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2024-10-17 10:10

中東とアメリカ

サマリー

中東の国々、特にUAEやサウジアラビアの労働市場や社会構造が議論され、外国人労働者の存在とその影響が強調されます。また、イランの厳しい生活環境や米国との関係にも触れられます。

UAEの労働市場
私は残念ながら、サウジアラビアに行ったことはありません。ビザが出なかったからなんですけど。今は観光ビザが出るようになったので、本当に驚きますけどね。
イスラム京都でないと入れない国でしたから、サウジっていうのはね。いろいろ変わってきてるなと思いますけども。
アラバシ諸国連邦、ドバイとかアブダビとかある国ですが、
何度言ったんですかね、本当に。20回で聞かないと思いますけれども、散々バラ言ってますけど。
非常に豊かな国です。知ってますよね、皆さんもね。
あとカタールとかもそうですけれども。
UAEね。UAE、アラバシ諸国連邦にいるアラブ人だから、ずっとアラバシ諸国連邦に生まれ育った人のことをエマラトって言うんですけど。
全然、街で会うことはありませんね。基本的に、我々が普段行くようなところはいないので。
唯一ですね、空港のパスポートコントロールでいっぱい見ることができますけど、全員エマラトですね。
分かりやすい白い所属を着てますよ。
国民の1割ぐらいしかいないんですよね。ほとんど外国人なんですね。
外国人労働力に頼っていて、もうそれはオフィスワーカーからですね、ブルーカラーまで、みんな外国から来てるんですよね。
取材もして、ちょっと記事になるところまで至らなかったですけれども、国籍とかもかなり色々ですが、インド地域から来る人が多いんですよね。
インド、パキスタン、バングラディッシュ、ネパール、スリランカ、あの辺ですね。
そういう人たちっていうのが建設労働者だったりタクシーの運転手だったりをしているという、そういう国なんですよね。
一方ででも欧米の人とかもいっぱい来ていて、それはもう商売に来てるわけですよね。ビジネスですね。
日本の人ももちろんいますし、それより韓国の方が目立ったかな。
もちろん中華系の人もいますね。中国人もいますね。
世界中から人は来てるんですけれども、いわゆる単純労働力として目立つのはインド系。
イランの生活環境
あと東南アジアですかね。フィリピンからお手伝いさんが来るとかっていうのはおなじみの光景で、世界中に労働力を送り出してるんですよね、フィリピンという国は。
基本的にエマラトとしてUAEに生まれてくると、主張国にもよると思いますけど、ドバイ主張国とかに生まれてくると、仕事って別に向こうから割り振られてくるというか、コネでこの仕事どう?みたいな感じでポストが与えられると。
別にそれはエマラトがビジネスにおいて工夫していないってことじゃないですよ。
工夫していないとドバイみたいな発展はできませんので、頑張ってはいるんですが、とはいえ国内の格差は明確なんですよね。
エマラトも首長が治めている国です。
UAEには7つの主張国があるんですけれども、それぞれの首長が治めています。
サウジアラビアと政治体制としてはあんまり変わらないですね。
国民は豊かです。
ただこの場合の国民って誰なんだろうっていうことですよね。
エマラトはいいですけれども、インドから働きに来た人がいい暮らししているかというと必ずしもそうではない。
微妙なのが、全然不裕層のインド人もいるんで、本当に一言は言えませんけどね。
だけど貧しいインド人とかもいて、ドバイなんかもあんまり観光客が行かないところ、地下鉄とか通ってないところに行くとすごい安い住宅がいっぱいあるんですよ。
外国人労働者ってそういうところにいっぱい押し込められていて、その人たちの話も聞いたことがありますけれども、結構なんか秩序がないって言ってましたね。
乱倫であると。
だからそれこそ本当にみんな楽しみがないんで、仕事先では様々な苦痛に耐えなきゃいけないですから、休みの日とか家に帰ってからとかっていうのは結構ハメを外すみたいなこともよくあるそうで。
だから子供ができちゃうみたいなことも結構あるんだそうで。
だけどそうすると国外退去しなきゃいけないっていうようなことが多いそうで、そうすると困るじゃないですか。
そうするとどうなのかって言うとやっぱり想像に固くないところですね。
赤ちゃんがいなければ暮らし続けられるわけですから、みたいな結構絶望的な世界も広がってるんですよね。
そういう国、全然民主主義じゃありません。
けど生活は豊か、会議カッコつきの豊か。
イランはどうかって言うと、別にイランにイラン人と生まれても全然豊かにはなれませんね。
普通に人並みに努力は必要ですし、何だったら努力をしても、最悪に溢れた人でも、なかなか自分たちが自分たちの中に入っていけない。
豊かな暮らしはしづらいのがイランですね。
そもそもイスラム法学者になるっていう人が結構いるというのも、そのまま企業とかに入って豊かな暮らしができるような国ではないので。
あと就職で中途は別にイラン以外はおしなべとそうですけども、コネがめちゃくちゃ強いんだそうです。
どんなに学業成績を優秀に収めてもですね。
それで企業が取ってくれるかというと全くそうでもないらしくて、誰々さんの息子さんだからみたいなことで取られていくと。
そんな国は勉強しなくなりますよね。
もちろんイラン人の名誉のために言っておきますと、めちゃくちゃ頭いいイラン人っているんですよ。
女性の数学者で世界的なフィールズ賞とか取ってる人とかもいますし、超頭いい人はやっぱり超頭いいんですよ。
ただ日本にあるような真面目にやったらそれなりに報われるみたいな感じっていうのはやっぱりだいぶ乏しいですね。
もちろん真面目にやってる人もいるんですけれども、普通に人生を生きていると本当に結構食うや食わずになる可能性が高いですね。
そういうところ本当に厳しいなと思いますけれども。
もしくは農村とかに行って遊牧民みたいな暮らしをしてる人もいますけれども、
そういう今の現代社会の資本主義的なものとは背を向けて生きるっていう、自分の食べるぐらいの農作物を作って生きていくみたいな感じの生き方。
大変ですよ。やっぱりみんな目端の利く人はどんどん国外に出て行っちゃうんですよね。
マレーシアとか東南アジアが結構ゲートウェイになってるんで、そういう国に出て行って、そこから別の国に行く場合もありますけれども、
世界を目指していくと。だけどイランのビザって本当に世界でも最も外国に行きにくいパスポートなんで、日本のパスポートって本当に恵まれてますよ。
イランにいると実感しますね。パスポートを持っててもそのまま渡航できる国ってめちゃくちゃ限られてますからね。
十数カ国とかじゃないですかね。現実的に行けるところってね。そういう厳しさがある。
アメリカとの関係
つまりカギカッコつきとはいえ民主主義であるイランのほうが、アラビアとかサウジアラビアとかUAEとかよりも全然厳しいと。
前回言いましたけどアメリカとの仲の良さってすごいあるんですよね。
イランって世界でも珍しい、アメリカに完全に木が剥いているというか敵対している国なので、中立とかでも全然ないですから。
あくまでも敵対してますから。つまり世界から幅にされてるっていうね。幅って日本の名古屋弁か。
世界からいたんし扱いされている国ですね。
思いますもんね。中国とかロシアだってアメリカとは結構ゼゼヒヒで付き合ってるんですよ。
そんななんかソ連の時代とか敵対してましたけれども、もう終わっちゃいましたからね。
ロシアになってからはそんなに向き出しの敵対とかしてないわけですよ。
ゴルバチョフさんはね、アメリカ行ってますしね。レーガンさんとかブッシュさんとかニコニコ一緒に喋ってたんですよね。
そう考えるとですね、イランっていうのは変わった国ではあるんですけれども。
民主主義っていうものが決して幸せをもたらさないということは中東にいると強く感じるっていうのは今言ったようなことがあるわけです。
でもその民主主義っていうのが実は一時期アメリカ主にアメリカの手に乗って中東地域にもですね、すごいもたらされたんですよね。
それまた次回話しますね。
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