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2024-12-20 11:28

第863回 映画「ライオン・キング:ムファサ」

今回は映画「ライオン・キング:ムファサ」についてお話ししました。

2019年公開の実写(フルCG)リメイク版「ライオン・キング」の続編であり前日譚なので、前作を観てからの鑑賞をお勧めします。


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サマリー

映画『ライオン・キング:ムファサ』では、ムファサの若い頃と彼の義兄弟タカとの絆や対立が描かれています。リアルなCG表現や音楽が評価されている一方で、物語の構成についての意見もあり、特に現代のシーンが物語の進行を妨げるとの指摘があります。

ムファサとタカの物語
皆さんこんにちは、おーばです。今回は映画、ライオンキング・ムファサ、こちらについてお話してみたいと思います。
2019年に公開されたディズニーのアニメ映画、ライオンキング、こちらの実写リメイク版であるライオンキング、2019年公開でしたけれども、こちらの続編となります。
続編とは言いながらも内容的にはですね、本編の主人公である新馬の父親、ムファサ。本編ではね、前半で新馬を守って死んじゃうわけなんですけれども、その父親の若い頃を描いていくというね、いわゆるエピソードゼロ的なストーリーですね。
特にこのムファサと彼の義兄弟となるタカ、後にスカーと呼ばれるね、ライオンキング本編ではヴィラン、悪役になってましたけれども、この2人の絆、出会いと成長、そして決裂、別れを描いた物語ですね。
なので、まあ結論としてはわかっているわけですね。どのような危険があってもムファサとタカが途中で死ぬことは絶対ない。死んじゃったらね、本編で繋がりませんから。2人は必ず生き残るんですが、どうして対立するようになったか、そこを描く。
特にタカはね、まあいろいろあって、闇落ちして、後にスカーと呼ばれる存在になっていくんですが、どうしてもね、見てるとスターウォーズにおけるアラキンスカイオーカーを思い出しましたね。ダークサイドに落ちてダースβになってしまうというね。
だからその意味ではこの作品、スターウォーズエピソード3とまあ多少ね、似てるところが無きにしもあらずという感じではあります。実際ね、物語を見てると、主人公であるムファサを見るよりも、やはりタカがどうやってこうね、闇落ちしていくのか、あれだけ最初仲が良かったのにどうして対立するようになったのか、
そこの描写、まあ変化と言いますか、そちらを見てる方が正直面白かったですね。そして何よりこの作品、歌や音楽は素晴らしいのはもちろんなんですが、画面絵作りがまあとんでもなく良いですね。
いわゆるね、CGで作られた動物たち、かなりね、本当にリアルに作ったライオンとかね、いろんな動物たちが普通にね、口を動かして喋ってるというのが違和感があるといえばあるかもしれませんけれども、まあ見慣れてしまってね、ごくごく当たり前に見えてしまうと。
で、このリアルに見える動物たちをある程度機人化して動かして、特にね、口元なんかもきちんと動かした上で、でもやっぱり動物は動物であると、人間とは違うし、そういった動かし方、それからまあ見た目の凄さ、このあたり、まあ制作する方も大変と思いますし、まあぶっちゃけね、データ量がどれくらいなんだろうかとか、そこまで考えちゃいましたけれども。
あと作品内でのカメラワークもいいですよね。まあこの映画ね、実写じゃありませんから、いわゆるカメラで動物を撮影しているわけではないんですが、あたかもカメラでムハサとかタカを撮影しているような感じで、例えば走ってる姿を追ったりとか、それもカメラが宙を無人に動く、右へ左へ上へ下へ、急激なアップから急激なロングショットとか、
いうふうに、まあこれ実写撮影だったらできないようなね、複雑なカメラワークもありますし、これは意識してみれば気がつくかもしれませんけれども、カメラのピント送りですね。これも実写映画と同じように、手前にいるキャラクターたちにピントが合っている時に、背景である後ろの草原とか山とかが少しピンボケしているとか、
普通のアニメだったらね、当然背景もキャラクターもすべてにきっちりピントが合っている、ボケてる絵というのはないんですけれども、本作は実写と同じようにピントを合わせているという形で絵を作っている。
実際にはね、ピントを合わせているわけじゃないからですね。あくまでピントがありますよ、みたいな感じで絵を作っているという、これが前編にあたって作られてまして、まあ普通にね、全然気にならないというか、あまりにね、自然なカメラワークすぎて、そのあたりがわからないというか、意識に昇らないという人が多分ほとんどだと思いますね。
このあたりはすごいし、こういう絵作りを見せられるとですね、日本のCGアニメなんかもう全くもって足元にも及ばないなという感じにはなりますね。
絵作りもそうだし、あと音楽、歌ね、ミュージカルシーン、このあたりも本当に素晴らしくて、知識ね、ディズニーダメになったんじゃないかなとかいう話もありましたけども、工業的にもね、批評的にも、本作はかなりね、また持ち直してきたなという感じにはなってますね。
物語の構成と意見
ただ、個人的にはね、かなり引っかかった点、ノイズが入っちゃった点があって、ここをネタバレに若干なりますから、もう気になる方は聞かない方がいいと思うんですけれども、本作はそのムハサのね、子供時代から描いていく、いわゆる過去編なんですけれども、始まりはライオンキング本編よりもまだ後の時代。
ここで初めてシンバの娘、キアラというライオンが出てくるんですけれども、このキアラね、ムハサからすれば孫娘になるんですが、そのキアラに対して本編の方にも出てきました、マンドリルのラフキ、ムハサのね、親友でしたけれども、このラフキが祖父であるムハサの若い頃の冒険談を語っていくという体で始まっていくんですね。
こういうね、作りの作品と他にもありますし、冒頭そういった形でね、こういう風に語りますよというラフキが語り部となって話が展開していって、そしてラストでね、また視点が現代に、過去から現代に戻ってきて、というね、流れが一般的なんですけれども、本作では結構ちょこちょこ、20分に1回くらいですかね。
測ってはないですけれども、ちょこちょこ話が現代に戻ってきて、まぁちょっとぐらいだったらいいんですけれども、結構頻繁に現代に戻ってきちゃうので、ムハサとタカの話がそこでその都度都度中断されてしまうんですね。
しかもその現代のシーンで、本編にも出てきました、いぼいのししとミーヤキャット、あの2匹も出てくるんですが、これが全くストーリーとは関係ない漫才というか、ボケとツッコミをずっとかましてて、それが面白いかと言われると全然自分的には面白くないんですよ。
ただただ騒がしいだけで、もうだんだんイライラしてきて、自分が編集担当だったらこのシーン全部カットしていいんじゃないかと思うぐらい、ムハサたちのストーリーをそこで寸断させまくっていくんですね。
過去と現在を言ったり来たりはまだいいし、そこにね、このいぼいのししとミーヤキャット、この2匹がいろいろ絡んできて追おうというオチが最後にあればいいんですが、そういうことは全くなく、ただただ本当にあのいわゆる狂言回しでしかない。
しかもストーリーの展開上全く意味がない狂言回しだし、出てこなくてもこの絵画の構成上全くもって問題にならないのに結構頻繁に出てきて意味のないボケとツッコミをかましてストーリーの進行を遅らせてしまうと、何なんだろうなこれはと思ってね。
ただね、これ子供が見た場合は結構喜ぶかなぁとは思うんですよね。こうやって文句言うのがね、もういい歳したおっさんだからあれなんでしょうけれども、子供向けアニメ作品としてはいいのかもしれませんけれども、普通に見てる限りは自分的にはものすごいノイズだなぁと思ってね、そこだけは気になりました。
まあまあ年寄りの愚痴みたいなもんでね、気にされたら申し訳ないんですけれども。何はともあれね、非常に完成度は高かったし、リメイク版の前回のライオンキング、動物の描写がリアルすぎるとかいろいろあって、ヒットはしたものの結構当時批評してる人も多かったと記憶してます。
それとアニメ版に比べるとどうしても話が重くなってたとかね、アニメ版もね、いろいろ批評は当時ありましたけどね、手塚治虫のジャングル大帝のパクリじゃないかとかね、ライオンがいっぱい出てくるのに肉食獣なのに草食動物食べるのおかしいんじゃないかとか。
ちなみに今回の作品も、モハサやタカ、ライオンたちは一回も食事シーンってなかったですね。お腹が減ったとか食べ物がないとかいうセリフは何回もあったんですけれども、見事に食事シーンはスルーされたというか、かなりリアル寄りのね、デザインのライオンたちに肉食わせるとやっぱりリアルだし、とはいえね、
果物とかね、草食べるのは絶対おかしいし、ということであたかも肉食であることを忘れたかのごとく、サラサラとね、そこはスルーされちゃったのが、ここは仕方がないかなと思いました。
何はともあれね、ぜひね、これは映画館の大きな画面でね、この前話したあのモアナ2もそうだったんですけれども、いきなりね、配信で見てしまうのはもったいないので、劇場の大きなスクリーンで素晴らしい絵をね、楽しんでいただければと思います。
はい、そういうわけで今回は映画ライオンキング ムファサ、こちらについてお話しさせていただきました。
それではまた。
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