2025-02-23 17:49

勤怠

サマリー

このエピソードでは、悪質なホストクラブの問題や、若い女性が売春に関与する構造について調査が語られています。また、勤怠という概念がどのように現代社会の労働と関連しているかや、心的障害を持つ方々が直面する困難についても議論されています。日本社会における時間厳守の文化と、柔軟な働き方の必要性について考察が行われており、特に病気や家庭の事情による欠勤に対する社会的な偏見が取り上げられています。

悪質ホストクラブの問題
仕事でやっている方のボッドキャストで、悪質ホストクラブの話を警視庁の担当記者と一緒にしてきました。
むしろ別にいて、私は昔風俗業界と暴力団について取材をしていたので、志願をして混ぜてもらったんですけど、
それ自体は面白いと思うので、悪質ホストクラブで調べて聞いてもらえると嬉しいんですけど、
そういう売春であるとか、ホストであるとかについて話す機会ってたまにあるんですよね。そんなちょくちょくはないですけど、あるんですけど、
どっかで言いたいなと思って言えてないことが一個あって、ホストクラブで言うとですね、今何が問題になっているって、
客が若い女の子に集中してるんですよね。で、売りかけ金って言って払えもしないような金額の付を若い女性に負わせると。
で、払わせるために風俗業で働かせるっていうことが問題になってるわけです。風俗業だけじゃなくて、例えば新宿の大久保公園なんかが有名ですけれども、
そうやって立ってですね、客を引いて売春をしてお金を稼ぐと。で、その分をホストが持っていくっていう、そういう構造ですね、が問題になってるわけなんですけれども。
ただですね、いろんな理由がそこには潜んでるわけなんですね。
もちろんね、そういう大雑把に言うとですね、やっぱりその若い女性には性的に商品価値があるので、そこの部分を搾取しているっていうこと自体は間違いないところではあるんですけれども。
で、ただですね、やっぱりその性風俗産業で働きたい女性ってそんなにたくさんはいないんですよね。
ここも難しいところで、誇りを持って働いている人もいるんで、それ自体は非難されるすり合いのものじゃ全然ないと思うんですね。
例えばね、障害者専門の風俗場っていう人たちもいて、やっぱりその普通に暮らしていると結婚もできなければ、そもそも命もいつまでつながるかわかんないけれども、
性行為というのを一度経験させてあげたいっていうのはね、ご家族の意思でもってご家族付き添いのもとでそういう性行為を行うというそういう人もいるんで。
ケア労働ですよね。その辺ってすごくまだらというか、なんて言うんですかね。
要はどこからどこまでっていう線引きのできる話ではなかなかないところもあるので、そこは注意しなきゃいけないと思いつつんですけれども。
とはいえね、若い女性が搾取されているというのも事実なんで、そっちはそっちでちゃんとやっていかなきゃいけないっていうのも間違いないところですね。
そこは警察なり行政っていうのがもっときちんと主体的にいろんなことを進めていく必要があると思いますが、理解があんまり足りない気がしてますけれども。
政風俗産業というものに対して、なぜ私がそれなりに知識があるし、またいまだに興味があるかっていうと、ずいぶん前ですけれども、暴力団担当の記者をしていたときに、
そういう政風俗典の暴力団の参加のグループの政風俗典の店長をじっくり取材する機会があったんですね。
そのときにいろんな話をすることを教えてもらったわけなんですけれども、そういう政風俗典で働く女性っていうのが、どのような人たちなのかっていう話も結構聞いたわけです。
一つにはやっぱり、さっきホストクラブの話であったように、借金を作らせるんですね。
ホストクラブっていうのは借金を作らせるための一つの手段でしかなくって、そこには覚醒剤が登場してきたり、それからそうじゃなくても親の借金であったりっていういろいろなものがあるんですが、
とにかくその借金を返させるために風俗業で働かせるっていうのはこれも一つの王道パターンなんですよ。借金を持ってない人がいたら借金を作らせるんですね。
でもそれ以外にもあるんですよ。どういうことかというと、勤怠。勤怠って言葉皆さんご存知ですかね。会社で働いている人は知っていると思いますけど、勤務状況のことですよね。
勤怠って言うと、この日は出勤です、この日は有休休暇ですみたいなのをきちんと管理するときに勤怠を管理するとか言いますけれども。
それで今回勤怠の話をしようと思ったんで、あれそうなんで怠って怠けるの怠の字なのかなっていうね。怠らの怠ですよね。思って調べたら勤務の勤っていうのは仕事をするっていう意味で、怠っていう字って休むって意味なんですよね。
休むやつ怠だなんだ。ずいぶん言われようだなって感じしますけれどもね。休むのは人間の権利だろうということが言ってんだ。しかしおそらく最近の話で漢字が成立してきた頃の時代っていうのは、休んでるやつって単なる怠け者っていうことだったんでしょうね。
別話ですけど、勤怠ですよ。何を言ってるのかってことなんですけど、これは男女ともになんですが、ちゃんと勤務表通りに勤務できる人ばっかりじゃないんですよ、世の中ってね。
9時に会社に来いって言われて、9時にちゃんと行ける人ばっかりじゃないんですよ。これはどういうことかっていうと、それこそ怠けとかじゃなくて、例えば様々な心的な障害を持ってる人、精神的な負担が強い人ですね。
パニック症候群っていうのはわりとよく知られていると思いますけれども、それを告白されている方に、例えば漫才師の中川家のお兄さんがそうですけれども、かつてそうだったっていうふうに言ってもいいのかな。
もう電車に乗っているだけで、ちょっとこうなってしまって、2駅ぐらい行ったら降りて休憩して、落ち着いたらまた乗って降りてっていうのを、中川家のレイジさん、弟さんはいつもお兄さんと一緒に付き合ってやっていたそうですけれども、
M1グランプリとかで優勝して、初代のチャンピオンですけれど、中川家さん。その後もそういうことがあって、なかなか仕事が増えなかったっていうことをお二人話されたりすることもありますが、これもそうなんですよ。
だから、行きたいと思ってもというか、行かなければいけないとわかっていても、その時間までに到達できないっていう人って、おおよそありとあらゆる仕事ができないんですよね。
その人の能力とかと関係なく、別にめちゃくちゃ計算が早かろうが、ものすごい建設作業員としての腕があろうが、やっぱりこの時間にこの場所に来なさいみたいなのが守れない人って、社会において恥かれちゃうんですよ。
唯一そこをあんまり考えないのが日雇いの労働なんですよね。男性の場合はそれこそ建設作業員の中でも最も一番代替がきく仕事、非常に基礎的な仕事、その代り給料も安いんですけれども、資格とかなくてもできる仕事があるんですよね。
私も現場にいましたけれども、同じ作業員のように見えても、ちょっと暗いんじゃないですけど、ステータスが全然違うんですよ。
まずそもそもユンボの運転できるかとか、ユンボってそういう機械ですけれども、建設に使うシャベルみたいなのがついてるやつとか、ユニックが使えるとか、いろいろな機械が使えるかどうかみたいなところがまずありますし、そもそも運転免許あるかどうかもありますよね。
それからダンプカー運転できるのか、大型特殊の免許持ってるのかとか、全然違うわけです。給料も違ってくるんですよね。正直、体さえ動ければ誰でもできますよみたいな仕事っていうのは一番給料が安いし、プライオリティも低いんですが、だけど非払いなんですよね。
寄せ場って聞いたことあるかもしれませんけれども、ホームレスの人なんかが朝集められて、手配士っていう人たちがいて、その人たちに現場に連れて行かれると。とにかく人足として働かされるっていうね、そういう仕事。
これでも主に男性です。少なくとも僕は女性は見たことないです、現場で。
女性がどこに行くかって風俗なんですよ。風俗店って勤怠がめちゃくちゃ緩いんですよね。当日欠勤とかって当たり前の世界。遅刻なんてもう全然OKなんですよね。
逆に言うとね、多分そういう日雇い労働、まるごと建設労働者等風俗業以外でそういう仕事ってないんじゃないかな。行っても行かなくてもいいっていう仕事。
どんな仕事も必ず定時にその場所に行かなきゃいけないんですよ。リモートですらそうですよね。パソコン開いて何時から勤務しますと。今カメラで監視されたりもするみたいですけれども。
ミーティングがありますとか、必ず時間を守んなきゃいけないんです。だけど時間守れない。自分の意思と関係なく守れない人っていて、そういう人たちに対してこの社会って全然目配りができないんですよね。
それは障害なので、障害っていう言葉自体にあんまり良い思いを持ってない人もいるかもしれませんけど、障害は障害なので、生まれ持ったものだから、あるいは後天的にそうなってしまう場合もあるんですけれども、いずれにしても本人がなりたくなってるわけではないわけですよ。
それはだからね、生まれつき体の一部がない人とかと何も変わらないわけで、あるいはね、だから育つ中で健康を害して、なかなか自宅から出られないというような人もいますよね。
健康の状態とかと何も変わらないわけなんですけれども、時間を守れるっていうのはすごくみんな当たり前になっちゃってる。
労働と社会の課題
これ自体ね、私結構気持ち悪い話だなと思ってて、何で守んなきゃいけないんですかね。守んなきゃいけない仕事もあるのはわかりますよ。
典型的には例えば電車の運転手さんとかそうですよね。時刻を合わせてちゃんと電車を走らせるっていうことがサービスにつながると。
でもそれすら怪しいんですよね。多分日本ぐらいじゃないのって気もしてる。
韓国、中国とかもよく知らないし、多分日本型だと思いますけど、フランスなんか行ってご覧なさいよっていう話ですよね。
全然時刻表なんか誰も守ってないですからね。電車なんか走ってりゃいいって感じだし。
ドイツですらそうですからね。ドイツの鉄道って全然時間通りに来ません。行き先も違ったりしてる。
ドイツってなんとなく日本の中では時間とかきちんとしてるって日本に近い、ヨーロッパの中では日本に近いってイメージを持ってる人が多いと思いますけど、全然そんなことないです。
考えてみると別に3分5分遅れようが、3分5分どころか30分とか1時間とか平気で遅れるんですけど、3時間とかね。電車来ないときなんですけど。
まあ目的に着きゃいいじゃんっていう感覚。
ちなみにヨーロッパにおいても仕事ではそういう時間ってちゃんと守んなきゃいけないんですけど、その割に鉄道が遅れてくるのは何なのかなと思いますけど、
日本社会って本当にそのパンクチュアル、時間通りに動くっていうことにめちゃくちゃ厳しくて、
なんていうんですか、そこの許容度がすごい低い社会なんですよね。
そこはなんかあんまり大っ平に批判されてるの見たことない気がするけど、本当に必要ですかね。
まあ今はね、本当はやるべきことをやっていればですね、時間に関係なく働けるよって仕事はありますよね。
僕も遠藤医生会ではありますけれども、エンジニアさんとかがそういうプログラムを組みますとコーディングしますみたいなことに関しても、それはやれることだけやってれば、後期までに間に合えば別にいいんですって話があるのかもしれないけれども、
まあ話聞いてるとね、後期に間に合わせるっていうところがめちゃくちゃ厳しいんで、デスマーチとか言ってますけれども、事実上本当に朝から晩まで働かざるを得ないみたいなこともあるって聞きますし、
それはまた別の話、パンクチュアル、時間を守るっていう話とはまた別の話ですけれども、
なんか少なくとも出勤をすると決めた日に出勤するみたいなことは絶対やらないとダメじゃないですか。
柔軟な働き方の必要性
やらなくていい仕事っていうのが本当に風俗業ぐらいしかないんですよ。
だから風俗業をやってるっていう女性っていうのは、やっぱりその雇われ店長は言ってましたよ、相当多いって。
すごい訂正的な話で申し訳ないんですけど、定例的じゃないんで。
これね、でもね、ホームレスとかも同じのあって、ホームレスやってる人ってかなりそういう知的障害、精神障害になる人多いんですよ。
これはご存じの方も多いと思いますけれども、障害者手帳って別に身体がどうとかだけじゃなくて、
身体の不自由さだけじゃなくて心の不自由さに対してもちゃんと認定がされるんですよね。
結構厳しいみたいですけど、にもかかわらず、あんまそっち、
最近はオフィス、大きい会社とか館長とかだと障害者雇いなさいっていうのがあって、
そのためにエレベーターが整備されたり、トイレもね、車椅子でも使えるようなトイレは整備されたりとかはすごく目に見えて進んだと思いますよ、スロープとかね。
けど、時間守らなきゃいけないみたいなことに関しては何も変わってなくないですかね。変わっているところはあるんですかね。
ちょっと今日は行けませんで休みは取れるっていうのって、社会的にきちんと制度化されてましたっけね。
これってでも実はすごい大事な話で、ちゃんと広げたほうがいいと思うんですよ。
なぜなら、例えば子どもが風邪ひいたときに休めるとかっていうのも同じ文脈だと思うんですよね。
当日劇、子どもじゃなくてもいいです。本人ね、自分もなんか今日はちょっと気分が悪いわっていうときに休めるっていうのは柔軟にできたほうがいいに決まってますよね。
だけど、そこらへんの支配力みたいなのって日本社会ってめちゃくちゃ強くて、そういうのなんかガバナンスみたいな言葉で、僕本来の意味のガバナンスと違うと思いますけど、それって。
解禁症的なやつ、解禁症なくなりましたけどね、学校からもね、そんな来なくていいってことになりましたけど、会社ではまだ全然休まない奴が偉いみたいな感じというか、だから人に迷惑をかけるって感じになっちゃうんですよね。
小連れ様っていう話になるわけじゃないですか。子どもが熱出したんで帰ります。その人の仕事を誰がやるんですか。私ですよね。迷惑ですねって言うね。迷惑でしょうよ。私だって嫌ですよ。
だけど、なんでっていう。そもそも時間通りに仕事を終わらせなきゃいけないのなんでっていうところを、みんな当たり前だと思ってるのが日本社会で、外国行くと全然そうでもないってことに気づかされますけどね。
ブラジルもね、オリンピックギリギリまで全然建物が間に合わないみたいなのあったと思いますけど、あんなの当たり前ですからね。それね、ずっと気になってるんですよ。
で、そういう政府属産業に関して、女性がね、そういうところで削除されているという視点で取材している人とかっていうのは、きっとその辺はどんどん知ってると思うんですけれども、
なんかあんまり支援者の方とあんまりそこら辺が社会で問題視されない、要するに別に当日欠勤するようなタイプの人でも働ける仕事をもっと増やさなきゃいけないみたいなところって、僕はあんまり気でもない気がする。
少なくとも国とか自治体でそういう話は全然してないと思うんですよね。おかしいなと思ってますね。
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