1. 牛乳のむ?牧場配信
  2. スリック牛は冬も大丈夫?暑熱..
スリック牛は冬も大丈夫?暑熱耐性のメリットとデメリット
2026-09-22 26:06

スリック牛は冬も大丈夫?暑熱耐性のメリットとデメリット

【酪農データバンクはこちら】
https://kawakamidairyfarm-png.github.io/izumo-agri-portal/

【podyでより詳しく見やすく知れます】
https://pody.jp/player/OT1nXl6WW61B8vjQ98ru

【FarmEcho AI (お試しVer) 】
https://chatgpt.com/g/g-6a119b38ecb081919c9c0b2f2a87b905-farmecho-ai-niu-ru-yue-jian-oshi-siver

【川上牧場のアンケートにご協力下さい】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdqMltOlehGJhHZKRe7LGtyt5Uo-FOe4KjvNOGptg1IJPhaPA/viewform

【公式LINEはじめました!】
https://note.com/kawakamifarm/n/nb863584c2103?app_launch=false

【無料メルマガはこちら】
牛乳の見方が少し変わる話をお届けしています。https://kawakamifarm.net/p/r/VrTCygLJ

【酪農未経験者のために】
📖Kindle書籍はこちらから🔽
https://amzn.asia/d/0jfbI319

●川上牧場Discordコミニティはこちら
https://discord.gg/e5emVsHrz

**【今日のメニュー】**
✨ フリートーク
📩 お便りコーナー
📰 今日のニュース
🐄 #教えて川上牧場

**牧場で酪農家と話してみませんか?**
動物・牛乳・お肉好きの皆さんとまったりトーク中♪
初めての方も大歓迎!ぜひ遊びに来てください🐮💕

⏰ **配信時間**: 毎日朝
🔍 **HP**: 「島根県 川上牧場」で検索
🌟 **リットリンク**: https://lit.link/kawakamifarm

---

**【Note記事&企画】**
▼川上牧場🐮(配信アプリ)の説明書
https://note.com/kawakamifarm/n/nd92c3b199094

▼川上牧場🐮メンバーシップ
https://note.com/kawakamifarm/membership/boards

▼【酪農×AI】FarmEchoで実現する“酪農の未来”
https://note.com/kawakamifarm/n/nbf0a8d7a7a3e

▼音声配信のスポンサー募集中!
https://note.com/kawakamifarm/n/n9288f2de7a3e

▼#ミライの牛乳
https://note.com/kawakamifarm/n/n2c2f4763349b
▼ 「タイミーをはじめてみたい!」という農家さんをサポートします!https://note.com/kawakamifarm/n/ndf5ea5a0bd27?app_launch=false

---

**【楽曲クレジット】**
🎵 **OP**: 川上牧場のテーマ「米粒元気」
(Na:RIM)

🎧 音楽サブスクで聴く⇩
https://open.spotify.com/track/0z0V6kh4lwF0y3Xb41LgIQ?si=1L1FLVClT0i79Y9naLzQjQ

🎵 **ED**: 川上限界牧場「米粒元気」
(Na: ヤマ)

#はじめまして #酪農 #牛乳 #牧場 #牛 #Spoon #ラジオ #StandFM





---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6256cf70be02ac071ad7d5d3

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:05
今日も皆様一日お疲れこちらは島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
牧場の日常や牛の鳴き声を聞きながら、お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まりです。
はい、おはようございます。 今日が9月の22日の火曜日でございます。
世の中はシルバーウィークで、今日は国民の休日ということで、私は休んでないので、国民ではないのか?
そういう声もSNSではあったりしますが、酪農家の皆さんは一生懸命頑張っているのではないかと思います。
今日の天気は最高気温27度、曇りのち晴れという天気になっています。
過ごしやすい天気で、出雲大社には観光客がいっぱい来るような、いい感じの天気ではないでしょうか。
ちょっと海に稲妻の浜とか行くと風が強くてやべえかなって思ったりしますけど、そんな感じでございます。
今日のお仕事はですね、お休みということで世の中が動いていないので、牛舎の中の仕事をやろうかなと思っています。
先日生まれた子牛に辞表を打ったり、あとは出世届出したりとか、あとは大秘を切り返しして動かしたりとか、そんなことを諸々やろうかなというところでございます。
ぼちぼち仕事をやっていこうかなと思います。事務仕事もね、月末になってくるので溜まってくるので、そういうのを片付けていこうかなというところでございます。
今日の配信はですね、またリスナーさんからの質問にお答えしていこうかなと思いますけども、
川上牧場の配信をいろいろ毎日聞いていただいて、遺伝改良のことにもね、いろいろ興味が出てきてくださってるんでしょう。
なんと今日はですね、スリック遺伝子についてね、質問が来ておりまして、
消費者の方からスリック遺伝子の質問が来るとは思っていませんでしたけども、
03:01
今ね、夏場の暑さがきつくてですね、スリック遺伝子というね、牛の毛が短いというような品種が遺伝改良とかね、品種交配とかにつけられたりとかするんですけど、
そこら辺を今日は質問が来たのでお答えしていこうかなと思います。
今日も10分15分くらいの配信していこうと思いますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。よろしくお願いしまーす。
はい、ではでは、今日もですね、皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思いますけども、
さすがにもう今日が、まあでも明日も休みですからね、世の中の皆さんはね。
はい、お出かけされてるんでしょうか、どうでしょうか。
はい、ぜひね、あのコメント欄で、この牛乳おいしかったよ、ここの乳製品食べましたよみたいな声聞くとですね、
国民の休日にも働いている楽能家の励みになりますんでね、
どしどしコメント欄で皆さんの牛乳消費の応援、お待ちしておりますんで、よろしくお願いします。
はい、では今日も皆さんと一緒にね、牛乳で乾杯していこうと思いますので、
牛乳を準備している間にですね、ちょっとお知らせをしたいなと思います。
えー、川上牧場ノートというですね、ブログとか記事を書いたスラブリをやっております。
毎日配信しているこの音声配信を文字起こしして再構成したものをノートの記事として毎日上げておりますので、
ぜひ皆さんアカウント登録してログインして読んでいただけたらと思います。
で、この記事が面白いなとか、もっとよりよく知りたいと思われる方はですね、
メンバーシップというものを準備しておりますので、ぜひ皆さんこちらの方もですね、チェックしてみていただけたらと思います。
皆さんの応援、ご支援がですね、川上牧場の活動の原動力となりますので、ぜひこちらよろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっておりました、えーやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、
皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛乳製品食べてみたいなというものをですね、デジタルアドビスで販売しております。
こちらのデジタルアドの売上は、川上が子ども食堂に牛乳を支援したりだとか、
小中高の食育活動に参加した際の活動費に当てさせていただこうと思っておりますので、
ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子どもたちの未来の牛乳を作っていくという、そんな特別なデジタルアート体験となっておりますので、
ぜひこちらもよろしくお願いします。
あと川上牧場公式LINEをやっておりまして、365日こうやって毎日配信しているんですけども、
なかなか毎日は消えないという方のためにですね、週に1回まとめの記事が届くという公式LINEになっておりますので、
ぜひ皆さんね、こちらの方もお友達登録していただけたらと思います。
公正配信を聞いている方は概要欄の方にリンク付けておりますので、
ぜひそちらの方からお友達登録していただけたらと思います。よろしくお願いします。
はい、ということでお知らせございました。
では今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。
かんぱーい。いただきます。
うまいうまいうまいうまい。
もう5日も休んで何するのみんな。
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
もう落納関係者は休まず動いてますからね、皆さん。
牛乳を絞るだけの落納家だけじゃなくてですね、他の皆さんも関係者の皆さんもですね、
06:03
牛乳を運ぶ人だったりとかね、牛乳を処理して加工してする方もおられますし、
工場でね、パッキングしたり詰めたりとか検査したりとかする方はめちゃめちゃいますから、
はい、もう本当に牛乳を美味しく楽しく飲んでいただけたら嬉しいなと思います。
よろしくお願いします。
ではでは、今日もですね、皆さんの質問コメントをお答えするお便りのコーナーやっていこうと思います。
各配信アプリ、SNSに来た質問コメントをお答えするコーナーとなっております。
今日の質問は、もうサービス終了しましたけども、ポポポという配信アプリから来ました。
ポポポネーム、かんしんさんからの質問でございます。
いつもありがとうございます。
質問です。
牛さんについて調べていたら、厚さに強い牛としてスリックという言葉がありました。
この遺伝子をホルスタインにと書いてありました。
毛が短い反面、冬に適応できるのかな?
虫、刺されは大丈夫なのでしょうか?
メリット、デメリットを教えてくださいという質問が来ております。
ありがとうございます。
おはようございます。
今年も夏の暑さは異常なぐらいありまして、
出雲市でも38℃、37℃、35℃を超える日が連日続いて、
牛さんの牛乳の量が減ったり、乳成分が悪くなったりとか、繁殖にも影響を及ぼすほど、
夏場の影響、初熱対策、これ喫緊の課題になっていますけども、
そこで出てくるのがですね、このスリック遺伝子という、
ホルスタインの初熱対策としてはかなり有望な遺伝系質となっております。
実際にですね、この暑い環境で体温の上昇を抑えたりとかですね、
呼吸数をハッハッハッというのを抑えたりとか、
夏場の乳量の低下を小さくすることが研究でも確認されている、そんなスリック遺伝子ですけども、
ただしですね、暑さに強いイコール1年中全てに強いというわけではありません。
冬については少し注意が必要ですし、
あと虫についてはですね、毛が短いから刺さりやすいとは単純には言えないというところがあります。
今日はですね、この辺りを整理してですね、まとめてきたものをお答えしていこうかなと思いますので、
読んでいこうかなと思います。
ではまずスリックという先ほど言われた言葉、これ何なのかというとですね、
英語ではですね、スリックヘアと言って直訳するとですね、
スルッとした短い毛みたいな意味になります。
もともとカリブ海の暑い地域で発達したセネポール州などに見られる特徴で、
毛が非常に短く滑らかな紐になります。
現在よく研究されているセネポール由来のスリック1は、
PRLR、プロラクチン受容体遺伝子の変異でこの遺伝子が発現されるということですね。
そして面白いのがこの形質は有性遺伝だということですね。
つまりスリック1を1コピーだけ持つだけでも短毛のスリックの表現形が現れます。
09:05
ここで一つ誤解しやすいところがあります。
ホルスタインにスリック遺伝子を入れたと聞くと、
遺伝子組み替え牛やん、遺伝子組み替え牛の牛乳出荷してるの?
って過剰に思うかもしれませんけれども、
でも昔から研究されてきたスリックホルスタインは基本的にはそうではありません。
1980年代からセネポールとホルスタインを交配して、
そこから何世代もホルスタインへ戻し交配することで、
ホルスタインの能力を保ちながらスリック1だけの遺伝子を残すという育種が行われてきました。
品種改良の賜物ですね。
2025年に発表された遺伝解析では、その結果、
ゲノム全体としてはほぼホルスタインに戻しながら、
スリック1周辺のセネポール由来の遺伝子を残せることが示されています。
一方では、クリスPRなどのゲノム編集でPRLRを変えて初熱耐性をつける研究もあります。
2024年の研究では、アンガスやジャージにPRLR変異を導入した個体では、
耐温調節能力の改善が確認され、
研究したお寿司では繁殖機能への明らかな悪影響は確認されませんでした。
なので、交配でスリックを導入する話と、ゲノム編集で再現する話は別と覚えてもらうと分かりやすいかなと思います。
ではなぜスリック遺伝子を持った牛は暑さに強いのか?
これ一番分かりやすいのが、毛が短いから体の熱を逃がしやすいということです。
でもそれだけではないようなのです。
スリックホルスタインを調べた研究では、
普通のホルスタインより、
体温上昇が小さかったり、
呼吸数の上昇も小さかったり、
そして発汗量が多いという違いが確認されています。
なので普通のホルスタインの毛を短く刈れば、
スリック牛になるという単純な話でもないんですよね。
遺伝的に体温調整の仕組み自体が変わっています。
そして落納果にとって重要なのが牛乳です。
初熱ストレスが強くなると、
牛は餌を食べる量が落ちる、
呼吸が増える、
体温が上がる、
そして乳量も落ちやすくなるということになります。
スリックホルスタインを普通のホルスタインと比べた研究では、
夏に分泌した牛の乳量低下がスリック牛では小さくなりました。
これはかなり今の日本の夏には大きいかなと思います。
落納果からすると、
牛が暑そうじゃないだけではなく、
暑い時期にも餌を食べ、
体温を抑えて乳量を維持できる可能性があるということです。
ちなみに2025年には、
熱帯のコスタリカの商業牧場で、
スリックワンを2コピー持つ牛が、
12:00
1コピーの牛よりも305日乳量で約9%多かったという報告も出ています。
ただしこれは特定の牧場の口雑牛群の結果なので、
スリックワンを2コピーにすれば、
日本でも乳量が9%増えるとは言えません。
ここはかなり注意が必要です。
では質問にあった、
毛が短かったら冬は寒いんじゃないですか?という質問。
これも研究者も同じ疑問を持っています。
そしてちょうど2026年に非常に面白い研究が出ています。
スリックワンを持つフリージアンとジャージーの甲牛、
甲肺牛ですね、その甲牛と持たない甲牛を、
マイナス4.5度の環境に6時間置いて比較しました。
しかも1週例と5週例、
さらに毛が乾いている条件と濡れている条件まで調べています。
結果はどうだったか。
直腸音や皮膚音については、
スリック甲牛と普通の甲牛で大きな差は出ませんでした。
つまり短時間ならスリック甲牛も体温を維持できたということですね。
ところがスリック甲牛の方が震える行動が多かったということです。
これかなり重要です。
体温だけ見れば大丈夫じゃん、というところなんですけども、
体温を維持するために、
より震えて熱を作っていた可能性があるということです。
つまり寒さに耐えられないとまでは言えないですけども、
同じ寒さの中で、
体温維持に余計なエネルギーを使う可能性があるということですね。
ただしこの研究にも限界があり、
調べたのは若い甲牛でマイナス4.5度、6時間、
管理された環境です。
日本の冬のように寒かったり風が吹いたり、
雨や雪で濡れる、それが何日も続くというね。
しかも生牛が貧乳している、
そんな条件ではどうなるかまでこの研究では分かっていません。
なので現時点でスリック牛は日本の冬でも全く問題ありませんとも、
冬は飼えませんとも、両方言い切れません。
正確には短時間の寒冷環境では体温を保てたが、
スリック甲牛では震えの状態が多く、
寒冷時のエネルギー負担が増える可能性が示されたという、
ここまでの研究が分かっています。
そして質問にあったもう一つ、
毛が短いから虫に刺されやすくないですか?というね。
これも感覚的にそう思いますよね。
でも現在の研究を見る限り、
スリック遺伝子だから虫刺されが増えるという、
言える根拠はありません。
むしろセネポールではダギ規制を調べた研究では、
セネポール牛でダギ規制を調べた研究では、
離乳時には差がありませんでしたが、
1歳の時にはスリックの甲牛の方が、
非スリックよりダギスコアが低かったという結果があります。
ただしここはかなり慎重に見ないといけません。
この研究はセネポールです。
セネポールにはスリック1だけではなく、
長年の熱帯環境で選抜されてきた、
他の適応形質もあります。
西牛では毛のタイプとダギの規制との、
明確な関係が出なかったデータもあります。
15:01
なのでスリック1を入れれば、
ダギも強くなるとまでは言えません。
逆に毛が短くなるから虫に弱くなるという根拠も、
今のところありません。
ハエなどの吸血昆虫については、
スリックホルスタインに限定した十分な研究はまだ少ないので、
ここはわからないとするのが一番正解です。
当然スリック牛でも、
ハエ対策やダギ対策は必要だということですね。
スリック遺伝子を持っている牛のメリットを楽能科目線で整理すると、
一番大きいのは初熱ストレスの強さ、
体温上昇を抑えやすい、
呼吸数も増えにくい、
発汗しやすいということですね。
そして夏場の乳量低下を小さくできる可能性があるということです。
もう一つ大きいのは、
設備だけに頼らない初熱対策になり得ることです。
楽能科は今、換気扇やミスト、
散水装置や冷水、
牛車換気、
いろいろな方法で牛を冷やしていきます。
でもこれは電気代もかかりますし、
水も使えますし、
設備も壊れます。
そこにそもそも牛自身が暑さに強いという選択肢が加わる。
これはかなり面白い初熱対策になるかなと思います。
ただしスリック遺伝子にすれば扇風機はいらないとは、
絶対に考えない方がいいです。
熱帯のコスタリカの研究でも、
スリック牛であっても、
暑い環境では直腸温や呼吸数の上昇が残っています。
スリック1は熱ストレスを完全消すわけではありません。
なので遺伝子足す牛車環境、
これが大事だということですね。
スリック牛だから日陰はいらないよね。
水はいらないよね。
換気扇もいらないというわけではないということですね。
そしてデメリット、あるいはまだ分かっていない部分があります。
1つ目は先ほど話した寒冷環境です。
特に孔子ですね。
冬に濡れて風に当たる。
これは普通の孔子でも危険です。
スリックだとさらに保温管理を意識する必要が出てくる可能性があります。
2つ目はスリックだけで牛を選ばないことです。
乳量や乳成分、繁殖性、乳房、脚の強さ、疾病抵抗性や聴明性、
落脳化を改良したい形質は山ほどあります。
暑さに強いからといって他の能力が悪い牛を全部残すという話にはなりません。
育種は一つの能力ではなく、牛全体を見る仕事です。
3つ目は長期データがまだ足りないということです。
スリック1を持つ牛について乳量や体温調整の研究はかなり増えてきました。
でも生涯の疾病、聴明性、繁殖、日本のように夏は35度、冬はかなり寒くなる地域での一生涯の成績、
ここはまだ研究余地があります。
2025年の研究者自身も健康と繁殖と生涯成績について今後さらに検証が必要とされています。
これを調べていて思ったんですけども、スリックというものは初熱対策の考え方を変える遺伝子なのかもしれません。
今までは夏が暑くなる、じゃあファンを増やそうとかミストを増やそうとか、初熱の資材を使って屋根を変えようとか、水で冷やそうとか、
18:08
要するに環境を牛に合わせてきたんですけども、もちろんこれからも必要なんですが、
でもスリックはもう一つの方向で、牛自身をこれからの環境に合うように改良するということですね。
でもちょっと立ち止まりたいことがあるんですけども、家のような川上牧場のような牧場では夏は35度を超えて、
冬も風が強いので気温はそんなに下がらないんですけども風の強さで牛が固まったりとかしたりとかするんですよね。
つまり暑さだけに強ければいい牛ではないということですね。
夏も越せて冬も越せて乳量も出て妊娠もして足も丈夫で乳房炎にもなりにくく長く生える、そういう牛が欲しいというので、
ラクノーが求めているのは総合的に強い牛が欲しいんですよね。
なのでスリック牛に全部置き換えようと考えるのではなく、初熱再生という一つの育殖価値をこれからの牛群改良にどう組み込むかという見方をしていきます。
未来のラクノーとしてはかなり面白いかなと思います。
これから気温が上がって初熱対策に使う電気や水の設備費、動力費とか電気代動が増えていく可能性があります。
そこで牛舎を変えるだけではなく遺伝的に暑さに強い牛を作る。
もしかすると10年後20年後には、周期を見るときに、乳量、乳脂肪、乳タンパク、体型、繁殖、聴明性、その並びに初熱体制を見るのが普通になっているかもしれません。
実際スリック1のホルスタインへの導入はもう40年近く研究され、2025年にはホルスタインの遺伝的特徴をほぼ維持しながら導入できたという解析まで出ています。
ということで今日の質問をいただきましたポポポネーム監視さんの質問にお答えしてきましたけれども、スリック遺伝子ってどういうことなんですかということですね。
スリックとはセネポールという牛から見られるPRLR、プロラグチン受容体遺伝子の変異による短毛初熱体制の形質です。
ホルスタインでも暑い環境で体温が上がりにくく呼吸数が抑えられて発汗量も多いという夏場の乳量低下が小さいというメリットが含みされている遺伝子です。
一方で冬については最近の研究ではマイナス4.5度でも短時間なら体温を保てたもののスリックの子牛では震えが多かったということです。
なので寒さへの負担がゼロではない可能性があります。
虫については短毛だから虫刺されが増えるという証拠は今のところなく、むしろダギが少なかった研究もありますが、スリックはそのものの効果と断定するほどの証拠は揃っていません。
なのでスリックは暑さに無敵の牛ではなく、初熱に対して利うりなカードを1枚持った牛、そんな風に捉えるのが正解かなと思います。
21:01
そして未来の落脳は牛舎を涼しくする技術と牛自身の暑さを強くする育児、この両方を組み合わせていくんじゃないでしょうかということで、スリック遺伝子の質問に応答していきました。
ありがとうございます。
遺伝改良が大好きな私川上ですけども、スリック遺伝子もかなり前から出ていることは知っていました。
海外のベネズエラのホームページで調べてホルスタインが出ているということがあったんですけど、遺伝能力が低くてかなり改良を遅くしてしまう、産乳能力とか繁殖性とか乳成分とかそういうのを下げてしまうのが問題だったんですけど、
今はもう能力が高い牛、スリック遺伝子を持っている牛みたいなのもあったりして、選択肢の一つとしては使ってもいいのかなと思いますけども、兵庫県の畜産試験所がかなり早めに研究されて、夏の暑さも抑えられて、冬も問題ないよみたいなことが報告されている日本の研究もあったりするので、
選択肢としてはいいかなと思うんですけど、僕の中ではスリックは別に積極的に使っているわけじゃなくて、いい牛がいたら使うかなというところのそれぐらいの基準ですね。
それよりも遺伝改良をめちゃめちゃ上げて、ものすごい素晴らしい牛を作って、その牛たちが夏に無理せず絞れるような、例えば100の力を出せる牛がいますよね。スリック遺伝子も100の力が出せるとします。
夏場でも100の力を出せるんですけど、それよりも200、300の能力を持ったやつが夏場で100出せたら、別にそれは一緒じゃないかという考えですね。
めちゃめちゃ能力が高い牛を夏場で無理させないような飼い方をする方が生産性がいいんじゃないかなという考え方で、僕はスリック遺伝子を使っていないというところでございます。
これからどうなるかわかんないですし、それこそ電気代とか水道代とかがガンガン上がってしまって、戦争が起こったりとかね、そんなことになってきたら選択肢の一つとしてはあるのかなというようなスタンスでございます。
はい、ということで今日はこの質問にお答えしていきましたけども、これで終わっていこうかなと思います。
川上牧場のKindleも楽能未経験者のために遺伝改良の使用設計編こちら発売しております。
Kindleの方で購入できますので、ぜひシルバーウィークのお供で読んでいただけたらと思います。
遺伝改良のことはここに書いてありますので、まあいろいろ考え方があるので、こちら参考にしていただけたらいいかなと思います。
で、あと川上牧場のKindleも読み込ませたAI、ファームエコーAIというものを作りまして、音声配信の概要欄にリンクつけておりますので、ぜひこちら触ってみていただけたらと思います。
AI触ってみたいんだけどどうしたらいいかなとか、楽能業界でAIどうやって使ったらいいだろうと悩んでいる方はこちらからよろしくお願いします。
あと川上牧場、黒毛和牛の均衡係数がわかるアプリ、和牛交配チェックというものをリリースしまして、こちら50名以上の方が触っていただいております。
24:05
黒毛和牛を飼っている方はぜひ参考になるかなと思いますので、ぜひ一度触ってみていただけたらと思います。よろしくお願いします。
はい、ということで今日はこれで終わっていこうかなと思います。
シルバーウィークのお休みの方多いかなと思いますけども、お仕事の方、学校の方、行ってらっしゃい。みんな牛乳飲んでね。バイバーイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
はい、皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます。最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。
26:06

コメント

スクロール