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こんにちは、けいこです。私は会社員を辞めて、フリーランスのコーチとして活動しております。
今日は、コミュニケーションが苦手な私がコーチを目指すようになったわけについてお話をしたいと思います。
私はもともと、人とのコミュニケーションが苦手でした。
仲良い、お小僅かの人とはですね、話ができるんですけども、初対面の人や、また、顔は知ってるけどあんまりしゃべったことない、
あとは、保育園のママさんとか、そういう人たちと会話を続けることができませんでした。
何回か質問をして、会話らしいことをして、終了ということがほとんどだったんですね。
会話の時間が続かなくて、沈黙になってしまって、耐えきれずその場を去るということが結構今まで何度もありました。
こんなコミュニケーションを苦手とする私が、コミュニケーションが必要、絶対不可欠であるコーチという仕事を志した理由についてちょっとお話ししていこうかなと思っています。
私は小さい頃はですね、今もそうなんですけど、ちょっと人見知りで、知らない人が来ると必ず自分の母親の影に隠れるような子だったんです。
知らない人に会って、こんにちはとか話しかけられても返事すらしなくて、じっと母にしがみついて離れないような、そんな打ち気な子供でした。
そんな私がですね、小学校4年の時にバスケットボールを始めて、練習試合や公式の試合に出るようになると、他の人と、他の学校の生徒と交流機会があったんですね。
同級生はですね、どんどん他の学校の子たちと交流をして仲良くなっているのに、私はその時でも、他の人と何を話していいのか分からずにポツンと立ち尽くした状態。
結局バスケットボールを辞めるまでの6年間、他校の生徒と仲良くなることはありませんでした。
その後、高校に進学するんですけど、私が進学した高校は理系の学科で、クラスが42人いて、女子が4人しかいなかったんですね。
で、その4人と今度こそ仲良くしようっていう風に頑張ったんですけども、そこでもうまくいきませんでした。
当たり障りのない話はできるんですけど、やっぱり趣味とか価値観が合わなくて、表面的な付き合いだけで終わりました。
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それは社会人になっても変わらなかったんですね。
私が初めて配属された職場は、男性200人ぐらいいて、女性が2人というちょっと特殊な職場で、1年の半分とか3分の2ぐらいは日本国内とか海外出張に行くという仕事でした。
出張中は朝からホテルに帰宅するまで、常に一緒に仕事をする人たちと行動を共にするので、会話は必須だったんですね。
コミュニケーションが苦手な私が、話をするためにどうしたかというと、定期的に行われる飲み会や食事会に積極的に参加をして、いわゆる昔でいうノミニケーションで何とかつなぎながら会話をしながらコミュニケーションをとっていました。
しかしですね、だんだん時代の流れとともにお酒を飲む人が減ってくるんですよ。
そうすると飲み会も食事会も開催の機会が減ってきてしまって、こうなってしまうと何を話していいかわからなくなってしまってですね、一緒に仕事をする人とでも話が続かなくなってしまったんですね。
その後、夫との結婚を受けに職場を移動します。
新しい職場で頑張ろうと勢いよく挨拶するんですけれども、みんな忙しそうにしていて、もう会話どころではないと。
おはようございますと、お気に失礼しますという言葉をかけただけで、1日が終わってしまうんです。
それ以外はずっとパソコンをガタガタガタガタって、そのキーボードの音が響くように、すごい静かな職場でどう接したらいいかわからなかったですね。
私は常に人とのコミュニケーションにつまずくというか、うまくいかないような人生を歩んできたなと思っています。
その時々、どうしたらいいか考えて、自分なりに対処してみたものの、一時的に効果があるだけで、コミュニケーションの根本解決にはならないという状態で、いつしか人と付き合うのをできるだけ避けるようになったんです。
人と一緒にいるとちょっと疲れてしまうなと思って。
そんな私がですね、コーチングをしたのは約2年ほど前になります。
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当時、子どものだいぶ重なる体調不良で、会社を休んでばかりになって、でも自分の仕事はどんどん増えてきて、仕事と家庭の両立というものができなくて困っていて、
心身ともに疲れていた時に、SNSでコーチングというものを知りました。
最初はですね、知っただけで何をするのかさっぱりわからなかったんですけど、その時はとにかく誰かと話をしたかったんです。
その時のすごい辛い状況を何とかしたいと、何とか解決したいというその思いだけで、SNSで知ったコーチに連絡をしました。
無事、このコーチングセッションやっていきましょうという話になって、その後私は4ヶ月のセッションを受けたんですね。
その時、何もできないと、私は仕事もできない、家事・育児もうまくできない、両立ができないともできない、できないばかり言って考えていた私に、できていることに目を向けようという風に言って気づかせてくれたのは、その時のコーチの方でしたね。
コーチングを受けるようになってから、私のメンタルは少しずつ良くなっていきました。やっぱりそこで対話の力ってすごいなという風に感じたんですね。
コーチングを受けて、メンタルが落ち着いた私は、その後もしばらく仕事を続けていたんですけども、仕事を続けながら、今後はどうしようかなという風なことを真剣に考えるようになったんですね。
もうまま本当にこの会社で働いていていいのかなと、今の環境が合わない子どもと育児をしながら仕事をするという、ちょっと両立が難しいのであれば、違う会社で働くという選択肢もあるんじゃないかなという風に考え始めたんです。
でも、違う会社に行っても、今と当時の会社員の時と同じような状況になるかもしれないし、その時よりもっと厳しい環境になるかもしれない。もうそういう風に考えられるので、考えて、そういう会社もあるので、どの会社に行くか、いちかばちかで決めるのではなく、もう会社員で働いていけばいいのかなという風に考え始めたんです。
会社員で働くのはやめた方がいいんじゃないかと。
個人で働いて収入を得られるような仕事をしていたら、その時悩んでいた職場の人間関係とかあったんですけど、そういうので苦しまなくていいんじゃないのかなという風に思ったんです。
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この頃からですね、仕事、子育てと仕事の両立ができるような働き方は何かなという風に考え始めました。
その時に一番最初に思いついたのは、コーチという仕事だったんですね。
その時はなぜ、どうしてコーチになりたいのかよく分からなかったんですけど、なんとなくコーチになりたいという気持ちだけが湧き上がってきて、でも実際どうなったらコーチになれるのかも分からないですし、
とりあえず今の会社で働き続けるかということで、また会社員をそのまま続けていたんです。
ただですね、会社を辞めようかどうかという風に悩むことはずっとしてたんです、頭の中で考えていて。
会社に雇われたままでは子育ての両立は難しいなってずっと思っていて。
その時に私はですね、SNSで起業しようという風に考えたんです。
SNSから集客をして、コーチングを仕事にしたいと思うようになって、どうしたらそういう風に利益を立てられるようになるのかなという風に毎日調べました。
その時に目に留まったのはとあるSNSだったんですけど、そのSNSでまずは会社を辞めずに副業から始めて収入が安定したら今の会社を辞めようと、そんな風に最初は安易に考えていました。
しかしですね、現実は甘くないんですよね。
素人がいきなりSNSを始めたからといって収入が入るわけないんです。
もちろん当たり前なんですけど、私はその時販売できるもの何もなかったので、
まずはフォロワーさんを増やすためにSNSの投稿を続けるということをしていたんです。
でもその投稿自体も続かなかったです。
仕事が忙しいからとか、子どもが体調不良になったから、このSNSのアカウントのコンセプトが悪いからとか、いろんな理由をつけて行動しない、前に進まないという理由をつけて諦めちゃったんですね。
そのSNSを続けるほどの徹底が、その時の自分にはなかったんです。
もうSNSの給与は無理だなという風に思ったので、次は私、やっぱり企業で働こうと思ったんです。
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でも子育ての両立をしたいというのは一番の希望だったので、子育てをしながら働くためには、
在宅勤務できる仕事ならいいんじゃないかという風に考えました。
そう思って、転職サイトに登録をしてみるんですね。
小さい子どもがいるので、フルタイム勤務は難しいと私は思っていました。
なので、時短勤務が可能な会社を選びたかったんですけれども、
転職サイトに書いてある給与条件は、ほとんど大卒以上と書いてありました。
私は専門学校の卒業だったので、選ぶ権利すらなかったんです。
もちろん中には、大卒じゃなくてもいいですよという企業もあったんですけど、
やはり時短勤務可能とかも書いてなかったので、ちょっと難しいなという風に思っていました。
転職をすると、それまで働いていた会社と比べて給料はもちろん下がりますし、
福利構成も悪くなる。やっぱり当時の会社で働き続けた方がいいのかもしれないなって、
そんな風に考えるようになりましたね。
でも、心の中では、やっぱりコーチをお仕事にしたいという気持ちはずっと持ってたんですね。
でも、やっぱり現実は難しいよなと、私にはできないんじゃないのかなという風に
決めつけてしまって、自分のやりたい気持ちに蓋をしたんです。
SNSの企業も会社への転職も私には難しいと、どうしたらいいのかなと思っていたときに、
偶然、今のコーチを見つけました。
個人でコーチの企業をしている方で、家族の大黒柱として世紀を立てているそのコーチを見つけたときに、
この人のように私もコーチをお仕事にしたいと、そう思いました。
でも、思っただけでは何も叶わないじゃないですか。
もしかしたら、過去にSNSで企業をしたいと思ったときのように、
何か忙しいとか、そういう理由をつけて諦めてしまうかもしれないと思ったらですね、
やりたい気持ちはあるんだけれども、一歩が踏み出せなかったんです。
そのコーチの存在を知って半年ですね、
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偶然、そのコーチと話す機会ができました。
最初会話したのはほんの10分とか20分だったと思うんですけど、
あっという間の時間で、もっと詳しく話をしたいなと思ったんです。
なので、私はそのコーチにまた連絡をして、
単発のセッションを受けたいとお願いをして受けることにしました。
そのコーチとのセッションを受ける前に、今までの人生の振り返りを自分でしたんですね。
こんなことがあったなとか、あんなことで悩んでたなとか、
そんな風に振り返っていることと、あることに気づいたんですね。
私の人生はいつも、コミュニケーションにつまずいていると。
いつも人間関係がうまくいかなくて、悩んでいることが多かったなという時に、
振り返って初めて気づいたんですね。
私は39年生きてきて、ずっと人間関係につまずいていると。
コミュニケーションに問題があるという風に気づいて、
これは私の人生の課題なのかなって、その時思ったんです。
来年は仕事を辞めて福岡に移住ということを夫婦で決めていたので、
環境が大きく変わるこのタイミングで、今までやらなかったことに挑戦したいという思いが強くなったんです。
人生は一度きりなので、後悔したくないなって強く思いました。
その時に、私はコーチになろうって決めました。
決めてから、夫にコーチになりたいと言った時は猛反対されましたし、
そもそも話すのが苦手なけいこさんが、コーチになれるの?っていう風に言われたんですよね。
話すこと自体は夫の方が得意で、人間関係も気づくのもすごい得意なんです。
私はいつもその夫の様子を見ていて、いいなぁと羨ましいなぁという風に思っていたのもありますし、
結婚してから私が人間関係で悩んでいることも知っていた夫としては、
そんな茨の道に次進んでいくような仕事をして本当にいいのかっていう思いもあったようで、そういう風に言われたんですけども、
でも何だろう、反対されても辞めるつもりはないってこと。
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今まで生きてきて、初めて自分でやりたいって思ったことがコーチだった。
学校とか進学とか就職とかあって、今まで自分で決めてきたように思ってたんですけど、
実は自分で決めたのではなく、親の意見だったりとか、周りの目とか、そういうものを気にして決めてきたので、
今回コーチになりたいと思ったのが、初めて自分がしたいと思えるような仕事だったんですね。
なので、いくら反対されようとも、もうやるぞと私の中で腹をくくって決めたので、本当には申し訳ないですが、
反論とか否定されても何も気にならない。
コミュニケーションが苦手な私にとってコーチを目指すってことは、すごい人生にとって一番大きな挑戦になると思うんです。
きっとですね、自分が得意なことを仕事にする人は、この世の中にたくさんいると思うんですけども、
苦手なことを仕事にしたいと思う人は少ないでしょうし、実際してる人もそんなにいないんじゃないのかなと思います。
それでも私はやっぱりコーチとして働いていきたいと。
苦手なコミュニケーションを必要とするような仕事について、人生を通して長い目でですね、ゆっくりでもいいので、
そのコミュニケーションが苦手だというところを克服したいというふうに思っています。
自分が最後人生を終える時に、あの時挑戦してよかったなというふうに思いたいからですね。
だから今回私はコーチという仕事に挑戦してみようかなというふうに思いました。
以上が私がコーチを目指すようになったきっかけのお話となります。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
それではまた。