1. ケイシャのしゃべり場
  2. #161 オリジナルTVアニメを福..
2024-11-01 33:31

#161 オリジナルTVアニメを福岡で作り上げた!ラクガキから始まった、手探りだらけの10年間に迫る!<中篇>/【社外ゲスト】TriFスタジオ麻生秀一さん、オカモト監督

【内容】福岡発TVアニメ『メカウデ』のオカモト監督が登場!/オカモト監督がKOO-KIと一緒に手掛けた作品の思い出/『メカウデ』誕生はラクガキから始まった⁉︎/手探りだらけのPV制作裏話/最初のクラファンが海外向け「Kickstarter」だったワケ/予想以上に支援が集まった!どうしよう😨/本格的に30分の短編アニメを作らなきゃ!/声優・シナリオ・キャラ設定・音響はどのように決まったの?/アニメ制作のツテが全くない!/サイバーコネクトツー 松山洋社長を訪ねてみたら/思い出作りだけでいいのか⁉︎/国内向けクラファン「CAMPFIRE」を行ったワケ/パイロット版ができるまでに約2年‼️しかもスタッフは6名のみ⁉️/手探りだからこそ!プロのアニメ業界からかけ離れた作り方/全員主役級!豪華声優陣が演じてくれたワケ/オカモト監督が人生で一番挫折を感じた瞬間👀/次回はTriF大目貴之さんをお呼びしてTriFスタジオさんの制作体制などを深掘ります!
【社外ゲスト】 麻生秀一/TriFスタジオ 代表取締役・プロデューサー オカモト/TriFスタジオ アニメーション作家・イラストレーター
\2024年10月より地上波放送開始/ ★TVアニメ「メカウデ」公式サイト▷https://mecha-ude.com/ ★TriFスタジオ公式サイト▷https://www.trifstudio.com


【出演】
山内香里/KOO-KI ディレクター
泥谷清美/KOO-KI 広報
原山大輝/KOO-KI アシスタントディレクター


【トーク内で紹介したKOO-KI WORKS】

南阿蘇村観光復興プロジェクト交流協議会 アニメーション「最終回のうた」⁠/KOO-KI白川東一 演出作品
TOKYO MX開局20周年記念アニメ「SUSHI POLICE」⁠⁠/KOO-KI木綿達史監督作品
▼この番組は映像制作会社KOO-KIで働くクリエイター達が、ゆる~く雑談していく番組です。感想・質問などお便りお待ちしてますので、お気軽にどうぞ!フォームは⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠

⁠⁠⁠番組の概要⁠⁠⁠
【BGM/Jingle】invisi ⁠https://invisi.jp/⁠
【Sound material provided by】OtoLogic ⁠⁠⁠⁠https://otologic.jp/⁠⁠

サマリー

福岡で制作されたオリジナルTVアニメ「メカ腕」の背景や始まりを探る。麻生さんとオカモト監督の対談を通じて、落書きからアニメ化への道のりやクラウドファンディングの挑戦について深掘りしている。福岡でのオリジナルTVアニメ制作における苦労や挑戦が語られ、特にキャラクター設定や声優選定にどのように取り組んできたのかが明らかになる。また、クラウドファンディングを通じて集まった支援がどのように影響を与えたかについても触れられている。福岡でのオリジナルTVアニメ制作に取り組んできた10年間の苦闘と成長の物語を探る。TriFスタジオの麻生秀一さんと監督の岡本さんが、特に大変だった制作過程や挫折を乗り越えた経験を共有している。

メカ腕の誕生
ケイシャのしゃべり場。
はい、始まりました。ケイシャのしゃべり場。この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが日々感じているおもろいを語り合い、指針するトーク番組です。
毎回、いろんなメンバーとともにゆるーく雑談していきます。
私、KOO-KI山内です。
KOO-KIヒージャーです。
KOO-KI原山です。そしてゲストは前回に引き続き、
TriFスタジオ代表の麻生です。メカ腕ではアニメーションプロデューサーを務めております。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そしてですね、さらに今回はメカ腕監督のオカモトさんをお呼びしております。
TriFスタジオのオカモトです。メカ腕では原案監督を務めております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
オカモト監督の思い出
前回は、うちの社長のモメンさんもお呼びして、TriFさんのサークルから始まったっていう成り立ちから、
モメンさんがスシポリスで麻生さんと知り合って、そのスシポリスの経験がメカ腕に行きた、みたいな話からね、
KOO-KIとTriFの関係について深掘ってきたんですけど、今回はそんなTriFさんの放送中のアニメ、
メカ腕について深掘っていきたいということで。
ちなみにメカ腕は今の配信の日には5話目が放送する。
そうですね。
そうですね。オカモトさんに初めに言っておくと、直近であった試写会に原山くんが参加して、その後大興奮で、
メカ腕めっちゃすごい!みたいな。
ありがとうございます。嬉しいです。
めちゃめちゃ勇気づけられたんですよね。こんな作品ができちゃうんだ、福岡でっていうのが。
嬉しいですね。
今回の2回目でオカモト監督がゲストということで、めちゃくちゃテンション上がってるんで。
メカ腕がどうやってできていったのかって話をお聞きしたいなというふうに思ってるんですけど、
ちなみにオカモトさんもメカウデ以前というか、KOO-KIと仕事したことがあられるということで、
オカモトさんが関わった作品としては、
熊本地震の南阿蘇村復興イベントのために制作された最終回の歌。
KOO-KIでは白川がディレクターを務めました。
アニメーション?
そうですね、アニメーターとして参加させていただきました。
確か作画のほとんどやってましたね。
最後のサビのところで、ブワッと花吹雪というか、あるカットがあるんですけど、
そことかすっごいしらかわさんが、やっぱりオカモトさんはすごいんだよみたいな。
って言ってたのをすごい記憶してます。
懐かしいですね。
あれは気持ちいいんだよね。
オカモトさんはアニメ気持ちいいんだよ。
光栄です。
いや、あれいいですよね。
私は熊本出身なんで、ちょっとウルっときました。
今でも会社説明会の時に紹介してます。
概要欄にも貼っておきますんで。
そのか私もCMとかで、オカモトさんに発注したことあると思います。
クルマテングとか。
クルマテング懐かしいですね。
クルマテングやって、オカモトさんにアニメーションを手伝いしていただいたりとか。
銀行のCM?
そうですね。
老金?
ろうきんかな。
結構いろんな、大小いろんなお仕事を一緒にさせていただいてて、
前回の話で言うと、スシポリスの美術設定とか背景とか、
そういうものをオカモトさんが担当されていたということで。
当時はすごいたくさん、背景を描いた記憶がありますね。
毎回国が変わってたんですけど。
いろんな絵が描けて楽しかったですね。
リアルなお寿司の絵をいっぱい描いた記憶がありますね。
楽しかったな。
そんなオカモトさんも交えて、今回話していきたいんですけど。
それでちょっと空気ともお仕事をしている、裏でじゃないですけど、
メカ腕の放送が、今回の今年の放送開始から、
約10年前に遡るみたいな話を聞いてたんですけど。
オカモトさんの落書きから始まったみたいな感じで、
試写会の時にちょっとお伺いしたんですけど。
その辺をお聞かせいただいてもいいでしょうか。
クラウドファンディングの試み
はい。
だいたい10年前、まだ学生だったんですけど、
その頃から空気さんにお仕事をいただいたりとか、
自主制作アニメを作ったりしてたんですけど、
それとは別に全く関係なく息抜きで、
人からメカの腕が生えたイラストを描いてたんですよね。
それもアニメにしようというつもりじゃなくて、
むしろメカとかって描くの大変ですし、
アニメにしようみたいな気持ちじゃなくて、
ただただ描いたことのないものを描いてみようという気持ちで、
息抜きで描いた絵だったんですけど、
その当時一緒に仕事してた麻生に見せたところ、
アニメ化しようという風に。
その時見せてもらったのが、
メカウデのヒロインであるアキちゃんのイラストだったんです。
本当に最初期に岡本監督がプライベートで描いたイラストっていうのは、
主人公のヒカルとヒロインのアキちゃんだった。
その中でも特にアキちゃんのイラストの魅力がすごかったので、
加えて既にも知り合った時には、
僕学でアニメ作ってたんですよ。
そうなんですか。
アニメとは言っても、ミュージックビデオみたいなの。
オリジナルのミュージックビデオみたいな。
1108。
11時8分って書いて1108っていう、
本当に独学で作った最初のアニメ。
そうですね、最初のアニメーション作品。
それをすでに見て、
岡本監督は自分でアニメを作る人っていうのを知ってたんで、
僕もつい後先考えずに、
このキャラクターが動いてるとこ見てみたい。
もちろん監督の力も借りつつですけど、
僕らとトリフで一緒にアニメ作って、
そのキャラクターの元にアニメ作ろうと、
その場でつい言っちゃった。
ストーリーも何もない状態ですよね。
キャラの名前すらなかったですよね。
何もない状態でした。
映画にも舞ってないぐらいの落書きだったんですけど。
それぐらい魅力的だったんですよね。
でもタイトルとロゴはもうあったんですよね。
タイトル、ロゴだけはなぜかメカ腕ってあって。
あのメカ腕の公式ロゴって、
監督自らが最初期に作ったロゴそのままなんですよ。
いつか誰か、デザイナーさんが整えてくれるんだろうなって、
私はずっと待ってたんですけど。
一回頼んだんですよ。
知り合いのプロのデザイナーに、
そういう会社のロゴとか作ってるデザイナーに、
これをちょっと整えてほしいんだけど、
これ完成度高いからこのままの方が絶対いいよって言われて、
整われたんですよ。
だったらもうこのまま行こうって言って、
今に至るまでずっと。
最近ちゃんと作ったのかと思ってたんですけど、
ずっとあったんですねあれは。
ずっとあったんです。
そっから2回ぐらいクラウドファンディングがあったと思うんですけど、
落書きから1回目のクラファンまでの間って、
どんな感じだったんですか?
どんな感じでした?
1回目のクラファンまでは、
まずその落書きから始まって、
これを元にアニメを作ろうってなったんですけど、
いきなり30分とかシリーズものを作ろうじゃなくて、
自分たちもアニメを、
私以外アニメを作ってきた人間でもないですし、
私も個人制作しかやってこなかったんで、
まずは30秒ぐらいのPVを1ヶ月という期間を設けて、
自分たちでどれだけできるのかやってみようということで、
1ヶ月間期間を設けて作ったのが初めで、
それが割といい感じにできたので、
そこからいろんな人の力を借りてクラウドファンディングに挑戦するという流れになりました。
まずは腕試しじゃないですけど、
そもそも自分たちにアニメ作れるのかというのを、
唯一アニメに挑戦したことがあった、
青川本監督にアドバイスとかをもらいつつ、
当時いた河村を中心としたメンバーで、
どうやったら作画アニメーションで作れるんだろうっていうのを、
ノウハウを追求しながら、まず30秒作った。
でもその時にはストーリーはあったんですか?
ほとんどなかったですね。
見たいシーンを切り取って、
主にキャラクターの紹介動画みたいな感じになってると思うんですけど、
こんなキャラクターがいたらいいなっていうのを並べた。
トリフさんのYouTubeに載ってる一番最初のPV?
そうです。
あれですか?
あれはちょっとだけクラウドファンディングする時に、
ちょっと30秒じゃ尺が短いからってことで、
少し追加シーンをやってるので、
一番最初のムービーではないんですけど、
それが一番近い。
最初のクラファンって海外のクラファンでしたよね?
はい。
北米を中心としたクラウドファンディングで、
Kickstarterで実施しました。
なぜ海外のクラファンに?
そもそもクラウドファンディングっていうものが、
国内で認知され始めたのがその頃だったんですけど、
当時は日本のクラウドファンディングがほとんどなかった。
そうなんですか!
ようやく海外でクラウドファンディングっていう文化が生まれたぐらいの時期。
クラファンやろうぜって言ったのは麻生さんですか?
あのですね、そうなんですけど、
ただきっかけはあって、
長崎のハサミ焼きを海外でPRするクラウドファンディングプロジェクトに、
僕らが携わったんですよ。
僕らはその時、広報のお手伝いとしてPRムービーを作ったんですけど、
その時、次はトリフさんもやってみませんか?みたいな。
クラファンっていう仕組みを使って何か挑戦してみませんか?って声をかけられて、
じゃあこのメカ腕っていうプロジェクトを海外で紹介したら、
これがどれぐらいみんなを引きつけるのかっていう、
いい指標になるんじゃないかなと思って。
正直、お金を支援してもらうことを目的というよりかは、
どれぐらい反響をもらえるのかっていうのを知りたかったんですよね。
それでありがたいことに、その時に作ったアニメのティーザーみたいなプロモーションビデオと、
岡本監督自身もカメラの前に立って、プレゼンというかメッセージの動画を作ったんですよ。
英語でプレゼンをしました。
英語喋れないですけどね。
本当は喋れないんですけど。
言語を用意して、すごい必死にカメラの前でこのアニメを作ってみたいから、
ぜひ支援お願いしますっていう。
その2つがすごいいい反応をいただけて、
キックスターターに関しては最終的に999人の支援が集まって、
合計すると当時の日本円のレートで700万円ぐらい。
正直、集まっちゃったって。
どうしようって。
返礼品とか送らなきゃとか。
もちろん送りました。大変でしたけどね。
あまり後先考えず。
海外ですもんね、皆さんね。
大変でしたね。
でもそれよりも返礼品はちゃんと返すことで、それよりも完成させないといけない。
そういうことか。
ゴールはどこに設けてたんですか?
30分の短編を1本作るっていうのをゴールにしてました。
この世界観、このメーカー腕という世界観やキャラクターで1本オリジナルアニメ作って、
それを皆さんにお披露目しますっていうのがゴール。
言ってみればそれまでは自分たちのペースでやってたプロジェクトだったので、
大雑把なキャラクターや世界観というのは用意してたし、
もし作るとしたらこれぐらいの期間かかりますよっていうのはちゃんと打ち出しておいたんですけど、
製作の初期段階
想像以上の支援が集まったので、
そこで一気に責任が生じて、
これは何が何でも完成させないといけないという風になったのはそのタイミングでした。
声優さんはその時に決まったんですか?
クラウドファンティングの時点ではこの方が演じますよっていうのはお伝えしてなかったんですけど、
この30分の作るにあたって声優さんにオファーして、
今のシリーズ化と同じ方々にオファーされてたんです。
支援が集まって本格的に作ろうってなってから、
ストーリーとかキャラクター設定とかを深掘りするにあたって、
その時に役者さんへのオファーを決めてたっていう感じですね。
クラウドファンティングをやる時点では、
役者さんもおろか、シナリオもキャラクターの名前すら決まってなかったですよね。
キャラクターの名前なかったですね。
主人公、敵、ヒロインみたいな、そんな感じでしたね。
今でもキックスタートのページで残ってるんですけど、
多分見に行ったら分かると思うんですけど、
キャラクターの名前書いてないですもんね。
デザインはもう出来上がってたんですけどね。
そこからシナリオや世界観ってどんな風に構築していったんですか?
フワッとあった世界観やストーリーを30分にまとめないといけないので、
これは本格的に考えないといけない。
そもそも先ほど役者さんの話が生産の話が出たと思うんですけど、
僕たち生産とお仕事したことなかったんですよね、当時。
どうやったら役者さんへのオファーとかできるんだろう?
お話よりも先に声どうするんだろう?音楽どうするんだろう?
その側の方が気になってましたね。
地元の役者さんとか、ローカルで活躍された役者さんとかの
ツテはあったんですけど、
やっぱりアニメに声を吹き込む、いわゆる声優という職業の方って
プロフェッショナルじゃないですか。
誰でもできる技じゃないじゃないですか。
だから本格的にアニメを作るにあたっては、
ちゃんとした技能と実績を持った役者さんに
お願いしないとっていうのはあったんですよ。
何のツテもなくて、方法もわからなかったので、
どうしようかなって思った時に、
同じ福岡で活躍されてるCyberConnect2の松山博司社長の顔が
真っ先に思い浮かんだので、相談しに行ったんです。
ご存知だったっておっしゃってましたね、試写会で。
キックスターターのフラファンを、
あ、そう、お話を聞く前に。
こんなのやってるんだなーみたいな。
すでにご存知だったので、話は早かったんですけど、
僕自身は10年ぶりぐらいに会ったので、
ちょっとアドバイスもらえればいいかなぐらいのつもりで、
相談したら、任せとけみたいな感じで。
最初はその役者さんへのオファーの仕方とか、
アニメの音響ってどうすればいいのかなっていうのを聞きに行って、
それを教えてもらうぐらいのつもりだったんですけど、
俺に全部任せとけみたいな感じで、
何でもアドバイスしてやるってことで。
最初呼ばれたんですよね。
サイバーコネクト2の本社に。
呼ばれて行って、僕らはまだその時は、
声優さんとかどうするんだろうとか、
それぐらいのつもりで行ったら、最初の一言が、
目標は何なんだって。
目標は30分アニメ作ることですけどって。
俺言ったはずだけどなと思って。
言ったら、そこから松山節が始まるわけですよ。
思い出作りなら、それでいいけど。
お前らそれでいいのか。
そんな思い出作りだけでいいのか。
お前らが本当に目指したいのは何なんだ。
テレビシリーズ作りたいです。そこで。
引っ張り上げられたわけですね。
それは岡本監督の心の底から、
12話作りたいっていうのが出てきたんですか。
12話かどうかは分からないですけど、
1本で終わらせずに、
世界観を広げていきたいなっていうのはあったので、
シリーズ化したいですっていう風に言いましたね。
すごい場面でしたよ。
それそれみたいな。
そこから毎週1回松山さんと話し合いが始まって、
そもそも僕らは目先の30分アニメを完成させて、
最初の支援してくれた方たちに、
30分のアニメをお披露目しなきゃいけないという、
そこだけでも結構なハードルだったのに。
期限も決めてたので、
いついつまでに30分作りますっていう風にお伝えしてたので、
まずそれを守らないといけないっていう気持ちが、
あったんですけど、
その30分作る前に、
シリーズ化を前提としたコンテンツとして、
シリーズ全編のシナリオ、プロットを決めていきましょうっていうのを、
毎週打ち合わせさせていただいてたっていうのがあります。
一気にハードルをグイッと上げられちゃって、
でも当然僕らもそれでやる気も出ましたし、
なんでそこから毎週1回のビーティングで、
そこから逆算して今何をやるべきかっていうのを決めてて。
それでもう1回クラファンをしたんですか?
声優と制作プロセス
12話作るために。
クラファンをもう1回したのは全然全く別の理由で、
最初に話した通り、
クラウドファンディングっていう認知度がまだ低かったんですよね。
まだ当時は日本でもそんな認知度が低かったんですけど、
メカオデを作っていく途中で、
だんだん日本でもクラウドファンディングの仕組みっていうのが出来上がってきて、
Kickstarterと同じようなサービスで、
国内でもCampfireというクラウドファンディングのサービスが立ち上がったんです。
最初のクラウドファンディングでは、
主に英語圏の人たちへのアピールだったので、
だったら日本語でもう1回日本国内でもしっかりとメカオデっていう企画をアピールして、
支援も是非いただこうということで、2回目をやったという感じで。
その時にキャラクターの名前も流石に決まっていましたし、
ある程度作っている途中だったので、こういうストーリーが決まったというのは。
1話目、制作中の間に日本でクラウドファンディングされた?
そうですね。
なるほどですね。
ちなみに、最初のほうがさっきの話だったんですけど、
1話30分を作るのにどれくらいかかったんですか?
制作に入ってからは7ヶ月くらいかかっちゃいました。
でもさっきの、いわゆるプリプロですよね。
仕込みの時間が、1話を作る仕込みじゃなくて、
全然12話を作るための仕込み。
準備ですよね。
実際の制作に入るまでのシナリオを練ったりとか、
シリーズ構成とか世界版とかキャラクターとかを練る時間に、
多分1年かかりましたね。
それプラス7ヶ月なので。
実際に完成したのは、パイロットエピソードが2018年ですね。
クラウドファンディングで、
最初のクラウドファンディングは2014年で、
2年後にパイロット版が完成した。
それまではあれですね、
TRIG STUDIOさんのメンバーがそこまで増えてないというか。
増えてない。
増えてないですよね。
岡本監督と河村含めてメインスタッフが6人くらいしかいない。
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
お手伝いとか言ってたら、
しかもその中のアニメーターとして絵が描ける人間は、
しかもその中のアニメーターとして絵が描ける人間は、
監督が1人だったの。
1人だった?
はい、アニメーターは。
1人で使ってる?
でも、1人で絵を描くことはできないので、
通常のテレビアニメのアニメーターのように、「0のラフから書き始めて、
1羽分を描いてからが当上の枚数なのかと思います。
一羽分書くのはさすがにあの難しかったので 俺こそカープ cg のカームラの力を借りたりしながらまず cg でレイアウトやラフを組ん
でそれをトレースしたり レタッチしたりっていう形であの380カット
かきましたそれでも380 やばい大体その
カーメラがあの cg で最初にレイアウトと動きを大体設計してくれて あとはもうすでにプロとして活躍されてた
アニメーターさんにお願いして ラフの動きだけつけた
それを監督自らが380カット全部聖書するみたいなもちろん 作画だけが役割者
あらゆることをやってますけど でもそのかもと監督的にこう動いた方が気持ちいいみたいなのがあられましたよ
ありましたねアニメーターですからね 自分でコントロールしながらかけてましたね
そうする最初のコンテみたいなのはかもとさんが書かれたんですけどもはい コンテは私の方で切ってそれをもとに cg レイアウト
あでもここで切ってないしあコンテって言うコンテじゃねーよではないですが v コンテ かもと監督が書いた絵をいきなり映像にしちゃって
うーん4本と監督がも自ら全キャラを声を吹き込んでこんな感じで行こう ウィッコンってプリビ図を絵コンテに逆に戻したしてました
a 主映画 コンテの必要性は分かって言ったんですけど
これ全部凍ってかない軽減ちょっときついよね 監督がやりたいことをもう速攻で映像にしちゃったん
ただ進めていくうちにコンテはコンテで必要ということになって 例えばその音響スタッフに効果音とか
あと役者さんのアフレコの時 コンテは必要だってことになったんでそのためだけに
後付でコンテを作ったそういう意味で戻すという作業だったんです それぐらい手探りでアニメ作ってたんですよ最初は
イオン未満でしたねーまでで自分たちのできる範囲で カーブラがやり方を考えてくれる
演出に関してはそのみんなでアウトコーダー言いながら感じで組み立てていったんです 何個重ねて繰り返しながら池出し合いながら決めていきました
イメージが固まったのはやっぱり監督がプリミズを作った映像としてブレーズ形にした時点で これ面白いのできあがるって実感したのそこでしょ
それまではコンテやシナリオの段階で あーでもないこうでもないみたいな感じで本当に面白いのかなーみたいな感じだったんですけど
監督がプリミズという一つの映像にしてくれて 面白いっていうのが初めて実感できた
そういうイメージがあったんですよ 監督がプリミズという映像にしてくれて
進化する制作体制
面白いっていうのが初めて実感できた そういうのは結構当時もプロなアニメ業界の方からそんな作り方してるの?みたいな感じで呆れられることは
それは遠回りだよってことですか?
もうバリバリ遠回りで作ってたと思いますよ それしかできなかったですからね当時自分たちは
実際の12話作る時の作り方は
それは全く別の作り方をもう一回 もちろんその時のノウハウを生かしつつ
それはそれで全然体制が違うんで
それでも社内で作られてる?
そうですね あくまでこの福岡の自分たちが集めた仲間たちだけで作る方法を
それはそれでまたパイロット版の時みたいに 一から仕組みを考え直して
経営者の喋り場
ちょっとさっき声優の話にもなったんですけど
パイロット版の時に声優さんのノウハウされたって話があったと思うんですけど
声優の欄見てめちゃめちゃ豪華だなと思っちゃって
みんな主役級じゃないですか
ありがたいことにパイロット版に出演していただいた役者さんには
アニメ制作の挑戦
メカオデっていうプロジェクト自体を応援していただいたので
ちょうどあれですね 日本国内でクラウドハンニングやってた時期だった
結構長い付き合いというか
結構長い付き合いですね
なんだかんだで2018年からなので6年
すごい
声優さんとしてもあんまりこういうパターンって少ないってことですかね
どうなんでしょうね
僕らは全然把握できてないですけど
少なくとも僕らを応援してもらったみんななので
すごいありがたかったなと
今でも結構いろいろよくしていただいてますし
キャストを選定するにあたって
岡本さん的な狙いじゃないけど
狙い
あれですよね 主人公のヒカルくんの声は
もう完全に監督によるキャスティングだったので
そうなんですか
こういうのが星行さんですね
私が子供時代島根県に住んでたので地元が島根県なんですけど
アニメがあんまり映らなくて
そもそも声優さんとかアニメ自体に触れることが少なくて
声優さんという文化も職業もそういう文化もわからなかったんですけど
大学に上がるくらいにアニメをいろいろ見始めたときに
豊永さんの演技を聞いて声優さんとしてイメージするような声じゃなかったんです
自然体というか
演技演技してないみたいな
そういう風に当時は聞こえてすごい耳に残ってて
いつか一緒にお仕事できればなって思ってたんです
私はちょっといっぱいフォロワーがいるとか
人気の声優さんだと拡散してもらえるとか
そういう邪水な感じじゃないのね
そこまでの考えはなかったですね
僕らも引き受けてもらえるのかどうかすらわからなかったですけど
ありがたいことに皆さん引き受けてくれたんで
パイロット版を見られてオファーされたんですか
違います
企画をお伝えしてパイロット版の制作にお付き合いいただけないですか
その時に何か見せるものはあったんですか
最初のPVと企画書
それでビビッと来られたんですかね声優さんはね
そこはちょっと
少なくともクラウドファンディングも込みで応援してくれるっていうことだったので
僕らとしてはすごくありがたかったです
経営者の喋りは
まだいっぱいお聞きしたいこといろいろあるんですけど
お時間も迫ってきちゃいましたので
最後に岡本さんに僕もちょっと気になったことを聞きたくて
今までパイロット版だったりとかの話も聞いてきたんですけど
その12話のここ3年とかの制作も含めて
岡本さん的にこれ一番大変だったのか
逆にこれ一番嬉しかったなみたいなことを聞き知ってきたらなと思ってるんですけど
大変だったことはいろいろあったんですけど
個人的には制作がなかなか進まない時が一番大変だったという感じ
そっかこれはクラウドファンディングだけじゃない話
そうですねこの10年間の話
10年間ですね
私が一番人生で挫折しそうに思った時って
南アソ復興イベントの最終回の歌を作ってる時だった
そこなんですか
私の人生はこれからどうするんだろうみたいな
そういうことを考えながら
あの作品の作業がってわけではなく
あの作品の作業も大変だったんですけど
でもあの時はメカ腕のクラウドファンディングもやった後
時期的にはそうですね
2017年公開なので
じゃあちょうどメカ腕のパイロットエピソードも被って
そうですね
メカ腕のこともやりつつ
スシポリスとかには関わらせていただいたんですけど
割となんか一人に任されてっていうのが初めてだったので
なんか一回白川さんに夜謝った記憶が
えー
なんだっけ進捗提出が遅れて謝ったかな
なんかそれぐらい私なんて仕事ができないんだろう
メカウデは監督しなくちゃいけないのにみたいな
そういうこと
そういう重圧を感じてた時期だった気がしますね
大学も卒業できるかどうか
そういう
まだ大学生だったんですか
いろんな人生のキロに立たされてる時期で
あの時が一番辛かった記憶がありますね
達成感と反響
なのでちょっとメカ腕と直接関わってるかどうかわからなかった
いろいろちょいちょい空気が出てくるよね
パイロット版を作ってる
これから作ろうという時にいろんなのが重なった
本当にアニメ作れるのかなみたいな自信をなくしてた時期でしたね
そうだったんだ
それにしてはいいものが作れましたね
それより言われるんですね
あなたはそういうネガティブになってる時ほどいいものを作るんだから
そうかも
そうなんですか
確かに
演出がうまくいってる時は結構落ち込んでる時で
テンション高い時はデザインがうまくいく傾向があります
すごい
それで言うとちょうど今メカ腕のオープニングのMVを今ちょうど作ってる
もう公開されてると思うんですけど
メカ腕の制作は終わったんですけど
MVの制作は今過去で大変だ大変だ
今割とメカ腕終わったんですけど一番大変かもしれないですね
そんな忙しい時期に
最終回の歌ぶりに大変だ
そうなんだ
こんな大変にお邪魔してしまいました
すごい楽しいです
また空気が苦しめてるみたい
本当本当すいません
このエピソードはしらかわさんにも聞いてると思う
成長できました
最終回の歌を終えて乗り越えることができました
大変だった話からちょっとそれちゃいますけど
最終回の歌を作るのが大変だったんですけど
でも一番生で反響をいただいたのがもしかしたら最終回の歌だったかもしれない
受賞もしてました
受賞もしてましたし関係者の打ち上げに呼んでいただいて
南アソの皆さんに直接すごくよかった
お会いされたんですね
それでエネルギーをもらったわけですね
乗り越えて自信につながりました
そうですしらかわさん
聞いてるとまたいろいろ出てきそうで面白いんですけど
ちょっとお時間迫ってきちゃいましたので
岡本監督とはここまでという形にさせていただきたいなと思います
次回はトリフスタジオのディレクター大目さんをお遊戯して
メカ腕の前後でトリフスタジオさん自体がどう変わっていったのかみたいなの
概要聞きできたらと思っています
今日はこの辺で終わりたいと思います
どうもありがとうございました
ありがとうございました
本日も経営者のしゃべり場を聞いてくださってありがとうございます
経営者のしゃべり場では皆様からのご質問ご感想を常に募集しています
映像制作会社の人に聞いてみたい素朴な質問や
制作裏話を知りたいなど何でもOKです
SNSではハッシュタグ経営者のしゃべり場をつけての投稿や
DMも受け付けています
我々の励みにもなりますのでぜひお気軽に
よろしくお願いします
33:31

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