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おはようございます。川崎ひでとです。
今朝も毎週ひでトークをお聞きいただきありがとうございます。
この放送では、私IT企業出身の衆議院議員川崎ひでとが気になる政治ニュースやテクノロジーニュース、自分が思っていることなどなどをご紹介してまいります。
そしてこの放送は、働きたいママたちを応援する事業支援サービスエニママさんを通じてママさんに文字起こしをしてもらっています。
ノートとブログに掲載しておりますので、そちらもご覧ください。
それでは行ってみましょう。
毎週ひでトーク
今日はですね、この毎週ひでトークを使って、ちょっとダラダラな喋り方になるかもしれないんですけども、自分の中の頭の整理をちょっと測りたいと思っています。
皆さん、あの半澤直樹っていう作品ご存知ですかね。
倍返しだっていうね、名台詞でおなじみのあの半澤直樹です。
池戸順さんが書かれた素晴らしい作品なんですけれども、
これの本で言うと3巻でロスジェネの逆襲っていう回があって、
これ2020年のドラマの前半パートにもなっていたものの元なんですけれども、
この作品の一番最後にですね、中野渡人が言った言葉っていうのがかなり刺さりました。
何かというと、今回のロスジェネの逆襲で舞台となっている銀行vs子会社の証券会社において、
銀行側、三笠副頭取、そして伊沢山部長のこのタッグvs半澤直樹と部下の森山と、
この2対2のねバトルになっているんですけれども、
この中野渡人頭取が言った最後のセリフっていうのがですね、
ちょっと威厄すると三笠君、伊沢山君と、
君たちは机の上に問題を出したら本当に優秀だから、これすらすら解けるだろうと。
だけど今回の件に関しては、半澤直樹の方は何が問題かというようなところをしっかりと追求していたと。
出された問題を疑いもなく解いていても、いわゆる間違えた問題を解いても間違えた答えしか出てこないと。
半澤の方はしっかりと解決すべき問題は何かというところをしっかりと見定めて、
問題をしっかりと把握した上で、それの解決を図ったというような内容になっていました。
これがねめちゃくちゃ刺さったんですね、僕の中で。
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何かというと、今回自民党の中で自民党刷新本部というのが出来上がったというのは皆様ご存知の通りです。
これが政治と金がきっかけでできたみたいな感じで言ってますけども、
まずこの問題がですね、そもそもどっから来てるんだっけっていうところが、
政治家一人一人違うんじゃないかなっていうところを感じています。
日経新聞なんかご覧いただくとですね、この刷新本部の第2回目の会合で、
どの政治家が何を言ったかっていうのが簡単に一覧表でまとめられてるんですけども、
まあおそらくどの政治家も言ってることは正しいんでしょうと。
日経新聞にも簡単にまとめられていましたので、それをちょっとリンク貼っておきますけれども、
おそらく言ってることすべて正しいと思うんですよね。
ただ問題の捉え方が皆まちまちだと、解いてる問題が何なんだっけっていうところがすごいぼやけると思うんですよ。
僕はですね、今回のこの党刷新本部を開いたやっぱり一番の理由っていうのは、
なんで自民党ってこんなに支持率下がっちゃったんだっけ、
なんでこんなに信頼を失っちゃったんだっけっていうところをしっかりと見直さなきゃいけないと思うんですよね。
例えばそれが議員の逮捕だったり、あるいは大臣、副大臣、政務官になった方々が、
個人的な不祥事で辞めたとかですね、あるいは女性局がパリに研修に行って、
フェルトの前で浮かれたポーズを取っちゃったっていうものだったりとか、
そして派閥による裏金問題っていうところとかね、いろんな課題があると思っています。
で、これの問題はなんだっけっていうのを一個一個洗い出して、
それこそホワイトボードにしっかりと書いて、
今日はここに関して議論しましょう。
いやいや、それ前に問題点をしっかりと洗い出しましょうっていうのをやらないと、
なんか議論ってすごく拡散してしまうような気がするんですよね。
いや、極論を言っちゃえば、じゃあ派閥を解消したら、
大臣、副大臣、政務官の不祥事ってなくなるんかいと、
派閥を解消したら海外研修で浮かれた写真をSNSにアップしないのかいと、
こういったところが全然リンクしないんですよね。
なんかみんな本当に派閥は悪だということを問題として机の上にあげて、
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それに対してカリカリ問題を解いているように見えて仕方ないです。
それが本当に今回の問題を解決するんでしょうかと。
やっぱりまずはみんなで問題点が何なのかっていうところ、
解決すべき課題は何なのかっていうのをまず一遍洗い出しましょうっていうところから、
今回の議論はスタートすべきなんじゃないかなというふうに思っています。
今日聞く限りだと3時間会合をやったらしくて、
3時間議論したみたいなことを政治家おのおのもXでつぶやいたりとか、
おのおのSNSで発信してるんですけども、
これはおそらく政治家がみんな言いたいことをバーッと言ってたら
3時間経っちゃったっていうようなことがオチなんだと思います。
よく議論っていう言葉を使うんですけど、全然議論になってないですよ。
片方だけが喋って終わりみたいなね。
きっと今回もそんな感じなのかなと思っています。
本当に刷新すべき問題っていうのが何なのか、
本当に古い体質を嫌うんだったら今までのこんな議論のあり方だって
変えちゃえばいいんじゃないのっていうふうに思っています。
今も昔も、そして大企業であろうがスタートアップの会社であろうが、
例えば新しい商品開発をするときってみんなでしっかりと目線合わせをして、
問題点が何なのか、出したいものは何なのか、
解決すべき問題は何なのかっていうのをホワイトボードなりを使って
可視化した上でこれに対して議論してるんですよね。
だからすごくいいものが出来上がる。これをブレストって呼びますけども、
自民党の会議の中にはこのブレストっていう作業が全くないんですよね。
なんでホワイトボードとかもなくて議論が進むのかっていうのが
なかなか僕には理解できません。
政治家になったばかりの時はホワイトボードがなくて
結構僕はドキドキしていたんですけども、
すごいな、みんなこれ頭の中に入ってるんだと。
頭の中でしっかりと絵が描けていて、
それはきっとみんな共通した絵を持ってるんだというふうに思っていたんですけれども、
こうやって2年経って3年目に突入した今となってはですね、
そんなこともないなというふうなことを思い始めました。
本当に目の前でみんなで問題を可視化して共有するっていうことができていない限り、
議論の焦点っていうのはどんどん分散してしまって、
正しい答えが導けないんじゃないかというふうに思いました。
なんか頭の中で結構クリアになってきました。
こうやって喋っていることで、
自分がどういうふうに思っているかというのがかなりクリアになってきましたので、
ここからしっかりと動いていきたいと思います。
今日の毎週ヒデトークは僕の頭の中をスッキリさせるような回にお付き合いいただきましたけれども、
自分で言うのもなんですけど、
喋っててすごく大切なことを言ったような気がしています。
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皆様もぜひ解決すべき問題は何なのかっていうのを考えて、
そしてそれに対して答えを出していく。
こういう作業をやっていくといいんじゃないでしょうか。
というわけで、今日の毎週ヒデトークはこんな感じで終わります。
今週も一週間張り切っていきましょう。
じゃあね。