#063 ペルー料理の特徴と、「味の素」が売れた訳
2026-02-23 13:08

#063 ペルー料理の特徴と、「味の素」が売れた訳

<要約>
1998年から2002年まで駐在したペルーで出会った食文化の話。
魚を使った前菜「セビーチェ」や、毎日飲まれるチキンスープなど、日本人にも親しみやすい料理がある一方で、家庭料理では味の安定に課題もあった。

そこで活躍したのが、うま味調味料「味の素」。
さらに、スープ専用の調味料「ドーニャ・グスタ」を投入し、「スープだけに集中」する戦略で、先発のネスレを抜いてシェアNo.1へ。
一方で、味と色を同時に出そうとした商品は失敗。強みを広げる難しさを学んだ。

自分では普通だと思っていることほど、外では武器になる。
しかし、その武器を広げるときほど、「お客を見る」ことから逃げてはいけない。
そんな学びのストーリー。

<タイムスタンプ>
ペルー駐在時代の話
ペルー料理の特徴とセビーチェ
なぜ「味の素」が売れたのか
毎日飲むスープと集中戦略
失敗した商品からの学び
武器をどう使うかという本質
まとめと次回予告


#ペルー料理 #セビーチェ #味の素 #海外駐在 #うま味 #商品戦略 #顧客理解 #集中戦略 #ビジネスの学び #食文化
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/684ed0dcbe67144ad553b042

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:06
おはようございます。知財設計コンサルタントの勝沼です。
還暦父さんの、1個の失敗も、1個の嬉しいも、貯めれば財産ラジオ、始めていきたいと思います。
今日のテーマはですね、えーと、ペルー料理の特徴と、味の素が売れた訳、ということで、ペルー料理の話、それから味の素社が現地でですね、
どんな製品を売って、彼らの食卓を支えようとしたか、そんなストーリーをさせていただきたいと思います。
角さん、お休みの日なのに、こんな朝から来ていただいて、ありがとうございます。おはようございます。
ということで、ペルーのお話、今日はしていきたいと思いますので、ぜひ最後まで聞いてください。
私は、味の素で約40年勤めてまいりました。
法務部門からキャリアを始め、ペルーでは偽物対策に奮闘。
帰国後は知的財産業務に転じて、約20年にわたり、知財業務に従事してきました。
現在は、知財と契約のコンサルタントとして活動しています。
ということで、ペルー料理の特徴と味の素が売れた訳、ということで、お話をしていきたいと思います。
先ほど紹介しましたように、ペルーで偽物と奮闘していたということを何度か紹介させていただいたと思うんですけれども、
私は1998年から2002年まで、4年間、南米のペルーという国に駐在して、味の素の製品を売っていました。
どんな仕事をやっていたかというと、販売管理とか、製品開発、新製品の開発をしていました。
それから営業を担当していました。
営業時代には先ほどの通り、偽物との戦いの毎日でした。
会社員人生の中で一番もう辞めようと思った時期です。
でもその時期があったからこそ、ペルーの食文化、ペルーの人と出会えたという経験があります。
ペルー料理って皆さんご存知ですかね。
どんなイメージがありますかね。
あまり触れたことがないんじゃないかと思うんですが、まず主食はお米です。
日本と同じです。
そして深い海に面しているのですが、寒流と暖流が交わる魚場がある。
ちょうどそこなんです。
だから魚をよく食べるんですよ。
かくさん、ペルー料理からないです。
ペルー料理あまりご存知ないってことだと思いますね。
そうなんです。魚をよく食べるんです。
前菜で必ず食べるのがセビーチェという料理です。
食べたことありますかね。
きっとかくさん、どんな料理か思い浮かんでないと思うんですが、
生の白身魚をレモンと酢と生姜でマリネした料理です。
マリネって呼んでしまえばその通りの料理です。
03:00
これがめちゃくちゃ日本人に合うんですよ。
安心する味ってなるんです。
ペルーってアメリカ南米大陸の太平洋側なんですが、
かくさん、マルリナ料理おいしそうですね。
そうなんです。本当においしいんです。
太平洋側に面しているので、最初出張に来る人ってブラジルに入るんです。
ブラジルで毎日肉肉肉。
そこでペルーに来るので、もう肉はいらないよっていう時に、
この魚料理を食べると大安心。
やっとおいしい料理に巡り合えたっていう、そんなような場所、そんな料理です。
なんで味の素が売れたのか。
40年くらい前から事業をやっているんですけれども、
家庭でレストランじゃなくて家庭でこのセビーチェを作ると、
ちょっとパンチが足りないことがあるんですね。
そこで活躍するのが旨味調味料の味の素なんです。
味の素って昆布の出汁なんですよ。
昆布の出汁と同じ成分です。
だから魚料理との相性は抜群です。
少し調理に失敗しても、最後に味の素一振り。
これでおいしくなるんです。
だからペルーは全国、どこへ行っても味の素はとても有名な商品です。
もう一つあるのが、皆さん味噌汁よく飲みますよね。
ペルーは必ず飲むスープがあるんです。
それはチキンスープ。
普通にチキンを茹でて作ったスープなんですけれども、
日本人の味噌汁以上に毎食飲みます。
ただお金持ちじゃない人は、チキンってたくさん買えないじゃないですか。
ちょびっとのチキンでチキンスープを作る。
そうすると味がやっぱり足りない。
そこで助けてくれるのが、今度は味の素社が売っている
ドーニャグスタっていう調味料です。
これスペイン語なんですけれども、
ドンコルレオーネとか聞いたことありますよね。
ドンが男、ドーニャが女性なんですけれども、
グスタがおいしいっていう意味です。
なのでドーニャグスタは、おいしい味を出す女主人。
こんな意味の調味料なんです。
この調味料をかけるとですね、チキンスープがたちまちおいしくなる。
実はですね、このドーニャグスタを発売する。
これ実は私開発に携わってたんですけれども、
この商品を発売する前は、
ネスレ、見聞いたことありますよね。巨大企業。
味の素の10倍、20倍くらいの企業です。
ネスレのキューブ型の調味料、これがマーケット100%。
もう俺の市場だっていうところに戦いに行ったということです。
各地域に合う調味料はすごいですね。
06:05
そうなんですよ。
例えば本だし、これ日本でしか売れないんです。
ちょっと韓国とかでも売れてるんですけれども、
基本的に日本料理をターゲットにした調味料です。
そしてドーニャグスタはペルー料理の、
それもスープだけに特化した調味料。
ネスレのキューブはどんな料理でもおいしくするんです。
ところがドーニャグスタは申し訳ないながら、
スープだけおいしくする。そんな調味料なんです。
ただスープだけはネスレの調味料より抜群においしくなる。
こんな調味料を発売したんですけれども、
僕がいたのが2002年までですから、
その後20年かけてついにこのネスレの独占過剰を崩して、
今マーケットシェアナンバーワンになったということで、
すごいネスレは怒ってると思いますけれども、
スープだけに集中。これがマーケットを奪っていった。
そんな理由になっています。
もちろん失敗もしています。
どんなことをやったかというと、
ペルー料理って味付けと同時に色が大事なんですね。
例えばチキンライスは緑じゃなきゃいけないというように、
料理のおいしさは色でも判断するんです。
ちなみに日本はチキンライス赤じゃないですか。
なので最初にチキンライス食べた時に緑なのはびっくりしましたけれども、
そこで色付けと味付けを一緒にしたらどんなに楽になるかと思って、
調味料を発売したんです。
ところがこれ、思った色が出ないというふうに消費者から怒られました。
これは致命的ですよね。
色を出すって約束したのに色が出ない。
何かっていうと味の素のチームは味は得意でした。
おいしい味は出せるんですが、きれいな色を出す。
これ得意じゃなかったんですよ。
結局これだんだん売れなくなって、販売終了となりました。
せっかく旨味を使った調味料だったんですが、
強みを広げる努力が難しいんだなということを知ったという経験でした。
今日のお話はペルーに浸透している味の素の調味料なんですけれども、
簡単な話ではないということもお伝えしてきました。
これ考えてみたら、日本人って旨味って当然じゃないですか。
そもそも旨味っていうのを英語に直して伝えようと思ったら分かりません。
ちなみに国味も英語にして伝えようと思ったら分かりません。
ところが日本人は全員旨味はこれ、国味はこれって分かってる。
これ世界で日本人だけですっていうことで感じているのが、
日本人の自分たちには普通だと思っているこの旨味ですね。
09:03
これが外国に出ていくと武器になるということです。
ペルーの味の素が売っている商品のバックグラウンドには、
全部旨味っていう武器を仕込んでいるんです。
それっていうのは日本は旨味って仕込まれてるよなって分かるんですが、
ペルーでは当たり前のことじゃない。
だからこそそれが皆さんの料理の助けになるんです。
かくさん、なんと日本の味の言語化すごいですよね。
ちなみに旨味って英語に訳すとうまーみです。
もう無理なんですこれを英語にすることが。
なのでうまーみです。
そのうち国味も国ーみになると思うんですが、
これはまだ発展途上です。
旨味をバックグラウンドにして、
毎日飲むスープだけを美味しくする。
こんな調味料を作ったら受け入れてくれるんです。
マーケットシェアひっくり返しちゃうんです。
一方で色を出すって言っておきながら色が出ない。
これは成功できないんです。
やっぱり武器があるからよし広げようと思っても、
なんとなく広げるじゃダメで、
ちゃんとお金払ってもらいますからねお客様に。
なのでちゃんとお客を見る。
お客はこの色が欲しいんだっていうのをちゃんと分かった上で、
真剣に新製品を開発する。
そうじゃないとちゃんとお客を見る手抜きをしてしまうと、
武器が武器じゃなくなるっていうお話をさせていただきました。
ポンチさん来ていただいてありがとうございます。
おはようございます。
ということで今日はですねペルー料理もほぼ言っちゃったんですけれども、
後でアーカイブ聞いてください。
ペルー料理のお話、それからペルーでは味の素が全国で売れてるんですね。
全国で知られているんですけれども、
なんでなんだろうっていうそんなお話をしてまいりました。
これからのお話ですけれども、
やっぱりですねこれ味の素社がすごいんじゃないんですよ全然。
やっぱり旨味、角さん言ってる通りです。
日本の味の言語化力です。
旨味に気づいたこの日本文化がすごいんです。
この旨味をバトンタッチしてずっとつないできたこの日本の文化がすごい。
そしてバトンタッチしてきた私たちの先輩たちがすごいっていうことです。
ということをお話ししてきました。
今日は以上なんですけれどもこんなお話ペルーの、
今日は料理の話をしましたが、
国民の話ですとか危ない目にあった話ですとか、
そんなの興味あるかどうか、
これ私が決められることではないんですけれども、
またもし面白そうな話があったらお伝えしていきたいと思います。
味の五原味、旨味って5個目の味って言われてるんですが、
12:03
そんな話とか国民って何?っていうようなお話もできたらしていきたいと思います。
ポンチさん、かつぬまさん、目標シート書きました。
そうなんです。ポンチさんとは愛されシニア同盟っていうのをやっていて、
今年1年何やっていこうっていう目標を作ってるんですが、
いただきました。後ほどじっくり観察させて、見させていただきます。
目標、旨味が出ました。ありがとうございます。
かくぅさん、かつぬまさん、もしかしてコメントの文字が小さくて読みにくいとかありますか?
そうなんです。文字が小さくて読めないんです。
大きくする方法を後ほど送ります。これありがたい。
かくぅさん、ありがとうございます。
ぜひ文字を大きくする方法を教えてください。
ということで、今日のお話以上で終わりにしたいと思います。
最後まで聞いてくれてありがとうございます。
それでは失礼いたします。
13:08

コメント

スクロール