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2022-05-16 07:41

第562回 映画「めまい」

今回はアルフレッド・ヒッチコック監督の「めまい」についてお話ししました。

60年以上前の作品に、いまだに感情を揺さぶられるということが傑作の証だと思います。

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みなさんこんにちは。大葉です。 今回は映画
「めまい」 こちらの作品についてお話ししてみたいと思います。
監督アルフレッド・ヒッチコック 出演ジェームズ・スチュアート・キム・ノバク
1958年公開のアメリカ映画です。 ということはもう公開から64年
相当ね古い映画になりますけれども つい先日ですね
iTunes でこの映画の4K版がレンタル配信されているのを気がつきまして 早速借りてみたんですが
いやまあ本当にびっくりするぐらい綺麗に修復されてましたね。 このヒッチコックのめまい
本当に自分好きな映画の一本でもう繰り返し見てまして 多分7,8回ぐらいを見てるんじゃないでしょうか
かつてのVHSビデオ、レーザーディスク、DVD あるいはBSでの放映とか何度も見てきたんですが
今回のその4Kリマスター版 この画質あと音も良くなってましたけれども
これは本当にねもうびっくりしましたね もちろん今現在作られている最新の映画に比べれば
もともとがやっぱりフィルム撮影ですから 画質違う部分もあるんですけれども
それでももともとこの作品のフィルムにはこれだけのその情報、色、音
そういったものが秘められていたんだなぁということが 今回4K版を見てよくわかりました
で実はですね自分が映画好きの世界に足を踏み入れた時に 最初にその監督単位でこの監督の作品をできるだけ全部見てみようと思って
意識して見始めたのが このアルフレッド・ヒッチコック
そしてもう一人黒澤明 この2人の作品は頑張ってデンタルビデオとかね
BSとかでいろいろ見たりして ほぼほぼすべての作品を時間かかりましたけど見ることができました
ヒッチコックはねいわゆるサイレント映画の時代からやってますので最初期の サイレント映画は見ることができないものが何本かあったんですけれども
いわゆる冬季映画になってからは全部 少なくとも最低1回は見てます
好きな映画はね何回も見てるんですけれども この映画はですね
ヒッチコックのサスペンス映画の中でもかなり変わった恋愛要素が強くて
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ジェームズ・スチュアートが演じる元刑事が高所恐怖症があり そして精神的に不安定な部分もあり
そういう主人公があることをきっかけに そのキムノバクが演じる女性を
美好して知り合って愛し合うようになっていくというところでいろいろな事件にね 巻き込まれていくわけなんですが
なんて言うんでしょうね ある種究極の恋愛
恋愛と言っていいのかどうかもわからないんですが 言ってしまえば盲集かもしれませんけれども
要はですね 死んでしまった
死者の女性を愛してしまった男の物語 そしてその死者を
蘇らせようとする男の物語 かといったホラー映画でもないし
別にあの錬金術で人体錬成をして生き返らせるとか そういう話ではないんですけれども
普通だったらありえないようなシチュエーションなんですけれども 七国の手にかかるとあり得るような
そして精神的に病んでしまっている主人公なんですが 見ているこちら側はその
彼に感情移入をだんだんしていくと
でなぜそんなにこの一風変わった 主人公に感情移入ができるのかというのは
見てて未だにねよくわからないんですけれども もともとこのジェームズ・スチュアートは
いいお父さんの代表みたいなね 典型的な良きアメリカ市民の役というのが多いんですけれども
その彼にかなり歪んだ ある種こうサイコチックな
精神的に非常に不安定な 思い込みの激しいキャラクターを演じさせたというのもなかなかすごいことじゃないかと思います
本来であれば非常に無理があるストーリー展開を見てる間に全く気にさせないというのが
優れたカメラワーク そしてバーナード・ハーマンの素晴らしい音楽
やはり音楽の力というのは本当に映画作品の中では 大きなウエイトを占めてますね
この作品もバーナード・ハーマンの素晴らしい曲がなければ説得力がなくなって
なんじゃこれはというようなふうに思われたかもしれません でも見終わるとある種究極の純愛映画を見たような
気分にさせてもらいました ヒッチコックがすごいのがこの作品でも一つの頂点を極めてるんですが
この次がホクホク星に進路をとれ その次がサイコ
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その次が鳥 もうどれもが映画の歴史に名を残すような作品なんですが
そういった作品をもう4連発で世に送り出したというね なので一番ヒッチコックが
油の乗ったもう最高傑作を連発している時期に作った一本なので 今見ても非常に見応えがあります
60年以上前の映画ですけれどもさほど古臭さも感じさせません この映画一本見るだけでも
いかにヒッチコックという監督がサスペンス映画の巨匠であるか そして映画を使って
観客の感情をコントロールする術をいかに知り尽くしているか そういったことがよくわかるんじゃないかなと思います
ヒッチコックを見たことがない人 あるいは見たことがあるけれどもあまりよくわかってないような方とかね
まあそういった方々にはぜひこの目前を見ていただいて 本当に面白いサスペンス映画はこれだぞと
いうことをね 感じていただければ
自分としても嬉しく思います はいそういったわけで今回は
アルフレッド・ヒッチコック監督映画 目前
この作品についてお話しさせていただきました それではまた
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