきたと。
じゃあちょっとこれ一回番組でやってみましょうかということで
伊藤先生にご提案をしまして、一緒に喋ってみようということになりました。
富田さん、この曲聴いてみましたか?
聴いてみましたよ。
僕全然80年代の曲とか数曲ぐらいしか知らないんですけど、
マジでありそうな。
それ80か90か分かんないけどね。
パッと何もそんなに前提知識がない上で聴いたら、
普通に聴いちゃいそうなやつの集まりなんですよ。
違和感全くない。
チルでエモい感じは?
マジでチルか。
チルでエモいは私はよく分からないけど、
チルでエモい、なるほどね。
そんな曲がありましたよ。
伊藤先生どうですか?
私もその年代どっぷりの人間ですんで、
すごく心地いいですよね聴いてて。
やっぱり千枝先生おっしゃるように、
誰が歌っているのかとか、詞がどうたらこうたらとか、
タイトルがどうこうというのはあんまり関係なくて、
もうカフェで流れている、
昔の喫茶店で流れているような、
コーヒーを飲みながら、
ちょっとトーストをかじって、
彼女と話してみたいな、そういう雰囲気を思い出せるような、
ものがひつひつと感じられるようで、
もうまさにチルでエモい状態になりますね。
そんな言葉はなかったですけどね、80年代。
チルでエモいという言葉は。
英語としてはチルはあったでしょうけど。
日本には流れてきてない。
チルでエモいなんて概念はない。
これってどういうふうに作られたんですか?
あまりはっきり書いてないんですけど、
よくYouTubeの説明文の方をずっと下の方にたどっていってみると、
先ほどご紹介したチルチューンズレディオに書いてあったかどうかは、
ちょっと定かでないんですけど、
いっぱい出てくるんですよ。
YouTubeで一回再生すると、
似たような他のアカウントがいっぱい出てきて、
そこらじゅう80年代シティポップかっこAIみたいのが、
いっぱい出てくるようになるんですけど、
その中でクレジットを見ると、
SUNOっていう生成AIがあって、
これを使っている人が多いと。
ちょっと調べてみると、
今日伊藤先生本持っていらっしゃいましたけど、
スノーAIの音楽生成AI入門となって、
これで音楽を作るというのが、
どうやら今年あたりトレンドになっているというのが分かってきました。
他のいくつか見ていった限りでは、
スノーAIを使って曲を作るんだけど、
詩はチャットGPTに、
多分こういう雰囲気の、
80年代シティポップでこういうのを作ってくれ、
みたいなのを入れている。
それから画像も、
私が見たやつだとミッドジャーニーというのを使ってましたけど、
画像生成のAIを使って、
80年代の雰囲気で、
でもカフェで持っているやつとかは、
80年代じゃないんですけど、
最近のカフェとかのやつだったりするんだけど、
そういうのをミッドジャーニーみたいな、
画像を生成するためのAIで作っている。
これを組み合わせてやると、
全ての世界が、
80年代シティポップみたいにできると。
そういうことなんじゃないかなと思いますが、
伊藤先生どうでしょう。
まさにその通りでして、
生成AIも今までの単純なAI、
正解を出してくれるAIから、
作り出す生成AIになった瞬間に、
いろんなジャンルのものが出ました。
もちろん画像もそうだし、音楽も、
あとはテキストも、
私たちが想像がつかないようなことを出してくるので、
それが正解であるかどうかは分からないけれども、
合わさってうまくミックスされると、
なんていうか心地いい。
こういうのねっていう状態に今なっています。
だから非常に今面白いなと思っていまして、
参照するこのデータベースが、
どういったものを抱えているかによって、
ロック調になってみたりとか、
あとはハワイアンになってみたりとか、
そういうこともどんどんどんどんと選択肢が、
広がっていくんだろうなということで、
これは大変いいなと思ってますし、
これがみんな作れるようなソフトが出てきているっていうのもすごく、
私のように音楽センスがない人でも、
それっぽい曲を作れることができるので、
これは楽しいなと今思ってますね。
大学業界の中で話題になるのは、
やっぱり学生がAIでレポートを書くみたいな。
そっちが問題になりがちで、
つまり正解があるものについてAIに聞いて、
それっぽいものを出してくるんですよ、確かに。
だから、そこで正しいかどうかを検証しないまま、
それを自分のものにしてしまうみたいなところが問題になっているけど、
この場合には、これもいろいろ問題はあるけれど、
別に正解を出す必要はないというふうに考えると、
いろいろ可能性があるなというふうには見えますよね。
聞けますというか見えますというかね。
ではこのプレイリストのモデルとなる音楽を知っている先生方と、
それを知らない私たちの間では、
こういう曲が出てくることの意味付けが違ってくるような気がしますが、どうでしょうか。
どうですかね。
私はすごいなと思って聞いてるんですけど、
よくよく考えてみると、何も思いを寄せる部分がないわけですよ。
つまりね、80年代の、
あの頃聞いた曲がみたいな気持ちになってくるけど、
実はどれも聞いたことがない。
そしてどれも実態は存在しない。
あの頃聞いた何かみたいなものはどこにもないんです。
でも雰囲気だけはそれっぽいので、
そういうことを深く考えなければいい感じなんですけど、
よくよく考えてみると、何もないと。
何もないと言ったら言い過ぎかもしれないけど、
ちょっとそういうムズムズしたものを最後に思ってしまうわけですが、
知らない人にとってはどうなんですか。
知らない人からしたら、本当に雰囲気作るのめちゃめちゃ上手くて、
雰囲気を感じたいだけとか、
BGMでさっと流したいだけだったら全然いいし、
まとまって配信されてるから、
自分で探す手間がないというか。
その手軽さっていうのはあるのかな。
YouTubeで見てると、
さっき80年代ポップスのAIのプレイリストみたいなのがいっぱい出てくるって言いましたけど、
それと並んで作業用BGMみたいなのがあります。
それはもう権利侵害してるんだけど、
本物の曲をかけてくるシリーズみたいなのがあります。
あれが混じり始めて、
どれが本物でどれが本物じゃないか、
知らない人にはもう分からなくなってしまうみたいな、
そういう領域に到達していくような気がしますが、
私の場合はですね、
特に集中して聴いてるわけでもないので、
作業しながらとか、
BGMと繋がして、
講義でもデジタルコンテンツ制作とか、
ああいったクリエイティブな講義の時は、
影でこっそり流したりはします。
ちょっと楽しくはかどってるような感じはあるかなと思ってます。
ただ、あえてBGMで流れてながらも、
このメロウなコード進行と、
キャッチーな画像を見ているとですね、
やっぱりなぜか涙が止まらなくなるような、
遠い昔に戻されていたような、
シティポップの再評価
あそこから僕何年経ったんだろうな、
いろいろあったな、みたいな感じで、
なんかちょっとクッと戻されてしまう。
だからその後私はちょっと冷静になって、
何なんだこれは、何なんだよな、みたいな。
そこに若干人によって差があるわけです。
私は学者じゃないのかもしれないですね。
小田さんはどうですか、ここまで。
昔の曲が好きでしょ。
でもさっき聴かせていただいたじゃないですか、
ありそうな曲っていうか、
これはAIだって言われて、
昔の曲聴いてても全然違いがわからなかったです。
同じですよね。
聴いたことない人にとっては同じものに聞こえちゃうんじゃないか。
ちゃんと歌詞を聴くと浅いんですけど、
なんとなくで聴くと、ああそういう曲なんだなって。
でも世の中に浅い曲いっぱいあるじゃないですか。
そう考えると、
だんだん境目がついてる人にはなくなってくるんじゃないかなって気がしますね。
さて、ではここで1曲お届けします。
AIの音楽生成
今日の曲はこちら。
竹内マリアへプラスティックラブ。
こちらの曲は2020年8月にシティポップ特集で一度放送しています。
放送しました。
1984年に竹内マリアさんが発表したアルバム、
バラエティに収録され、シングルとしてもリリースされています。
2010年代に入ってYouTubeで世界中から注目が集まり、
多くのアーティストにカバーされています。
それでは聴いてみましょう。
竹内マリアへプラスティックラブ。
お届けした曲は竹内マリアへプラスティックラブでした。
今日の敬和キャンパスレポは国際文化学科の伊藤もなぶ先生、
一戸真也先生と共にAIと音楽の話をしていきます。
ここまでAIで制作したシティポップの話をしていきました。
富田さん、この流れでいくと2024年を生きる私たちが同時代のものもありそうですよね。
だからありそうね。
僕らの世代の音楽がまたAIで作られてみたいな感じですよね。
設定すれば出るよね。
実際にあるからね。
かわいくてごめんってあるじゃないですか。
それを使っちゃって、それをタイトルにして、中身は全く違うようなやつとか。
声はまんま米津玄師だけど、歌詞もとんでもねえみたいな。
米津玄師のそっくりさんが歌ってるようなやつが出てたりする。
だからもうすでにあるっちゃあるんですよね。
私もちょっと調べてみたんですけど、
80年代みたいなのと同じようなもので似たのがないかなと思って調べてたら、
一つ演歌のやつも出てきて、演歌もいけんだなと。
いろんな、全く天想の演歌みたいなやつなんだけど、
確かに演歌も設定してやればいけるなと思ったのと、
あともう一つは、最近教えてもらったんですけど、
後藤内ソングシリーズっていうのがあって、
タイトルが夜散歩娘。
これも後でリンクを貼っておきますが、
夜散歩娘っていうYouTubeと、
これもなんかSpotifyとかにも配信されてましたが、
夜散歩娘アカウントっていうのがあります。
これも同じような感じで、
女性が夜の街を散歩している風のイラストが二重になっていて、
ここから先が違うんですけど、
47都道府県の各市町村。
新潟だと市なんですけど、
各市を散歩している風の曲。
曲のボーカルの完成度は、
さっきのチルチューンズほどではないんですけど、
ボカロ曲っぽい感じで、
47都道府県の各市町村の散歩をするというような、
曲がいっぱい出ていました。
新潟は20市入っていて、
当然新潟市とか新発田市とか、
小竹さんの地元である阿賀野市、
全部あるんですね。
町村が新潟の場合は入ってないので、
聖籠とか八彦はないんですが、
あとは大体入っていて、
今富田くんが画面を開いているんですけど、
どこまでやりました?
新潟、長岡、上越、三条、新発田、大塩、
鴨、十日町、三つ家、村上、
蕾、糸井川、名古屋、御前、阿賀野、佐渡、
大沼、南大沼。
これYouTubeだと歌詞出てないんですけど、
スポーツバーで開くと歌詞が出てきて、
どの部分を拾ったか分かるんですけど、
さっき何でしたっけ?
さっき阿賀野市やってみたら、
兵庫が入っていて、
あとは阿賀野が。
新発田市は間違ってて、
新発田市は新発田城から入るんですよ。
新発田城は合ってるんですけど、
その後、いじみの公園と清水園が読めてなくて、
五十…何だっけ?
五十八公園みたいな。
間違って読んでて、
あと何だったかな。
清水園は清水園っていう。
なるほど。
違う。
聞いてる人が聞けば分かるんですけど、
でも全部それっぽくですね、
それぞれの街を散歩しながら、
月が出て、星が出て、
思いが消えて、
現れて、みたいなのを繰り返す歌詞で、
おーすごいな、みたいな。
今ね、後藤内ソングってないんですよね。
昔は演歌で、後藤内ソングで、
あるじゃないですか、
兵庫、水原、
ありますあります。
演歌のシリーズで、
それぞれの街のことを織り込んで歌うやつがあったけど、
だんだんそういうトレンドが、
演歌以外はもうなくなってしまいつつある中で、
AIで量産していくというのも見つけました。
富田くんの地元も。
僕、地元が福島なんですけど、
福島も結構出てましたよね。
福島も結構20曲ぐらいはあったんですよね。
なんかこのパターンもある。
いろいろ人の心に引っかかるような曲の作り方。
それこそあれですよね、さっき伊藤先生がおっしゃった、
幅が広がるというか、
手が出しやすくなって、
コンテンツの幅も広がって。
そうですね。
なんかいろんな可能性が。
富田くんなんかアイデアないですかね。
これでですか。
こういうのですか。
えーなんだろうな。
例えば。
何でしょうね。
誕生日ソングとか。
全部。
その人の歌とか作れますよね。
例えば小竹さんの歌とか作れるわけですよ。
同じように。
それは私の情報をちょっと教えるってことですね。
情報とかいいところとか。
例えば4つぐらい入れてって、
そのキーワードを混ぜつつ、
テンプレに沿って1分半の歌が出来上がります。
忘れソングですどうぞみたいな。
大学へこうやって通っている。
あーこれは何とかやってるみたいなのを入れると、
それいくつか入れて、
それっぽい。
えーすごい。
それっぽい小竹さんっぽい。
小竹さんっぽい。
夜の街を。
多分ね、これ実際作れるんだよねもうこれは。
すごい。
やってみたいな。
作れるよね。
多分作れますね。
あっという間に出来るでしょうね。
じゃあ卒業アルバムに、
そのディスクを挟んで。
いいですねいいですね。
全員分違う歌なんですか。
全員分違う。
富田、富田ソングみたいな。
富田ソングも。
富田さんっぽとか、
小竹さんっぽ。
なんたらいつのへソングも出来ますね。
うわ出来ますね。
超いいシーン。
出来ますね。
出来る出来る。
誰が聴くのそれ。
はい。
そうやってねコンテンツが広がっていくってのは、
まあいい点ではあるのかもしれないですね。
ところでこのAIで作れた音楽がもたらす問題ってのはやっぱりあると思うんですよ。
どういうところがあるのかなとかお聞きしたいんですが。
これ権利の問題で言うと、
結局ソフトで出力するわけじゃないですか。
そのソフトで作られたものの権利は誰なのか。
今回は多分権利が発生してると思って、
番組の中では書けませんが、
でも自動的に生成されたものでしょ。
そこに人の手が加わっていたり、
加わっていなかったりすると思うんですけど、
それはどう考えるかと。
たぶんアガノシだったら、
なんとかなんだっけ。
ひょうこ。
ひょうことかね。
新発田氏だったら新発田嬢っていうキーワードとかをたぶん入れていると思うし、
権利と倫理の問題
いろいろ本人が作り手の人がそこにプロンプトって言うんだけど、
それを入れるときに入れているキーワードもあるとは思うけど、
自動で作られた部分はかなりの部分。
これは誰の創造物、クリエイティブな、
作ったものなのかっていう問題と、
それからもう一つは、
もう一つはこれを生成してくるAIが、
どの情報を使っているのかっていうことが、
正直よくわかんない。
スノーAIで生成するときにどの曲を参照して、
この曲ができたのかっていう系譜が、
現状はあまりよく見えない。
そうすると前の曲の、
お手本にした曲の権利が侵害していないのかみたいなところは、
実はよくわかんないわけですね。
よくわかんない。
だからそういう二重によくわからない部分があるけど、
とりあえずみんないろいろ試してみてると。
今そんな状況なので、
実際にこれをビジネスでいろいろ使っていこうというときに、
どこで切っていけばいいのか、
整理していけばいいのかっていう問題はたぶん。
聴いてこれをオマージュしてるなっていうのはわかるわけではないんですよね。
わかんないですね。
例えば3曲くらい混ぜちゃって出されたら、
もう絶対わかんないから。
時代とかその時の曲調みたいなもの全体に対しての権利っていうのは
たぶんないと思うんですけど、
ここは大瀧栄一の、
この内山の曲の作り方みたいなことになると、
そこは何らか権利が発生するのかしないのか、
しないにしてもちょっとパクられた方は気分穏やかじゃない。
そういういろんな問題があるんじゃないですかね。
歌ってる声の問題も。
声はありますよね。
さっきの米津さんのみたいな。
そうそう。
ここの辺がまだ整理されてないので、
今回もちょっと番組の中では流せないですが。
確かにこういった生成するやつっていうのは、
やっぱりデータベースの中にあるリソースによって、
出てくるものがちょっとずつ違うんですね。
このアプリによって、質によって。
その中身を教えろって言っても、
そこはもうブラックボックスで、
企業にとってはそこが生命性になってくるので、
じゃあこれとこれを使ってこうしましたとはたぶん言わないと思います。
言わないですかね。
だから出てきたもので、
いろいろ私たちが聞いて判断するんでしょうけども、
まだこれで配信で課金してるサービスとかっていうのは
生成AIの進化と影響
特に今なく、
YouTubeとかでBGM感覚で流してるんですよね、
みたいなぐらいだとすれば、
これからだと思います。この分野本当に。
成長してきた段階で。
もしかすると人が出てるライブでも、
生成音源が使われてるかもしれないし、
みたいな時代にだんだん変わってくると思いますね。
広告とかも使われ始めていて、
大丈夫かなみたいなことをみんな言いながら、
もう結構大手の企業とかも、
AIで作られた動画とかを入れ始めていて、
どういうふうに整理すればいいんだろうって真面目に考えると、
ちょっとよくわからない。
でも何らかの整理をしているはずですが、
微妙な問題は、
ベースのところにまだ残っているということですよね。
もうちょっとこのコンテンツがでっかくなって、
でっかくなると多分問題が出てくるから。
もう無視できない存在になってきているので、
そこはもう整理していくしかないでしょう。
まだ我々のレベルでこれでOKみたいに、
まだ言える状況じゃないんですよね。
そうですね。以前あれでしたもんね。
ハリウッドでも俳優さんたちが、
組合じゃないですけど作って、
出演者の権利を守ってくれみたいな感じで、
勝手に使うなだったり、勝手にデフォルメするんじゃないとか、
というのもありましたし、
ただ俳優チームでオリジナルが主張すれば主張するほど、
こっち側は多分AIの人たちはまた加速させて、
そんなことになったらこっちで作っちゃうよ、
みたいなことになりかねないので、
いい技術ではあるのですが、
もうちょっと俳優さんたちというのは、
クリエイターの人たちと寄り添ったやり方って、
なんかないのかなとは思ってますね、今。
これは収録の前日ですけど、
具現化という新潟の会社の三上さんという社長さんが、
来て講演してくださって、皆さんも聞いていたと思いますけど、
声優の話が出てましたよね。
クリエイターとの共存
声優の声をサブスクっていうか、
サブスク的なものだと思うんですけど、
この声優さんの声を契約して、
その声をAIで生成して、
自由にその人の声で喋らせるみたいなのをやって、
払ったお金を声優さんにも配分させてほしい。
多分そういうようなことをいろいろ積み重ねて、
権利を持っている人に対して配分していく仕組みになっていくしかない。
うまい共存が多分それです。
生身の人間の存在っていうのが、
どこまで価値を持ち得るのかみたいなことでしょうね、きっとね。
AIがライブし始めるかもしれない。
確かに。
やるでしょうね。
確かに。
生きちゃいますね。
なんとかミクさん状態になっちゃう。
めっちゃ人気ない。
わからないですね。
じゃあ人間がやる意味ってあるんですかとかっていうふうになってくると、
でも結局は多分そこに人間がやる意味はあるから、
人間しか出せないものってのは多分消えない。
そうですね。
天間含めてね。
最後に伊藤先生が注目する次のAIの発展の可能性についてコメントをお願いします。
この部分はかなり皆さんいろんな意見があると思ってまして、
AI関連のビジネス間違いなく右肩上がりでどんどん伸びていくのはもう皆さん想像している通りだと思います。
こういった情報工学とかのジャンルっていうのは、
究極はいかに人間が楽をするかっていう学問なんですよ。
どんどんどんどん楽になってきているんですけども、
皆さんのスマホだったりPCだったりが音声アシスタントがついてくれたりとか、
解析してくれて文章書いてくれたりっていうのはいいんですが、
何か一つの新しいものが出てくるときに、
何か大事なものを一個失っているようなどこかで気がしてしまっているんですよ。
だからAIっていうのはもう分かった上で使うっていうことを前提にしても、
やっぱり苦労させるところは自分で苦労しないと成長につながらない。
全部AIに任せちゃえばいいじゃんってなっちゃうと、
あんまり良くないかなと。
仕事でもAI、家庭でもAI、お育てもAIってしてしまうとね。
っていうのは気にしますので、
失敗しないようにね、子供には苦労しないようにレールを引いてあげたいんですけども、
あんまり高速道路みたいなレールを引いてしまうとですね、
結局その本人が何も知らないまま、
AIに使われている人間になってしまいそうな気がしてならないというのが、
広いAIという意味の中では思っています。
なので機能を限定して、
この分野ではこういうAIだよっていうところで止まっていればいいんですけども、
今の流れから言うともうそれを全部網羅した、
とてつもないものが出てくるんじゃないのかなと思って、
ハラハラはしていますが、
今日のシティポップに関しては、
これは私は大賛成ですね。
こういうところですよね。
学問の領域を奪ってしまうとか、
っていうのはあまり、
多分考えればできるんでしょうけど、
なかなかそういう方に行ってほしくないなと思ってますし、
AIに進めば、
誰かが泣いちゃう人がいるっていうのも現実なので、
泣いてますもんね。
泣いてます。
どっちじゃないじゃん。
こっちの方じゃないです。
これは喜びの泣きです。
喜びの泣きと、
あと取られちゃったというか、
AIがあるがゆえに予想外の失敗をしてしまったとかね、
SNSみたいなああいうのも含めてですけど、
この辺ちょっと、
すいません。
正解は言い切れないんですけれども、
私の場合は、
AIを使うのが得意な人になってほしいんじゃなくて、
AIの仕組みを知ってほしいんですね、中身。
どういうことでこれが動いてるんですかっていうところを、
何とか教えていければなとは今思ってます。
はい。
よろしかったでしょうか。
はい。ありがとうございます。
今日の敬和キャンパスレポは、
国際文化学科の伊藤学先生、
一野伸也先生とともに、
AIと音楽の話をしました。
どうもありがとうございました。
では、今日の放送はこの辺で。
敬和キャンパスレポは、
X、NOTE、
Instagram、YouTubeなどで、
番組情報を発信しています。
番組名、
敬和キャンパスレポで検索して、
フォロー、チャンネル登録よろしくお願いします。
今日の敬和キャンパスレポ、終了の時間です。
皆さん、おやすみなさい。
おやすみなさい。
敬和キャンパスレポは、
実践するリベラルアーツ、
敬和学園大学の提供でお送りしました。
33:21

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