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兵庫県知事選挙については、もう一個面白いデータがあって、これも朝日新聞の記事に載ってましたが、大阪大学の三浦阿佐子教授、社会支援学の先生が調査されたそうですけれども、
告示半月前の候補官同、斉藤さんと稲村さんという主要な2人の候補について調べているそうですけれども、この時、斉藤さんを好きというふうに、告示半月前に答えている人の割合というのは13%なんですね。
投開票の2日前、ギリギリのところですよね。斉藤さんのことを好きって答えている人っていうのは、だいぶ増えて21%なんですよね。
ということですから、8ポイント増えたってことですよね。これも前回言った1割から2割っていうのに近似するのかなと思っていますね。
つまり、この8ポイント上がった分っていうのは多分、SNSとか動画サイト、YouTubeとか見て、投票コードを変えたっていう人の可能性がかなり高い人たちだと思うんですけど、
そうすると8ポイント分っていうことですもんね。そこまで多いんだけど、そこまで多いのかっていうと結構微妙な感じではありますけどね。
ちなみに三浦先生の調査によりますと、投開票2日前の段階でも好き、中間、嫌いで聞いたのは斉藤さんは嫌い多いですね。
5割近い。4割も超えて5割には届かないっていうぐらいの数字になっていて、数字調べてるんでしょうけど、すいません。
三浦さんのほうは好きと中間合わせると7割超えてますね。高感度で言うと、確かに変化を見ると斉藤さんは増えてるんだけど、三浦さんのほうが別に多いんだなっていうのもわかりますね。
ただ今何の話してるかっていうと、ネット選挙民ってどれくらいいるのかって話なんで、それでいうとこの8ポイントっていうのは一つ指標になるだろうなと。
そうすると前回言った全投票者の1割から2割ぐらいっていう数字っていうのはあんまり待たずじゃないのかなという気がしますね。
これだけ見てもしゃあないんで、もう一つ別のを見ますと、前回の衆院選ですね。10月ですか。ずいぶん昔の話みたいな感じしますけれども。
これ、国民民主党の躍進が話題になりました。28議席になりましたよということでね。
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ずいぶん増えたなっていう。4倍?3倍でしたっけ?4倍でしたっけ?ね。だいぶ増えましたね。ただしなんですけれども。
これを比較してみました。国民民主党の増加だけで見るとですね、比例の特急票数で知られました。
各政党の比例代表の方の特急ですね。あれで政党の名前を書きますからね。
国民はですね、前回の2021年の総選挙の時の比例票は全国合わせると259万票です。
2020年、今年の衆院選ではなんと617万票に増えてますね。238%増加。これはすごいですよね。
よく知られてる通り、国民民主党っていうのは連合支持基盤としてますね。労働者、労働組合の集まりですよ。
2021年の票を基礎票みたいに考えて差をとりますね。そうすると357万9038票という票が出てきます。
国民民主党が2021年から2024年にかけて上乗せした票数ですね。そういうことはないですけれども、これ全部、丸ごとネットの影響だとします。
SNSや動画サイトの影響で357万票は増えたというふうに仮定して計算すると、これって全体のどれぐらいになるのか。
投票者の中では6.4%です。有権者の中で言うと3.4%ですね。
あまり多くないので、ただ思ったんですよ。いやいや待てよと。国民だけってことはないよねと。
2021年には存在していなくて、今回2024年の衆院選でちゃんと政党として得票を集めたという政党がありましてですね。
これが賛成党と日本保守党ですよ。その比例票というのを見てみますと、2021年は言うとゼロですよね。出てないから。
今年2020年は賛成が187万票で、保守が114万票です。
これも足します。さっきの国民の差分に。これも全部ネット票として。賛成党がネット票だけじゃないと私は思いますけど。
まあまあちょっと雑にやりますね。例えば令和とかも結構ネット票っぽい感じもありますからね。
その辺ちょっと雑に計算させてもらいますと、国民の差分2021年から増えた分と賛成党の今回の投票と日本保守党の今回の票全部合わせると659万5707票になります。
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これは全投票者中の11.7%です。1割ぐらいですよね。今回その兵庫県知事選に近い感じの数字になったなぁと思うんですよ。
大体やっぱりこれぐらいなのかなっていうですね。もう一個、都知事選6月ですね。
石丸憲章の話題になった石丸信二さん165万票を取ってるわけなんですが、だけじゃなくて庵野貴博さん、AIエンジニアの方が15万票。
それともう一人、暇空あかねさんっていうね。多分SNS上以外で見たことある人いないと思いますけど。
11万票ですね。これ全部足します。
足すと192万3197票を集めたということになります。
これは正直石丸さんに関しては165万票全部ネット票っていうのはありえないと思います。
もともとこの政策で入れた、新聞読んで入れたとかテレビ見て入れたって人もいると思うんですよ。
だけど大きく見ていいだろうということで全部足します。
これが全投票者数の間でどれくらいの割合を占めるのかというとですね28%でした。
高いですよね。3割近くなりましたよね。
これをどう考えるのか。さっきの1割とか2割っていう数字がだいぶ増えましたけれども。
やっぱ東京なんでね。
こういうのってネットって東京は強く出るんじゃないかなと思うんですよ。
例えばポッドキャスト聞いてる人も圧倒的に東京多いですからどうしても新しいものに触れる。
ネットが新しいのかって言われたらちょっとあれですけど。
そういう形の行動を取りやすい人は東京というか都市部に集中するんですよね。
兵庫県ももちろん神戸の大都会ですけど。
兵庫ってめちゃくちゃ広いんですよね。
淡路島からですね豊岡の方まで。
あと中部のね山の中にある丹波笹山であるとかね。
いろんな地域ありますから必ずしも神戸みたいなとこばっかじゃないんですよね。
むしろ都市部でないところが多いですから。
地域のバリエーションみたいなことで考えるとですね。
東京ってやっぱりちょっと際立って都会ばっかなんですよね。
っていうところが影響してるのかなっていう。
だから都市だけで見るとやっぱりもう3割に近づくようなネット表ってあると見ていいのかもしれないなと思いますね。
というわけでですね。
だからやっぱりネット表の基礎表って多分1割ぐらいかなって思ってます。
ここまで見た感じですね。
これをどう評価するかなんですよね。
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相応に評価すべきだと私は思っていて。
だから国会のね465議席中における国民の28議席みたいな感じ。
それ1割には満たないんですけれども。
キャッチングボートを逃げる。
つまり競ってる場合はですね。
斎藤さんと稲村さんみたいに競ってる場合にはネット表がついた方が勝つっていう感じ。
のことは確実に言えるんじゃないかなと思いますね。
ただ都知事選を見ても分かる通り。
小池エルゴさんみたいな圧倒的に強い人がいた場合。
競ってない場合はですね。
石丸さんがどんだけネット表で上積みをしたところでやっぱり辞典にしかならない。
ただ競ってる相手が蓮舫さんだと考えた場合にはやっぱりネット表の強い石丸さんが勝つみたいなのが。
まああの現在の状況なんじゃないのかなっていうですね。
SNSが全部決めるみたいなのはやっぱりおかしいんですね。
影響力はあります。
そこをなんていうか。
だいたい1割ぐらいだよねぐらいにきちんと見ておく。
ただ1割ってやっぱり結構でかい数字だと思うんですよ。
勢いがあった時の共産党とか公明党とかの得票率ってのが多分それぐらい。
それより低いんですけど。
だから共産や公明ってすごい政治の世界で影響力ありますよね。
それと同じぐらいの地盤っていうのがそこに存在するっていうことは言っていいと思いますね。