1. 神田大介の経験
  2. 社会のYouTube化④
2024-10-10 10:02

社会のYouTube化④

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そもそも小泉純一郎さんという人は、この人もやっぱり高市さんじゃないですけれども、ずっと自民党の総裁選には出てくるんだけど、法末だったんですよね。
例えば、田中牧子さんに勝った総裁選の時だったと思いますけれども、軍人、凡人、偏人と言われて、3人候補がいて、その一の偏人が小泉純一郎さんですよ。
変わったやつ、風変わりなやつっていう感じで、もう決して自民党の本流でも全然なかったんですよね。やっぱりその本流な感じの佇まいを持っている人っているじゃないですか。
安倍晋三さんとかそんな感じだと思いますけれども、じゃないんですよ。変なおじさんって感じだったんですよね。
なんだけれども、その人がテレビをジャックすることによって国民的な人気を博し、だからの総裁選も地方で小泉さんの票がめちゃくちゃ伸びて、
なだれを打つように国会議員もみんな小泉さんに入れて小泉純一郎首相ができたっていうのが最初のきっかけですよね。
田中牧子さんがネクタイ曲がってますよなってちょっと締めてみたりとか、いちいち絵になるっていうか、話題をさらうんですよねっていうやり方。
それが今の石丸さんのやり方なんかとどう違うかっていう話なんですけれども、
つまり私は石丸さんという人はすごく自分が何を求められているかっていうことがよくわかっている人だと思うんですね。
だからその議員、秋田家担当の時代の話ですけど、市議に向かってすごく怒ってみたりするっていうのは、市議っていうのが裸なんか居眠りだって言って叩いたりしてましたよね。
実際にはその方は持病を持ちでそれでそういうことになっていたっていうにもかかわらず、病気の人を傷つけるとかって本当に良くないことだと思いますが、
そういう事情は石丸さんはご存知なかったかもしれないですけどね。ただそれを叩いてこんな風に眠りしてる奴がいるみたいな感じ。
これってやっぱり世間が、世の中が求めているものにきちんと症状を合わせたってことだと思うんですよ。
YouTuberとしてすごく正しい振る舞いなんですよね。
私は別にそんなにYouTubeめちゃくちゃ詳しいわけでもなんでもない、ちょこっと見てる人並みに見てるぐらいのことじゃないんですけれども、
それは結構人気YouTuberの人が言ってることだと思っていて、例えばスーツっていう人がいるんですよね。
これは交通系YouTuberとしては、おそらく日本でもトップじゃないですか、登録者数が多分もうすぐ100万人とかなるような人なんですけど、
この人が自分のYouTubeっていうのを伸ばした秘訣みたいなのを語っていて、自分が作りたいものでなくて視聴者が見たいものを作る、これに尽きるんだとはっきり言ってますよね。
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どういうことかというと、このスーツって人はもともと鉄道マニュアルなんですよ。
だから本当は旧国鉄時代の鉄道とかが大好きなんですね。
寝台特急とかにブルートレイン乗りまくってたような、それ乗るために高校生の頃からバイトして金を貯めて全部突っ込んでたみたいな人なんですよね。
本当はそういう動画の方が好きなんでしょうよ。
だけどそうじゃなくて、やっぱりみんなが好みそうな、しかも彼の場合はもうちょっとはっきりとビジョンみたいなのがあって、
高齢者とかマスですよね、今の日本社会におけるが好んで見そうな映像作りってすごく注力してると。
だから豪華客船の旅みたいのであったりとかすっげえ高いホテルに泊まるとか、おそらく別にスーツさんが本当にやりたいこととは違うんでしょうよ。
あの人はたぶん別に何だったら野宿でもいいぐらいの人だと思いますけれども、あえてそういうことをみんなが見たそうな映像を作ると。
あるいは商売につながりそうな。
だってそりゃそうですよね、野宿したってじゃあ誰がスポンサーになるんだって話だよ。
公共ホテルに泊まってれば公共ホテルスポンサーになってくるかもしれないですもんね。
つまりこの今の時代のコンテンツ作りっていうのは明らかにファン、自分の番組を見てくれる人が見たいものを作る。
そういう時代だと思うんですよ。
YouTuberって成り立ちそうならざるを得ないですよね。
最初視聴者ゼロ人から始まるから、自分の映像のファンをいかに作るのかっていうところに最大限注力していく。
全く逆の方法論なのがテレビなんですよね。
テレビってもう少なくとも昭和40年ぐらいには全ての家庭にあるんですよね。
あっという間に普及したんで、白黒から普及したんですけれども、カラーも含めて。
40年代にはほぼ生体吹き率は100%近づいていると思うんですよ。
そういう段階で、つまりテレビって家にあるんですよね。
スイッチつければ映像が流れるっていうそういうもので、つまりもともとファンとかじゃないんですよね。
そこに人はいるわけだから、あとは流すだけなわけですよ。
もちろん面白いものを作るっていうことでは一緒なんですが、やっぱりそこにあるのはテレビ局のプロデューサーだったりディレクターだったり放送作家が、これが面白いと思うものを作るってことなんですよね。
視聴率もそれによって左右されるわけで、どの人が最も面白いものを作れるか競争だったわけですよ。
決して視聴者に迎合するっていう形ではなかった。
もちろんそういう手段も取られてるわけですよ。何かプレゼントするとかね。
結構しかも初期のテレビで露骨にそういうのやってましたよね。金銀バールプレゼントみたいなね。
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そういうことだけじゃなくて、やっぱりいかにコンテンツとして面白いものを作るのかっていうのは、イコール制作者にとってこれが面白いものだっていうものを提供するっていう意味合いだったわけですよ。
これ、新聞とかも全く一緒で、新聞社が見たときに情報として価値があると思うものを読者に届けるっていうのが新聞の役割だったんですよね。
それは何でかっていうと、かっこに新聞が届けられてたからですよ。別に新聞の中身を見て買ったり買わなかったりするってもんじゃなかったんですよね。
それと全く逆なのが雑誌なんですよね。雑誌って定期公読してる人ってそんなにいないんですよね。
雑誌によって全然違うんですよね、確かね。
ただ、新聞とは明らかに違う。新聞はやっぱりほぼ定期公読者に支えられてるんですよね。
つまり、新聞ってある意味ですよ。言っちゃえば何書いたって読んでもらえるんですよ。テレビも一緒です。
だけど雑誌ってほぼやっぱり駅売りとか書店で売ってるものっていうのを迷子は今日今回これ面白そうだね買ってくっていう人がかなり多いんで迷子迷子勝負なんですよね。
っていう作り方になるとやっぱりいかにその読者が求めているものを作るかっていうことに対してより敏感になっていくわけですよ。
だから本当面白くて週刊朝日って朝日新聞社の中でもなくなってしまいましたけども100年以上の歴史あったのに。
そこででも書いてきた記者っていうのが一部朝日新聞社の記者になってるんですけど彼らの彼女らの各記事ってネットでめっちゃ読まれるんですよね。
知ってるんですよ。どういう記事をみんなが求めているかっていうことに関してすごくアンテナが立ってるんですよね。
残念ながらやっぱり喫水の新聞社の記者ってそういう感覚に良いんですよ。
そうじゃなくて世の中にこれを伝えることが大事だみたいなところを探すっていう意識が高いんですよね。
これは私が見る限りテレビの人も一緒でやっぱり喫水のテレビマンっていう人たちって今これを世の中に出すべきだみたいなのを自分のアンテナで探すっていうことをすごく大事にしてるんですよね。
他方YouTuberっていうのは自分が出演者であり自分がプロデューサーディレクターでもありますよね。
それどころか映像編集までするわけで編集マンでもあるわけですがっていう人ってやっぱりスーツさんみたいに何が受けるのかっていうところを探すっていう方法論になるんですよね。
政治の話になりますようやくねこれまでの政治家は新聞テレビ型だったと思う。
つまり小泉純一郎さんみたいに俺は郵政民営化がやりたいんだ。
みんなついてこいですよ。
そういう要するに何かやりたいことがあってそんな私に皆さんね支持をしてくれますかっていうやり方政策を訴えるってのはまさにそういうことですよね。
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私はこういう国にしたいんだと。
そんな私を支持してくれるんだったらぜひ気を切って投じてくださいっていう。
でもやっぱり石丸さんもそうだし高市さんもそうだと思うんだけどもそうじゃなくて自分が何かそのみんなが求められているゾーンにちゃんとこうねハマっていくっていう。
お二人にとって失礼になるかもしれないんで別に何かそのロボットみたいにそこに行ってるって意味じゃないんですよ。
もともとお二人とそういう素質とか資質とかあと思考とかあってのことだってのはもちろんわかってるんですけれども。
とはいえやっぱり求められるものになっていくっていうことができているから票が伸びてるっていうことだと私は見てるんですよね。
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コメント

石丸さんのことは先日ゲームさんぽで創造タウンズ村というゲームの解説…というかご自身の政治方針のお話を聞いて知りました(東京都議選の石丸さんと自分の中で結びついたのは選挙が終わってからでしたか)。 確かに本当にその人を知ろうと思えばいくらでも知る方法がある現代ですし、考えた結果なのだなあと思います。

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