1. 神田大介の経験
  2. 社会のYouTube化③
2024-10-09 10:10

社会のYouTube化③

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石丸仙台の事務局長を務めた方、名前は言ってなかったですね。藤川信之助さんとおっしゃるそうですね。
この藤川さん曰くなんですけれども、石丸さんというのは、街頭演説は200回以上やったんだけれども、細かい政策は全く言わなかったと、自己紹介を言い続けたということですね。
なんでそんなことをするのかということなんですけども、これは石丸さんの方針だったというふうに記事はなってますけれども、
政策を主張したところで、今までの政治家は政策や公約を守ったことはあるのかというふうに石丸さんは言うんだと。
有権者が本気になって政策を見て、この政策こそ必要だというふうに言ったとして、それで投票するような選挙に今なってないじゃないかということですね。
引き上げに出しているのが民主党立憲の前ですよ。2009年の衆議院選挙。これは民主党が自民党をゲアさせて政権を取ったあの時の選挙ですよね。
で、マニフェストを置いておくだけで100万枚があっという間になくなったと思い出しますよね。
マニフェストありましたね。私はもう当時記者ですし、2009年って日本にいたのかな。
ともかくマニフェスト選挙というふうにすごく言われてましたよね。
この話している藤川さんという人は民主党をやってるんですよね。ずっと民主党ってわけじゃないんですけども、いろんな政党を渡り歩いてるんですけれど、民主党も手がけてる時があった人なんですよね。
で、その人がそのマニフェストを張ってもいなくなったと。ところが民主党はマニフェストを実行せずに終わってしまったと。
さらにできなくてすみませんという姿勢も取らなかった。これが今の政治不振の大きな原因だと。藤川さんは見ているということですね。
さらに返す形で自民党のことも言ってて、その後の安倍政権は金融政策と財政政策はそれなりにあったが、安倍のミックスですよね。
成長戦略では何もできなかった。規制緩和も手をつけられなかった。その結果、自民党にも立憲民主党にも投票したくないという層が確実に存在するようになったと。
本来なら政策で勝負するけれども、政策で勝負しても全然意味がないというふうに言ってるわけですよね。
ぐうの音も出ないんじゃないですか。私は別に政治家じゃありませんけれども、一応新聞記者って政治家で見る仕事ではある。私は全然政治取材はやってませんけれども。
まあそうですよね。いつも思いますもんね。政策で投票先って選べないなと思って。
私は仕事柄と言いますか、選挙のチラシとかちゃんと見るように、政策集みたいなのを見るようにしてますけれども、みんないいこと書いてあってそんな違わないし、人柄ぐらいしか見るもんないですね。
政策意味ないっていうのを完全に見切っちゃってるんですよね。これが石丸陣営の強さそのものだったっていうことなんだと思います。
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あとはやっぱり石丸さんの強さといえばネットで拡散なんですけれども、自分のところだけで発信しても、
藤川さん言うわけですね。自分のところだけで発信しても、せいぜい10万回視聴ぐらいだと。だけど訪れた人たちがみんな投稿するから1回の演説で100万回とか200万回の視聴になるんだと。
拡散ってことを最初から考えてるっていうことなんですね。だから短い演説をいろんな場所で何回もやったっていうことが書いてあると。
いわくネット選挙が解禁されて10年以上ずっとSNSで票が取れると思うなと言い続けてきたがようやくネットでの発信が人を動かせる時代になったって言ってるんですよね。
だから私が某一区で話を聞いた怖いおじさんとこの人は全然別物なんですけども、おそらく同じような選挙を越えてきてるんですよね。
だから同派層の風邪みたいなものは全く当てにするなっていうふうに言ってるのと、このSNS当てにするなっていうのってすごい重なるじゃないですか。
ところがそういう人がついにネットが人を動かせる時代になったっていうふうに言ってるんですよね。
これはもう本当にそう思ってる。実際これ結果が石間さん出てるから当選こそしなかったですけど本当に一躍得機の人になりましたもんね。
今後もおそらく正解に一定の影響を持つと思うんですよ。
これですよね。
そういう積み上げじゃない勝ち方っていうのが一つの方法論として明らかになってきたと。
ここから先は私の勝手な推論というか、感想なんですけれども、やっぱり石丸さんを見てて見事だなと思うのは、石丸さんその人はもともとの素質って当然あると思うんですよ。
これは高市さんも同じなんですけれども、素質はあると思うんですが、それ以上に本気でポピュリズムをやりに来てるってことなんですよね。
ポピュリズムっていうのはすごく政治の世界では悪い意味で捉えられるんですけど、これは大衆言語主義っていうふうに翻訳されて、
要するに有権者が好きそうなことを言ったり、あとばらまき政策、金をばらまいたりすることによって関心を買って選挙で勝ち続けるっていうそういうことですよね。
これまでの日本の政治でポピュリストって言われてたのは、例えば橋本徹さんとかそうですね。
すごく民衆を巻き込んで、大阪府民、市民を巻き込んで、絶望する毒をあじって、極端なことを言って、すごく人気があった。
茶目っ気みたいなのもありましたもんね。
ポピュリストはだいたい茶目っ気があるんですよね。
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石丸さんもあると思いますよ。
その前だとやっぱり小泉純一郎さんですね。
これは橋本さんもそうですし、小泉さんも違うよっていう人もいると思うんですけど、これは私の考えなんで。
どの辺がやっぱり小泉さん、純一郎さんポピュリストだったかといえば、ワンフレーズポリティクスって言われましたけれども、とにかく短い言葉でスパッと言って人を引きつけるんですよね。
自民党をぶっ壊すとかですね。
知ってます?だから後にNHKをぶっ壊すとか言っても、あれのパクリですからね。
パクリと橘さんは思ってないかもしれないけど、同じですね。
自民党をぶっ壊す。
回答とかなんとかそういうこと言ってて、何言ってんのって思うじゃないですか。
つまり自民党のイメージが悪いことを逆手にとってるんですよね。
私は違うみたいな。そこの総裁なんじゃねえのって話なんですけど、でもその言葉で人を操っていくんですよね。
当時は本当に小泉劇場って言われてまして、劇場型政治ですよね。
小泉純一郎さん、田中真希子さんとかね。
鈴木宗夫さんとかもそうですけど、そういうキャラの強い政治家が、もう連日テレビの画面をにぎわして、みんなそれを知ってるわけですよ。
つまりタレント化してるんですよね、政治家がね。
政治家がタレント化することによって小泉純一郎さんって本当にすごい人気で、私もその1回、2回かな、取材に行きましたけれども。
ああいう人が来るって言うと、マジでヤバいなってくらい人が集まるんですよ。
一番人気のあった時の小泉さんって本当にすごかったですね。
もう歩道橋とか人が落ちるんじゃないかっていうぐらい人が集まるっていう。
そういう人でしたから、それは当然やっぱりテレビの力なんですよね。
まだテレビが強かった時代なので、テレビに出てる人イコールスターなんですよ。
そこをジャックしちゃったのがまさに小泉純一郎さんだったと。
あるいはその周辺の人たちですよね。
分かりやすい。
とにかく小泉さんっていろんなことをやってるんだけど、ただ郵政民営化っていうのがずっと言ってることなんですよ。
あの人はこれがやりたいんだっていうのをひたすら言ってる。
よくわかんないでしょ。
なんで郵政民営化が本丸になるのって、今から考えると意味わかんないじゃないですか。
例えば政治改革、政治と金の問題で企業権限を全部廃止しますとかっていうのはすごい改革だろうし、
あるいは日米地域予定を見直しますって石場さん言ってるけど、これなんかは本当に生半可なことでできない超でっかい課題ですよね。
あるいは他の人が言ってた企業の内部流報っていうのをもっと出して、
実際の実質的な所得とか賃金を上げていくんだっていうのとかもでかい話だと思うんですけど、
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何郵政民営化って。
日本郵政公社が会社になるってことが何がそんなに大事なのってよくわかんないですよね。
詳しいことを言えば財政投資の話とかいろいろ出てくるわけですけれども、そんな話別に誰もしてないんですよ当時も。
私その場に生きてた知ってた記者だったからテレビを見てましたけど、そういうんじゃなくてやっぱりその異性欲それを言うっていうことですよね。
もちろんテレビも新聞も解説はしてましたよ。
だからそのなんで小泉さんがそういうこと言うかって言ってたと思いますけど、そんなどうだっていいんですよ。
それよりもすごいスパッと言ってくれると。
相撲でね支配って言うんですか。
でっかいトロフィー渡すときに高野花咲にですね。
痛みに耐えてよく頑張った。
感動したって渡してもやんやろかっすね。
すごいね言葉が短いんですよね。
だからああやって人を引きつけ巻き込むっていうものが大人気を博したっていうのがまさに小泉時代だったんですよね。
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