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2022-03-02 08:27

第537回 映画「マトリックス レザレクションズ」

シリーズ4作目となる「マトリックス レザレクションズ」。

いろいろ評価が分かれているようですが、はたして?

是非旧作を鑑賞後に、ご自身の目で確かめてください。

【番組公式Twitter】

@kitakatasumi

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みなさんこんにちは。大葉です。今回は映画「マトリックス レザレクションズ 」こちらについて、できるだけネタバレなしでお話ししてみたいと思います。
この映画ですね、映画館に見に行こうかどうしようかっても、まあなんだか評判がどうもなーとかいろいろ悩んでいたら
amazon プライムの方で配信が始まりましてですね、 有料レンタルだったんですが、しかもちょっと高いんですけれども、
先日見てみました。 ちなみに昔のいわゆる旧三部作はきちんと公開当時に劇場で見ております。
特にですね、99年に公開された第一作目は 衝撃的でしたねー。
今まで見たことがないようなこの映像のつるべ落ちというんですか。 そして何よりですね、
ハリウッド映画のこういった対策で、 スター自らが激しいアクションシーンを演じるようになったのは多分この作品あたりじゃないかなと思います。
いやもちろんスタントマンも使ってるんですけどね。 この作品の何年か後に
チャーリーズ・エンジェルが映画化されましたけれども、 その時もキャメロン・ディアスとかドリューバリマーとか、
全然それまでアクションとかやってないような人たちが かなりの部分自分たちで演じてたというのはこのマトリックスの影響だったんじゃないかなぁと思ってます。
そしてですね、あっと影響が大きかったのが、 いわゆるDVDの、本当にかなり初期の段階でこのマトリックスのソフトが出たんですが、
特に日本においてDVDが普及したのが、 ソフトとしてはこのマトリックス、そしてハードとしてはプレステ2。
この2つの組み合わせで一気に日本国内、 DVDというのが普及していった、そういった記憶がありますね。
厳密に調べたわけじゃないので、違うかもしれませんけれども、 自分の記憶の中ではそんな感じです。
さて、このシリーズ3作目のマトリックス・レボリューションズ。 話的にはですね、正直疑問点がいろいろあったんですが、
それでも一応完結したシリーズだし、まさかね、 この2022年になって続きは見れるとは思いませんでした。
公開は2021年ですね。 ネット上ですね、このレザレクションズ、結構ネガティブな意見も流れてましたし、
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正直ですね、恐る恐る見たんですが、 そこまでダサくとも思わなかったですね。
もちろん大傑作というわけでもないんですが、 言ってしまえばまあ普通に楽しめるレベルの作品にはなってたと思います。
ストーリー展開でもですね、突っ込みどころいろいろあるんですが、 何より不思議というか疑問だったのが、
今なぜこの作品を、 マトリックスの4作目を作ったのか。
外的要因としてはですね、 マトリックスの続編なら一定の収益は見込めると。
特にハリウッド映画って、どうしてもシリーズものに頼りがちですからね。 つい最近、インディー・ジョーンズの5作目が撮影が終わったとかいうニュースも見ましたけれども、
もうハリソン・フォードいくつだよという感じですけれども、 あるいはね、ターミネーターとかもそうだし、もうちょっとね、
あのオリジナルでどんどん攻めていかないと、 先細いしちゃうぞと思うんですけどね。
そしてまあ疑問点といえば、 新たな今回のストーリーで何を語りたかったのか。
前の3部作では、 マトリックスと現実世界、機械と人間、
救世主の存在とその真実、いくつもですね、興味深い要素があって、 その上で、
カンフーアクションとかガンアクションとか、 かなりすごいですね、アクションシーンも見せてもらったわけなんですが、
その3部作を踏まえた上で、 このレザレクションズで語るべき新たなストーリーがあると思うんですが、
正直ですね、その部分が、もちろん新しいストーリーあるんですが、 今作るという、その根っこの部分という、そこがよくわからなかったんですね。
で、これも当然なんですが、 キアヌリーブスも昔のようなアクションはもうできないわけですよ。
例えば、カンフーアクションのシーンで、 腕の動きというのが昔に比べたら明らかに遅いわけですよね。
もしかしたらこれは、 主人公のネオが完全に覚醒していないという演出上の意図なのかもしれませんけれども、
とはいえ、キアヌリーブスももう60近いですからね。 仕方がないのかなと。
で、これはですね、トリニティを演じたキャリアーモスも同じで、 2人ともね、昔の3部作からもう20年経ってますから、
それは同じようなアクションはできないのは当然なんですけれども、 その辺りがどうなんだろうというところもあるし、
特にですね、ここはネタバレ避けたいんですけれども、 今回トリニティがああなってこうなっちゃうわけなんですけれども、
これも果たして良かったのかどうか、 それは観客が見たいものだったのかどうか、
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いろいろね、疑問点は多々あります。 じゃあこれ失敗作かというと、そういうわけでもないですし、
自分は結構面白く見ることはできました。 で、この作品ですね、
前の作品一つも見てなくて、今回のレザレクションズが初めてですというのはもう絶対避けた方がいいです。
この映画はですね、ある意味旧作についての考察ともいえる作品であり、 旧作のネタバレがもうガンガン出てくるわけですね。
前の3作見てるよね。見てて当然だよね。 というような、あの製作者の心の声が本当に聞こえてくるような、ちょっと特殊な作りもしています。
シリーズものでこういった演出をしているのもあんまりないんじゃないかなと思うような メタ的と言いますか。
改めて思うと、この映画ってマトリックス3部作についての映画。
続編ではありますけれども、マトリックス3部作を再度語ってみようとする映画。 そういったものじゃないかというような気がします。
この辺りですね、なかなかぼやかして言ってるのでわかりにくいと思いますけれども、とりあえず見ていただければと思います。
で、この辺り本当に気をつけていただきたいんですが、このレザレクションズを見る方は必ず、
旧3部作、マトリックス、マトリックスリローデッド、マトリックスレボリューションズ、この3作をですね、必ず見てからご覧になってください。
じゃないとわけわからないし、あるいはもう何年も前に見ても細かいところ忘れてしまったという方はやっぱり見直していただいた方がいいと思います。
かなり細かいネタをですね、今回拾ってきてますので。
で、その上でこのレザレクションズ、果たしてどうなのかというのを改めて考えていただければと思います。
はい、そういったわけで今回は映画マトリックスレザレクションズ、こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた。
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