AIの進化と限界
さて、今回はですね、AI、特にNotebookLMみたいなツールの進化が、私たちの考え方とか、創造性にどう関わってくるのか、という資料をいただきました。
チャットGPTとか、ディープシーク、クロードとか、ほんといろんなAIがどんどん出てきてますけど、今回はこういうツールと人間のユニークな能力、
ユーモアとか、あと身体性とか、そういう側面を比べながら、ちょっと深く見ていきたいなと。
非常に興味深いテーマですね。
あなたにとって、このAIの進化ってどういう意味があるか、一緒に考えていけたら嬉しいです。
そうですね。いただいた資料で、特に面白いなと思ったのは、AIが大量のテキストを要約したり、パターンを見つけたりする能力。
これはすごいと認めつつも、やっぱり人間特有の数値化しにくい何かが、まだ重要なんだっていう点ですよね。
なるほど。
単なる情報処理だけじゃない、人間の創造性とか、感覚の本質に迫るような、そういう話ができそうだなと感じました。
まずそのAIの能力ですけど、資料にもありましたけど、ノートバックLMなんかは本当に大量のテキスト。
例えば、ポッドキャストのこういう文字起こしとかをドサッと入れても、要点をつかむのはすごく得意ですよね。
本当に情報整理のスピードは目を見張るものがありますね。
ですよね。ただ一方で、やっぱり限界もあると。
その通りですね。AIは学習データに基づいて、それっぽいものを生成するのは得意なんですよ。
でも全く新しい概念とか、文脈に深く依存したニュアンスを生み出すっていうのは、まだ難しい。
資料で挙げられていた古典ラジオさんの例。あれはこの点を考える上で、すごく視差に飛んでるなと思いました。
古典ラジオさん。あの、ヘイマサムネはウィルスバスター。
そうそう。
あれ最初に読んだ時思わずプッてなりましたよ。
ですよね。
あるいは、モンテスキューとルソーをわざと間違えて笑うみたいな。
こういう発想ってAIにはなんで難しいんですかね。単に単語を組み合わせるだけじゃ何かがある。
まさにそこがポイントなんですよね。資料が指摘してるのは、こういう言うもあって単なる言葉遊びじゃなくて、
共有された歴史とか、文化的な背景。
あー、文化資本みたいな。
そうですそうです。それと聞き手がわざと間違えてるなとか、このズレが面白いなって理解して楽しむっていうその暗黙の了解みたいなものの上になり立ってる。
なるほど。
AIには、この人間同士のある種の共犯関係みたいなニュアンスとか、文脈に応じて柔軟に意味を解釈するっていうのがまだちょっと難しいんですよね。
うーん。
学習データにない、あるいはパターン化できない遊びの感覚とか、意図的な間違いを理解するっていうのは、現状のAIの大きな課題かなと。
人間のユニークな能力
なるほど。遊びとか、意図的なズレ、情報処理の正確さとはまた別の次元の話ですね、それは。
ええ。
そして、もう一つ、情報だけじゃなくて物理的な世界との関わり方っていう点でもAIの課題が示されてましたね。ロボットの歩行の例。
ああ、ありましたね。2足歩行ロボットのエホエホっていう、なんとも言えないぎこちない動き。
そうそう、あれです。
シミュレーション上だとすごく滑らかに歩けてるように見えても、現実の世界だとやっぱり重力とか摩擦とか、地面のちょっとしたデコボコとか。
うんうん。
予測できない要素に対応しながら常にバランスを取り続けないといけない。
デジタルな計算だけじゃうまくいかない複雑さがあると。
そうなんです。そのぎこちなさこそがある意味リアルというか。
リアルですか。
ええ。この物理的な体を持つことで生まれる経験、つまり言葉ではなかなか説明しにくい、体で覚えた知恵とかコツみたいな暗黙地って言われるものが重要になってくる。
暗黙地。
AIはテキストデータから世界の仕組みを学ぶことができても、この身体感覚に基づいた暗黙地とか、物理法則がもたらす微妙なさじ加減みたいなものを完全に理解して再現するっていうのはまだ途上なんですね。
うーん。
シミュレーションと現実の壁って意外と厚いのかもしれないですね。
ということは、AIがどれだけ膨大な情報を要約したり整理したりできても、古典ラジオさんみたいなその文化的な背景に根差したユーモアのセンスとか、あるいはロボットの歩行が示すような身体的な制約から来る理解っていうのはまだ人間の領域なんだと。
そういうことになりますね。AIは知識を効率的に整理して提示する。いわばナレッジナビとしてはもう非常に優秀です。
はい。
でも資料が示唆するように、その知識の背景にある人間的な経験とか感情、身体感覚といった質とか深み、これを伴った理解にはまだちょっと距離があるかなと。
効率とか速度だけじゃない価値が人間の側には確かにある。
ええ、言えそうですね。
今回の資料を通して、AIが本当に目覚ましいスピードで進化しているっていうのは改めて感じましたけど、同時に人間の持っているユーモアとか身体感覚、文脈を読む力みたいな、簡単にはAIに置き換えられない能力の価値っていうのが改めて見えてきた気がしますね。
そうですね。
効率化のその先にある人間の深みって何なんだろうってちょっと考えさせられます。
AIとの共存がこれからもっと進んでいく中で、じゃあ私たち人間が意識的に磨いて大切にしていくべき人間ならではの知性って何なのか。
もしかしたらあなた自身の仕事とか学びの中で、これはAIには真似できないな、自分ならではの価値だなって感じる瞬間、そういうのを意識してみることが何かその答えを探るヒントになるのかもしれないですね。