1. 神田大介の経験
  2. どの世界にも特効薬はない
2024-05-01 09:59

どの世界にも特効薬はない

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私の作っているこのポッドキャスト、これじゃないですよ。仕事してやってるやつね。会社でやってるやつは、最初の2年くらいはずっとちょっとずつちょっとずつ増えて、見方上がりでは増えましたね。
これも、番組自体の力もあったと信じますけれども、それ以外にも、ポッドキャスト自体の人気度が上がっていっているここ時期なので、それで上がったっていうのもあるでしょうね。
運が良かったですね。
そうこうするうちに2022年になるんですけれども、ここら辺から実は、あるあるのポッドキャストってそんなに増えてもいないし減ってもいないという状況に入っていきます。
もちろん細かく見ればいろいろな違いはあるんですけれども、総じて言うとそこまで違いはないというところですね。
これがさっき言った、聞くのをやめる人と聞き始める人っていうのは、きっこうした状態に移っていくということですね。
この間も、いろいろ大型の番組をやったりとかですね、派手な企画を打ったりっていうこともあるんですけれども、やっぱりね、持続しないんですよ。そういうのって。
これ、何でもそうじゃないかなと僕思ってるんですけどね。
僕、ちなみにツイッターも結構新聞記者としては早い時期からやっていて、とりあえず日本では。
いっぱいいるんですよ、ツイッターやってた人は。ただ記者もね。
ただ会社名と自分の名前出して会社に許可取って、仕事で業務としてツイッターをやったのは、日本ではたぶん私が最初といって間違いないと思います。
で、やったんですよね。その時もフォロワーとかは増えましてね。最初はもの珍しいから。
ただ何かそれもそうね、ガンガン増えるっていうことではなくて、一定頭打ちになっていくんですけど、そりゃそうですよね。
とりわけ最近は全然ツイートもしてないので、当たり前かなと思いますけれども。
記者個人のツイッターだけじゃなくて、ブーでね。国会報道ブーとか社会ブー、政治ブーみたいなブーでツイッターをやると。
総局とかね。いうことが会社の方針で決まって、それであんまりツイッターのこととかわかってないというか、ツイッターだけじゃないですね。
世の中のことがあんまりわかっていない人がですね、フォロワー数が少ないと。
部単位でやっても僕のフォロワー数よりも少ないっていうところがほとんどでしたから、当たり前なんですよね。
ゼロから始めるんで、ポッドキャストもそうですけれども、そんな簡単に数は増えませんよ。
数千とかいったら同じって感じで、どうしたら増やせるのかっていうことをみんな考えるわけじゃないですか。
そうすると、わかってない上司っていうのは、有名な人に一発レツイートしてもらったりとか紹介してもらったらいいんじゃないかって言い出すんですけれども、
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数字は増えないんですよ。一瞬その時にはインプレッション、見る人は増えるかもしれませんけど、定着しないんで。
つまり有名人の方に取り上げてもらっても、その人たちはその有名人のファンであって、そのなんとか部のツイートのファンにはならないわけですよね。
そこにその有名人が毎日出てくると言うんだったらフォローするかもしれませんけど、そうじゃないでしょ。
これあるんですよね。新聞本体の方でも有料会員っていうのを募っている。有料会員がいなくなったらめちゃくちゃ増えませんからね。
集めてるんですけれども、なかなか増えないんですね。これなんでかっていうか、それはわかってる苦労はないのか。
ただ一定強いコンテンツっていうのがあって、著名人、著名スポーツ選手とか、著名タレント、俳優とかが出てくると、そこでしか読めないものを読むためにファンが来るんですよ。
某フィギュアスケート選手であったりとか、某関西の方にある過激団の人であったりとか、過激団の人そのものでないんだよな。元過激団の人かな。
ともかくですね、そういう人たちってすごく人気があるので、バッとここでしか読めないってなると入ってくださるんですが、読んだらやめちゃうんですよね。
これは別に著名人に限ったことじゃなくて、一定のこのコンテンツだけ面白いとか、この企画は読みたいみたいなのだと、それを読み終わったらみんなやめちゃうんですよ。
そりゃそうですよね。他のものは読みもしないのに続けていたって意味ないわけで。
つまりですね、やっぱり普段からの報道であったり記事に興味を持ってくれるような人を呼んでこないと意味ないんですよね。
そういうエイヤーの力っていうのは、どうせ続かないんで。
だからそこを勘違いするっていうのは、あまり事情をわかっていない人にはありがちなパターン。
これでも難しいですよね。だから逆に言うと、どんなふうにお金を使ってプロモーションを打ったとしてもですね、
会員も増えないし、聴取者、リスナーも増えないっていうことですから、他のアプローチをしなきゃいけないっていうことなわけですよ。
これどう思います?私もそれがわかっていれば、もうちょっとポッドキャストのリスナーさんの数も増えてるのかなと思いますけれども、むずい。
一つの選択肢としては景品だと思うんですよね。
何言ってるのって話かもしれませんけれども、例えば会員で1年続けてくれたらクオカードを上げますとか、何とかポイントを上げますみたいなのっていうのは一定のモチベーションになるでしょうね。
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人間実力っていうのに弱いですから、私もそういうのはひょいひょいと吊られますしね。
でもこれって新聞の伝統的なやり方なんですよね。
ご存知の方もいらっしゃるかなと思いますけれども。
お兄さん、お兄さんと。
うちの新聞撮ってくれたら何々ドームの野球チケットをプレゼントしますよ。
洗剤何箱上げますよとかね。
初月はいくら割引きますよみたいなことで、最初の半年、ただでいいですよみたいなね。
結構極端な例ですけれども。
物で釣るっていうやり方っていうのは極めて古典的なんですけれども、やっぱり強い。
なんでかっていうと、その物で釣ってる間にその物の良さを感じてもらって、あるいは習慣づけて離れられなくする。
解約もめんどくさいですから。
よく解約が難しい、めんどくさいサービスって本当にしょうもないよねっていうふうにネットではディスられますけれども、
減らない理由はですね、そうはいったって効果があるからなんですよね。
スポーツクラブとかもね、とりあえずスポーツクラブに入ってもらうところが大事なわけで、
そうすればあとはね、なかなか辞めるっていうのもね、自分が運動することができないっていうのを認めるような感じがして、
後ろめたさもあるじゃないですか。英会話とかなんでもそうですよね。
っていうようなところがあるので、やっぱり最初にすごく割引きのプログラムを出すわけですよ。
1年とかね、最初から契約してくださればこんなに安くなりますよと。
長くいさせればですね、もうその時点で勝ったようなもんだみたいなところがきっとあるでしょうね。知りませんけど。
っていうようなことがですね、ある。
なので、ポイント上げたり景品上げたりみたいなのはそうなんでしょうけど、
ただこれも根本的には景品のために契約するって、その情報そのものに対価を払ってないじゃないですか。
あんまり意味ないじゃないわけですよね。いつ離れてもおかしくない状況が続く。
なので新聞の場合はピンポン契約といって、Aという新聞とBという新聞を半年ごとに変えると。
そうするとその一番いいわけですね。販売店からサービスが出ると。
何度も何度も契約してる人っていうのは、こいつはちょっとおかしいぞってことになってそういう景品をもらえなくなったりっていうのもあるわけですが、
半年とか続けていれば普通に契約できる場合が多いっていうわけですよね。
これ現在だと携帯電話のキャリアとかそうですね。
Aっていうキャリアを使ってたんだけど、Bに乗り換えると。
MNPなんですよ。何とかポータビリティ。
携帯電話の番号を変えずにキャリアだけ変えられますよね。
DocomoからAUAとかソフトバンクAとか変えられる。
あれの時期も、でも例えば6ヶ月とか使ってないと、いわゆるブラックリスト的なものに載せられて、契約してくださった方には何をサービスって。
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携帯電話でもありますよね。
あれが受けられなくなったりとかするわけですよ。
あと何ヶ月契約しないと居屋敷いただきますみたいなのが最初に登録させられたりするわけですが、
あれと一緒にピンポン契約っていうのもね。
6ヶ月とか携帯も契約してると次のところに移れると。
また戻ってきた時にご親戚様同様にサービスを受けられるみたいなのって携帯の世界にもありますからね。
でも結局ああいうのが今でも残ってるのって、あれが強いからですよね。
それだけ電話なんてかけられりゃいい、ネットが見られりゃいいっていうところがありますので、あんまり品質に差はないですもんね。
とやっぱりゲンラーの勝負になってくるっていう厳しい世界ではありますよね。
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