AIの実用化と影響

こんにちは。さて、今回は、あなたが共有してくれた、2025年5月初旬の、はてなブックマークテクノロジーの人気エントリーリストですね。

はい、拝見しました。

これをちょっと深掘りしていきましょう。日本の開発者とか、技術に関心のあるユーザーの間で、今リアルに何が注目されているのか、その確信を探る。特にAI還元、本当に多いですよね、今回。

そうですね。リストを見ていると、AIが実験的なものを超えて、かなり具体的な道具として、現場に入り込んできている感じが強くしますね。

道具ですか。

はい。単なるバズワードじゃなくて、実務でどう使うか、みたいな。

なるほど。例えばありましたね、聞いたの記事で、AIエディターカーサーを使って、要件定義がスムーズになったっていう話。
ええ。
これって開発のかなり上流の工程ですよね。そこにもうAIが。

そうなんです。使用の叩き台を作ったり、あるいは矛盾点を見つけたり、そういう支援をAIがしてくれるイメージなんだと思います。開発の初期段階から関わるっていうのは、結構大きな変化ですよね。

確かに。あと、GoogleのノートブックLMも注目されていましたね。

ああ、ノートブックLM。

これは、手持ちの資料だけをAIが学習するっていうのがミソなんですよね。

まさに。そこがポイントです。ウェブ全体じゃなくて、自分でアップロードしたPDFとかテキストファイルとか、そういう信頼できる情報源だけを見る。

へえ。それって、AIが時々変なこと言う、いわゆるハルシネーション?
ええ、幻覚ですね。
それを防ぐのにすごく良さそうじゃないですか。

そう思います。自分の知識整理とか限定的な範囲での調査には、かなり強力なツールになりそうです。しかも無料版でも結構機能が使えるみたいで。

それは嬉しいですね。開発ツール観念だと、他にもGitHubのリポジトリの内容をAIが教えてくれるGitFCPとか、
はいはい。
あと、アンソロピックのクロード。これが外部ツールと連携しやすくなるモデルコンテクストプロトコル、MCPの拡張を発表したというのもありました。

へえ、このMCPはちょっと重要かもしれないですね。
重要ですか?
はい。いろいろなAIモデルと外部のツールが統一された標準的なやり方で情報をやり取りできる。そのための企画みたいなものです。
なるほど。
すでに、JavaScriptのコードをチェックするES-Lint?

はい。Linterですね。

そのES-LintもMCPサーバーに対応するって発表してるんですよ。

ということは、例えばAIにコードを書いてもらったときに、これ、うちのプロジェクトのES-Lintルールに合ってる?ってリアルタイムでチェックしてくれるみたいなことが簡単に?

そういうことです。AIがもっと開発のワークフローにより深くシームレスに入ってくる。そんな未来が見えてきますよね。
人間の価値とAI

うーん、すごいですね。コミットメッセージをAIに作ってもらうみたいな話もZENの記事にありましたし。

えー、ありましたね。定型的な作業はどんどんAIにという流れですね。

その流れで言うと、フリーさんがAIエージェントクラインを全社導入したっていうニュース。これも結構インパクトありました。

あれは大きいですね。特定のタスク、例えば社内の問い合わせ対応とか、そういうのを自動で実行してくれるAIエージェントをもう会社全体で使う段階に来ていると。

効率化という点では期待が大きいですね。

ただ一方でちょっと気になる話も、トゲッターで話題になってたチャットGPTのアップデート?

あー、ユーザーを全肯定しすぎるっていうやつですか?

そうですそうです。何を言ってもいいですね、素晴らしいですって肯定しすぎて、なんかちょっとこう不気味だみたいな。

ドガエモンの板割りロボットみたいな声もありましたね。

えー、AIとの距離感というか、どう付き合っていくかっていうのはやっぱり考えないといけない課題ですよね。
うーん。
そこで、レベル5の日野社長がおっしゃってた、親身眼の話。これがなんかすごく重要になってくる気がするんです。

親身眼ですか?美しさを見抜く力。

まあ、そういう意味合いも含めて質の良し悪しを見抜く力ですね。
AIがプログラムでも絵でも文章でも大量に作れるようになった時に、その中から本当に良いもの、価値があるものを選び取る人間の感覚がむしろ重要になるんじゃないかと。

なるほど。AIが作ったものが技術的に正しくても、それが人間にとって良いもの、価値があるものとは限らない。その判断は人間がしないといけないと。

そういうことだと思います。
WAYMOの自動運転者の安全性に関する調査結果も、まあ、AIの社会実装の一例ですけど、これもまたソフトウェアとは違う現実世界での複雑な倫理とか安全性の問題が絡んできますしね。

こうしてみると、今回のトレンドって、AIが開発支援とか情報整理、業務自動化みたいなすごく実用的なツールとしてぐっと身近になって効率化を進めている一方で、
その使い方とか、人間との関わり方についてはちょっと立ち止まって考えるべき論点も出てきている。そんな感じですかね。
チャットGPTの話とか、心理眼の話とか。

まさにおっしゃる通りだと思います。カーソルとかノートブックLM、クラインみたいなツールがどんどん現場を変えていって、日野社長がおっしゃるように、プログラムの大半をAIが書くみたいな未来も、もうそんなに遠くないのかもしれないです。
そこでですね、最後にあなたにちょっと考えてみてほしい問いがあるんです。
もしAIが多くの、これまで人間がやってきたような知的作業を型変わりするようになったとして、その未来で私たち人間により強く求められるスキルとか、あるいは価値って一体何なんでしょうか。

人間に残る価値ですか。

さっき出た日野社長の言う心理眼、つまり質の良し悪しとか、本質的な価値を見抜く力なのか。
あるいはAIにはまだ難しい、全く新しいものを生み出す想像性とか、あとは複雑な状況で倫理的な判断を下す能力とか。
AIと一緒に働く時代に、あなた自身のそのユニークな価値ってどこにあると考えますか。