1. 競馬けんぶんろく
  2. 第13回 「天皇賞の始まり / ノ..
2023-10-26 20:40

第13回 「天皇賞の始まり / ノンサラブレッド / 天覧競馬」

天皇賞の始まりと日本競馬の始まり、日本最初の名牝の謎、ノンサラブレッド、天覧競馬について〜


ブログhttps://beard-daruma.com/

BGM : MusMus

Spotify / Amazon Music / Apple Podcast / Google Podcas / stand fm. / YouTubeなどで配信中。競馬けんぶんろくで検索🔍

#競馬#競馬けんぶんろく#ポッドキャスト#Podcast#競馬カルチャー#カルチャー#小説#ダルマー競馬場

サマリー

競馬はギャンブルの要素だけではなく、深い競馬文化を持っています。今週は東京競馬場でG1第168回天皇賞が行われています。天皇賞は日本で最も格式の高いレースの一つであり、競走馬のマーケット価値とも関係があります。ミラの子孫の物語を描いた競馬見聞録では、現在の天皇賞や注目のレースについての情報も紹介されており、競馬ファンには必読の一冊です。

競馬の文化と天皇賞の始まり
みなさん、こんにちは。競馬けんぶんろくへようこそ。ダルマー競馬場です。
競馬はギャンブルの要素だけではありません。
競馬はもっともっと深い世界で独自の文化が息づいています。
この番組では、競馬のアートや音楽、文学など、競馬がインスピレーションの源となった文化的作品にもスポットを当てていき、
競馬文化に触れ、競馬ファンとしての視野を広げていこうという番組です。
さあ、第13回目の競馬けんぶんろくですね。今週も始めていきましょう。
先週は土曜日に、東京競馬場でG2フジステイクスが行われ、一番人気のナミュールが鮮やかに差し切り勝ち、
去年のチューリップ賞以来久々の勝利を収めました。
そして、日曜日は京都競馬場でG1第84回菊花賞が行われ、
サツキ競馬とダービーバの対決に注目が集まりましたが、勝ったのは4番人気、ドゥレッザでした。
もうね、完勝でしたね。
2着にダービーバのタスティエーラ、3着にサツキ競馬のソウルオリエンスが入ったんですけども、
勝ったこのドゥレッザのルメールジョッキーの高機場もですね、かなり目立っていたんですけども、
未勝利から5連勝で一気にG1制覇となりましたので、実装に注目が集まっております。
そしてですね、今週は東京競馬場でG1第168回天皇賞が行われます。
168回っすよ。長いですね。
で、この天皇賞なんですけども、そんな長い期限をたどるとですね、
なんと最初は明治13年、なんと1880年に創設されたとされておりまして、
ミカドズベースっていうレースがですね、やっていて、それが最初期限とされているんですけども、
その後、そのミカドズベースは1905年にエンペラーズカップ、1907年に提出御招展となって、
現在の天皇賞の前身となってきてるんですけど、
このミカドズベース、そもそも日本で競馬が開催された背景って、
その欧米諸国との、当時結ばれていた不平等条約っていう条約を改正したくて、
それを交渉するために西洋文化を取り入れて競馬っていうのが日本でも始まったんですね。
で、そこでその時交渉していたのが外交官だったり政治家を率いていた明治天皇だったんですよ。
その明治天皇がですね、イギリスでは国王がそのレースを創設して、
商品として自分の持っている壺とか花瓶を恩賜していたっていう背景があって、
それと同じように明治天皇も自分の使っている豪華商品、花瓶を恩賜してレースを開催した。
ということに、花瓶ってベースっていうんで、天皇は帝なんで帝のベースっていうレース名になって始まったっていうのがきっかけなんですけど、
この天皇賞って春と秋の年2回開催なんですよ。
なのでレースとしては天皇賞っていう一つなんですけど、1年間で開催回数が2回カウントされるっていう、
結構日本では唯一の競馬のレースとなっております。
天皇賞秋の位置づけと世界ランキング
この天皇賞の秋ですね、今週行われる天皇賞秋はですね、世界的に見ても結構ランクが高いレースというか、
ワールドベストレースホースランキング委員会っていうのがあって、
そこで毎年上位、100位までの競争を発表してるんですよ。
この前10月の頭に行われて外戦紋章だったりとか、11月に行われるアメリカのブリーダーズカップっていうのが大体上位に入ってきて、
この天皇賞はですね、過去に世界で総合4位、芝の中距離部門っていって2000メートル前後の部門になるんですけど、
ここで世界1位になったこともある、伝統と格式両方兼ね備えたレースなんですね。
でですよ、近年、ジェンダー関係なく出走できるレース、混合戦って言うんですけど、母馬貧馬関係なくみんな出ていいよっていうレースで、
結構貧馬が活躍することが多いんですよね。皆さんご承知の通りだと思うんですけど、この天皇賞秋も例外ではないんですよ。
多くの活躍貧馬がいるんですけど、その中で、例えばこの1回の天皇賞に出てくる柔軟党の中で1党だけ貧馬ですっていう時があって、
その出走場中唯一の貧馬として出走して貧馬が一着になったっていうのが過去2回あります。
64回の透明と116回のエアグルーブ、この2回なんですよね。
そんな中ですね、なんと今年登録されている13党の中で1党だけ貧馬の出走登録があったんですよ。
非サラブレットの名品、ミラの謎
そこでですね、今週はそんな数多の貧馬の中で、日本で最初の名品と称される馬が残した謎に踏み込む壮大な競馬史ミステリーをご紹介します。
それが、島田晃博長のサラブレット。
こちらはですね、単行本から文庫化された本ではなくて、もうダイレクトに文庫になってるっていう、結構珍しいダイレクト文庫なんですけど。
もうダルマーは勝手にダイレクト文庫って呼んでるだけなんですけど。
このダイレクト文庫の概要ですね。
明治時代の名品ミラ。
血統書がなくその子孫は非サラブレット、サラ系として分類されていた。
1970年代、給務員の太谷はサラ系の名馬、ミラの子孫を担当することになります。
その馬は彼や周囲の思いを背負って活躍し始めるんですけども、っていう点々なんですけど、
ここから舞台はですね、現代に移って、競馬記者小林の元にミラの血統書の存在をほのめかす電話がかかってきます。
一枚の血統書がですね、競馬の歴史を根底から変えるのか、
人々の夢を乗せたもし、ifですね、の結末は壮大な競馬史ミステリーになるんですけども、
このミラですね、大発から出ている車ではございません。
1899年にオーストラリアから輸入された30頭の競馬って言って、
競馬ってサラブレッドとか、あとはアラブ、アングロアラブっていう、
走ることとか乗ることに適した馬ですよっていう競馬っていうのがいるんですけど、
そのオーストラリアから輸入した30頭の中の1頭だったんですよ。
オーストラリアから輸入されたっていうのも、さっき話した天皇賞の始まり、
日本競馬の始まりって外交にあったっていう話をしたんですけど、
この不平等条約を何とかしたいっていう明治天皇の思いから始まった競馬、
当時その不平等条約でイギリスと日英同盟が結ばれていて、
日本とロシアが戦争することになった時に、
このイギリスっていうのが日本の後ろ盾になってくれたんですけども、
日露戦争で日本はですね、あれ?うちの軍馬の数少なくない?
ちょっと待って、ちょっと強くなくない?みたいな感じになっちゃって、
当時、後ろ盾をしていてくれたイギリスの一員であったオーストラリアから、
比較的イギリスから馬を輸入するより、イギリスの同盟国というか、
イギリス連邦の一国であったオーストラリアのほうが近いんで、
そこから馬を輸入することになるんですね。
その中にいた一頭がミラなんですけど、
このミラがですね、見た目からは、
サラブレットですよね、このデカさ、このサイズ感、この感じ、みたいな。
見た目からしてサラブレットだって思われていたんですけど、
サラブレットの定義って、
決闘書、サラブレットって馬の決闘書に連続して8台、
その決闘書に載っている馬で連続して8台、
交配がなされた馬をサラブレットと呼んでいいよっていう基準があるんですけど、
これはですね、決闘書があるから証明できることであって、
決闘書がないとサラブレットとは言えないんですよ。
なのでこの決闘書がなくてサラブレットではない非サラブレット、
サラブレット系という感じに分類されてしまうんですね。
でもですね、実際このミラ輸入されてから競馬で走ってるんですよ。
その成績が13戦10勝、負けちゃったレースも全部2着と、
めっちゃ強かったんですよね。
このミラは競争馬として引退した後、
当時としては異例の工学で取引されて、
繁殖品馬として北海道で経営をされることになります。
この繁殖品馬としても優秀でですね、
子孫からはめちゃくちゃ強い馬たちが続々と生まれてくるんですよね。
しかしこのミラに決闘書がないことから、
その子孫たちもサラブレットとしては扱ってもらえず、
もう不遇を受けることになっちゃうんですよ。
例えばどんなに活躍して守護馬としても重宝されることはなく、
晩年、あれ?どこへ行ったかわからなくなっちゃう、
みたいな馬が多かったとされています。
ちなみにこのミラの子孫が残した成績全てを合わせると、
さっきの天皇賞ですね、提出5勝点、天皇賞の前身を8勝、
ダービーを2勝と、日本競馬の黎明期を支えた、
本当に最初の名品と称されてるんですよね。
で、で?でですよ。このミラですね。
この話は、このミラの決闘書があるよって、
競馬記者のもとに電話がかかってくることから始まるんですよ。
これだってあれですからね、もしあったら、
日本競馬の歴史を根底から覆す、もう大事件なわけですよ。
この話は、さっき言ったミラの子孫を担当した大谷さんがいる1970年代と、
この現代を行ったり来たりしながら話が進んでいくんですよね。
この決闘書があるっていうふうに、電話をしてきた人までようやくたどり着いた時に、
見えたのはですね、ただ決闘書がないということだけで、
ミラの子孫の物語
ミラやその子孫が受けた不遇と、日本最初の名品がですよ。
残した名誉を守ろうと、どうにかして道を探しながら、
抗い続けた人たちの物語だったんですよね。
もうね、作者の島田さん、調査力半端ねーっす。
これまじやばいですね。
第1回の競馬見聞録でも紹介した、
「虹のかけら」っていう本も島田さんの著書なんですけど、
この方はですね、歴史と小説を合わせるのまじ天才ですね。
フィクションとノンフィクションの間の魔術師というか、
それがね、あたかも事実であるかのようにも思えるし、
かといえばもう事実なんですよね。歴史の勉強にもなるしっていうので。
もうね、これは競馬ファンはもう筆読じゃないですかね。
天皇賞と注目のレース
ということで、そんな謎大きいミラの子孫がですね、
計8章している提出5章展ですね。
現在の天皇賞になるんですけども、
こちらがなんと今週の日曜日、東京競馬場で開催されます。
今週はですね、その天皇賞を含めて30章行われまして、
土曜日に京都競馬場でG2スワンステイクスが行われます。
1着場にはG1マイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられ、
母子制覇がかかるアベラーレがですね、
G1場グレタリアガーズにどこまで迫れるかというのが注目となっております。
そして同じくですね、土曜日、東京競馬場では
2サイバー限定戦、G3アルテミスステイクスが行われます。
こちらのレースはですね、このレースから勝ち馬、
このレースを勝った馬がですね、G1を多く買っていることからですね、
出世レースとしても有名で、
今年はですね、全走、単勝1.1倍の圧倒的一番人気で、
6馬審査の圧勝を見せたですね、注目馬、
シェルベニアが出走予定となっておりますので、
こちらも大大大注目となっておりますね。
そして、そして日曜日です。
東京競馬場でG1第168回天皇賞が行われます。
こちらの注目はですね、連覇のかかる、
2023年、まあ今年ですね、のワールドベストホースランキング1位、
世界最強馬、イクイノックスと、
昨年のダービーでそのイクイノックスを破っている
滝豊直樹域場のドーデュースとの対決が注目されております。
そのダービー以来の再戦ということで、
もうね、かなり注目が集まっているんですけども、
両者の他にもですね、豪華メンバーが集まって、
多分これ、今年のハイライトになるんじゃないですかね、
っていうぐらいそんなレースが期待されております。
そしてですね、そんな中、こう言って、
出走馬の中で唯一の品馬、昨年の品馬、2冠馬、
スターズオーバースが出走予定だったんですけども、
左前足の傷目に不安があるということで、
万全の状態で出走ができないことから回避、
というような形になってしまいましたね。
非常に残念ではありますが、
陣営の判断は正しかったのではないかなというふうに、
未来が証明してくれると思います。
ここ勝ったらとんでもないことになってたんですけどね。
そしてそして、なんと、今ですね、JRA競馬博物館において、
伝統の天皇賞、日本競馬の歩みとともに、
という特別展が開催されているんですけども、
これをですね、ご覧になるために、
なんと天皇陛下がですね、
当日、東京競馬場に足を運ばれることになったそうです。
なんと、2012年以来、
11年ぶりの展覧競馬が、
今年開催されることとなったみたいですね。
いや、2012年はですね、
私、ダルマーもですね、
テレビで観戦しておりましたけど、
勝ったエイシン・フラッシュがですね、
安城のミルコ・デムーロ・ジョッキーがですね、
ウィニングランでゴール板前に戻ってきたときにですね、
馬場から降りて、ヘルメット取って、
再敬礼をされてですね、
もうね、めちゃくちゃかっこよかったんですよ、これ。
こんなことがですね、もしかしたら今年もですね、
行われるかもしれないということで、
いやー、ドキドキっすね。
いやー、さらに楽しみが増えましたですね。
ということで、
あのー、ダルマーさん、これもよかったっすよーとか、
これも喋ってくださーいとかあればですね、
ぜひメールフォームからご連絡いただくか、
SNSでハッシュタグ、競馬見聞録をつけて投稿してください。
競馬見聞録は競馬が漢字、
競馬見聞録がひらがなとなっておりますので、
どしどし投稿してください。
そしてですね、また今週の競馬見聞録はですね、
ブログでも公開しております。
今週紹介したノンサラブレットですね、
こちらの本のリンクもつけたりしておりますので、
概要欄からブログに飛んでいただくか、
もしくはダルマー競馬場で検索していただければ、
ブログに到達できると思いますので、
ぜひ遊びに来てください。
ということで、注目どころが目次郎氏の今週の競馬ですが、
今週もいろんな視点から競馬を楽しんでいきましょう。
ではまた、次回の競馬見聞録でお会いしましょう。
さよなら。
20:40

コメント

スクロール