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あと、家賃とか住宅費に関して言うと、東京の問題というのがあって、私、名古屋出身ですよ。
東京と同じぐらいのマンションって、名古屋だと4千万円とかで買えるんですよね。2分の1ぐらい。
大阪でも多分、東京1億円は大阪でどうだろうな、6千万円とかかな。
ちょっとあんまりごめんなさい、大阪のことは詳しくないんで、間違ったら申し訳ないですけど。
名古屋は4千万円ぐらい出せば結構いいマンションに住めるんですよね。
都心でも半額だろうな、5千万円あれば3LDK住めるんじゃないですか。この差ですよ。
ただ、給料の高い仕事って東京に集まってるんですよね。
いってみれば、地方から愛知も含めて、みんなが集まってくる場所が東京。実際、人口が集まってるのは東京ですよね。
なんだけれども、東京で生きていくことがどういうことかっていうと、たくさんの金をジャブジャブ使わないと生きていけないところなんですよね。
高い給料を出してもらってるけれども、その分税金みたいな形で転引されていくわけじゃないですか、家賃とかで。
これなんか意味なくないですか。地元で働いてたほうがいいじゃん。
地元って大抵自分の住んでた家あるだろうし、そうすると家賃分、実はゼロ円っていう場合も結構あるんですよね。
もちろん親御さんも賃貸ってこともあるだろうけど、でも基本的に東京なんかより全然安いですからね。
仕事って今、例えばテレワークとかだと、どこに住んでたって同じことができるでしょ。
東京にいないとできない仕事って何ですかね。
そもそも例えば工場労働とかっていうのは東京にないところでやるでしょ。農業とかもそうですよね。
何でみんな東京にいるの。会議はZoomとかTeamsとかでやってるじゃないですか。
ビデオ会議システム。WebXとか。
そうするとですよ。みんなが東京にいる理由って何。営業?
営業もでも今って、Zoomとかじゃないのかな。会社に訪ねていくのかな。たまにはあるんでしょうけどね。
私自身、ひとさらのオフィスに行くことってあんまないっすもんね。
取材もね、そうなんですよね。取材も結構今Zoomとかでできちゃうっていうところがありますからね。
してみると何で東京にいるんだ。
結局同じことなんですよ。子供を育てるために金がいると。それで仕事をして子供に会える時間がなくなるっていうのと同じようになんか衆脱の構造がある気がする。
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東京っていう都市にはたぶんね、仕事があるとかだけじゃなくてね、強烈な芝があるんですよね。いろんな魅力。
やっぱり人がたくさんいるところっていろんなことがありますからね。
イベントもあるやコンサートもあるみたいな。
芸術美術なんかでもやっぱり一番いいものが最初に東京に来ますから。
ただね、そのために働いている。
ずっと何言ってるかというと別に名古屋にいようが、また名古屋なんかでも人口の少ないところにいようが、一定の職があれば賃金が安くてもその分生活費が少ないから、同じぐらい豊かな生活ができる。
てかむしろ多分地方の方が豊かなんですよ。
家広いところには全然住めると思うし、自然も豊かだしね。
例えば治安もいいし、東京より治安いいでしょ。
交通事故とかにあう割合も低いですからね。
愛知県はそうでもないんだけど、普通はそうですからね。
もちろん物足りなさはあると思いますよ。
刺激も少ないと思うんだけれども。
そんなんたまに東京行きゃいいじゃないですか。
今はどっからだって飛行機だったり新幹線とか人間がすぐ行けますよ。
じゃあ何東京で暮らさなきゃいけない理由っていうのはね。
これ私ずっと思っていて、ずっと東京に住むつもりなんかさらさらないんですけど。
ただやっぱり東京で仕事しないといけない状況なんだよ。
だって会社が東京にあるもんな。
そして会社に上がってこないとできない仕事がある。
人が集まっていることの強さというのはどうしてもありますけどね。
いやいや、なんかそれをまあ、大体私の話したい点は言ったかなと思うんですけども。
要するに我々の人生って賃金労働をする時間っていうのが大半を占めるじゃないですか。
それはなんでっていうことなんですよ。
人生はもちろん働かざるものを食うべきだろう。それはそうだ。
だって私たちの労働って別に食っていくための労働と違くはありません。
食っていくための労働をしている人もいると思いますけれども。
今の世の中の仕事って、なんか食うだけだったらいらない仕事ばっかりではないかなって思ってるんですよね。
暮らしを豊かにするとか。
そういう方向の仕事がほとんどじゃないですか。
あと実際そのいわゆるエッセンシャルワークって言われる、
マジで生きていくために必要という仕事、
公共交通機関の運転手さんだったり、スーパーマーケットの営業、あるいはレジを打ったり侵略したりとか、
農家さんとかね。
それからさっき言ってた社会を支えているのは、
結局今家に誰もいないから家事をその分みんなが雇用、会社でやってるわけですよね。
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会社までもそうですよね。保育園とかもそうだし。
それから外に料理を食べに行ったりすることでご飯作らなくてよくなるとか、
あと家電とかもそういうものがあることによって家事の代行をしてくれるわけですけれども、
あとネット通販とかもそうですよね。買い物に行かなくてよくなるとか。
要は家事としてやらなきゃいけない仕事っていうのを維持するために、
企業ってものが存在しているっていうことです。
ただ当然そこにはお金を払わなきゃいけないわけですね。
これが資本主義ってことなのかなと。
資本主義っていうのはあらゆる社会の要素を解体していって、
全部商売にしてしまうという側面があるように思うんですね。
今まさにそうやって我々の生活っていうのは古い話ですよね。
金を中心に動いているっていうのは間違いなく言えるじゃないですか。
あまりに古すぎて手垢が付きすぎて誰も言わなくなりましたけれども、
本来はでも人生にとって必要なものってそういうことじゃないと思うんですよ。
別に食うものなんていうのは逆にみんなダイエットとかしてるでしょ。
私もしてますけどね。
別にそんなにいらないんですよね。
たぶん月2万円ぐらいあれば十分なんですよ。
2万円はたぶん稼ごうと思ったらすぐ稼げますね。
バイトでいける。
それじゃあ何かが足りないっていうことなんですよね。
社会が回っていかないっていうことだけじゃないと思いますよ。
だってエッセンシャルワーカーはみんな給料低いもんね。
給料の高い仕事って全然違うんですよ。
新聞社の給料高いですよ。
商社とか銀行とか不動産業、金融業、銀行は金融業か。
結局そういう仕事をするっていうことが資本主義においては求められていて、
経済学って人間は全て合理的に動くっていうことが前提ですからね。
その上で社会が成り立っている。
そうしないと社会が駆動していかない仕組みですよね。
我々は一生懸命カゴの中のハムスターがずっと走ってるわけですよね。
そうすると餌は出てくるんだろうけれども。
でも本当の人間の暮らしっていうのは子供を産み育てたりとかね、
家の中で掃除をしたりとかご飯を作ったりとかっていうこと。
これサムですよね。
サムっていうのはお寺では作る、勤めるって書いてサムって読むわけですね。
仏教でサムエのサムですね。
サムエっていうのはそういう意思はありますよね。
陶芸家が着ているようなやつ。
サムっていうのはまさに朝起きてお経を読んで、
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お寺を掃き清めて、ご飯をちょっといただいて、
またお掃除をして念仏を唱えてお経をあげてお掃除をしてっていうのを
お坊さんって1日ずっとやってるんですけど、あれあれ。
家事ですよね。掃除と水事だから。
お経を読む部分は別に何かにしたらいいと思いますよ。
読書でもいいしね。自分の趣味に当ててもいいと思いますけれども。
本来生活はそのようなもののはずなんですけれども、
資本主義の世の中を動かすために私たちは賃金労働をして、
会社のために、あるいは館長もそうですけれども、
組織のために働き、心をすり減らしですね、
子供との時間を奪われ、そして狭い部屋に住んでですね、
一生を終えていくっていうこの暮しぶりね。
これはやっぱり引っかかりますよね。
おそらく、わかってます私も。ずっとみんなそういうことを言ってきた。
昭和の人もたぶん同じようなことを言ってたんだと思う。
ただね、もう今ね、これだけの世の中、
AIも発達した、さまざまな遺伝子工学とかも進んだ。
まだこのレベルなの?
孔子やね、アリストテレスやね、
ブッダの頃から何も変わってなくないっていうところが、
やっぱり私の不満だし不安ですよね。