1. 神田大介の経験
  2. モノだらけの離れ
2024-06-20 10:02

モノだらけの離れ

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といった具合でして、祖父のもとに預けられていたものですから、とりわけ小学生の頃はそうでしたね。
なので、基本的にはですね、祖父の家にあって、私が楽しいものっていうと、漫画か雑誌なんですよ。
しかも漫画だって古いのしかないですね。週刊少年ジャンプに載ってるような漫画は何もなかったので、昔の漫画を読んでた。
雑誌も読んでたでしょう。それはやっぱり人間を草食にさせますよね。
私は当時から妙に、自分でもちょっと世を俯瞰してみるようなところがあったと思うんですけれども、それはおそらくそういう環境によるんじゃないかなと思います。
そもそも父親も死んでるしね。人間が死ぬっていう、こんな簡単にあっさり死ぬんだっていうのは間近で見てるでしょ。
雑誌とかにもそういう話はいろいろ載ってるわけですし、世の中の黒黒とした話もいっぱい載ってる。黒い履歴書とかも私は読んでるわけですから。
雑誌週刊新聴の名物記事ですけれども。ああ、なるほど、あと宿著の雑誌からとかね。それは草食にもなりますよね。
あんまオペラに入れた話じゃないですけれども、その祖父が、いわゆるエロ本みたいなのも買ってたんですよ。
それはもう公然の事実みたいなのがありまして、私もそれを盗み読んだりっていうのは無くはなかったわけですよね。
高んだ時期ですからね。ってことになってくると、やっぱりなかなかちょっと大人びちゃいますよね。
ザ・ベストとかあったなあ。今でも10ですかね。大人向けのエロい雑誌でしたね。
何だろうな、いわゆる土著級のエロ本というのはちょっと違う感じでしたけれども、
多分本屋さんもそこら辺は運の子級でソフトをいろいろやるところはあったんでしょうね。あんまりそこは詳しく聞いたことはありません。
古い漫画に関して言うと、絵が汚いって言われるような漫画とかっていうのも
加藤一郎先生とかその中にあって、結局そういうのを読んでいると、だんだん目が濃えてくる。濃えてくるって言っていいんじゃないですか。
ところはあったのかなと。デズカオさん先生の漫画とかもすごいハマって読んでいたのは別にあれなんですよね。
その後アドルフに次ぐとかにもアドルフに次ぐって、これは文芸春秋に連載されてた漫画だったかな。
もう中学生の時点では日の鳥があったんですよね。
手塚先生のライフワーク日の鳥。日の鳥の漫画本があったし、
さっき言ってた父親の持ってた漫画全集の中には初期3部作があったり。
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初期の作品をいっぱい読んでるんですよ。ワンダースリーとか。
あとドロロ。ドロロは初期っていうか中期だな。中期ですね。
モブシンが楽しかった頃の手塚先生。もちろん鉄腕アトムもありましたね。
鉄腕アトムは鉄人28号と一緒でちょっと薄っぺらい漫画だったな。でも読んでましたね。
鉄腕アトムも読んだし。そこから最近の手塚先生の漫画を読みたいと思って、
ひだまりの木であるとか。中学生ぐらいの時には特装版というか豪華本みたいなのが当時流行ってたんで、
それを買って読んでましたね。アドルフに次ぐも買って読みましたね。
ブラックジャックは人んちにあったのをちょっと読んだぐらいかな。
自分で能動的に買ったのは手塚治、松本玲司、石森翔太郎とか。
時はそうの人たちですよ。
赤塚富士をあんまりもう祖父の家にあったものを読んでたって感じだったかな。
雑誌もあれなんですよね。一番最初に祖父の家に暮らすようになった頃って、
写真週刊誌のブームだったんですよ。5誌ありましたからね。
今でもあるのはフライデーとフラッシュですかね。
のほかに3つぐらいあった。名前忘れちゃった。
1個はエンマって言って、これ文芸春秋から出てたけど廃刊になりましたよね。旧刊なのかな。
エンマ。あと何だっけな。フォーカス。フォーカスだわ。
フォーカスってもうないですよね、確かね。
あともう1個は何だろう。うーん、分かんない。出てくる気がしない。
だけどそれの中の、毎週はなかったんだよな。
たまにありましたもんね、写真週刊誌ね。
タレントのスッタモンダみたいなのもよく読んでましたし。
当時はワイドショーもそんな話しかしてなかったですからね。
そういうような祖父の家での思い出。
そうだよな、ばあちゃんと一緒に寝たりしてたもんな。
で、なんかネズミが天井走ってるのが聞こえてバタバタって言ってね。
ばあちゃんあれ何?あれネズミだよって言ってね。
そんな子供時代ですよね。
で、結局そこで少し触れましたけれども。
いろんな、新聞全然読んでなかったですから。
全然読んでないって言ってもなんですけど、うちに置いてあったけど、新聞なんてほぼ目通すことなくて。
あれは大人が読むというか、母が読むものって感じでしたから。
中二賃物ですけどね、名古屋ですしね。
全然読んでなくて。
結局私が読んでたのは雑誌と漫画。
だからプラス本ですよね。
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祖父の家にあって、祖父の影響で読むようになった本はないですね。
ゼロって言い切れますね。
そこは影響を受けなかったな。
母が買ってきた本で読んでたのは、カインとアベルとかね。
誰でしたっけ?ジェフリーアーチャーとか。
シドニー・シェルダンは読んでないかな。
なんかそういう結構読みやすい感じのアメリカの作家みたいなのが多かった気がしますね。
パトリッシャ・コンウェルとかね。
今名前がすっと出てくるあたり、多分読んだんでしょうね。
スティーブン・キング読んでたわー。
スティーブン・キングすごい。
それは自分で買って読んでましたね。
ハマってましたね。
ちょっと怖い。
ホラー作家の対価っていう位置づけでいいんですかね。
だいぶ怖いのかな。
でもそんなペット攻めたりとかね。
そんなに怖い。
ミザリン。
心理的に怖い話が多いですよね。
なんか人間の黒々とした様子というかね。
こうして考えてもやっぱり英米文学というか米文学ばっか読んでますよね。
なんかそれで今こうなってるっていうのは全然人間どうなるのかわからないなって。
特にアメリカの香りの全くしない人生を送ってますけれどもね。
そうですね。歴史物読んでたっていう。
吉川英二の三国志読んでたとか言いましたけど、それも全然祖父の影響ではないですね。
特に勧められたこともないし。
そもそも祖父が小説読んでるとこ見たことないですね。
実用的な本。
実用的っていうか何て言うんですか。
歴史街道みたいなね。
そういう本が好きで。
基本雑誌ばっかり読んでてかね。
あんな買って全然読んでなかったと思います。
どんどん詰まれるばっかりで。
それも祖母の文句の対象になってましたよね。
実際本当に足の踏みはないくらいに物がいっぱいあって。
地震とかあったらどうするんだよって感じでしたしね。
もう離れの一階とか本当に何があるかわからないような状態で。
ゴミ屋敷って言ってもいいじゃないですか。
ゴミって言うほどじゃないんですよ。
だからなんか食い物が食い散らかしてあるとかではないんですけども。
とにかくなんか有形無形のいろんなもの。
古い家電であったりとか。
物が捨てられないんでどんどん溜まっていっちゃうんですよね。
なんかめちゃくちゃ古いミシンとかもそのまま取ってありましたし。
かといって博物館に行くほど古くないっていう微妙な感じのやつ。
でも足踏み式のミシンでしたね。
あとだから薬莢ね。
どこで拾ってきたんだあれ。
新館とかもなくなってるんで別に爆発の期間全然ないんですけど薬莢が置いてあったりとか。
あとなんか変な小さい瓶の酒類をコレクションしてましたね祖父はね。
なんだったんだあれ。
ウイスキーとかもそれこそジョニークローみたいなものも小さいミニチュアの瓶に入ってて中身は本物なんですよね。
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ああいうのがお土産として多分それなりのステータスを占めてたんでしょうね。
いっぱいありましたね。
あと切手があったわ。
なんか古い切手ありましたね。
さすがに見返り美人とかなかったですけど。
昭和20年30年代ぐらいからかな切手が。
切手シートとかで買ってるのがあって。
どうなったんだろうあれ。誰か売ったのかな。知りませんけど。
おじが多分持って行ってるのかな。
その影響なんだろうか。私も切手集めてましたねそういえばね。
東京に住んでた頃小児とかでも集めてた。
単純に多分世間のブームか。
切手ブームってあったんですよね。
切手とかコイン人気があって。
祖父の家にもそれは確かありましたね。
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