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2025-11-19 19:43

酪農家の“規模”がわかると面白い!80頭から見る日本の酪農



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サマリー

日本の酪農の現状において、川上牧場は80頭の牛を飼育しており、全国平均よりも少し下の中規模に位置しています。この牧場は、酪農家の規模分布や地域差について詳しく解説しています。特に、北海道と本州における酪農の違いや大規模化の背景についても探ります。また、日本の酪農業は1963年から2023年にかけて、酪農家の数が大幅に減少している一方で、個々の牧場の生産規模は拡大しています。このエピソードでは、川上牧場の80頭の牛を例に取り、日本の酪農全体の構造について考察しています。

川上牧場の規模と全国平均
今日も皆様一日お疲れ
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
牛乳、普段飲んでいる牛乳の魅力や酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まりです。
はい、おはようございます。
今日が11月19日の火曜日でございます。
今日の天気は雨のち曇りというようなパラパラとした雨が降っています。
ですけども気温が下がって冬です。
もう11月19日ですからね。
もう終わるぞ。確定申告しないといけない。
そんな天気になっております。
今日のお仕事は対比を2台運んでほしいということがありましたので運んでこようかなと思います。
あとは繁殖検診がありまして、もう終わってますけどもね。
受精卵移植をやってもらいました。
着いたらいいなと思ってますけどね。
繁殖検診の結果を見て、処置しないといけない牛が何とかいるので、それをやっていこうかなと思います。
今日の配信はですね、またリスナーさんからの質問にお答えしようかなと思いますけども。
毎回よく配信の中でですね、川上さんは何頭牛を飼っておられるんですかって言われて、
大体80頭ぐらいですよみたいな話してるんですけど、
それって全国の落農家と比べて多いのか少ないのかっていうところをね、
ちょっと疑問に思われたと思うところがありまして質問が来ておりましたので、
それにお答えしていこうかなと思います。
今日も10分、15分くらいの配信していこうと思いますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
では、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。
その前にお知らせです。
川上牧場ノートというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリでメンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい、川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、
ぜひ入っていただけたらと思います。
あとですね、川上牧場とオンラインで繋いで牧場体験をやったり、
実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる、そんなメンバーシップとなっております。
このメンバーシップのプランの中にですね、落農業界向けのプラン、名付けてファームエコーというプランを作りました。
落農業界で働く従業員の方、研修生の方、あとは経営者の方、営業マンの方、あとは学生さんもですね、
皆さんのですね、落農業界にある問題、悩み、課題をですね、ヒアリングシートにピササッと書いていただくと、
AIと川上がタッグを組んで解決していきますという、そんなプランになっております。
現在無料モニターを募集で無料で出てきますのでね、ぜひ一度試してみていただけたらと思います。よろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛乳製品食べてみたいなというものをですね、
AIアートを使ってNFTにして販売しております。
こちらのNFTの売上は川上が子供食堂に牛乳を支援したりだとか、小中高の食育活動に参加した際の活動費に当てさせていただこうと思っておりますので、
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくというそんな特別なNFTとなっておりますので、ぜひこちらの方もチェックしてみてください。
よろしくお願いします。
ということで、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯です。
乾杯!いただきます。
乾燥した喉に牛乳で潤う。
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
ミルクフェスin豊洲の影響で喉の痛みを感じておりますけども、
牛乳を飲むことによってもこれは気のせいです。
怖いね。インフルエンザとかだったらどうしよう。
なんかだるさもあるけど気のせいです。
熱は測ってないです。わからないです。
大丈夫です。やっていきます。
今日も頑張っていきましょう。皆さんね。
本当に無理しちゃダメよ。
と思ってますよ。
でもやるけどね。
今週はめっちゃ忙しいんですけどね。
やっていきます。
ということで、今日も皆さんの質問にお答えするお便りのコーナーをやっていこうかなと思います。
各SNS、あとは音声配信機だね。
質問コメントをお答えしていくコーナーとなっております。
今日の質問はですね、リスナーネームスプーンネームですね。
スプーンという配信アプリが来ております。
スプーンネームみずみずcさんからの質問でございます。
いつもありがとうございます。
ちょっと待ってください。準備してたんですけど、出すのを忘れておりまして。
みずみずcさんの質問。
はい、こちらですね。
質問です。川上さんは牛さんを80頭飼育しているとのことでしたが、
ラクノオカ全体でいうとどれくらいの規模ですか?という質問が来ております。
ありがとうございます。
はい、そうですよね。簡単にさらっとこの80頭ですよ、みたいな。
ラクノ業界ではこれ普通ですよって言って。
これ本当にダメなとこ。ラクノオカのダメなとこです。
僕もし、お花とかお野菜とかやってて、どれくらいやってるんですか?って言って、
これこれこれですよって言われて、へーってしかならないですもんね。
個数とか聞かれてもね。
それ大事。80頭ってどれくらいの規模なのか。
ここら辺をリサーチして丁寧にお答えしていこうかと思いますので、
聞いていただけたらと思います。よろしくお願いします。
まず、全国平均と比べると川上牧場はどの規模かというところからお話していきます。
まず結論から言うと、80頭という規模は全国平均より少し下の中規模クラスです。
農林水産省の最新統計、2025年では全国のラクノオカの平均使用頭数は114.4頭となっています。
つまり川上牧場の80頭は全国平均のだいたい7割から8割くらいの規模と言えます。
とはいえ、数年前まで全国平均は100頭以下だったので、80頭は以前ならむしろ平均以上です。
大規模化が進んでいるため、相対的に平均が上がった結果、今は少し下に見えるという感じです。
例えて言うなら、中規模ながらチームとしてはかなり戦える牧場、そんな立ち位置です。
続いてラクノオカの規模分布はどうなっているのかというところをお話していきます。
酪農家の規模分布
ラクノオカは小規模・中規模・大規模に分かれています。
最新データを見ると面白い特徴が一つあります。
小規模50頭未満は昔ながらの家族経営で、ただし高齢化・後継者不足で急減しているという流れになります。
続いて中規模の50頭から99頭、100頭以下ですね。
まさに川上牧場のような層で地域のラクノオを支える主力層となっています。
全国的に増えている層で搾入ロボットなどを使い始める規模がこの規模になっております。
そして超大規模200頭以上のメガファームと言われるやつですね。
メガファーム、ギガファームと言われているところですね。
これが全ラクノオカのラクノオカの規模分布です。
これが全ラクノオカの6.3%ほど。
しかしこの層だけで全国の乳牛の33%を保有しています。
つまり少数性で大量生産している状態ということですね。
こう見ていくと分かるようにラクノオは全体として二極化していっています。
小さな農家は減っていき、大量生産していっている状態です。
これがラクノオカの規模分布です。
こう見ていくと分かるようにラクノオは全体として二極化していっています。
小さな農家は減っていき、大きな農家が等数を増やしていく。
その真ん中に位置するのが川上牧場のような80頭前後の牧場です。
中規模ラインの中でもしっかりした規模。
これが客観的に位置づけになります。ちょいちょいアシストしていきます。
地域差もこれあります。
北海道と本州は全然違うというところを今度お話ししていきます。
ラクノオの規模は地域で大きく変わります。
特に北海道と本州の差はとても大きいです。
北海道では平均使用等数は約156頭です。
1件1件がですね。1個1個が156頭が約156頭ということですね。
土地が広く大規模化が進み、ロボット作業や大きな育成センター、TMRセンターとかね、
あとはキャトルセンターという工種用のセンターとかもあったりしますね。
がも普及しております。
北海道の牧場で80頭というと小規模から中規模くらいかなという印象になります。
では、都府県本州以下、南、本州、本州より南。
平均使用等数は70頭から80頭程度で家族経営が多く土地も限られています。
そのため本州における80頭は地域の中ではしっかりした中堅規模。
ちなみに日本全国の乳牛の63%は北海道にいます。
つまり日本の牛乳は6割が北海道で生産される構造です。
本州の落農家は数としては少数派ですが、地域の牛乳需要を支える重要な存在です。
川上牧場はまさにこのカテゴリーですねということですね。
ではなぜ大規模化が進んでいるのかというところもお話していきます。
大規模化の背景
近年落農は大規模化が急速に進んでいます。
背景は4つあります。
1、労働力不足。
1人で50頭、80頭以上を見る時代になってきています。
2、機械化の進展。
ロボット作牛や自動給仕の導入。
自動給仕機とかね。
自動餌履歴の導入。
3、コスト削減の必要性。
規模の利益が働くため等数が増えるほど入料あたりのコストが下がるということですね。
4、廃業の増加。
廃業の増加、小規模農家が減ると大きい農家に生産が集まるという流れがあります。
酪農業の現状と規模
実際、落農家個数は1963年の41万戸から2023年には12,600戸にまで減少しています。
60年でわずか3%にまで縮んでいます。
しかし牧場1戸あたりの牛は増え、規模は大きくなっているという流れになります。
ここまでのデータをまとめると、川上牧場は全国平均より少し下の中規模、本州ではしっかりとした主力規模でございます。
地域の生乳供給を支える存在で、業界的には二極化の中間点に位置するということですね。
つまり、牛80頭というのは決して小さくはなく、地域落農を支える中堅の柱のようなポジションということになります。
特に出雲のように、本州の土地条件で80頭を維持するのには、労働やコスト的にも簡単ではありません。
自動化・省力化を進めながら、地域密着で高品質の生乳を届ける、そのバランスが取れた堅実で中核的な落農系といえます。
今日はリスナーさんからの質問、川上さんの80頭は落農家の中でどれくらいの規模なのかに答えながら、日本の落農全体の構造まで一緒に見てきましたということで、質問にお答えできたでしょうか。
ということで、スプーンネームみずみずしーさんからの質問にお答えしてきました。ありがとうございます。
リサーチ結果のとおり、統計から出しているのでそんなものかなと思いますけど、生産性なんてことがよく言われたりするじゃないですかね。
人手不足になってきていまして、生産性が求められてきていますけども、落農も生産性を求めるような形になってきまして、
一人あたりで何頭等数を見れるかみたいなところを考えた場合にですね、大体一人30頭から50頭ぐらいが目安だなって言われてたところが、一人100頭とかね。
海外とかになってくると一人200頭、300頭みたいなところも今出てきてたりします。
その中で川上牧場もですね、タイミーとかね、スキマバイトの方とか研修生さんとか来ていただいてはいますけども、ほぼ僕一人1.5人分ぐらいですかね。
80頭を見ているので、生産効率というか、そういうところは他の牧場と比べると若干高いのかなと思ったりしますね。
100頭規模、200頭規模以上の牧場でもですね、従業員を10人ぐらい抱えてたりしますとですね、300頭を飼っていても10人で見たりすると30頭になりますから、一人30頭になってきますから。
そうなってくるとね、それを比較するとまあまあ頑張っている方ではないかなと思ったりするところですけども。
でもやっぱり海外と比べるとまだまだ日本の規模が小さいから一概に比較っていうのは難しいんですけども、まだまだやれることいっぱいあると思うんで。
システム化とかIT化、人件費が安いので、人を使った方がいいやってなっちゃいがちなんですよね。
機械導入とか設備投資とかするより、人を入れて安い賃金で働かせてやってやろうっていう方向になりがちなんですけども。
これもね、いつかちょっと限界が出てくると思いますので、そうなった時にもっともっと生産性が上がって、もっともっと一人当たりの見れる等数みたいなのが増えてきてね、良くなっていくんじゃないかなと思ったりします。
家族経営の方で、もう一日中忙しい、働いてぶっ倒れそうだみたいな方がおられましたらね、川上牧場のメンバーシップに入っていただけると、AIと川上がタッグを組んでね、あなたの牧場の作業動線とか、作業労力とか、ああいうところも分析することが可能ですので、ぜひお気軽に相談していただけたらと思います。よろしくお願いします。
はい、ということで、コメント戻っていこうかなと思います。
大丈夫です。体調の話かな。体調大丈夫ですよ、本当に。皆さん体調気をつけてくださいよ。
やばい、入り切りだ。なんか肩持ってるな、AI。ちょっとね、寄ってきてくださってくださいましたね、AIがね。
ありがたいことですけども、本当にリサーチ結果の通りだと思いますよ。今のところね、今のところそんな感じですけど、うちなんて霊災のちっちゃいところですよ。風が吹けば飛んでいくような牧場になってきてますから。
規模拡大はしたいです、早く。もう生産効率のいい、もう1日も数時間しか働かなくて良くて、システム化やってるようなところみたいな、海外の4Dバーンの牛舎みたいな、憧れる、本当に、ああいうのがいいなと思ってはいます。
ということで、今日はこんな感じで終わっていこうかなと思います。川上牧場初のKindle本、楽能未経験者のために絶賛発売中でございます。
Kindle Unlimitedに登録していただくと、500万冊以上が読み放題という中のその1冊の中に楽能未経験者のためにも入っておりますので、ぜひそちらの方で読んでいただけると嬉しいなと思います。
あとあれですね、昨日じゃない、一昨日か、ずっとあげてはいますけども、ミルクフェスin豊洲のショートバージョンをですね、各SNSにちょっとあげてみておりますので、
ぜひ興味がある方、ミルクフェス行けなかったな、でも興味あるなという方はね、雰囲気だけでも味わっていただけたら嬉しいなと思います。
あとコメントね、お待ちしておりますので、どしどしコメントもいただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。
ということで、今日もこんな感じで終わります。お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。みんな重要ので、バイバーイ。
川上牧場では、リスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
皆さんのご意見が、新しい楽能を作っていきます。
最後まで配信を聞いていただいて、ありがとうございます。
次回の配信も、ぜひお楽しみに。
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