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みなさんこんにちは、おーばです。今回は機動戦士ガンダム復讐のレクイエム、こちらについてお話してみたいと思います。
10月17日からnetflixで配信が始まりました。前6話のアニメシリーズですね。前編3DCGで描かれてます。
1話あたりが大体25分、なので前6話でも約2時間半くらいということで、結構ね、一気見をされた方も多いみたいですね。
ちなみに自分は配信初日に1話2話、そして2日目に残り4話を見ました。
設定なんですけれども、いわゆるファーストガンダムで描かれました一年戦争、連邦党ジオンが戦うあれですね。
この一年戦争末期のヨーロッパを舞台にして、ジオンの兵士側からガンダムを描くというんですかね。
主人公たちはジオンの兵隊、ザクのパイロットとか、まあそうたもろもろね、いろんな兵士がいるわけなんですが、
彼らが連邦の攻撃を何とかしりづけながら、最終的には空へ宇宙へ戻るロケットの発射基地を目指すと。
大まかそういう話ですね。
パッと見の印象としてはですね、予告編の時よりも本編はかなりリアルと言いますか、
これ特にね、一年戦争末期を舞台にしている、しかもヨーロッパを舞台にしている宇宙空間とかではなくてですね。
まあそういうところで、感覚的にはかなり第二次大戦を舞台にした戦争映画に近いテイストになってますね。
で、そういった戦争映画の中にザクとかグフとかガンダムとかのモビルスーツが入ってきている。
で結構ね、そのメカも、あるいは他のメカニック、背景、あるいはキャラクターたちにも、
まあ戦争の末期を描いているということで、かなり汚れ、くたびれ、あちらこちらへこんで、傷が入ってたりということで、
通常のアニメシリーズで描かれるような綺麗なモビルスーツではないんですね。
本当に使い込んだメカニックという、それ故にかなりリアリティがアップしていると言いますか。
ご存知の方も多いと思いますけれども、ファーストガンダムでは、
リアルロボットアニメという言い方で、それまでのスーパーロボットアニメとは違って、
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かなりリアルよりの描写設定がされてたというガンダムなんですけれども、
その後ね、いろんな作品が作られていくにつれ、だんだんリアルというところから外れてきて、
いわゆるスーパーロボットアニメに回帰していく。
最近のね、彗星の魔女とか、あるいは映画が大ヒットしましたガンダムシードとか、
これをもうリアルという目で見る人はいないですよね。
もう本当にスーパーロボットアニメ、マジンガーZのあの時代に回帰していったような感じになってますけれども、
本作は地に足がついた。
特にね、スペースコロニーとか宇宙空間を舞台ではなくて、
ヨーロッパを舞台にしているということで、本当にね、リアリスティックな描写が多かったと思います。
CGによるメカニック描写、モビルスーツとか戦車とか車両とかね、戦闘機とか、
こういったところの描写が本当にすごくて、
まあ言ってしまえば、ゲームの世界を見ているような感じでもあるんですけれども、
かなり違和感なしにね、世界観の中に入り込んでみることができました。
で、その一方ね、人間のキャラクターの動かし方とか描写は時々うーんというところがあったりして、
例えばコックピットでモビルスーツを操縦しているとか、車を運転しているとか、
あるいは銃を手にして走り回っているとか、そういった描写はいいんですけれども、
ごく普通に歩いている、そういった動きの描写というところにまだまだ違和感を感じてしまって、
なんかちょっと歩き方おかしくない?みたいなね、ところがあって、
そういうところがまだまだね、CGアニメーションの限界かなと。
これがディズニーとかピクサーみたいなデフォルメしたキャラならいいんでしょうけども、
なまりリアルな等身で、かなり実際の人間に寄せたリアルなキャラデザインをやっているもので、
でも歩き方がなんかおかしいというのがね、逆に目立ってしまって、
ここがちょっとね、見ててほしいなと思いました。
今までのガンダムっていうのは、まあ連邦側というかガンダム側、
ガンダムが所属する組織側から見た物語が大半なんですが、
今回はあくまでジオン側、しかも一年戦争を巻きて、
ぶっちゃけもうジオンをかなり追い詰められているわけですよね。
もう撤退戦になっていると。
で、それまではザクとかグフというモビルスーツで連邦を圧倒してたのに、
新たに連邦が開発したガンダム。
このガンダムのデザインとかいうのは本当にかっこよかったですね。
我々が知っているガンダムをいい感じにアレンジして、
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しかもリアルに作ったらこんな感じになるんじゃないかというようなデザインと動き、
このあたりは良かったし、
何よりね、ザクやグフ、そういったジオン側のモビルスーツと比較して圧倒的に強い。
例えばザクとかグフが使っているのは実弾なんですね。
だから弾が一発、二発、三発当たってもシールドで防ぐとか、
装甲の分厚い部分で受ければ一発でモビルスーツが退波してやられてしまうということはまあないわけです。
戦車とかはね、やられちゃいますけれども。
でもガンダムは弾いちゃうわけですね。
逆にガンダムのビームライフル。
これ一撃でザクの装甲を貫いて後ろにあるビルまで吹っ飛んでいく。
もう全然火力が違う。
それからビームサーベルは使える。
それであっという間に手足なんかも一瞬で切り落としてしまう。
さらにある程度空中をジャンプというか飛ぶこともできる。
非常に機動力が高い。
スラスターの出力がザクとかグフよりも高い。
ありとあらゆる面でジオン側のモビルスーツを圧倒している。
だからガンダム1台でもザク何台かがあっという間に瞬殺されてしまう。
ファーストガンダムの中では出てこなかった設定として、
これ後付け設定でジオン側がガンダムを白い悪魔という風に言ってたという設定があるんですけれども、
本作ではね、セリフでそれがあるんですが、
まさしくジオン側から見れば白い悪魔としか言いようがない圧倒的なガンダムの強さ。
なのでこの圧倒的に強いガンダムに対してボロボロになったジオン側のモビルスーツがいかに戦っていくか。
どう考えても倒せる相手じゃないんですけどね。
そういったところの描写というのもなかなか面白かったし。
あとそうですね、人間側のドラマとしてはあまり深いドラマがないというか、結構パターン化してるかなと思われるところもあって。
主人公がイリアという女性パイロット。
かなり優秀な女性パイロットで何回かガンダムとやりあってボロボロになりつつも生き残っていくんですけれども、
最終回の彼女の動きというのがどうなんだろうなとちょっと思わなくはなかったですね。
もっとシンプルに言っちゃってもよかったんじゃないかなという気がしましたけれども。
細かいこと言うとネタバレになりますからあれなんですけれども。
何はともあれ1年戦争を舞台にしたこんな面白いガンダムのアニメシリーズを今見ることができると思いませんでしたので、
ガンダム好きな方もあまりご存じない方もネットフリックス加入の方は一度ご覧いただいて損をしないんじゃないかと思います。
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そうそう言い忘れてましたけれども、もともとガンダムを作ってた日本のサンダイズと海外とのアニメ制作会社との合作になりますかね。
だから監督とか脚本の方も海外の方なんですね。キャラクターデザインとかも。
だから今までのガンダムシリーズとは雰囲気がかなり違うところがあるというのはそういうところの影響が大きいと思います。
アニメーションといえどもかなり洋画の戦争映画の雰囲気が色濃く出てますので、
戦争映画が好きな方が見てもかなり楽しめるんじゃないかなと思います。
はい、そういうわけで今回は機動戦士ガンダム復讐のレクイエム、こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた。