1. ケイシャのしゃべり場
  2. #6 プロデューサーが語る現場..
2021-07-16 18:14

#6 プロデューサーが語る現場エピソード/P.嶋村 雅己&P.河原 幸治

【内容】声のカリスマ感が仕事に役立つ?/昔の現場に怒号が飛び交っていたワケ/プロデューサーは段取り力/予想以上に時間がかかった現場の話/意外と大変!お酒のCM撮影の話

【ゲスト】嶋村 雅己/プロデューサー
                河原 幸治/プロデューサー

【出演】 山内 香里/アシスタントディレクター                  
                泥谷 清美/広報

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00:04
ケイシャのしゃべり場。
始まりました。ケイシャのしゃべり場。
この番組は、映像制作会社KOO-KIのメンバーが
日々感じているおもろいを語り合い発信するトーク番組です。
私、アシスタントディレクターの山内です。
KOO-KI Co.Ltd.のヒージャーが、毎回いろんなメンバーとともに
イルク雑談していきます。
よろしくお願いします。
そして、ゲストは前回に引き続き、
プロデューサーをしております島村です。
マジックプロデューサー川原です。
よろしくお願いします。
前回は、島村さんと川原さんに、ざっくりと
プロデューサーとPM、ディレクターとかの
現場の話とか、役回り立ち回りの話を
いろいろと。
プロデューサーに聞いてみましたね。
今回は、そういうのを踏まえて
実際に現場でお二人が
どんな体験談とか
そういうのを聞ければいいかなと。
第1話のときのマイクの入りが
島村さんの声が遠いっていう話があって
僕、今、割とマイクから離れてるんですけど
めっちゃ入ってます。
すげー入ってる人がいて
僕、社内で今ね、最近ズームとか
しやすい多いんですけど
声がでかいの?
だいぶ、社内でやられる方にご迷惑をかけてるなと
思いつつ
この声のでかさと地声の通りは
撮影の現場では結構、重宝
うらやましいね。
最悪なんですかね
僕、何もしなくてもいいんですよ、現場で。
それぞれ、皆さん、ディレクターなり
カメラマンなり、人目の方が
迷いなく仕事してくれればいいんで
こうしてください、お願いしますって
言って、それが伝わればよかったりするんで
そういった意味では、声がでかい方が
得だなと思いますが
監督も一緒ですよね
良い監督というか、私のイメージですけど
みんな良い声してるんですよね
安心感というか、信頼感じゃないけど
多分、政治家とかアナウンサーとかと
似てるんじゃないかなと思います
カリスマ感というか、そういうのってありますよね
声大事よね
多分、お店で何かセールスする人とかも
そうなのかもしれないけど
声が通らないことで有名だったのかも
それはまたね、良い意味と悪い意味とかあって
例えば、あんまり喋らないって言わないですけど
声が通らないってこともあるかもしれないですけど
僕みたいな人が、例えば重要な時に言っても
もう同じトーンなんですよ
でも、下間さんみたいな人が急に大きな声出すと
やべ、これ大事な場面なんや
みんな気づく
そういうところはあったりするんで
03:00
常に喋ってればいいっていうものでもなかったりするんで
ここら辺は、声を出す人と
たまに声を出す人と組み合わせるとかね
そういうところはあったりするんで
さっき山内が言ったディレクターも
うちの現場は割と監督喋る人多いですけども
場合によっては監督はずっとモニターの前にいて
それを仕切る助監督っていう人がいて
その人たちが用意した後から言って
基本的には仕切ると
用意した後に言わないんですか?
監督がずっとモニターの前に
で、なんかあったら監督が助監督に
演技とかこうだったらこうだとか
こういうことしてくれとかっていうのを
お願いして助監督が伝えたりする場合もあるけども
場合によってはすげー複雑だったりして
細かいニュアンスが必要な時は
ようやく監督が出てきて
タレントに向かってこういうニュアンスなんですよ
ってことを説明するときに
その時の言葉の重みみたいなものは
差が出たりすると思うんで
その辺はちょっとね
バランスだったりするので
必ずしも常に声を出していればいい
っていうものではない
あれですもんね
声がでかいものが勝つみたいな感じでもないですからね
声でかいけどこいつ何言ってんだ
みたいなこともありますからね
キミが亡くなる時もある
私やん、子供にいっつも怒って
全然聞いてくれない
だけどね
制作部さんとかが
今何を
全体たくさんの人が現場にいるんで
今何をしている状態なのかって
ふと分からなくなったりする
今照明を
調整してるからしばし待て
なのか
今メイクさんがメイクの直しをしてるから
それが終わったら
次再開だからみんな
分かったっていうのを
叫んでますよね
1分後に再開しますよとか
今こういう状態ですよ
って言ってくれないと
人数も多かったりするので
あれ今何してんだっけ
いろいろなことになりかねないので
私も普段は社内でパソコンの前に座って
いろいろアニメーションつけたりとか
エフェクトつけたりだとか
っていう仕事してるんですけど
たまに現場のお手伝いに行くこととかもあって
それでなんか現場行くと
みんなの気遣いで回ってるな
みたいな
みたいな感じがして
すごい面白いですよね
みんな早く終わりたいんですよ
そうなんですね
どうしたら効率よく
それぞれの分野の仕事で
どうしたら効率よく
スムーズにいくかってことをみんな考えてるんで
これを先にこの人に伝えておけば
先に準備が回って
いくんじゃないかとか
こういうことが起きうるんじゃないか
とかがみんなが考えることによって
あれがいるかもしれないか
それぞれのポジションで
あれがいるかもしれないか
近くに持ってきとこうとか
っていうのが集合体なので
普通の会社でもそれは一緒ですよね
気遣いというか
先回りというか
これを先にあの人に伝えておけば
06:00
この件はスムーズに進むんじゃないかとか
家庭とかでも
実家のお母さんにこれ連絡しといた方が
いろいろ回るなみたいなのとか
もめなくて進む
そういう大きいちょっと抽象度を上げた感じで言うと
確かにみんなにこれは通じる話かもしれない
でも逆に
これやっててほしいなっていうのを
言わずにやれよみたいな
イラッとすることはないんですか
ちょっと違うよそれみたいな
結構意外とね
怒ったりとかする人あんまりいないから
私が見に行った現場
それは優しい現場しか行ってないからね
聞いたところによると
私も最近知ったんですけど
優しい現場にしか行ってないっていうことが
最近ちょっと分かってですね
どうが飛んだりとか
何してるんだみたいな
現場もやっぱり
はあるみたいですね
若かりし頃にいっぱいありました
昔はね
物事とは温度感が違うからね
すごい対策を作ってるとそうなる
でもなくて
それはもうスタッフの人たちの
気質というか
自分の雰囲気感とかがあったりするから
学校でも今ね
大物禁止だけど昔は当然の
当然というか大物もあった時代も
あるってことは
それが撮影の現場であろう仕事の現場であろうと
あったりしたと思うので
それは撮影というか僕らの業界だけに限らず
もっとパワハラと今だと
言われることが普通だったことも
多分昔は
もっとこんなもんじゃなかったぞ
って言ってるおじさんは
多分どの業界の人いると思うので
僕ら
この映像のことだけじゃないのかな
と思いつつ全体
世の中の流れと同様に
あんまりそんなひどいことは
そうはないんじゃないですか
っていう気がします
ひどいこと言わなくても回るってこと
ちょっと危険なことを
やろうとしたりとか
あと
繰り返しが効かないやり直しが効かない
ことをやろうとする時にはやっぱ
ピリッとすることはありますけどね
あとは
昔の話で言うと
フィルムで映像を撮った頃は
やっぱピリピリしてましたね
映像が撮れないわけですよ
何度も
予算によるってことですよね
撮り直しの回数とか
ワンカットに対する
集中力が違いました
なんでしょうね
もう一回やりますかみたいなことが
簡単に言い出せないし
編集の技術も違うんで
簡単にできなかったっていうところはあるので
そりゃピリピリしますね
そういった意味で言うと
現場が平和で感じるのも
昔の現場って
情報ツールの問題もあって
現場に来て初めて気づくことも
結構多かったりしたと思うのね
多分きっと
でも今ってメールだったりだとか
映像データを先に送ったりしてるので
割とみんな
コンセントが取れた状況で
09:00
状況で中に入れるから
なんとなく役割も含めて
全体的にこういうものを作るのねっていうのが
想像が
そういった意味では
同じ絵を見やすいから
そういった困難は
心理学になったのかなっていう
気はする
例えば美術さんが
3DCGでセットちょっと作ってみましたので
アングルこんな感じですかね
シミュレートするとみたいなことを
見せてくれたりするけど
そんなこと昔は図面から
想像するのみだし
イラスト書いてくれますけど
こんな感じですかねって書いてくれますけど
伝えてたとは思うんですけども
その辺
ツールが少なかったから
伝わりづらかったというのは
あると思うんですね
事前にビデオコンテを見せるとか
ってなったりすると
なかなか昔だと大変だったりするはずだから
ビデオコンテとかなかったんですか
ありますよ
ありますけど
カメラマンの誰さんに見せましょう
照明の誰さんに見せましょう
っていう時にどうするかっていうと
VHSテープを送るとかっていう話だろう
お金と時間を
お金と時間を測る
そこまでの時間が
例えば送るだけでも1日かかってある
それが撮影の人数に送って
カメラマンの方が別の現場に行って
家に送られても見れないよ
みたいなことは
機材がないとか
共有って結構大変
だったわけで
意外とちょっと前までの話だったので
すごい大人数
関わりますもんね撮影にはね
すごいですね
現場とかで川原さんとかが全体を
回したりとかもするんですけど
撮影部の人は撮影部の仕事を
してるし他の照明部さんは
照明の仕事に
集中してるわけじゃないですか
それが全体で
自然に動いているような
感じでなっていくっていう
技術がマジですごいなって
いつも思います
なんでこんなみんな勝手に
時間が流れるみたいな感じで
自然に流れてんだみたいな
いつもやってる
皆さんは皆さんプロですからね
通過っていうのもあるし
技術もあるしあとは
事前の情報がちゃんと共有できてる
なんでやるかっていうのが
お互い分かっているんで
私も結構ずっと交番見て
今これが終わったからみたいな
次はこれでみたいな
次の時は私は何をすればいいんだみたいな
あの交番票から全然
汲み取れない私
すごいよねみんな
撮影の当日のスケジュール
何時から何時までは
ここのカットを撮ります
次はここです
スケジュールの予定票のことなんですけど
12:00
プロデューサーPMどちらが組むんですか
どっちのケースもありますけど
制作進行が
組むことが多くて
それをプロデューサーが良しと
言って
実質的には
プロデューサーが出してる
作ってるとも言えると思うんですけど
段取り力なんですよね
段取り力の塊というか
ああしてこうしてこれの準備に
どれくらい時間かかって
この人はこの間これをしてるから
それが終わったらこれしてもらって
っていうのがないと
1日のスケジュールがかけないので
手取りすくむ感覚というか
それをこっちを先にやると
全体的に少し早く終わるんじゃなかろうか
とか
こういう順番にしとくと
この人はこの時点でもう解放しても
というパズルをやりますね
いつも美しいな
と思いますね
ずいぶん先を
考えながら
作ってるわけですね
それにロケだったりすると
そこに天気の条件が
絡んできて
天気は午前中の方がいいから
こっちは先に撮らないと逆に撮れなくなるな
とかいうことが絡んできたり
リアルタイムな現場判断も
あったりはする
現場でこれとこれとある事情で
これとこれ入れ替えようか
取り順って言われて
入れ替えて大丈夫なのか
っていうのはちょっぴりドキッとする
ドキッとする
これ不都合が他に生じないか
大丈夫か
押しに押した現場
とかあるのか
ちょっとネガティブな話かな
昔昔若い頃の話ですけど
12時間押して
最初の設計が間違ってたってことはない?
間違ってたと言われる間違ってた
結果ね
遅れたから間違ってたんでしょうね
それはねあれですね
いわゆる料理のしずる
しずると言って料理
クローズアップで美味しそうに撮るっていう
そもそも時間のかかりがちな撮影だったので
夜の12時くらいに終わる
スケジュールが
翌の昼12時までかかりましたね
しずるって
湯気がいい感じとか
照りがいい感じとか
だけどこっちの野菜がしなってる
そうそうそうそう
一瞬美味しそうに
麻婆豆腐が回ってるみたいな
感じの一見地味な
ほんと2,3秒くらいな
カットが多いじゃないですか
しずるとかって
でもめちゃめちゃかかったりとか
特にコマーシャル
テレビコマーシャルで
それがもうなんだろうな
言ったらそれがタレントなの
美味しそうって
ビールの缶とか工場で
作られるじゃないですかビールの缶って
だから印刷と
家庭でずれたりするんですよ
だから飲み口に注ぐときに
ラベルが見える側を
めっちゃ探すみたいな
知ってるね
15:01
知ってますよ
私も伊達にいろいろ話聞いてる
美人コンテストしなきゃいけないんですよ
缶で飲むときは右手用とか左手用とか
右手で持ったときに
ちゃんとラベルが見える用と
左手で持ったときにラベルがちゃんと
見える用と
それもやっぱ
何ケースも買ったりするんですか
何ケースも用意して
メーカーさんから事前にこういう風に
印刷したものですって
工場でくるくる回りながら
そこにローラーみたいな
印刷していくんで
どこ向きになるのか工場の人も
そこは知らないので
運良くいい感じになったやつを
選んで使う
今一瞬ペットボトルはそういうのないから
いいなって一瞬思ったんですけど
ペットボトルは何だったかな
製造ネガピが
首のとこに入ってるときに
上手くロゴと変なとこに入っちゃったりすると
ダメだったりとか
それ後で消したりとかじゃないんですね
だって消すの大変だったりするじゃん
イキメンと影響したりする
水滴とかが
消すってなかなか大変だったりするから
物によって
撮影の条件によりますけど
お酒とかでよくありますけど
ラベルが透けるんで
商品そのまま撮ると
光がラベルを透過しちゃう場合は
そもそも一生瓶とラベル別でもらって
裏に付けないように
黒い紙を一枚挟んで
瓶に貼って撮りましょうとか
そんなことしてたんだ
知らなかった
最近は商品がCGのことも
そうですね
商品が?
CGで作っちゃうっていうケースも
だからCGと皆さんが見てるときは
気づいてないけど
ケースもかなり増えてるとは思います
知らなかった
どっちの方がお金かかるんですかね
めっちゃリアルなCGを作るのと
すごい時間をかけて美人のカンカンを
見つけて
それを12時間かけて撮るみたいなのと
トントンな感じなんですかね
ケースも
ものの性質とね
選択肢が増えたってことですかね
そうですね
昔はCGで
商品カットのクオリティに耐えるCGを
作るってこと自体が大変だったので
そういうことはなかったですけど
あっという間っすね
仕事の話聞いとったらあっという間に
あっという間
あれだな
あんまり個人の話を
深ぶれなかったですね
聞きましたね
次回は個人の話聞きたいね
そうですね
仕事の話はめちゃめちゃ面白くて
すごい聞いちゃうんですけど
そろそろ
今日はいい時間なんで
終わります
じゃあ次回は
学生時代のこととか
お二人の
それとかプロデューサー
成り立ての時とか
探検談とか
すごい聞いてみたいなって思います
18:01
というわけで
河澤島村さんの第2回目は
これで終わりたいと思います
どうもありがとうございました
18:14

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